うまがスラムダンクの続き

うまがスラムダンクを勝手にアレンジ。
スラムダンクの続きを書かせていただいています。

#7 【嵐の前】

2008-11-04 | #01 陵南 選抜編
湘北 3
陵南 2




福田のダンク、三井の3Pで両チーム初得点を入れる。



陵南のオフェンス。

植草がドリブルをついている。

マークは安田。


『ダムダム・・・。』


無理に抜きにはいかない。


(練習試合のときより、ディフェンスが良くなっている。)


(僕には、リョータのようなスピードもなければ、三井さんのようなシュートも打てない、
もちろん、流川の足元に及ばない。けど、ディフェンスには自信を持っている!)


安田は、PGでは致命的とも言えるドリブルが苦手だった。

シュートも上手いわけではない。


だが、毎日宮城の相手をしていたため、スピードに対応できるフットワークと目を養うことができた。

そして、それは、安田の持つ冷静な判断力とあわせあうことにより、
ディフェンダーとしての素質を開花させはじめていた。


(植草さんは、8割がディフェンダーの左から抜きにかかる。
重心を右足において、いつでも左サイドをケアできる体制でいれば、僕がドリブルで抜かれることは、ほとんどない。)


IH決勝リーグ、安田は、宮城のプレー以上に、植草のプレーに見入り、癖を探っていた。


(なにより、僕は常にリョータと練習してきたんだ。ここで、僕が抜かれたら、リョータに申し訳ない!!)



ハイポでポジションを取った菅平に植草がバウンドパス。



だが、



『バシィーー!!』




「!!!」




「カットボール!白!」




「安田が、植草のパスをカットしたぞー!」

「ナイス反応だーーー!!」




「植草、ドンマイ!」

すぐに、越野が声をかける。



「ナイスカット!その調子だ!ヤス!」

「リョータ。」

(植草さんのパスは、7割がバウンドパス。狙うは、バウンドパスのみ。)



植草から越野へスローイン、すかさず、福田にパスが回った。



左45° 3Pライン手前。

先ほどと同じ位置でボールをもらう福田。

三井は、間合いをつめ、シュートチェックにいける距離を保っている。


「来い!」

「・・・。」



『バス!』



福田から、ハイポストで角田を抑えている菅平にパスが入った。

そして、そのままジャンプショット。



『シュパ!』



「ナイッシュ!いいぞ、菅平!」

早速、越野が声をかける。



湘北 3
陵南 4



「今度はパス。あのやろう、IH時とは、何かが違う。」

(しかも、ノールックだった。)

「三井サン。」

宮城が三井に寄った。


「おう。ちょっと、手加減しすぎたかもな。もういい格好はさせないぜ。」



そう言い放つ三井であったが、ゴール下では、福田の粘り強さに苦戦を強いられ、
ファウルで止めざるを得ない場面も度々あった。

一方、湘北は、ウィークポイントである福田のディフェンスを三井が攻め、着実に得点を重ね、
第1Qは、三井×福田の戦いとなっていた。



『ビィーーーーー!!』


第1Q終了のブザーがなる。



湘北 16  三井12
陵南 15  福田9



大方の予想に反して、ロースコアでの展開となった第1Q。

注目されていた流川、仙道はともに、0点であった。








続く。


2 コメント

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Unknown (Unknown)
2009-04-12 22:58:06
初め読ませていただきました。 なかなか楽しいです。 勘違いかもしれませんが植草って宮城達と同級生じゃなかったですかね?
ありがとうございます (うまだんく)
2009-04-13 07:04:14
はい。その通りです。

安田は相手に敬意を持つタイプかなと思い、同級生でも「植草さん」と呼ばせています。

これからも宜しくお願いします。