湘北 16
陵南 15
第1Qは、福田と三井の勝負となった。
会場全体が違和感を感じながら、第2Q開始のブザーがなる。
『ビィーーーーー!!!』
果たして、第2Qは。
観客席。
「赤木?流川はどこか怪我をしているのか?」
「仙道こそ、調子が悪いのか?」
「・・・。」
(あいつには、きっと考えがあるはず。)
赤木、魚住ともに感じている。
「おとなしいな。」
仙道が言った。
「てめーこそ。」
流川が答える。
「どうだ?うちの福田は?」
「・・・。」
「手強いだろ?」
「てめーは、どうした?らしくねーじゃねーか?」
「まぁ、焦るな。これからだ。福田の成長はみせてもらったからな。
今度は、流川の成長をみせてもらうよ。」にこり。
「にゃろー。」
流川の闘志に火がついたのは言うまでもない。
また、仙道も内に秘めた闘志が静かに燃え始めた。
安田のスローインから、第2Qが開始。
宮城から三井へ。
三井から流川へ、流れるようなパスがつながった。
「おぉーーーーー!!!」
「流川だーー!!」
「いよいよ、流川が来るぞーー!!」
本日、一番の歓声があがる。
「人気者だな。」
「うるせー。」
『スッ。』
『シュパ!』
何のためらいもなく、放ったシュートは、静かにネットを揺らした。
「流川のスリーだーー!」
「流川、キターーー!」
「始動!!!」
「てめーもしゃべるようになった。」
流川が、仙道を挑発。
「・・・。」
(シュートモーションが、早くなっている。)
湘北のディフェンスは、第1Qと変わらず、ハーフコートマンツー。
『ダムダムダム・・・。』
『キュッ。』
「仙道!」
植草から、鋭いバウンドパスが、仙道に入る。
「仙道がやり返すぞ!!」
「仙道さーん!一本頼みますぅー!!」
「ふぅーー。」
呼吸を整える仙道。次の瞬間、
『キュッ!!』
『ザッ。』
先ほどの流川と同じスピードで、シュートモーションに入る。
(シュート!)
流川が素早く反応、シュートチェックに入る。
『キュッキュ。』
だが、仙道は打たない。
『ガシィ!!』
菅平が、流川にスクリーン。
「!!」
流川、動けない。
「越野!」
「OK!」
仙道は、越野にパス。
と同時にゴール下へ。
そして、ボールは、ループパスから仙道に戻る。
『バシィ!』
「ナイスパス。」
パスを受けたノーマークの仙道は、そのままリングへ叩き込んだ。
『ドガァァァ!』
「仙道のアリウープだぁーーー!!」
「仙道がキターー!!」
「あんなプレーをあっさりするところ、さすが仙道だーーー!!!」
「よし!!いいぞ!仙道!!!」
「アッアンビリーーーバブルやーーー!!」
「流川。決勝リーグのときのように、お前のまねをすると思ったかい?」
「・・・。」
「俺は、みんなに活かされている。お前との勝負にこだわる必要はない。」
「・・・。」
(にゃろー。)
(だが、あとで勝負はしてやる。そして俺が勝つ。)にこ。
このプレーにあの男たちにも火がついた。
湘北 19
陵南 17
続く。
陵南 15
第1Qは、福田と三井の勝負となった。
会場全体が違和感を感じながら、第2Q開始のブザーがなる。
『ビィーーーーー!!!』
果たして、第2Qは。
観客席。
「赤木?流川はどこか怪我をしているのか?」
「仙道こそ、調子が悪いのか?」
「・・・。」
(あいつには、きっと考えがあるはず。)
赤木、魚住ともに感じている。
「おとなしいな。」
仙道が言った。
「てめーこそ。」
流川が答える。
「どうだ?うちの福田は?」
「・・・。」
「手強いだろ?」
「てめーは、どうした?らしくねーじゃねーか?」
「まぁ、焦るな。これからだ。福田の成長はみせてもらったからな。
今度は、流川の成長をみせてもらうよ。」にこり。
「にゃろー。」
流川の闘志に火がついたのは言うまでもない。
また、仙道も内に秘めた闘志が静かに燃え始めた。
安田のスローインから、第2Qが開始。
宮城から三井へ。
三井から流川へ、流れるようなパスがつながった。
「おぉーーーーー!!!」
「流川だーー!!」
「いよいよ、流川が来るぞーー!!」
本日、一番の歓声があがる。
「人気者だな。」
「うるせー。」
『スッ。』
『シュパ!』
何のためらいもなく、放ったシュートは、静かにネットを揺らした。
「流川のスリーだーー!」
「流川、キターーー!」
「始動!!!」
「てめーもしゃべるようになった。」
流川が、仙道を挑発。
「・・・。」
(シュートモーションが、早くなっている。)
湘北のディフェンスは、第1Qと変わらず、ハーフコートマンツー。
『ダムダムダム・・・。』
『キュッ。』
「仙道!」
植草から、鋭いバウンドパスが、仙道に入る。
「仙道がやり返すぞ!!」
「仙道さーん!一本頼みますぅー!!」
「ふぅーー。」
呼吸を整える仙道。次の瞬間、
『キュッ!!』
『ザッ。』
先ほどの流川と同じスピードで、シュートモーションに入る。
(シュート!)
流川が素早く反応、シュートチェックに入る。
『キュッキュ。』
だが、仙道は打たない。
『ガシィ!!』
菅平が、流川にスクリーン。
「!!」
流川、動けない。
「越野!」
「OK!」
仙道は、越野にパス。
と同時にゴール下へ。
そして、ボールは、ループパスから仙道に戻る。
『バシィ!』
「ナイスパス。」
パスを受けたノーマークの仙道は、そのままリングへ叩き込んだ。
『ドガァァァ!』
「仙道のアリウープだぁーーー!!」
「仙道がキターー!!」
「あんなプレーをあっさりするところ、さすが仙道だーーー!!!」
「よし!!いいぞ!仙道!!!」
「アッアンビリーーーバブルやーーー!!」
「流川。決勝リーグのときのように、お前のまねをすると思ったかい?」
「・・・。」
「俺は、みんなに活かされている。お前との勝負にこだわる必要はない。」
「・・・。」
(にゃろー。)
(だが、あとで勝負はしてやる。そして俺が勝つ。)にこ。
このプレーにあの男たちにも火がついた。
湘北 19
陵南 17
続く。