うまがスラムダンクの続き

うまがスラムダンクを勝手にアレンジ。
スラムダンクの続きを書かせていただいています。

#8 【エース仙道】

2008-11-10 | #01 陵南 選抜編
湘北 16
陵南 15



第1Qは、福田と三井の勝負となった。



会場全体が違和感を感じながら、第2Q開始のブザーがなる。


『ビィーーーーー!!!』


果たして、第2Qは。




観客席。

「赤木?流川はどこか怪我をしているのか?」

「仙道こそ、調子が悪いのか?」

「・・・。」

(あいつには、きっと考えがあるはず。)

赤木、魚住ともに感じている。




「おとなしいな。」

仙道が言った。

「てめーこそ。」

流川が答える。


「どうだ?うちの福田は?」

「・・・。」

「手強いだろ?」

「てめーは、どうした?らしくねーじゃねーか?」

「まぁ、焦るな。これからだ。福田の成長はみせてもらったからな。
今度は、流川の成長をみせてもらうよ。」にこり。

「にゃろー。」

流川の闘志に火がついたのは言うまでもない。

また、仙道も内に秘めた闘志が静かに燃え始めた。



安田のスローインから、第2Qが開始。

宮城から三井へ。

三井から流川へ、流れるようなパスがつながった。



「おぉーーーーー!!!」

「流川だーー!!」

「いよいよ、流川が来るぞーー!!」

本日、一番の歓声があがる。




「人気者だな。」

「うるせー。」



『スッ。』



『シュパ!』



何のためらいもなく、放ったシュートは、静かにネットを揺らした。




「流川のスリーだーー!」

「流川、キターーー!」

「始動!!!」




「てめーもしゃべるようになった。」

流川が、仙道を挑発。

「・・・。」

(シュートモーションが、早くなっている。)



湘北のディフェンスは、第1Qと変わらず、ハーフコートマンツー。


『ダムダムダム・・・。』


『キュッ。』



「仙道!」

植草から、鋭いバウンドパスが、仙道に入る。




「仙道がやり返すぞ!!」

「仙道さーん!一本頼みますぅー!!」




「ふぅーー。」

呼吸を整える仙道。次の瞬間、


『キュッ!!』



『ザッ。』


先ほどの流川と同じスピードで、シュートモーションに入る。



(シュート!)



流川が素早く反応、シュートチェックに入る。



『キュッキュ。』



だが、仙道は打たない。



『ガシィ!!』



菅平が、流川にスクリーン。



「!!」

流川、動けない。



「越野!」

「OK!」


仙道は、越野にパス。

と同時にゴール下へ。

そして、ボールは、ループパスから仙道に戻る。



『バシィ!』


「ナイスパス。」


パスを受けたノーマークの仙道は、そのままリングへ叩き込んだ。



『ドガァァァ!』



「仙道のアリウープだぁーーー!!」

「仙道がキターー!!」

「あんなプレーをあっさりするところ、さすが仙道だーーー!!!」




「よし!!いいぞ!仙道!!!」

「アッアンビリーーーバブルやーーー!!」




「流川。決勝リーグのときのように、お前のまねをすると思ったかい?」

「・・・。」

「俺は、みんなに活かされている。お前との勝負にこだわる必要はない。」

「・・・。」

(にゃろー。)


(だが、あとで勝負はしてやる。そして俺が勝つ。)にこ。



このプレーにあの男たちにも火がついた。



湘北 19
陵南 17







続く。