バスケットボール界、新年最初の公式戦は、
元旦から1回戦が行われる天皇杯全日本総合バスケットボール選手権大会である。
プロや、社会人、大学、高校、各地区を勝ち抜いてきた32チームが、
日本一の称号を目指し、激突する。
「体育館?リョーちん、バスケでもするのか?」
「いや、するんじゃねぇ。観るんだ。」
「観る?」
「あぁ。今日はな。天皇杯の1回戦が行われるんだ。」
「天皇杯?」
「ったく。ホントになんにも知らねぇんだな。」
「ふん!うるさい!!」
「アヤちゃん、説明してあげてくれ。」
彩子が、桜木と晴子に、天皇杯の大会概要など、詳細に教える。
『ポン!』
「つまり、日本一のチームを決めるというわけだな。」
「その通り!」
「では、なぜ?湘北は出ない?」
「なっ!」
「当たり前でしょ?何にも実績ないんだから!!予選だって、出てないし。」
「全国大会には出たぞ!ヤマオーにも勝ったぞ!」
「優勝しなきゃ出れねぇんだよ。」
「そうなんですか?」
『コクッ。』
うなずく晴子。
「さすが、ハルコさん、わかりやすい。
彩子さんもハルコさんくらい、わかりやすく教えてくれればいいのに。」
「なっ!」
「アヤちゃんは、サルでもわかるように丁寧に教えていたぞ!
それがわからないなら、おめぇはサル以下だ!」
「ぬっ。サル以下・・・。」
「大丈夫。頭はサル以下でも、桜木君はバスケは巧いから。」
(晴子ちゃん、それフォローになっていないから・・・。)
宮城と彩子は、苦笑いをしていた。
「ところで、彩子さん。高校は何校出場するんですか?」
「さすが、晴子ちゃん。いいところに気が付くわね。それはね・・・。」
「彩子さん!もったいぶらずに早く教えてくれ!」
桜木がせかす。
『ドガ。』
後ろから蹴る宮城。
「うるさい!花道は、黙って聞いてろ!」
「まずは、IHを優勝した名朋工業。高校選手権枠ね。」
「ぬっ。デカ坊主のところか。1年のくせに生意気な!」
「おめーも1年だろ!」
「九州地区を勝ち抜いてきたのは、選抜準優勝の博多商大附属。」
「あの激戦区を勝ち抜いてくるとはな。さすが、冬の準優勝校。」
苦笑いの宮城。
「続いて、東海地区からは、愛和学院よ。」
「ほー。愛知の星ね。彼もやるもんだな。
天才桜木がいないおかげで、うちに勝てたようだし、運だけは強いようだ!ハッハッハ!」
「運だけじゃねぇ、実力もあるぜ。ったく。」
「すごい!!高校生が3チームも出場するなんて!!」
「晴子ちゃん、まだよ。」
「えっ!」
「最後は、東北地区代表山王工業。」
「やっやっぱり・・・。」
「ヤマオーは、この桜木が倒したではないか?」
「バカ!それは、夏の話だろ!山王は、選抜で優勝してんだよ!
しかも、お前が倒したわけじゃない!!」
「そうなのか・・・。ということは、じぃたちは負けたんだな。」
「花道、情報が遅いぞ!!」
「高校生が4チーム・・・。凄すぎる!!
ホントに今の世代の高校生はレベルが高いんだよね。桜木君!」
「まぁ。この天才の足元には及びませんが!!ハッハッハ!!」
「桜木の話はおいといて・・・。
だから、私たちもこうして、わざわざ元旦から試合を観に来たのよ。
安西先生に、チケットもらってね。」
「さぁ、立ち話もなんだ。早くいこうぜ。」
「おう!ヤマオーもデカ坊主も、愛知の星も、トンコツも全てこの天才が倒す!!」
「試合じゃねぇよ。バカ。」
「トンコツって何よ。ホント、桜木のネーミングは特徴あるわね。」
「天才によるインスピリッツですから。ハッハッハ!」
「桜木君、それをいうなら、インスピレーションよ。」
「むっ。」
顔を赤らめる桜木であった。
この後、体育館にて、驚愕の光景を目の当たりにする。
続く。
元旦から1回戦が行われる天皇杯全日本総合バスケットボール選手権大会である。
プロや、社会人、大学、高校、各地区を勝ち抜いてきた32チームが、
日本一の称号を目指し、激突する。
「体育館?リョーちん、バスケでもするのか?」
「いや、するんじゃねぇ。観るんだ。」
「観る?」
「あぁ。今日はな。天皇杯の1回戦が行われるんだ。」
「天皇杯?」
「ったく。ホントになんにも知らねぇんだな。」
「ふん!うるさい!!」
「アヤちゃん、説明してあげてくれ。」
彩子が、桜木と晴子に、天皇杯の大会概要など、詳細に教える。
『ポン!』
「つまり、日本一のチームを決めるというわけだな。」
「その通り!」
「では、なぜ?湘北は出ない?」
「なっ!」
「当たり前でしょ?何にも実績ないんだから!!予選だって、出てないし。」
「全国大会には出たぞ!ヤマオーにも勝ったぞ!」
「優勝しなきゃ出れねぇんだよ。」
「そうなんですか?」
『コクッ。』
うなずく晴子。
「さすが、ハルコさん、わかりやすい。
彩子さんもハルコさんくらい、わかりやすく教えてくれればいいのに。」
「なっ!」
「アヤちゃんは、サルでもわかるように丁寧に教えていたぞ!
それがわからないなら、おめぇはサル以下だ!」
「ぬっ。サル以下・・・。」
「大丈夫。頭はサル以下でも、桜木君はバスケは巧いから。」
(晴子ちゃん、それフォローになっていないから・・・。)
宮城と彩子は、苦笑いをしていた。
「ところで、彩子さん。高校は何校出場するんですか?」
「さすが、晴子ちゃん。いいところに気が付くわね。それはね・・・。」
「彩子さん!もったいぶらずに早く教えてくれ!」
桜木がせかす。
『ドガ。』
後ろから蹴る宮城。
「うるさい!花道は、黙って聞いてろ!」
「まずは、IHを優勝した名朋工業。高校選手権枠ね。」
「ぬっ。デカ坊主のところか。1年のくせに生意気な!」
「おめーも1年だろ!」
「九州地区を勝ち抜いてきたのは、選抜準優勝の博多商大附属。」
「あの激戦区を勝ち抜いてくるとはな。さすが、冬の準優勝校。」
苦笑いの宮城。
「続いて、東海地区からは、愛和学院よ。」
「ほー。愛知の星ね。彼もやるもんだな。
天才桜木がいないおかげで、うちに勝てたようだし、運だけは強いようだ!ハッハッハ!」
「運だけじゃねぇ、実力もあるぜ。ったく。」
「すごい!!高校生が3チームも出場するなんて!!」
「晴子ちゃん、まだよ。」
「えっ!」
「最後は、東北地区代表山王工業。」
「やっやっぱり・・・。」
「ヤマオーは、この桜木が倒したではないか?」
「バカ!それは、夏の話だろ!山王は、選抜で優勝してんだよ!
しかも、お前が倒したわけじゃない!!」
「そうなのか・・・。ということは、じぃたちは負けたんだな。」
「花道、情報が遅いぞ!!」
「高校生が4チーム・・・。凄すぎる!!
ホントに今の世代の高校生はレベルが高いんだよね。桜木君!」
「まぁ。この天才の足元には及びませんが!!ハッハッハ!!」
「桜木の話はおいといて・・・。
だから、私たちもこうして、わざわざ元旦から試合を観に来たのよ。
安西先生に、チケットもらってね。」
「さぁ、立ち話もなんだ。早くいこうぜ。」
「おう!ヤマオーもデカ坊主も、愛知の星も、トンコツも全てこの天才が倒す!!」
「試合じゃねぇよ。バカ。」
「トンコツって何よ。ホント、桜木のネーミングは特徴あるわね。」
「天才によるインスピリッツですから。ハッハッハ!」
「桜木君、それをいうなら、インスピレーションよ。」
「むっ。」
顔を赤らめる桜木であった。
この後、体育館にて、驚愕の光景を目の当たりにする。
続く。
今回も面白そうな話ですね。楽しみな展開!!
一応バスケ部でしたよ。
俺はスラダン世代ちょい前くらいで、スラダン始まったら、新入部員がかなり増えました。
おかげで、バスケ部は60名ほどいましたよ。
今のところは、序章です。
天皇杯が終われば、いよいよ桜木2年生です。