うえぽんの「たぬき鍋」

日々のつれづれ、野球ネタ、バカ話など、何でもありの闇鍋的世界?

今じゃ運転免許証はただの身分証明書に過ぎません。

2005-06-19 22:24:37 | 雑記
町中を歩いていると、最近は小さくてかわいい車が増えたもんだなぁ、と思うわけである。車に詳しくないので車種は全然わからないのだが、調べてみたら「ツーシーター(二人乗り)カー」というらしい。例を挙げると、スズキの「ツイン」。あのまるまるっとしたちんまり感が何ともかわいらしく、「ああいう車なら欲しいかも…」と思うのだが、あいにく我が家には駐車できるスペースがない。スペースがあったところで、運転する用事がない。用事ができたところで、運転する自信がない。何もかもダメダメである。
免許は、あるにはある(AT限定だが)。しかし、もう5年もハンドルを握っていない。もう車庫入れなんかできないだろうし、標識の意味などほとんど忘れかかっているのだが、今度の更新でゴールドである。マジメに運転してゴールド免許を持っている方々に申し訳ない。

本当は、免許は取らないで済むなら取るつもりはなかったのだ。プライベートで車を使うことはまずないし、自動車学校に通うための費用というのは決して安くはない。それに、一歩間違えば人命を奪いかねないような道具を操るのは、正直怖かったのだ。
ところが、免許を取らざるを得ない事態が発生してしまった。就職である。しかも、バス会社。運転士と違って事務員だから、大型免許は必ずしも要るわけではない(もちろん、あるに越したことはない)。しかし、普通自動車の運転免許は必須である。仕事にも差し支えるし、運転士を管理する立場として運転免許がないなんてのは話にならない。就職する少し前から、山手線沿いにあるH自動車学校に通い始めた。芸能人も多数お世話になっている有名な学校である。実際、芸能人と一緒に教習したこともあった。榊原るみの娘、松下恵嬢である。芸能人特有のオーラが出まくっていたが、「この前ここでキムタクさんが教習してるの見たんですよ~!」と素人のようにはしゃいでいたのが印象的だった。
祖母の通夜の日に高速教習を受けるなどの紆余曲折を経て免許を取った(学科試験で2回落ちましたが何か?)。人を乗せたのは、泊まり勤務の夜、営業所に電話がかかってきて「停留所で待っていたのに最終バスに通過されちゃったんだけど…」という客を駅まで送ったのが初めてである。営業所の軽ワゴン車に若葉マークを貼り付け、「お客さん怒ってないといいなぁ…て言うか、ちゃんと運転できるかな…」と思いながら件の停留所に走っていった。バスが通過してしまったのは、バス停の前にトラックが違法駐車していて、お客さんが死角に入って見えなかったからだった。お客さんもそれがわかっていたようで「すみませんね、わざわざ来ていただいちゃって」と腰が低く、おかげで運転に専念することができ、無事に駅まで送ることができたのだった。でも、冷や汗が出た。
結局、運転したのはそれを含めて5~6回程度である。確か自動車学校の費用は30万ちょっとかかったから、1回あたり5~6万円…わ、割に合わなさすぎる…!
せっかく免許を持っているのだからたまには運転したいのであるが、なかなかそうも行かないままブランク5年。一体どうしたら良いものか、困ったもんだ。
コメント (4)
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