自然と生きる

気ままに健康で楽しく生きる。そして、天寿120歳を目指す。

庭木剪定は誰でもできる

2021-11-28 06:47:31 | 日記

 昨今は、剪定動画も増えつつあって

普通の人でも剪定本を読むのが面倒と

思っている人でも、やる気があれば気

軽に無料で学べる環境が出来ている。

 

そういうのを見て剪定に注文を付けら

れると困るのですが、グチャグチャに

絡み合った刈込の庭木を綺麗に透かし

てほしいなんて要望がある。

時間をかけて枝を整理し、新しく出る

芽に期待しつつ忌枝を整理しながら新

たに「そういう庭木」にして行く訳で

すが、年に一度呼びつけてやれと言わ

れても土台無理な話。

新たな芽を出やすくするには水遣りや

多少の肥料も要るし、不要な芽や枝は

大きく成る前に除いておいて、必要な

枝を育てながら間延びさせずに小枝を

混ませて初めて透かし剪定をすると綺

麗になるという手順を踏まないといけ

ない訳ですが、一年ほったらかしで出

向いて行ったらビョ~ンと伸びた枝が

伸び放題で絡んでしまって、綺麗にし

たい気持ちなどどこ吹く風で、強く切

り込んで下さいなんてことになる。

昨年言ったことなど忘却の彼方。

 

綺麗に見える庭木は「手数と関心度が

違う」のだから。

 

ちなみに、剪定の基本は色々あれど、

一番重要なのは枝の向きだ。

地面から立ち上がる主幹を中心に、東

向きの枝から出る小枝は東方面へとい

う具合に全方位で小枝を揃えてやる。

一番下の枝から徐々に枝は斜め上向き

になり全体として丸であったり三角で

あったりする訳ですが、それぞれの向

きに沿って枝を残してやることで、そ

れだけで落ち着いた庭木になります。

 

そこで忌枝と言うものが出て参ります

が、立枝や下り枝や逆向きの枝がある

と一目瞭然で分かる訳で、上下の枝に

干渉して必要な枝の生育を阻害してし

まうので除く必要があるということで、

どの剪定教本でも書かれていることで

すがそういうことです。

 

プロだとか業者だからとか初心者だか

らというのは全くの無意味で、見る目

があるのか関心があるのかどうかとい

うことでしかありません。

プロ以上の普通の剪定趣味さん達はあ

ちこちにいて自宅を飾っていますが、

手間暇の数は限りなし。

 

水遣り・施肥・剪定・芽欠き・花柄除

去・除草・防虫殺菌・清掃などなど。

 

植木屋で松以外はバリカンで刈り込ん

でしまうかブツ切りにしてしまう業者

がいて、お金貰ってる以上プロな訳で

すが、お客自身それで良いと思ってい

れば問題はありません。

伝統的な剪定技術を身に着けたプロと

いっても、お客に理解と予算が無けれ

ば、どうにもならないのが庭木剪定と

いうものですが、動画などを見て感心

があるのならご自分でやってみるのが

一番の近道だろうと思います。

失敗してもまた芽を出す樹種を選んで

練習すれば問題はないでしょう。

 

庭木をよく観察すれば色々と見えるよ

うになりますが、そういう基本を無視

した庭木は数多くあり、業者でさえ見

えない人がいるのが現実ですが、気が

付いていても作業時間と予算上あえて

無視するということはありまして、図

太く生きないと手が回らないというの

が業者の側面ではありますので、やは

りお客自身が庭木を見る目を持つとい

うのは必要なことかなと思う今日この

頃でございます。

 

なお、水遣りを怠ると松の小芽が枯れ

やすいので剪定がし難くなる。

木は自らの危機を感じたら強い芽に養

水分を送ってしまう。木が生きている

ということと、剪定がしやすい庭木を

保つということの違いを知らない人は

多いです。

今の日本社会も庭木も置かれた状況は

同じだな。

 

ではでは。

 

 

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剪定屋に丸投げして欲しくない

2021-11-24 21:08:01 | 日記

 自分のお庭を自分で手入れしてきた

人が、誰にも頼らず自己完結で庭木な

ど全て処分して雑草の管理だけをして

いるという老人がいる。

その理由は、残される女房や子供は何

も分からないし出来ないからと言うこ

とですが、そういう人がいるのは事実

で、電気チェンソーや草刈機はホーム

センターで普通に売っているので、や

ろうと思えば、余程の大木でなければ

誰にでも処分はできる。

 

植木屋に声がかかるのは、自分でしな

い人だ。

見積もり時に全部任せるなんて言って

くることは少なく無い訳ですが、老齢

でもう沢山と思うのは勝手ですが、

必要なもの不要なものを選別してから

ご連絡いただかないと、何をどうして

いいのか生かすのか処分するのか、お

庭が庭木だらけ通行するのも邪魔なそ

ういうお宅は多い訳ですが、剪定屋さ

んに丸投げされても困るということで

すが、自分で手を下せないという無責

任な人がいるのも事実。

 

例えば、老人宅に限らず、半分枯れて

何年もそのままにされたような庭木や

勝手に生えて来た実生木をそのままに

していたり、花が好きだとは言えツツ

ジや椿が何十本もあるとか、とりあえ

ず空きスペースには何でも植えちゃえ

と言うようなお庭、庭一面にツルが繁

茂していて機械が使えないとか色々あ

る訳ですが、全部手作業なんだぞ。笑  

 

自分で判断して自分の責任で仕事を依

頼するのは当たり前のこと。

どうしますか?と言っても答えられな

い人とか、過去の思い出が一杯でとか、

プロがすれば何でも良くなるなんて勘

違いも甚だしい訳ですが、剪定屋さん

聞かれたことには答えますが、御自分

でお決めくださいという姿勢です。

 

見積に呼んでおいて、お任せでなんて

相反する態度です。

見積はその仕事量に対しての対価で、

価格の高い安いは仕事内容がそうさせ

ます。

お任せと言うのならその仕事はやった

だけ請求することになります。

真面目な職人ほど丁寧にするだろうし、

いい加減な職人は適当にするだろうし、

何をどうしていいか決められない職人

もいるだろう。

どっちにしろ、心のさじ加減ひとつで

仕事量なんて幾らでも変わってしまう。

手作業なんだから。

一応予算ぐらいは聞いておかないと揉め

るので、まあ、初対面からお任せそんな

仕事はできません。

本人が本音では要らないと思ってるよう

な庭木は処分。

庭木の状態を見れば分かるもんだ。そし

て、そんな庭木はさわりたくない。

 

ではでは。

 

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松剪定というグレーゾーン

2021-11-21 08:38:01 | 日記

 松と言えば、お金持ちのお庭や庭好

きのお庭に必ずあるという感じの庭木

ですが、世代が変わった今ではいくら

お金があっても植える人はいない。

親が大事にしていたからという理由ぐ

らいで生き残っているが、昭和生まれ

の老人が居なくなれば、松は個人宅か

らほぼ消え去る運命だ。

関西の海沿いなら黒松が多く、内陸に

なると赤松が多くなる。

神戸明石地域では赤松は全く見ない。

 

さて、黒松剪定。

剪定屋を始めようと思えば、松が理解

出来ないと話にならない。

松出来ますか?なんて言われたら当然

のような顔をしていなければ侮られる。

しかし、松剪定と言ってもピンからキ

リで、緻密に仕立てた大きな盆栽の様

な立派なものは簡単ではないし一般的

ではないので、剪定屋さんでは経験値

が低くて出来ませんが、いわゆる個人

宅にある一般的な松と言うことで話を

進めますが、剪定屋さん松をさわって

10年程度ですが自己流です。

神戸では相楽園とか四国では栗林公園、

伊勢神宮や足立美術館などの松を見学

したり、上手に手入れしている個人宅

の松を立ち止まって見たり色々と勉強

しましたが、個人宅のお庭と言う小ス

ペースにある多種多様な形の松には都

度対応するしかないというのが結論で、

参考にならなかった記憶。

 

はっきり言うと、何も分からないのに

松が良いなんて言っている人が大半で、

松竹梅の一番上だから良いという具合。

植木屋が出鱈目な剪定していても、お

客自身がさっぱり分からないのが現実

で、業者目線で言わせてもらうと、

枝・絡み枝・逆枝・重なり枝は当たり

前のようにあり、枯枝は放置・切り残

しが多くて引っ掛かるじゃないかとい

う松ばかりを剪定している剪定屋さん

ですが、昨年まで同業者がやっていた

松だということですが、お客が無知な

ことを良いことに出鱈目をやる職人は

少なくない。

いや、真剣に作業しているのなら剪定

知識が無いということか。

ちなみに、これ以上大きくできない場

合の枝の扱いを面白いことに、枝をU

ターンさせたり、真横に曲げて伸ばし

たり、立枝と絡み合っていてもお構い

なし、葉先の輪郭だけ揃えてしまうよ

うなそんな松は多いです。

また、枝の流れを見ていると、職人が

変わったであろう時点から枝が間延び

していることがある。テキスト通りの

剪定で芽を切り戻さずに葉毟りを続け

た結果ですが、年に一度の剪定では枝

を短く維持するための中芽切りや芽出

しを期待して古葉を残す等の順応性が

必要ですが、そうでない職人がいる。

上手な松がある一方で大半が変松で、

枝の向きがグチャグチャバラバラ。

余り酷いのは断るしかない訳ですが、

お客自身が何も分かっていない美的感

覚がサッパリと言う場合、まあそんな

松はいずれ子供が処分してしまいます。

庭木に興味が無くても、それが奇麗な

ものなのか、いまいちなのか、出鱈目

なのかは分かるもの。

 

昨今、庭木に水をあげない人が多いの

ですが、黒松は海沿いに自生する水を

好む樹木です。

乾燥に弱く一見耐えている様でも、剪

定に不可欠な小さな芽が吹かずに枯れ

やすいので、特に乾燥しやすい場所に

ある黒松には夏以外にも定期的に水を

あげましょう。

 

ではでは。

 

 

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植木屋の活力源

2021-11-14 09:48:49 | 日記

 植木屋は機械化と無縁の肉体労働。

機械を使うと言っても人力で使ってる

だけで、一日中草刈り機やバリカンを

を使ってるとかなりの疲労になる。

それに、ゴミの掃除も片付けも人力で

お庭用のルンバがあるでなし。

 

そんな日が立て続くと筋骨が疲労する

のは無論のこと、秋が深まって冷えて

来たので朝が起き難くなってくる。

まあ、目覚めはともかく何となく気だ

るい朝が続く訳で、一発発起ドリンク

で解消するのですが、ドラッグストア

に山のように積み上げられた栄養ドリ

ンクが何を意味するのか、世のオジサ

ンたちは我が身に鞭打って働いている

んだな~と。

 

剪定屋さん、朝は栄養ドリンクで強制

的にカツを入れ、夜は濃い目の濁り酒。

どぶろくはやや高価なので市販の濁り

酒を飲んでますが、冷えてるにもかか

わらずお腹は快調で、かつて農村地域

の繁忙期によく飲まれたというから栄

養ドリンクそのものだ。

 

ユンケルなどの高価なドリンクは、風

邪対策に常備していますが、体調が変

だなと感じたら飲むようにしています

が、寒くなるこれからは風邪本番の季

節、しかし、体を冷やさないのが一番

の対策でしょうか。

 

さて、剪定作業もあと少し一月ちょい

で今年もお終いだ。

選挙も終わり岸田内閣が発足して、み

みっちいバラマキをするらしいが、岸

田の根っこは緊縮財政派だから。

選挙区では自民に入れ、比例区では国

民民主に入れましたが、経済対策以外

政治家が何をするんだというお話です。

 

はやく来い来いクリスマスにお正月だ。

オーブンで丸鶏を焼いて、お節に餅食

って鍋突っついて酒飲んで暮らすのよ。

植木屋の年明けは暇なので、自家製ど

ぶろく作りに挑戦してみようかしら。

 

ではでは。

 

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