つながりあそび・うた研究所二本松はじめ

二本松はじめ(ピカリン)の活動予定や活動報告、日頃、考えていることなどを書きます。研究所のお知らせも掲載します。

抱っこ通信699号 こぶしの笑顔咲かそう

2016年03月16日 | 抱っこ通信
2016年ニューアルバム『笑って笑って笑って』の収録曲紹介の第4弾『こぶしの笑顔咲かそう』です。

私は、今でもですが、小学生の頃は勉強嫌いの子どもです。
母親から聞いていたのですが、「はじめくんは明るくて協調性があって良いお子さんですね。但し、勉強ができれば」と先生が話していたということです。


授業中は真面目に勉強していたと思いますが、それでテストの結果が良くなくても仕方ないと思っていました。
中学校に入ると高校受験のための全校で9教科の標準テストがあって、その結果が廊下かどこかに張り出されていました。
だいたい平均点は約70点。標準テストは学校の外の業者などが作成したテストだったようで、授業では習わなかったことも出題されていたと思います。私は習っていないことが分からなく当たり前だと思うようなところもありました。学校外では一切勉強をしない子どもでした。それよりも友だちと遊んでいたほうが楽しかったです。


そんな私ですが、いつのまにか、いのちの大事にする流れの中に身を置くことができるようになってきました。
楽しく仕事をする中で、楽しい活動をするなかで、子どもたちや仲間たちから教えてもらったのが、人類にはいのちを大事にする流れ(勢力)とその反対の流れ(勢力)とがあり、そのたたかいで時代が決まっているということ。そして、いのちを大事にする流れの中で、その流れを大きくすること(たたかうこと)が人間らしく生きることと知りました。

つながりあそび・うた研究所の20周年記念誌『ありがとう みんなでつながって』では次ように書きました。
「・・・研究所を設立する以前から、きっと大きな流れが、ゆったりとした流れが、そして、雪の下から聞こえる早春の音のようにきっとあるはずです。
その流れとは、何よりも第一にいのちを真ん中にあいて、いのちを大切にする流れであり、個人の尊厳を輝かせ、平和と民主主義を守り、発展させるという憲法を、暮らしの隅々までいきわたらせようとする流れであり、一人ひとりが自らの主人公、社会の主人公になって、その人らしく、人間らしく生きられるような社会を実現させようとする流れであり、『戦争をしない子どもを育てること、戦争を許さない子どもを育てること、平和を広げる子どもを育てること(私は九条の子どもたちと言っています)』という子育て、保育、教育が、一人ひとりの子どもに寄り添いながら丁寧に展開する流れだと思っています。そういう流れの中で『つながり』が生まれ、育まれてきたこと、そして、多くの仲間たちとともに活動してきたことに誇りを持ちます・・・」と。

このいのちを大事にする流れの中で、全国のたくさんの保育園や療育関係、たくさんの仲間たちに出会い、私自身が育てられてきました。
今回の『こぶしの笑顔咲かそう』その一つ、高松市にあるこぶし中央保育園の40周年記念に贈った作品です。

こぶし中央保育園のルーツは、1968年に瓦町駅前ビルに開設された共同保育所にさかのぼります。当時、婦人の社会進出がめざましく、革新自治体が次々と誕生する中で「ポストの数ほど保育所を」の合言葉のもとに各地で保育所づくりが取り組まれ、こぶし共同保育所は働く婦人たちが共同してつくった県下の第1号でした。
1977年認可園なり、昨年40周年を迎えたのです。その歩みはまさにいのちを大事にする流れそのものでした。

園長の一言です。「働くことと子育ての両立は、人間らしい素晴らしい仕事です。保育園は子どもたちの健やかな発達と父母の働く権利を保障する児童福祉施設として、たくさんの知恵をみんなで創り出してきました。早期教育や育児情報が氾濫する今日、ひとりひとりのこどもの育ちをまん中にして、一緒に子育てしましょう。保育園にはこどもも大人もたくさんの仲間たちが待っています。」とホームページに書かれていました。

このいのちを大事にする流れの中で、全国のたくさんの保育園や療育関係、たくさんの仲間たちに出会いましたが、これらの仲間たちがいたから、たたかいがあるからこそ、日本の保育が今日まで引き上げられてきたのです。

「保育園落ちた 日本死ね!」の匿名ブログからの安倍自公政権の保育に対する動き、慌てぶりを見ていると、安倍政治がいのちを大事にする流れの中にいないことがよくわかります。戦争法もしかり、社会保障の後退も同じです。

保育の問題を、女性だけの問題、まして女性労働力の問題というのではなく、家族の問題、子どもの問題、社会の問題、未来の問題としてとらえ、いのちの流れをどう見るかの姿勢で決まってくると思います。そういう意味では保育の問題を生み出してきた安倍自公政権には、それを語る資格がないと言わざるを得ません。


こぶしの笑顔咲かそう

         作詞・作曲 二本松はじめ

1.こぶしの花を咲かそう 手と手つないで 深呼吸
  明日を信じて駈け出して 春を告げる子どもたち
  みんなで知恵と力を 出し合って
  ときめききらめき こぶしの笑顔咲かそう


2.こぶしの花を咲かそう 愛を抱きしめ 深呼吸
  今日を汗して働いて 時代つくる大人たち
  みんなで知恵と力を 出し合って
  ときめききらめき こぶしの笑顔咲かそう

     たくさん遊んだね たくさん食べたね
     たくさん笑ったね 友だちいっぱい
     
     たくさん悩んだね たくさん泣いたね
     たくさん笑ったね 仲間がいっぱい
     時には走って 時には歩いて 時には休んで こぶし咲く道


3.こぶしの花を咲かそう 平和ねがって 深呼吸
  未来夢見てつながって いのちうたうこぶしたち
  みんなで知恵と力を 出し合って
  ときめききらめき こぶしの笑顔咲かそう
  みんなで知恵と力を 出し合って
  ときめききらめき こぶしの笑顔咲かそう


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