【第二回「道三の罠」】
昨日放送の『麒麟がくる』第二回の視聴率は、17.9%とのこと。
前回の終盤がちょっとダレていたのでどうかと思ったけど、つかみは上々でしょうか。
さて、感想など。
・鉄砲を手に入れ、医者を連れ帰ってミッションコンプリート・・・というところで、尾張の織田信秀来襲。
・とりあえず稲葉山城に戻り、まだ利政を名乗っている道三にご報告。所作やセリフで一筋縄ではいかない人物を、本木雅弘氏が演じています。
・「出張の費用半分返せ」から、二人侍大将を倒さなきゃいけなくなった光秀。戦場では侍大将絶対殺すマンに。
・そんな事情と関係なく、4千と2万では如何ともし難い美濃勢。籠城で立て直し・・・これが道三第一の罠。織田軍が油断したところで出撃し、見事に追い返す。
・織田信秀の弟信清を討ち取るなど、大勝に終わったこの「加納口の戦い」。一方で不満をもつ嫡男高政や稲葉良通。
・討ち取った侍大将の顔が、叔父の光安そっくりだったことに悩む光秀。武士であっても「それはそれ」とはいかんもの。
・戦勝の喜びにわく城内で、一応主であり娘婿の土岐頼純を毒殺する利政。大河で毒殺って、おそらく『軍師官兵衛』の宇喜多直家以来。まあ、この人は日本史における毒殺どころか暗殺のレジェンドですが。
・絶対毒が入ってそうな茶を飲むか?とは思ったものの、内通がバレてしまっているので詰み。毒飲むか、斬り殺されるかの二者択一。自ら死を選んだのは、せめてもの意地(あるいは嫌がらせ)でしょう。
・利政の人となりを考えるに、織田軍の侵攻を利用して頼純を始末した感じ。二つ目の罠はこれだったのかもしれません。
・しかし、サントリー「伊右衛門」のCMに出演している本木氏が、茶で毒殺って大丈夫なんだろうか・・・。とりあえず、今日お昼のお茶は伊右衛門にしました。