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「おもしろかった」と言われ、子供達も満足する発表をさせるコツ

2016年12月13日 | 学級経営
時々、学習の成果を発表する場に参加することがある。自分は、このような発表会の指導をする時には、次の6つの視点を子供達に示し、めあてを持たせていた。
この6つの視点をクリアーすれば、見る方も見せる方も満足感が高い。

題して、「こんな発表会にしてはいけない」である。

こんな発表会にしてはいけない
 こんな発表をしていると、見ている人に伝わりません。気を付ければ、よい発表になりますよ。

1 声が聞こえない。
 何を言っているかが、よく分からない、声に張りがない発表をする人がいます。まるで独り言を言っているようです。下を向いたり、模造紙を見たりしている場合も同じです。つまり、聞き手を向かずに声を出しているのです。
 「聞かせる」「声を届ける」という意識が感じられない発表では感動しません。

2 しゃべりのスピードが速すぎる。
 日常会話と同じスピードになっている人がいます。大きな会場では、1.5倍くらいの時間をかけて、ゆっくり言わないと何を言っているのかが分かりません。
 「間(ま)」を考えていないとも言えます。
 間がないから、言葉と言葉が重なって聞こえます。「区切って話す」ようにします。
 「、(読点)」や「。(句点)」のところで間をとるだけでも、かなり分かりやす
くなります。

3 見せたいものが見えない。
 「模造紙や紙に書いて見せる」というアイデアは素晴らしいです。発表内容が分かりやすくなります。しかし、肝心の見せたいものが見えない時があります。字や絵が小さすぎるのです。視覚的に訴えるのなら、会場の全員に見えることが条件です。

4 声に抑揚がない。
 感情がこもっていない発表があります。だからメリハリのない発表になり、内容や感情が伝わりません。せめて大事なところだけでも大きな声にしましょう。

5 何を発表しているのかが分からない。
 何かを主張するような発表をする場合は、何を伝えたいのかをズバリ一言で言えるようにしておきましょう。何を伝えたいのかという中心がはっきりしていると、伝えやすいです。観客も分かりやすいです。

6 ユーモアがない。
 笑えない発表というのは、見ていて疲れる。せめて、笑わせないまでも、時々は、「おっ」と驚(おどろ)かせたり、「なるほど」と納得させるような発表になるようにしましょう。



 先日、小学1年生の発表を見る機会があった。びっくりしたのは、上記の6つのポイントがすべてクリアーされていたことである。特に、6つめの「ユーモア」は、レベルが高かった。見ている他学年の子供達も1年生が次々に出してくるユーモアのある発表を楽しんでいた。
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