キカクブ日誌

熊本県八代市坂本町にある JR肥薩線「さかもと駅」2015年5月の写真です。

SHERLOCKで英語 0103-6

2012年10月29日 |   └─和訳「大いなるゲーム」
The Great Gameの6回目。

乗り捨てられた車が見つかる。
シャーロックの嘘泣き!
そして I'm on fire! (カッコいい!)まで

赤文字:意味や文法がわからないところ
青文字:(私にとっての)新出単語
間違ってるところのご指摘、ご意見など切望してます。
どうぞ、お気軽にコメント欄にてご指摘ください。
なお、英語脳育成のため(?)できるだけ前から順に直訳してるので、日本語はちょっと変です。




L: The car was hired yesterday morning by an Ian Monkford. Banker of some kind. City boy, Paid in cash. Told his wife he was going. Away on a business trip and he never arrived.

車は昨日の朝借りられた。イアンモンクフォードという男に。銀行員らしい。シティ勤めだ。支払いは現金。奥さんに出かけると言って、出張に出たが、到着はしなかった。


D: You’re still hanging round him.
まだ彼の周りをうろちょろしてるの?

hang round:うろつく、うろちょろする

JW: Yeah, well.
そうだよ。

D: Opposites attract. I spose.
正反対のひとは魅かれるのね。どうやら。

JW: We’re not.
そんなんじゃないよ。

D: You should get yourself a hobby. Stamps, maybe. Model trains. Safer.
あなた、自分で何か趣味を持ちなさいよ。切手とか、鉄道模型とか、そのほうが安全よ。

L: Before you ask, Yes, it’s Monkford’s blood. DNA checks out.
聞かれる前に言っておくが、そうだ、それはモンクフォードの血液だ。DNAチェック済みだ。

SH: No body.
遺体は無かった。

D: Not yet.
そう。まだ。

SH: Get a sample sent to the lab. Mrs. Monkford.
サンプルをとってラボに送ってくれ。
モンクフォードさん。

W: yes, sorry. But I’ve already spoken with two policemen.
はい、ごめんなさい。でも、私もうお話しました。2人の警察の方に。

JW: We’re not from the police, We’re,,,
僕らは警察じゃないんです。ぼくらは、ええと・・・


SH: Sherlock Holmes. Very old friend of your husband’s. We, um.. We grew up together.

シャーロック・ホームズです。ご主人のとても昔からの友人です。ぼくらは、、、僕らは一緒に育ったんです。(幼馴染ですのほうがいいかな)

W: I’m sorry. Who? I don’t think he ever mentioned you.
ごめんなさい。どなた?主人からはあなたのこと一度も聞いたことはがないと思うんですが。

SH: Oh, he must have done. This is horrible, I mean, I just can’t believe it. I only saw him the other day. Same old Ian, Not a care in the world.
いや、話したことがあったはずです。これ、ひどいですね。その、とても信じられません。ついこの間、会ったばっかりだったのに。いつものイアンだった。何の悩みも無くて

W: Sorry, My husband has been depressed for months. Who are you?
ごめんなさい。わたしの夫はもう何ヶ月も落ち込んでたんです。あなた誰なんです?

depressed:落ち込んだ、意気消沈した



SH: Really strange that he hired a car. Why would he do that? It’s a bit suspicious, isn’t it?


実におかしい。車を借りるなんて。どうしてそんなことをしたんだろう?少し変じゃないですか?


W: No, It isn’t. He forgot to renew the tax on the car. That’s all.
いいえ。彼は車の税の更新するのを忘れたんです。それだけだわ。

SH: Ah, well. That was Ian. That was Ian all over.
ああ、そうか、それはイアンだった。全くイアンらしかったよ。

人+all over:全く誰々らしい、そっくり

W: No, it wasn’t.
いいえ、そんなこと無かったわ。

SH: Wasn’t it? Interesting.
そんなこと無かった?興味深い。

W: Who was I talking to?
私が話してたのは誰なんですか?


JW: Why did you lie to her?

なぜ彼女にうそをついた?


SH: People don’t like telling you things. They love to contradict you. Past tense. Did you notice?

人は君にものを語りたがらないものだ。彼らは君に反駁するのがすきなんだ。
過去形。気が付いたか?

contradict:否定する、反駁する

※中国語でも同じなんですが、ある一般的な定理みたいなものを語るときに、「YOU」を使いますよね。別に目の前にいる特定の「YOU」じゃないわけですよね。日本語ではこういう言い方はしないのが、面白いと思います。
だから、ここの和訳は、「人は誰かに教えるのは好まない、反論することを好むんだ」とするべきでしょうね。こういうところ、英語と中国語の発想って似てるな~と思ったりします。


JW: Sorry, what?
え?何のこと?


SH: I referred to her husband in the past tense. She joined in. Bit premature. They’ve only just found his car.


僕が彼女の夫について過去形を使ったんだ。そしたら彼女もそれに乗ってきた。ちょっと早まったな。彼らはまだ彼の車を見つけただけだというのに。

premature:早まった、時期尚早の、早計


JW: You think she murdered her husband.

君は彼女が夫を殺したと思うのか?

SH: Definitely not. That’s not a mistake a murderer would make.

断じてそれは無い。それは、殺人者の犯すミスじゃない。

Definitely:[否定語とともに用いて強い否定を表わして] 絶対に(…ない), 断じて(…ない).


JW; I see, No. I don’t . What am I seeing?

わかった。いや、わからない。僕は何を見てるんだろう?

D: Fishing. Try fishing.
釣りよ!釣りを試してみて!

※サリー、なんだかんだいって親切だって思ってしまう。w


JW: Where now?
次はドコへ?


SH: Janus Cars. Just found this in the glove compartment.

ヤヌス自動車だ。ダッシュボードの中にこれを見つけた。

glove compartment:(自動車のダッシュボードにある)小物入れ,グローブボックス.
日本人は普通にダッシュボードって言っちゃいますね。
正しくはグローブボックスだそうですが。


(Janus Cars)

E: Can’t see how I can help you gentlemen.

お役に立てるかどうかわかりませんが。

JW: Mr. Monkford hired the car from you yesterday.
モンクフォード氏は昨日おたくから車を借りたんですね。


E: Yeah, lovely motor. Mazda RX8. Wouldn’t mind one of them myself.

そうだ、いい車だ。マツダRX8。私自身も一台ほしいくらいですよ。

SH: Is that one?
あれと同じものですか?

E: No, they’re all Jags. I can see you’re not a car man. Eh.
いや、あれは全部ジャガーです。車好きじゃないようですね。

SH: But surely you can afford one, a Mazda, I mean.
でも、あたなならきっと買えるでしょ?マツダを。ね。

E; Yean, that’s a fair point. You know how it is.. It’s like working in a sweet shop. Once you start picking up the Liquorice all sorts. When does it all stop. Eh?

まあね、そこが、公正な点でね。なんというか・・・それはお菓子屋さんで働くみたいなものですよ。一度、キャンディー各種に手を出してしまったら、いったいいつ停まることか。

Liquorice:リコリス入りキャンディー。大文字になってるけど、画像検索したらいろんな商品名のものが出てきた。商品名というわけでもなさそう。キャンディーの総称かな?

SH: You didn’t’ know Mr. Monkford.
あなたは、モンクフォード氏と知り合いじゃなかった?

E; No, he was just a client. He came in here and hired one of my cars. I’ve no idea what happened to him. Poor sod.
ええ、だたの顧客でした。彼は、ここに来て、ここの車を一台借りていった。彼に何が起きたのか、全くわかりません。かわいそうなやつだ。

sod:芝生、...奴、男

SH: Nice holiday, Mr. Ewart? You’ve been away, haven’t you?
いい休暇でした?エワートさん。どこかに行かれてたんでしょ?

E: Oh, the, No, it’s sunbeds. I’m afraid. Too busy to get away. My wife would love it. Though bit of sun.
ああ、いや、これは日焼けマシンです。残念ながら。旅行するには忙しすぎて。うちの妻なら喜ぶでしょうけど。ほんの少しの日光でも。

※Thoughの付く文、意味が感覚的にまだとりにくいです。
ここの文は、「奥さんは日光浴少しだけだったとしてもとにかく旅行に行きたい」という解釈でいいのかな?



SH: Have you got any change for the cigarette machine?

小銭もってますか?タバコの販売機用に。


E: What?

えっ?

SH: I noticed one on the way in and I haven’t got any change. I’m gasping.

ここに入るときに一台あるのに気が付いたんです。で、僕小銭が無くて。ぜーぜーしてるんです。(ニコチン切れってコト?)

gasp:喘ぐ、びっくりして息を呑む。


(財布の中を見て)

E: No, sorry.

無いな」。すみません。

SH: Oh, well. Thank you very much for your time. Mr. Ewart. You’ve been very helpful.Come on. John.
ああ、では、お時間を割いていただきありがとうございました。エワートさん。とても助けになりましたよ。いくぞ、ジョン。




JW: I’ve got change, if you still want to

小銭あるよ。まだ欲しいなら。

SH: Nicotine patches. Remember? I’m doing well.
ニコチンパッチだ。覚えてる?(禁煙は)順調なんだ。


JW; So, what was all that about?

それなら、いったい何のためだったんだ?


SH: I needed to look inside his wallet.
彼の財布の中を見る必要があった。


JW: Why?
なぜ?

SH: Mr. Ewart’s a liar.
エワート氏はうそつきだ。




SH: Hello.

もしもし


[M: The clue’s in the name Jams Cars.]

手がかりはヤヌス自動車の名前にある。

SH; Why would you be giving me a clue?
なぜ手がかりなんか与えてくれるんだ?

[M: Why does anyone do anything? Because I’m bored. We were made for each other. Sherlock. ]
なぜ人は何かをするのか?それは、私が退屈しているからだよ。我々はお互いのために作られたのだ。シャーロック。

SH: Then talk to me in your own voice.
それなら、僕には自分の声で話せ。

[M: Patience. ]
忍耐だ。


SH: How much blood was on that seat. Would you say?
どのくらいの血液がシートにあった?どうなんだ?

L: How much? About a pint.
どれくらいかって?大体パイントだ。

SH: Not about .Exactly a pint. That was their first mistake. The blood’s definitely Ian Monkford’s, but it’s been frozen.
だいたいじゃない。1パイントきっかりだ。それが最初のミス。血液は間違いなくイアンモンクフォードのものだが、冷凍されていた。


L: Frozen?

冷凍?


SH: There are clear signs. I think Ian Monkford gave a pint of his blood some time ago. And that’s what they spread on the seat.


はっきりと痕跡がある。思うに、イアンモンクフォードはいくらか前に1パイントの血液を提供した。そしてそれをシートに撒いたんだ。


JW: Who did?
だれが?

SH: Janus Cars. The clue’s in the name.
ヤヌス自動車。ヒントはその名前だ。


JW: The god with two faces?

二つの顔を持つ神?


SH: Exactly. They provide a very special service. If you’ve got any kind of a problem. Money troubles, bad marriage, whatever, Janus Cars will help you disappear. Ian Monkford was up to his eyes in some kind of trouble. Financial at a guess, he’s a banker couldn’t see a way out. But if he were to vanish, if the car he hired was found abandoned with his blood all over the driver’s seat.


その通り。彼らはとても特殊なサービスを提供している。もし君が何らかの問題を抱えたとする。金銭問題、悪い結婚、何でもだ。ヤヌス自動車は君が姿を消すことを手助けする。イアンモンクフォードは何らかのトラブルにどっぷりはまっていた。おそらくは金銭問題。彼は銀行員だし、もうどうにもならなかったんだろう。でも彼が消えてしまったら?彼の借りた車が、乗り捨てられ、運転席が彼の血で一面べっとりした状態で発見されたとしたら?

up to one's eyes in:借金にどっぷりはまる、仕事に没頭する
all over:そこらじゅうに、いたるところに、一面に


JW: So where is he?
じゃあ、彼は今ドコに?

SH: Colombia.
コロンビアだ

L: Colombia.
コロンビア?

SH: Mr. Ewart of Janus Cars. Had a 20000 Colombian peso note in his wallet. Quite a bit of change , too. He told us he hadn’t been abroad recently. But when I asked him about the cars I could see his tan line clearly. No one wears a shirt on a sunbed. That plus his arm.

ヤヌス自動車のエワート氏だ。2000コロンビアペソ紙幣を財布に入れてた。小銭もけっこうあった。彼は我々に最近海外へは行っていないと言ったが、しかし、彼に車のことを尋ねたときに、彼の日焼けのラインがはっきり見えた。誰も日焼けマシンにシャツを着て入らない。それと、彼の腕のこともある。


L: His arm?
彼の腕?

SH: He kept scratching it. Obviously irritating him. And bleeding. Why? Because he’d recently had a boosterjab. Hep-B, probably, difficult to tell at that distance. Conclusion, he’d just come back from setting Ian Monkford into his new life in Colombia. Mrs. Monkford cashes in the life insurance and she splits it with Janus Cars.

かれはずっと腕をかき続けていた。明らかにそれでいらいらしてた。そして出血もあった。なぜか?それは、彼が最近追加ワクチンを打ったからだ。おそらくB型肝炎。あの距離でははっきり言えない。結論は、彼はイアンモンクフォードの新生活をコロンビアで用意して、戻ったばかりだということだ。モンクフォード夫人は生命保険金を現金化してヤヌス自動車と折半するんだ。

booster jab:予防接種の追加接種 追加ワクチン
Hep-B:hepatitisB B型肝炎




JW: Mrs. Monkford?

モンクフォード夫人が?

SH: Oh, yes. She’s in on it, too. Now, go and arrest them, Inspector, that’s what you do best. We need to let our friendly bomber know that the case is solved. I am on fire.

その通りだ。彼女もかんでるさ。では、いって彼らを逮捕しろよ。警部。それが君のできる最善のことだ。我々は仲良しの爆弾魔に事件解決を知らせる必要がある。燃えてきたぞ!


[Congratulations to Ian Monkford on his relocation to Colombia.]

イアンモンクフォールドにコロンビアへの引越しおめでとう。


[M: He says you can come and fetch me. Help, help me, please.]


彼が言ってる、ここに来て僕を連れて行っていいって。たすけて、どうかたすけて。

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ツイッターからコメントいただきました。 (YOKO)
2012-10-30 09:55:47
W:Who was I talking to?は、電話の会話に出てくる表現と同じで、『私は誰と話してるの?』→『あなたはどちら様?』の決まり表現 →あ、でももし不躾な相手でなければ、少し丁寧に Can I ask you who I'm talking to? ぐらいに。現在形で尋ねると、名乗ってくれます☺


一般人を指すyou,weを『人は…』というのは正解!
Good Job(^^)b
因みに、人は…と言う時に主語にはOneを使い、三単元のSをつけたりします。
(even)Though bit of sunと考えてる、あれで良いと私も思うよ

そうそう、最後のmy wife woule love...のwouldは例の仮定法。
この場合、ifの変わりになっているのが、my wife(妻ならば)とthough bit of sun(例え少しばかりの日光浴であっても)
Unknown (しましま)
2012-10-30 15:23:51
*Liquorice はキャンディー類の中でも定番の味なんです。子供用のからしてたぶんどんなメーカーでも出してる。私はあのクセのある味が苦手なんですけどねー
 ちなみに、キャンディ類のことをイギリスではSweetsと言います。ケーキはSweetsに入らないの。
 
*My wife would love it though, bit of sun. と文が切れているように聞こえるんですが。。。
 よく会話では、「~~だけどね」の意味で文の最後について来る。あれは文字に起こすとthoughの前にピリオドがつくのかな、もしかして??英語の先生に質問したいですわ。意味は「妻なら喜びますけどね、ちょっと太陽があれば」

別記事ですけど、中国の人も訳してるって、なんだか楽しいですね。
たぶん、全人口に占めるシャーロックファン率ってのはたいしたことないんでしょうが、分母が大きいから、www
台湾は全人口も少ないですしね。
リコリス (YOKO)
2012-10-30 17:54:41
リコリスは甘草ですよね。
化粧品にもよく使うので、おなじみです。
日本だとのど飴くらいでしょうか?リコリス味。キャンディーの総称じゃなくてキャンディーの味の総称なんですね。「ハッカ飴」みたいな感じですか?きっと。

thoughが前につくか、後に付くかで微妙に意味変わりますよね。
このthoughっていうことばを文の後ろにつける言い方、この「シャーロック」で知りました。ここ、意味変わっても話の流れには何の影響も無い部分ではありますが。気になりますね。

中国の人のシャーロック熱はけっこう熱いですよ(というか中国の人は何に対しても熱い・・分母が大きいから一握りの熱い人でも目立つのか?!)

この可可英語というサイトは、多分商業用サイトなんですよ。それで、全文掲載ってすごいと思いますよ~

コメントを投稿