キカクブ日誌

熊本県八代市坂本町にある JR肥薩線「さかもと駅」2015年5月の写真です。

Study in PINK 再録-7

2013年02月24日 |   └─和訳「ピンク色の研究」
「ピンク色の研究」のラストです。
事件現場で毛布をかけられるシャーロックからラストまで。





SH: Why have I got this blanket? They keep putting this blanket on me.
何でこの毛布をかけられるんだ?さっきからずっと毛布をかけられてるんだけど。


L: Yeah, it's for shock.

そうだ、ショック用だ。


SH: I'm not in shock.
ショックなんか受けてない。


L: Yeah, but some of the guys want to take photographs.
そうだな、でもあいつらの誰かが写真を撮りたいんだよ。

SH: So, the shooter. No sign?
それで、撃った奴は?手がかりなしか?

L: Cleared off before we got here. But a guy like that would have had enemies, I suppose. One of them could have been following him, but...we've got nothing to go on.
我々が到着したときにはもう消えていた。だが、ああいう奴には敵がいるもんだ。そういう敵の一人がつけてきたのかもな。しかし....我々には手がかりが無い。

「手がかりが無い」でいいのかな?


※英語の話じゃないけれど、この台詞のところで、レストレードも狙撃者が誰かわかりましたよね?「One of them could have been following him」と自分で言ったところで、ジョンがシャーロックを乗せたタクシーを追ってきたことを思い出したんですよね。で、視界の先にジョンがいて、一瞬チラッと見てますよ。で、「手がかりがない」って、気づかなかった振り?だとするとめちゃかっこいいんですけども・・・・。



SH: Oh, I wouldn't say that.
いや、僕ならそうは言わない。

L: OK. Give me.
よし、教えろ。


SH: The bullet they just dug out of the wall's from a handgun. A kill shot over that distance, that's a crack shot. But not just a marksman, a fighter. His hands couldn't have shaken at all so clearly he's acclimatized to violence.


銃弾は、壁から掘り出されたばかりだが、拳銃から(発射された)ものだ。死の銃弾はあの距離を越えて飛んできた。射撃の名手だ。だが、ただの名手じゃない。戦士だ。彼の手は全く震えていなかったはずだ。だから、明らかに、暴力に順応しているとわかる。

crack shot:射撃の名手
marksman:射撃の名手
acclimatized:慣れた、順応した


He didn't fire until I was in immediate danger though, so strong moral principle. You're looking for a man probably with a history of military service, and...nerves of steel... Actually, do you know what? Ignore me.

彼は発射しなかった。ぼくが直接の危険にさらされるまでは。だから、強い道徳原則がある。君らが探しているのは、おそらく、兵役の経験があって、そして...鉄のような神経を持ってて....
実をいうと、わかるかな?僕の言ったことは無視してくれ。

nerves of steel:豪胆、心臓に毛が生えてる、鉄の心

L: Sorry?
え?

SH: Ignore all of that. It's just the er...the shock talking.
全部無視してくれ。ただの..ええと..ショックで言ったんだ。


L: Where are you going?
どこへ行く?

SH: I just need to...talk about the rent.
僕はただ...家賃の相談をしないと。

L: I've still got questions.
まだ質問があるんだ。

SH: What now? I'm in shock - look, I've got a blanket.
何を今?ショックを受けてるんだよ。見ろ。毛布をかけられてるだろ?

L: Sherlock!
シャーロック!

SH: And, I just caught you a serial killer... More or less.
それに、連続殺人犯を捕まえてやっただろ。とにもかくにも。

More or less:多少なりとも、大なり小なり、多少

L: OK. We'll pull you in tomorrow, off you go.
わかった。明日また呼ぶからな。行けよ。

※そいでもってレストレード、このあと、ジョンに向かって歩いて行くシャーロックを見やって、少し笑いますよね。ぜったいわかってますよね。ジョンが撃ったってコト。



JW: Erm - Sergeant Donovan has...just been explaining everything. The two pills...Dreadful business, isn't it? Dreadful.

あ..ドノヴァン巡査が..全部説明してくれたよ。2つのカプセル...ひどい話だな。なぁ、ひどいよ。

Dreadful:恐ろしい、ひどい


SH: Good shot.
いい射撃だった。

JW: Yes. Yes, must have been. Through that window.
そうだね。そうだったに違いない。あの窓越しだ。

SH: Well, you'd know. Need to get the powder burns out of your fingers. I don't suppose you'd serve time for this, but let's avoid the court case. Are you all right?
そう、君なら知ってるな。指の硝煙を洗わないといけない。このために君が服役するとは思わないけど、でも裁判は避けようじゃないか。大丈夫か?

serve time:服役

JW: Yes, of course I'm all right.
ああ、もちろん、大丈夫だ。

SH: Well, you have just killed a man.
そう、たった今人を殺したところだ。


JW: Yes...That's true. But he wasn't a very nice man.

ああ....そのとおりだ。だけど、すごくいい奴というわけじゃなかった。

SH: No. No, he wasn't, really, was he?
そうだ、奴はいい奴じゃなかった。ほんとに、そうだろ?

JW: Frankly a bloody awful cabbie.
はっきり言うと、相当ひどい運転手だった。


SH: That's true, he was a bad cabbie. You should have seen the route he took us to get here.

そのとおりだ。ひどい運転手だった。ここに来るまでのルートを見ただろ?

JW: Stop it! We can't giggle, it's a crime scene. Stop it.
やめろよ!笑っちゃだめだ。ここは犯罪現場なんだぞ。やめろ。

giggle:くすくす笑う


SH: Well, you're the one who shot him.
そう、それで、きみがその犯人。

JW: Keep your voice down. Sorry, it's just erm...nerves, I think.

声を小さく。(すれ違うドノヴァンに)失礼しました。これはその...神経が高ぶってて。

SH: Sorry.
失礼。

JW: You were going to take that damn pill, weren't you?
あのくそカプセルを飲む気だっただろ?そうだろ?



SH: Course I wasn't. Biding my time. Knew you'd turn up.

もちろんそんなことは無かったさ。タイミングを見てた。君が来ると知ってたし。

bide one's time:好機を待つ

JW: No, you didn't. That's how you get your kicks, isn't it - you risk your life to prove you're clever.
ちがう、そうじゃない。あれが君の楽しみ方だろ?そうだな?命を賭けて、自分の頭の良さの証明をする。

get your kicks:楽しむ。(ルート66ですね)

SH: Why would I do that?
なぜ僕がそんなことをする?


JW: Because you're an idiot.

なぜなら、君が馬鹿だから。

SH: Dinner?
夕飯は?


JW: Starving.

おなかペコペコだ。


SH: End of Baker Street there's a good Chinese. Stays open till two. You can tell a good Chinese by the bottom third of the door handle.

ベーカー街の端っこに、おいしい中華屋があるんだ。午前2時まで開いてる。おいしい中華料理屋は、ドアノブの下3分の1からわかる。





JW: Sherlock... That's him, that's the man I was talking to you about.
シャーロック...彼だ。ほら、前に話した男だよ。



SH: I know exactly who that is.

誰だかよーく知っている。

MH: So... Another case cracked. How very public-spirited. Though that's never really your motivation, is it?
それで...またひとつ難問解決したな。なんと公共心のあることか。決してそれがお前の本当の動機でなかったとしても。なぁ。


crack:難問を解く
public-spirited:公共心のある




SH: What are you doing here?

ここで何をしてるんだ?


MH: As ever, I'm concerned about you.

いつもと同じだ。お前を心配しているのだよ。


SH: Yes, I've been hearing about your "concern".
そうだな、あんたの「心配」については聞き及んでるよ。


MH: Always so aggressive. Did it never occur to you that you and I belong on the same side?
いつも何とも攻撃的だな。一度も思いあたったことはないのか?お前と私が同じ側にあるということを。

occur to:思い浮かぶ、思い当たる。

SH: Oddly enough - no.
それは奇妙だ....ない。

Oddly enough:おかしなことに、奇妙なことに

MH: We have more in common than you'd like to believe. This petty feud between us is simply childish. People will suffer. And you know how it always upset Mummy.
我々には共通するものがもっとあるんだ。お前がそう信じたいと思うよりも。
この我々の間にあるささやかな確執は単に子供じみたものだ。みんな苦しむことになる。それに知ってるだろう、このことでママがいつもどんなに心配してたか。

in common:共通して
petty:取るに足らない、ささやかな
feud:確執、反目


SH: I upset her? Me? It wasn't me that upset her, Mycroft.
僕が心配させてたって?僕が?心配させてたのは僕じゃなかった、マイクロフト。

JW: No. No, wait...Mummy? Who's Mummy?
ちょっと、待て、...ママ?誰のママ???

SH: Mother. Our mother. This is my brother, Mycroft. Putting on weight again?
母だ。僕らの母親。これは僕の兄のマイクロフト。また太ってきてるのか?

MH: Losing it, in fact.
やせているところだ。正確には。


JW: He's your brother?

彼は君のお兄さん?


SH: Course he's my brother.

そう、兄だ。

※Course...of course?



JW: So he's not...

じゃあ、彼は違うのか...

SH: Not what?
違うって何が?

JW: I don't know... Criminal mastermind?
さあね...悪の黒幕とか?

SH: Close enough.
ほぼそんなところだ。

MH: For goodness' sake. I occupy a minor position in the British government.
よしてくれ。わたしは英国政府の小さな地位をつとめているのだ。


SH: He IS the British government, when he's not too busy being the British secret service or the CIA on a freelance basis. Good evening, Mycroft. Try not to start a war before I get home, you know what it does for the traffic.

彼が英国政府そのものだ。英国秘密情報部の仕事やフリーでやってるCIAの仕事で忙しすぎるとき以外はね。失礼するよ、マイクロフト。戦争を始めないようにしろよ、僕が家に着くまでは。それが交通に与える影響を知っているだろう?

JW: So, when you say you're concerned about him - you actually are concerned?
ということは、彼を心配してると言うときは、ほんとに心配してるってコト?

MH: Yes, of course.
そうだ、もちろん。

JW: I mean, it actually is a childish feud?
つまり、ほんとにそれって子供っぽい確執なんだ。

MH: He's always been so resentful. You can imagine the Christmas dinners.
彼は常に怒っているんだ。クリスマスディナーが想像つくだろう?

resentful:怒った、憤慨した。

JW: Yeah...No... God, no. I'd better erm...Hello again.
確かに...いや、全然。僕は...ええと..また会ったね。

Anthea: Hello.
どうも。

JW: We met earlier on this evening.
僕たち今日の夜早くに会ったよ。


Anthea: Oh!
ああ!


JW: OK. Goodnight.

じゃ、おやすみなさい。


MH: Goodnight, Dr Watson.

お休み、ドクターワトスン。


JW: So, dim sum. Mmm!
で、飲茶だね。

SH: I can always predict the fortune cookies.
僕はいつもおみくじクッキー(の言葉)を当てられるんだ。

predict:予言する

JW: No, you can't.
そんなことできるもんか。

SH: Almost can. You did get shot, though.
だいたい当たるよ。
撃たれたことは撃たれたんだろ?

JW: Sorry?
何だって?

SH: In Afghanistan. There was an actual wound.
アフガニスタンで。実際に怪我をしたはずだ。


JW: Oh. Yeah, shoulder.

ああ、そうだ。肩をね。


SH: Shoulder! I thought so.

肩!そうだと思った。

JW: No, you didn't.
うそつけ。

SH: The left one.
左肩だろ?

JW: Lucky guess.
あて推量が当たったな。(まぐれ当たりだね)

SH: I never guess.
あて推量なんてしない。

JW: Yes, you do. What are you so happy about?
いや、してるさ。
なにをそんなに嬉しそうにしてるんだ?


SH: Moriarty.

モリアーティ。

JW: What's Moriarty?
モリアーティって何だ?

SH: I've absolutely no idea.
皆目わからない。


Anthea: Sir, shall we go?
そろそろ行きましょうか。

MH: Interesting, that soldier fellow. He could be the making of my brother...or make him worse than ever. Either way, we'd better upgrade their surveillance status. Grade three active.

面白い。あの軍人の男。彼はもしかすると弟を進歩させるかもしれない...もしくは今より悪くなるか。いずれにしても、彼らの監視のステータスを上げたほうがよさそうだ。第3グレード、監視中に。


the making of:成功の手段、進歩の方法


Anthea: Sorry, sir - whose status?
すみません、誰のステータスをですか?

MH: Sherlock Holmes, and Dr Watson.
シャーロックホームズとドクターワトスンだ。


※2時まで開いてる中華やさんに間に合うのかな?

この長い夜がやっと終わろうとしてます。
でもこのあと中華食べに行くんですよね?

ちょっと振り返ります。
午後7時にベーカー街で待ち合わせして、部屋を見て。タクシーでブリクストンまで行き、2分でw現場検証して、シャーロックはゴミ置き場へピンクのケース探しに、ジョンは黒塗りの車で謎の男と対決に出かけました。
ここまでで、どう見ても1時間以上はかかってますよね?
ベーカー街からブリクストンまでも結構時間かかるのでは?

でジョンが部屋に戻ってくるニコチンパッチの時点で早くても8時半ごろ?
それから徒歩5分のアンジェロの店で、ジョンはなにか食べてたから15分はたってるとして、さらにカーチェイスして戻って、何だかんだで10時近いんじゃ?

それからヤクのガサ入れで、レイチェルが解って、犯人に連れ去られて・・・
ジョンが撃つまでに1時間近くはたってるでしょうっと。

どんなに早く進行してても、このシーンは12時くらいか。
じゃ、2時まで開いてる中華やさんに間に合うかもね。



コメントを投稿