キカクブ日誌

熊本県八代市坂本町にある JR肥薩線「さかもと駅」2015年5月の写真です。

SHERLOCKで英語 ピンク色の研究-10

2012年10月03日 |   └─和訳「ピンク色の研究」
レストレードに呼ばれて、二人でロリストンガーデンに向かいます。
タクシー車中での推理の披露。
そして、ジョンの検証まで。

赤文字:意味や文法がわからないところ
青文字:(私にとっての)新出単語

例により、英語脳養成のため(?)できるだけ前から訳してるので、日本語はちょっと変です。



SH: OK, You've got questions...
OK、質問があるね...

JW: Yeah, where are we going?
ああ、どこに向かってる?

SH: Crime scene. Next?
犯罪現場だ。次は?

JW: Who are you, what do you do?
君は誰だ?何をしてるんだ?

SH: What do you think?
どう思う?

JW: I'd say...private detective.
そうだな・・私立探偵かな?

SH: But?
でも?

JW: But the police don't go to private detectives
でも警察は私立探偵のところには行かない。

SH: I'm a consulting detective. Only one in the world, I invented the job.
僕は諮問探偵だ。世界でただ独りの、自分で作った仕事だ。


JW: What does that mean?

どういう意味だ?

SH: Means when the police are out of their depth, which is always, they consult me.
意味は、警察が彼らの深度を超えてしまったとき、まぁいつものことだけど、相談に来るのさ。

JW: The police don't consult amateurs.
警察は素人に相談なんかしないよ。


SH: When I met you for the first time yesterday, I said Afghanistan or Iraq. You looked surprised.

昨日初めて会ったとき、僕はアフガニスタンかイラクかって言ったね。君は驚いた風だった。

JW: Yes, how DID you know?
そうだ、どうやって知ったんだ?

SH: I didn't know, I saw.
知ったんじゃない。見たんだ。


'Your haircut, the way you hold yourself says military. 'But your conversation...' Bit different from my day...said trained at Barts - so Army doctor, obvious.

君の髪の切り方、姿勢は、軍隊だといっている。しかし君の会話「昔と少し違うな」は、バーツで訓練を受けたといっている。だから軍医だ。明らかに。


'Your face is tanned... 'but no tan above the wrists. You've been abroad, but not sunbathing. 'Your limp's really bad when you walk, but you don't ask for a chair when you stand - 'so it's at least partly psychosomatic.

君の顔は日焼けしている、でも手首から上は焼けていない、海外へ行ってたが日光浴してたわけじゃない。君の脚は歩くときはとても悪そうだが、立っているときに、椅子を頼まない。ということは少なくとも部分的には心因性だ。

limp:片足を引きずること

'That says the original circumstances of the injury were traumatic -' wounded in action then. Wounded in action, suntan - Afghanistan or Iraq.

これらかわかるのは、負傷のもともとの情況がトラウマになるものだった。つまり、戦闘中の負傷だ。戦闘中の負傷、日焼け、、アフガニスタンかイラクだ。

wounded in action:戦闘中の負傷

JW: You said I had a therapist.
セラピストがいるって言ったね。

SH: You've got a psychosomatic limp, of course you've got a therapist. Then there's your brother.

心因性で足を引きずってるんだ、もちろんセラピストがいる。そして、君の兄弟がいる。

JW: Mm?
ん?

SH: Your phone. 'It's expensive, e-mail enabled, MP3 player.' And you're looking for a flatshare. You wouldn't buy this - it's a gift.

君の電話。高価なものだ。Eメールが使えて、MP3プレーヤー付。そして君は同居人を探している。これを買ったはずはない。プレゼントだ。


'Scratches. Not one, many over time -' it's been in the same pocket as keys and coins. You wouldn't treat your one luxury item like this, so it's had a previous owner. Next bit's easy. You know it already.

こすれキズ。一つじゃない。沢山。鍵や小銭と一緒にポケットに入ってた。君は高価なものをそんな風に扱わないだろう。だから、前の持ち主がいた。次はちょっと簡単だ。もうわかってるだろ。

※many over time 何回もなら time が複数形?
over time をしらべると「時間外」とかしかでてこない。
こんな簡単な単語なのに、意味がはっきりとれない・・・



JW: The engraving?
刻印?

SH: Harry Watson. Clearly a family member who's given you his old phone. Not your father, this is a young man's gadget. Could be a cousin, but you're a war hero who can't find a place to live - unlikely you've got an extended family, not one you're close to. So brother it is.

ハリー・ワトスン。明らかに君の家族で、古い携帯をくれた人物だ。父親じゃない。これは若者の持ち物だ。従兄弟かもしれない、でも君は戦争の英雄なのに住む場所もない、ということは君には親しい親戚はいそうにない。だから兄弟だ。


 Now, who's Clara? Three kisses says it's a romantic attachment. The expense of the phone says wife, not girlfriend. Must have given it to him recently, it's only six months old.

では、クララとは誰だ?三つのキスマークはロマンチックな付属品。携帯の値段は妻だと示している。ガールフレンドじゃない。最近のプレゼントのはずだ。これはまだ(買って)半年しかたってない。

expense:経費、費用

Marriage in trouble then - six months on he's given it away. If she'd left HIM, he would have kept it. Sentiment. No, he wanted rid of it. He left HER.

それから結婚生活にトラブルが生じた。6ヶ月使って彼はそれを手放した。妻が彼を捨てたなら、携帯は持っておくはずだ。感傷で。でも、彼は手放したがった。彼の方が妻を捨てたからだ。

※ここの「on」はどうとらえる?
使ったとか、スイッチ入ってた、用を成してた的な意味合いでの「オン」かな?



He gave the phone to you, so he wants you to stay in touch. You're looking for cheap accommodation, but you're not going to your brother for help - that says you've got problems with him. Maybe you liked his wife, or don't like his drinking.

彼は君に携帯をやった。つまり彼は君と連絡を取っていたい。君は安い住処を探しているのに、兄弟の助けをかりようとはしてない。彼との間に問題があることがわかる。君が彼の妻を好きだったのかもしれないし、それとも彼の飲酒がきらいなのかもしれない。


JW: How can you possibly know about the drinking?
どうして飲酒のことがわかるんだ?

SH: Shot in the dark. Good one, though. Power connection - tiny little scuff marks round it. Every night he plugs it in but his hands are shaking. You never see those marks on a sober man's phone, never see a drunk's without them. There you go, you were right.

あてずっぽうだ。でもあたったね。電源差込口だ。ちいさなこすりキズがまわりについてる。毎晩プラグを挿すが手が震えている。しらふの男の携帯には決してこんなキズはみられない。酒飲みのには必ずある。そのとおり、君は正しかった。

scuff:こする、引きずる、こすり傷
sober:しらふの


JW: I was right? Right about what?
正しかった?何が正しかったんだ?


SH: The police don't consult amateurs.

警察は素人には相談しないってことさ。


JW: That...was amazing.

こいつは....すばらしい!

SH: Do you think so?
そう思うのか?

JW: Of course it was. It was extraordinary, it was quite extraordinary.
もちろんさ。並外れてる。ほんとに並外れてるよ。

SH: That's not what people normally say.
普段みんなが言うのと違うな。

JW: What do people normally say?
普段みんななんていうんだ?

SH: Piss off!
うせろ!



SH: Did I get anything wrong?
何か間違っていなかったか?

JW: Harry and me don't get on, never have, Clara and Harry split up three months ago and they're getting a divorce, and Harry is a drinker.

ハリーと僕は仲が悪い、良かったためしがない、クララとハリーは3ヶ月前に別れて、離婚することになっている、そしてハリーは酒飲みだ。

split up:別れる

SH: Spot on, then. I didn't expect to be right about everything.
狙い通りか、それじゃあ。全部あたるとは思ってなかった。

Spot on:狙い通り

JW: Harry's short for Harriet.
ハリーというのはハリエットの略だ。

SH: Harry's your sister.
ハリーは君の姉妹か!

JW: Look, what exactly am I supposed to be doing here?
おい、僕はここで正確には何をすることになってるんだ?

SH: Sister!
姉妹!


JW: No - seriously, what am I doing here?

まじめな話、ここで僕は何をするんだ?

※なぜに、NO? シャーロックが間違ったことを指摘なの?


SH: There's always something.
いつも何かしら(間違いが)ある。


4 コメント

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Unknown (しましま)
2012-10-04 17:13:04
YOKOせんせ~~、きのうは無断欠席すみませんーー
きょうは、います!きてます!
まとめて二日分の講義レポートできるかなーー
あ!せんせー、ほとんど自己完結なさってるから大丈夫そう ; )

*(many) over time これは、「長い間に」です。timeは回数ではなく時間という概念。
 overtimeとくっつけると「時間外で」すけれども。

*six months on たぶんなんですけど、onは続くといういう意味があるからそれですかね。

*ジョンのNo ここでジョンは自分が何のためにここに来てるのか知りたがっている(前の質問にexactlyとあるから、真剣に知りたがってる)のに、シャーロックは自分の犯したたったひとつの間違いにこだわってSister!!と心ここにあらずなので、それに対してのNoかと思いました。「sisterはもういいから、まじめな話・・・」って感じ?

このNoはこの講座に来て始めて気づき、考えました。正解かどうかわからないけど、ふたりの会話がすれ違ってるところに性格がでてておもしろい~~

ロリストン・ガーデンって地名は、緋色の研究でも同じなんですよね!ドラマの後に本を読んで、同じ箇所が出て来るとニヤニヤしてしまいました。

ハリエットとクララが結婚して離婚もするるってのが21世紀のイギリスですね!
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無断欠席^^; (YOKO)
2012-10-04 18:46:04
しましまさん

毎回コメントありがとうございます。
「無断欠席」って、笑っちゃったじゃないですか!
無断って・・・・^^

まだまだ自己完結してないです。
コメントいただけてほんとにありがたいです。


>*(many) over time これは、「長い間に」です。timeは回数ではなく時間という概念。

おお!基本なんでしょうね。ここ。
TOEICの問題でも、sometime some time some times sometimes っていう選択肢から選ばせる問題あって、ぜんぜんわかりませんでしたもん。

で、その直前の many は time にかかってるんですか?
とするとここの意味は、「一つじゃない。たくさん。長い間ずっと、ポケットで・・・」なのでしょうか?
それとも「一つじゃない。相当長い間ずっと、ポケットで・・・」となるんでしょうか?
細かすぎますか??


>*six months on たぶんなんですけど、onは続くといういう意味があるからそれですかね。

なるほど、そうするとやはり「携帯買って6ヶ月は使ったけど、その後で君にやった」ってことでしょうか。
あ、違うのか、その前の結婚生活に問題が・・を受けて「問題は6ヶ月続いて・・・そして結局携帯は手放すことに」ってことかな?

ジョンのNO、は「その話はもういいから!」って気持ちなんですね。
これ訳しているとき、大体映像は見ずに、文字だけを見て訳してるので、語気とか、誰に向かって話しているのか、時々取り違えてしまうことがあります。
ちゃんと映像見てると意味が取れること多いでしょうね。


そうなんですよ!ロリストンガーデン、ブリクストンも一緒です^^
原作を読み返すと、いろいろ発見あります。
RACHEとかも大笑いですよね。

このドラマ見るまで、イギリスで同性愛者の結婚が合法化されてるってことも知りませんでした。
ブログとかみまわってもみなさん「さすが本場!」とか書いてらっしゃって、なるほど~って。
いろいろイギリス事情も教えてくれるドラマですね!
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manyとon (しましま)
2012-10-05 17:09:18
YOKOさん、自分のために、私のブログにリンクさせていただきました!
だって日参してるので・・・・
どこでもドアのようにすぐに来られますww

*many over time は「一カ所じゃない、しばらくの間にずいぶんついてる」の方の意味ですね。manyは数えられるものに使うから、かかるのはtimeじゃなくてScratches。

*Marriage in trouble then - six months on he's given it away. のon
私にもどっちにもとれるような気がしてきました・・・^^;
「結婚がうまくいかなくなって、6ヶ月して、彼はそれを君にくれた。」私だったらこれかな。

そうそう、同性の結婚は、イングランドではOKだけど、スコットランドではまだ
許可されてないんです。最近知って、法律じゃなくて条例だったんだな、と思いました。
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しましませんせい! (YOKO)
2012-10-06 18:17:10
解説ありがとうございました!
本当に授業みたいで嬉しいです。
モモさんところでも、感じてましたけど、前置詞ってむずかしいですねー。
それに、セリフだから、いろいろな解釈もできるし。それは英語の問題でもないので、さらに難しい。

リンクありがとうございます。
連休は少し、訳は休んで、溜まってDVD見ようかなと思っております。
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