キカクブ日誌

熊本県八代市坂本町にある JR肥薩線「さかもと駅」2015年5月の写真です。

オタクトーク

2016年09月15日 | ☆個人的日記
先日亡くなった友人のご家族を訪問しました。
その友人は私の同級生で、私自身もしばらくは気持ちの整理もつかなかったのだけど、50日祭(神式で葬儀を行ったので、49日にあたる儀式はこういうらしい)を終えたところで、改めてお参りすることにしたのです。友人の一人娘のことも気になっていて、旦那さんからもいらしてくださいとのことだったので。当日はお供えするお菓子と、私たちで食べるケーキを買っていき、お茶を入れてもらって3人で話をしました。

彼女の生前、年に一度くらい、家に遊びに行って、旦那さんや娘さんも交えてよくおしゃべりをしました。彼女はのんびりおっとりした性格だったけど、旦那さんと娘は早口でテンションの高いタイプ。うまくバランスとれているなぁと思っていました。

さて、彼女抜きの訪問はどんな感じになるのだろう?

少しドキドキしていたのですが、いってみたらいつもと変わりがない、まるで彼女がいるような(隣の部屋か台所にでもいて姿が見えないだけみたいな)感じで、何の違和感もなく時間が流れていきました。

お葬式の時から気になっていたことを聞きました。
「なんで神式でやったんですか?」
亡くなった一報をもらって病院に駆け付けた日の夜、ご自宅ではまだ線香がたかれていました。葬儀屋さんから「じゃぁ宗派のご確認をお願いしますね」なんていう言葉が出ている状態だったので、あの時点では決まっていなかったのでしょう。
旦那さんは、家がどうのこうのじゃなくて、前に知り合いのお葬式が神式でいいなぁと思ったのと、やっぱりそっちの方が親しみあるからね、彼女も前に「神棚が欲しい」と言ってたこともあるし、という答え。
そうなんだ。
実際、私も神式の葬儀を体験して、いいなぁと思ったので、自分の時のこと考えとこう。

旦那さんから、ちょっと話を聞いてやってほしいと言われていた娘さんともいろいろ話をしました。(そのあいだ旦那さんは買い物に外出するという気の利かせぶり)高校生らしく、学校生活にいろんな悩みがあるようでした。が、大半は、オタクトークでした。今何が面白いか、何が好きか、オタクだとクラスの中でヒエラルキーが低いとか、でもサークルに行くと同じような趣味の人ばかりで楽しくてしょうがないとか、でもおかげで勉強する時間が無くなって赤点とってやばい!とか。

きっと、彼女が生きているとき、こういう話をいっぱい聞いていたんだろうなと思いました。彼女もかなりのオタクだったし(まぁ私もですけどね)。「君の名は」がどんだけすごいかについて、ものすごく語ってくれたので、私も「シンゴジラ」を語りました(笑)


お母さんが買い与えてくれた、と言って持ってきたマンガたち。
私と趣味同じ。


お父さんもお父さんで、ゴジラのソフビを持ってきて、カオスになりました。
かなりの時間をオタクトークで盛り上がりました。

楽しかった。
私が楽しんでどうする?と、帰り道反省しましたが、こんな時間を持てたことを彼女も喜んでくれているんじゃないかと、思い直しました。生きてる人間は前進していくしかないのだから。

帰宅したころ、LINEの交換をした娘さんから「とっても楽しかったです!!またお話しできるのを楽しみにしてます」ってメッセージ入りました。また、会いに行こう。社交辞令じゃないよね?

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