エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

珍しい発見 モートンイトトンボの眼後紋

2020-07-03 | 自然観察

珍しいトンボに出合った。

美しいモートンイトトンボ(環境省レッドリスト:準絶滅危惧種) 未だ発生したばかりの個体から、すっかり成熟したものまでいた。

モートンイトトンボ未成熟の♂をファイダーで覗くと、ちょっと変だ。頭部背面の眼後紋の特長的なL字が切れているではないか。

L字が切れて4つあるように見えた。

帰宅して調べてみた。

手元にある「日本のトンボ」には、別種のヒヌマイトトンボの特長として、眼後紋が4つあり、2つに分離するのは国内では本種のみの記載があった。

モートンイトトンボの解説には、L字状斑紋がある種は国内で本種のみとある。

この2種は近縁にあるとも書かれていたが、こんな事はあるのだろうか。

チョウについては斑紋異常など、ときどき変わった個体を見つけていたが、トンボの、しかも同定の特徴的な違いは初めだ。

この事実をどう解釈できるのか知りたいと思う。

近いうちに専門家に尋ねてみたいと思う。

モートンイトトンボ 全長 ♂23~32mm  ♀22~31mm

 未成熟♂ 

未成熟♀ 成熟♀

 成熟♀  未成熟♂ L字眼後紋

   L字が切れている

成熟♀ 未成熟♀

キイトトンボがすっかり黄色くなっていた。  全長は♂31~44mm ♀33~48mm 

連結  産卵 ♀の複眼は緑色 ♂腹部先端背面が黒い

(2020.7.1)

 


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