郵便不正事件:上村被告に懲役1年6月を求刑 より。
上村勉被告
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20111103k0000m040045000c.html
この事件は非常におかしな部分が多い事件だ。
何故なら、表向きの中心人物である、村木氏は無罪、しかし、その部下の上村氏が有罪。
確認許可を行っているのは当時の村木氏である。
それならば「部下が有罪」と言うよりは「村木氏はより重罪」になるのが当たり前だ。
しかもエリート組ではない村上部下は、村木氏に当初、確認をとっているのである。
その後は順当に捜査は進み、関係者は全員逮捕になるはずだったが、途中で「村木氏」は釈放され、その後、村上部下や関係する団体の職員も、当初、検察に述べた事を「全員一斉」に「コロリ」とひるがえした。
この事も、釈放された村木氏と背後で協力した者の連携でこのようになったのであろう。
この陰で動いた人物は、取り調べを受けた人物に一人一人と会い、「証言を変えるように指示したのではなかろうか?」。
そのように個人的には見える。
その後は、「村木氏は無罪」、更には、その後の裁判で、3700万円の損害賠償の費用も獲得している。
当時から指摘しているが、明らかなおかしな事件だ。
この事件は当初は「障害者郵便・DM不正使用問題」と言う事件であったが、事件捜査解明後半から、「フロッピーディスク・データ改ざん事件」にコロリと変化した。
この頃、陰の中心人物と言われている、民主党の石井氏の話がチョロチョロと出てきた頃だ。
しかし、テレビ各局、新聞社も、「何故だか検察を追い込む報道」を多くするようになった。
個人的には「各局おかしいのではないのか?」と言う趣旨のコメントを出したが、テレビ各局、コメンテータなども「何故だか、恍けて放送していた」。
その背景には、「足利のえん罪事件」がこの事件の前に報道されており、「検察はやり過ぎだ」と言う「一方的なマインドコントロール」を庶民に向け、背後で操った人物がいる可能性があると言う事だ。
いろいろ考えても、つじつまが会わない部分が多く、本来ならば解明すべき部分も、「意図的に解明されていない」ように見える。
大きな不正の存在があるのではなかろうか!。
各記事参照
郵便不正事件:上村被告に懲役1年6月を求刑
上村勉被告
自称障害者団体に郵便料金割引制度を適用させるため偽証明書を作成したとして、有印公文書偽造、同行使などの罪に問われた厚生労働省元係長の上村勉被告(42)の論告求刑公判が2日、大阪地裁(中川博之裁判長)であった。
検察側は「割引制度を没却し悪質」として、懲役1年6月を求刑した。判決は来年1月23日。
この事件に絡み、大阪地検特捜部の前田恒彦元主任検事(44)=証拠隠滅罪で実刑確定=が上村被告から押収したフロッピーディスクを改ざんしたことが判明。
弁護側はこの日、「公正な刑事手続きが阻害された」として公判の打ち切りを求め、結審した。
検察側は論告で、上村被告は04年、自称障害者団体「凜の会」の関係者の依頼を受け、同会に障害者団体の実態がないことを知りながら、障害者団体と認める偽証明書を発行したと指摘した。
検察側は「利益獲得を目的とする者のために発行した」と批判した。
弁護側は、偽証明書発行は上村被告の単独行為と主張、同会関係者の共謀を否定した。
上村被告は最終意見陳述で「国民、障害者の皆様に多大な迷惑をかけ申し訳ありません」と謝罪した。【村松洋】
毎日新聞 2011年11月2日 20時35分(最終更新 11月2日 20時42分)
• 証拠改ざん処分:元部長、無罪推定に違反と主張 口頭弁論
• 証拠改ざん:過誤で通る書類を…「佐賀被告指示」と証言
• 証拠改ざん:前田元検事が証人に 「事前に故意と伝達」
• 証拠改ざん公判:検事「動機の説明が不十分」と助言
• 証拠改ざん:「前田元検事、他にも」国井検事が証言
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20111103k0000m040045000c.html
同義記事
【郵便不正】 厚労省元係長の公判 弁護側が裁判打ち切り求め結審 検察側は懲役1年6月求刑
2011.11.2 20:41
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/111102/trl11110220420014-n1.htm
元厚労省係長に懲役1年6月求刑 郵便不正で検察側
2011/11/2 21:49
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C93819695E2E0E2E1948DE2E0E3E3E0E2E3E39191E3E2E2E2
厚労省元係長に懲役1年6カ月求刑 郵便不正事件
2011年11月3日2時36分
http://www.asahi.com/national/update/1103/OSK201111020211.html
関連記事
【オムニバス】「村木厚子 厚労省元局長冤罪事件」の仕掛け人は「日本版CIA」
2010年03月01日オムニバス
山崎康彦
私は2月19日付のブログで「安倍晋三元首相の『日本版CIA』は今も暗躍している」という記事を書き、その中で司令塔は安倍晋三元首相と小泉純一郎元首相の秘書官だった飯島勲氏の可能性が高いと書きました。
「どらえもん」のペンネームで政・官・財の裏情報をtwitterで精力的に発信している松田光世氏は、2月27日に「『村木厚子元局長冤罪事件』の仕掛け人はあの男で郵政利権の引き剥がしに動いたのは竹中平蔵と菅義偉だった」という衝撃的な情報を発信しています。
「あの男」とは「日本版CIA」の司令塔の一人である飯島勲氏です。
松田光世氏の2月27日付twitter記事3本
No1【matsudadoraemon twitter情報 4:35 PM Feb 27th 】
あの男の先兵として、郵政利権の引きはがしに動いたのは、竹中平蔵と菅義偉だった。麻生太郎は、あまり利権あさりに興味がなく役に立たないという評価だったので、本人の言うとおり郵政民営化のメインストリームから「外されていた」。
No2【matsudadoraemon twitter情報 4:27 PM Feb 27th 】
あの男は、郵政大臣秘書官当時から、それまで田中派・竹下派が牛じってきた「郵政利権」に目をつけていた。第三種郵便など、その巨大利権のほんのひとかけらでしかない。「郵政民営化」の大義名分の下、郵政を「清和会利権」にすることが、主目的だった。
No3 【matsudadoraemon twitter情報 3:58 PM Feb 27th 】
あの男は、石井議員が関与したように、塩田元部長と口裏合わせをし、自分が関わった日本郵政公社への働きかけをもみ消すため、村木さんを身代わりに仕立て上げた。郵便不正事件の共犯としては、残念ながら時効のカベの向こうにいるあの男こそ、村木さん冤罪事件の主役なのだ。
松田光世氏の「村木厚子元局長冤罪事件」レポート
上記3本のtwitterの短い記事だけでは全体像がわかりませんので、松田光世氏が「村木厚子元局長冤罪事件」の背景をまとめたレポートがあるブログ「低気温のエクスタシーbyはなゆー」様が引用されていますので下記のURLにアクセスしてお読みください。
http://alcyone.seesaa.net/article/142271869.html
私が読み解く「事件の真相」
このレポートを私なりに読み解いた「事件の真相」は次の通りです。
1.「清和会」は「郵政民営化」を好機に「経世会」が長年握っていた「郵政利権」を引き剥がしにかかった。
2.司令塔は「清和会」会長であった小泉純一郎首相であり秘書官飯島勲氏と竹中平蔵氏と菅義偉氏が尖兵として動いた。
3.障害者団体が、認可された格安な第三種郵便を使って企業のダイレクトメールやカタログの郵送を請負い莫大な利益を得る「郵便料金詐欺」行為が半ば公然と行われていたため、第三種郵便の資格取得を希望する障害者団体は郵政公社への口利きができる政治家を探していた。
4.倉沢被告の障害者団体が第三種郵便の資格認定をすんなりパスしたのは、小泉純一郎元首相自身か飯島勲秘書官が日本郵政公社に口利きしたためである。
5.飯島勲秘書官は自分達の口利きが発覚するのを恐れて、倉沢被告が渡した「石井事務所秘書」の名刺をマスコミに見せて、「口利きしたのは民主党の石井一氏である」というデマ情報を流し「石井一犯人説」の世論誘導を画策した。
6.昨年3月、佐久間東京地検特捜部長が政権交代阻止のために小沢民主党代表(当時)の逮捕・起訴を狙った「ゼネコン闇献金」事件をでっちあげたが、結局何の証拠も証言も出ずに大失敗した。
7.東京地検特捜部への対抗心と功名心に燃える大坪弘道大阪地検特捜部長は、飯島勲秘書官がでっちあげた「石井一犯人説」に検証もせずに飛びつき、村木厚子局長の上司であった塩田元部長と「石井議員が関与した」ように口裏合わせをして村木厚子局長を逮捕した。
8.大坪弘道大阪地検特捜部長は村木厚子局長が警察・検察の取り調べに対し、一貫して容疑事実を否認したため、塩田元部長の「口裏合わせ供述」と逮捕した部下の上村係長の「強制供述」を頼りに村木厚子元局長を起訴した。「石井一犯人説」が前提であった。
9.しかしながら肝心かなめの2人が検察の「供述」内容を公判で否定し「検察のストーリに沿って嘘の供述をした」ことを裁判官の前で証言した。
10.まともな裁判官であれば村木厚子元局長に「無罪判決」を出すのは当然である。
11.大坪弘道大阪地検特捜部長は佐久間東京地検特捜部長とともに繰り返される「検察による冤罪犯罪」の首謀者であり刑事訴追の対象とすべきである。
12.この冤罪事件の本質は「小泉純一郎元首相自身か飯島勲秘書官が日本郵政公社に口利きした」事実が濃厚であり、2人を「斡旋利得容疑」で強制捜査の対象にすべきなのである。
◇記者の「ブログ」「ホームページ」など
杉並からの情報発信です
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【佐藤優の眼光紙背】村木厚子元厚生労働省局長に対する無罪判決
2010年09月10日16時19分
眼光紙背
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佐藤優の眼光紙背:第80回
9月10日午後、大阪地方裁判所は、郵便割引制度に関係した偽の証明書発行事件で、虚偽有印公文書作成・同行使罪に問われた厚生労働省の元雇用均等・児童家庭局長、村木厚子被告人(54)に対して無罪(求刑懲役1年6月)を言い渡した。
横田信之裁判長は「共謀があったとは認定できない」と明確に述べた。
この事件については、明らかになっていない点が多いので、事件自体について論評することが難しい。朝日新聞は事件の概要についてこう説明する。
村木元局長は2004年6月、自称障害者団体「凛(りん)の会」(東京、現・白山会)が郵便割引制度の適用を受けるための偽の証明書を発行するよう、担当係長だった上村(かみむら)勉被告(41)=同罪で起訴、公判中=に指示したとして、昨年7月に起訴された。
元局長は一貫して否認した。
検察側は今年1月の初公判で、証明書発行は凛の会元会長の倉沢邦夫被告(74)=一審・同罪は無罪、検察側控訴=が当時衆院議員だった石井一・参院議員(76)に証明書が発行されるよう頼み、石井議員が当時の障害保健福祉部長に口添えした「議員案件」だったと指摘。
元部長の指示を受けた村木元局長(当時、企画課長)が上村被告に証明書を不正発行させたと主張した。
ところが、捜査段階で村木元局長の事件への関与を認めたとされる上村被告や元部長らが証人尋問で「調書はでっち上げだ」「事件は壮大な虚構」などと説明を一転。
横田裁判長は5月、検察側が立証の柱とした上村被告らの供述調書計43通のうち34通について「調書は検事の誘導で作られた」などと判断し、証拠採用しない決定をした。
窮地に追い込まれた検察側は6月、推論を重ねる手法で論告。倉沢元会長が「証明書は村木元局長からもらった」と説明した公判証言などを根拠に「元局長の指示はあったと考えるのが合理的だ」と主張し、懲役1年6カ月を求刑した。
これに対して弁護側は「検察はストーリーに沿った調書を作成することに力を注ぎ、冤罪を発生させた」として無罪判決を求めていた。
〈郵便不正事件〉 障害者団体向けの郵便割引制度を悪用し、実態のない団体名義で企業広告が格安で大量発送された事件。
大阪地検特捜部は昨年2月以降、郵便法違反容疑などで強制捜査に着手。厚生労働省から自称障害者団体「凛の会」が同制度の適用を受けるための偽の証明書が発行されたことが分かり、特捜部は昨年7月、発行に関与したとして村木厚子元局長や同会の元会長ら4人を虚偽有印公文書作成・同行使罪で起訴した。(9月10日asahi.com.)
中央官庁の官僚が、課長名で偽造証明書を作るなどということは、あってはならない重大な犯罪だ。
筆者自身外務官僚だった。
外務省での相場観からすると、課長名で偽造外交文書を作成したことが露見すれば、それを行った職員は確実にクビだ。
課長も少なくとも管理責任を問われ、処分される。
今回、村木氏に無罪が言い渡されたが故に、厚労省官僚による偽造文書作成という犯罪の真相究明がおろそかになってはならない。
村木氏に関し、無罪が言い渡されることは、公判における証拠採用の段階で明白だった。
調書の信用性が否定されたわけだ。調書がどのように作られたかについて、9月10日発売の『文藝春秋』2010年10月号の手記で村木氏はこう述べている。
調書の作成というのは、検事さんとの交渉なんですね。
私は一度、弘中先生(引用者註*弘中惇一郎弁護士)から叱られたことがあります。
「なんでみんな、こんなに嘘をつくんだろう」と私が嘆いた時です。
弘中先生は、「みんなが嘘をついているわけじゃない。検事が自分の好きな調書をまず作ってしまう。そこから交渉が始まるんだ。調書とはそういうものだ」って。
どんなに説明しても、結局検事さんが書きたいことしか書いてもらえない。
いくら詳しく喋っても、それが調書になるわけではないんです。
話した中から、検事さんが取りたい部分だけがつまみ出されて調書になる。
そこから、どれだけ訂正をしてもらえるかの交渉が始まるんです。
なので、いくらやりとりをしても自分が言いたいこととはかけ離れたものにしかなりません。
がんばって交渉して、なんとかかんとか「少なくとも嘘はない」というところまでたどりつく、という感じです。
(村木厚子「私は泣かない、屈しない」『文藝春秋』2010年10月号)
もっともこういう取り調べは、いつものことだ。
村木氏を担当した特捜検察官からすれば、「特捜検察官はみんなやっていることだ。いつもと同じことをしていたのに何で俺たちだけがこんな目に遭わなくてはならないのか」と途方に暮れているのだと思う。
大阪地検特捜部は、この事件を通じ、当時野党だった民主党有力政治家と厚労省官僚の不適切な関係を暴き、世の中をもっときれいにしようと思ったのであろう。
検察官僚が望む正義を実現しようとした国策捜査だったのだと思う。
筆者は、鈴木宗男衆議院議員の疑惑に関連する事件で東京地方検察庁特別捜査部に2002年5月14日に逮捕され、512日間、「小菅ヒルズ」(東京拘置所)の独房に閉じこめられた経験がある。
このとき筆者を取り調べた検察官が、取り調べ3日目の2002年5月16日の取り調べでこの事件は国策捜査だと筆者に述べた。
「あなたは頭のいい人だ。必要なことだけを述べている。嘘はつかないというやり方だ。今の段階はそれでもいいでしょう。しかし、こっちは組織なんだよ。あなたは組織相手に勝てると思っているんじゃないだろうか」
「勝てるとなんか思ってないよ。どうせ結論は決まっているんだ」
「そこまでわかっているんじゃないか。君は。だってこれは『国策捜査』なんだから」(佐藤優『国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて』新潮文庫、2007年、277頁)
その後も取り調べのときに検察官と国策捜査について何度も議論した。あるとき、こんなやりとりがあった。
「これは国策捜査なんだから。あなたが捕まった理由は簡単。あなたと鈴木宗男をつなげる事件を作るため。国策捜査は『時代のけじめ』をつけるために必要なんです。時代を転換するために、何か象徴的な事件を作り出して、それを断罪するのです」
「見事僕はそれに当たってしまったわけだ」
「そういうこと。運が悪かったとしかいえない」
「しかし、僕が悪運を引き寄せた面もある。今まで、普通に行われてきた、否、それよりも評価、奨励されてきた価値が、ある時点から逆転するわけか」
「そういうこと。評価の基準が変わるんだ。何かハードルが下がってくるんだ」
「僕からすると、事後法で裁かれている感じがする」
「しかし、法律はもともとある。その適用基準が変わってくるんだ。特に政治家に対する国策捜査は近年驚くほどハードルが下がってきているんだ。一昔前ならば、鈴木さんが貰った数百万円程度なんか誰も問題にしなかった。しかし、特捜の僕たちも驚くほどのスピードで、ハードルが下がっていくんだ。今や政治家に対しての適用基準の方が一般国民に対してよりも厳しくなっている。時代の変化しか言えない」(佐藤優『国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて』(新潮文庫、2007年、366~367頁)
特捜部の取り調べは、はじめに筋書きが決められており、それにあわせた調書が作られていく。この特捜検察の常識が、村木事件では通用しなかった。国民の集合的無意識の部分で、検察の正義に対する信頼が揺らぎ始めている。
村木氏の弁護を担当した弘中惇一郎弁護士は、鈴木宗男氏の弁護人でもある。
弘中氏は、筆者に「村木氏の事件も、鈴木氏の事件も、検察のストーリーによって作られた冤罪だ」とはっきり述べた。
最高裁判所の司法官僚は実に頭がいい。
村木氏に対する無罪判決の後で、鈴木氏の上告を最高裁判所が棄却したら、世論はどう反応したであろうか? それをきちんと読んで、9月7日に上告棄却を決定したのだ。
村木氏と鈴木氏の違いはどこにあるのか。
大阪地検特捜と東京地検特捜の文化の相違、また厚生労働省が組織として村木氏を支援したなどの要因をあげる有識者もいるが、筆者はそれは副次的と考える。
もっとも重要なのは運だ。
村木氏は運が良かったが、鈴木氏は運が悪かったのである。
また、いつもと同じように仕事をしていたのに、「無罪を取られてしまった」(註*起訴された事件の99.9%が第一審で有罪になる。
無罪判決となった場合、担当した検察官の出世にマイナスになる。
それだから、検察官は「無罪をとられる」という表現をする)検察官は運が悪かったのだ。
それだけのことだ。筆者は村木氏の幸運を心の底から祝っている。(2010年9月10日脱稿)
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■プロフィール:
佐藤優(さとう・まさる)…1960年、東京都生まれ。作家・元外交官。日本の政治・外交問題について、講演・著作活動を通じ、幅広く提言を行っている。
近著に「特捜神話の終焉」、「誰が日本を支配するのか!?検察と正義の巻」、「誰が日本を支配するのか!?政治とメディアの巻」、「誰が日本を支配するのか!?沖縄と国家統合の巻」など。
http://news.livedoor.com/article/detail/5001707/
「血税で尻拭い」なんて冗談じゃないゾ
【政治・経済】
2011年10月19日 掲載
村木局長への3700万円損害賠償
<検察官が全員で身銭を切れ>
郵便不正事件で無罪となった村木厚子・厚労省元局長が起こした国家賠償請求訴訟で、実質的な審理に入る前に国が3700万円の支払いに応じることが明らかになった。
国賠訴訟で、国側が早々とメ負けモを認めるのは異例だ。
国は「証拠改ざんという特殊性を考慮した」と説明するが、賠償を認めたことで違法捜査の審理は公判で争われない。
事件の真相もヤブの中のままだ。
それよりも、なぜ、デタラメ検察の尻拭いを国民の税金でやるのか。
こんなことでいちいち税金を使われたらたまったもんじゃない。
「そもそもの事件の発端は検察の民主党潰しなんです。東京地検がやったのが『陸山会事件』の小沢一郎元代表の政治資金事件ならば、大阪地検が狙い撃ちしたのが、民主党の石井一・参院予算委員長が登場する村木事件といっていい。石井が自称・障害者団体の代表から依頼され、郵便料金が割引される障害者団体として承認されるように厚労省に依頼。意を酌んだ村木局長が部下の上村勉被告にウソの証明書を発行させた――これが検察の描いたストーリーで、民主党の大物政治家にかけ上がるつもりだったのです」(司法ジャーナリスト)
そもそもが不純な動機でスタートした事件だったのである。
案の定、裁判では検察のズサン捜査が次々と発覚。石井の無関係はすぐ明らかになり、実行犯の上村も法廷で証言を翻し、取り調べ検事の証拠品の改ざんもバレて逮捕、起訴される事態になった。
検察は「全面降伏」だったのだが、だとすれば検事一人一人が賠償金をカンパでもすればいい。
血税を使うなんて冗談じゃない。
副検事まで含めれば検察官は全国に約2700人いるのだ。1人当たり1万円ちょっとで済む話ではないか。
<事件の真相はヤブの中>
元大阪高検公安部長の三井環氏がこう言う。
「郵便不正事件における最大の問題は、強制捜査や村木さん逮捕に至った責任を検察組織が何ひとつ取っていないことです。現在、証拠改ざん事件の裁判中ですが、問われているのは犯罪行為そのものであり、郵便不正事件の捜査の責任とは全く別のモノです。検察は郵便不正事件の捜査の責任を証拠改ざん事件にスリ替え、組織としての責任を免れようとしている。そのツケを税金で払うというのは言語道断です」
もうひとつ忘れてならないのは、郵便不正事件のメ真相モが何ひとつ解明されていないことだ。
村木さんの代理人を務める弘中惇一郎弁護士は、早々と賠償を決めた国の姿勢について「一切の議論を封じ込めた」と批判した。
村木サイドの弁護人が言うのもおかしいが、それほど国と検察はいいかげんということだ。
「上村被告はノンキャリとはいえ、中央官庁の係長です。発覚すれば懲戒解雇が確実とわかっていて、何の意図もなくニセの証明書を作るはずがありません。本当の狙いは何だったのか。国が早々に賠償支払いを決めたことで、このナゾも残されたままです」(司法ジャーナリスト)
上村の動機を隠すために税金が使われるのかと思うと、余計に許せない話だ。
~2011年10月19日以前の記事~
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http://blog.goo.ne.jp/torl_001/e/5fe4fc5b06b26bd9fd8e2976e18f6e18
上村勉被告
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20111103k0000m040045000c.html
この事件は非常におかしな部分が多い事件だ。
何故なら、表向きの中心人物である、村木氏は無罪、しかし、その部下の上村氏が有罪。
確認許可を行っているのは当時の村木氏である。
それならば「部下が有罪」と言うよりは「村木氏はより重罪」になるのが当たり前だ。
しかもエリート組ではない村上部下は、村木氏に当初、確認をとっているのである。
その後は順当に捜査は進み、関係者は全員逮捕になるはずだったが、途中で「村木氏」は釈放され、その後、村上部下や関係する団体の職員も、当初、検察に述べた事を「全員一斉」に「コロリ」とひるがえした。
この事も、釈放された村木氏と背後で協力した者の連携でこのようになったのであろう。
この陰で動いた人物は、取り調べを受けた人物に一人一人と会い、「証言を変えるように指示したのではなかろうか?」。
そのように個人的には見える。
その後は、「村木氏は無罪」、更には、その後の裁判で、3700万円の損害賠償の費用も獲得している。
当時から指摘しているが、明らかなおかしな事件だ。
この事件は当初は「障害者郵便・DM不正使用問題」と言う事件であったが、事件捜査解明後半から、「フロッピーディスク・データ改ざん事件」にコロリと変化した。
この頃、陰の中心人物と言われている、民主党の石井氏の話がチョロチョロと出てきた頃だ。
しかし、テレビ各局、新聞社も、「何故だか検察を追い込む報道」を多くするようになった。
個人的には「各局おかしいのではないのか?」と言う趣旨のコメントを出したが、テレビ各局、コメンテータなども「何故だか、恍けて放送していた」。
その背景には、「足利のえん罪事件」がこの事件の前に報道されており、「検察はやり過ぎだ」と言う「一方的なマインドコントロール」を庶民に向け、背後で操った人物がいる可能性があると言う事だ。
いろいろ考えても、つじつまが会わない部分が多く、本来ならば解明すべき部分も、「意図的に解明されていない」ように見える。
大きな不正の存在があるのではなかろうか!。
各記事参照
郵便不正事件:上村被告に懲役1年6月を求刑
上村勉被告
自称障害者団体に郵便料金割引制度を適用させるため偽証明書を作成したとして、有印公文書偽造、同行使などの罪に問われた厚生労働省元係長の上村勉被告(42)の論告求刑公判が2日、大阪地裁(中川博之裁判長)であった。
検察側は「割引制度を没却し悪質」として、懲役1年6月を求刑した。判決は来年1月23日。
この事件に絡み、大阪地検特捜部の前田恒彦元主任検事(44)=証拠隠滅罪で実刑確定=が上村被告から押収したフロッピーディスクを改ざんしたことが判明。
弁護側はこの日、「公正な刑事手続きが阻害された」として公判の打ち切りを求め、結審した。
検察側は論告で、上村被告は04年、自称障害者団体「凜の会」の関係者の依頼を受け、同会に障害者団体の実態がないことを知りながら、障害者団体と認める偽証明書を発行したと指摘した。
検察側は「利益獲得を目的とする者のために発行した」と批判した。
弁護側は、偽証明書発行は上村被告の単独行為と主張、同会関係者の共謀を否定した。
上村被告は最終意見陳述で「国民、障害者の皆様に多大な迷惑をかけ申し訳ありません」と謝罪した。【村松洋】
毎日新聞 2011年11月2日 20時35分(最終更新 11月2日 20時42分)
• 証拠改ざん処分:元部長、無罪推定に違反と主張 口頭弁論
• 証拠改ざん:過誤で通る書類を…「佐賀被告指示」と証言
• 証拠改ざん:前田元検事が証人に 「事前に故意と伝達」
• 証拠改ざん公判:検事「動機の説明が不十分」と助言
• 証拠改ざん:「前田元検事、他にも」国井検事が証言
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20111103k0000m040045000c.html
同義記事
【郵便不正】 厚労省元係長の公判 弁護側が裁判打ち切り求め結審 検察側は懲役1年6月求刑
2011.11.2 20:41
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/111102/trl11110220420014-n1.htm
元厚労省係長に懲役1年6月求刑 郵便不正で検察側
2011/11/2 21:49
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C93819695E2E0E2E1948DE2E0E3E3E0E2E3E39191E3E2E2E2
厚労省元係長に懲役1年6カ月求刑 郵便不正事件
2011年11月3日2時36分
http://www.asahi.com/national/update/1103/OSK201111020211.html
関連記事
【オムニバス】「村木厚子 厚労省元局長冤罪事件」の仕掛け人は「日本版CIA」
2010年03月01日オムニバス
山崎康彦
私は2月19日付のブログで「安倍晋三元首相の『日本版CIA』は今も暗躍している」という記事を書き、その中で司令塔は安倍晋三元首相と小泉純一郎元首相の秘書官だった飯島勲氏の可能性が高いと書きました。
「どらえもん」のペンネームで政・官・財の裏情報をtwitterで精力的に発信している松田光世氏は、2月27日に「『村木厚子元局長冤罪事件』の仕掛け人はあの男で郵政利権の引き剥がしに動いたのは竹中平蔵と菅義偉だった」という衝撃的な情報を発信しています。
「あの男」とは「日本版CIA」の司令塔の一人である飯島勲氏です。
松田光世氏の2月27日付twitter記事3本
No1【matsudadoraemon twitter情報 4:35 PM Feb 27th 】
あの男の先兵として、郵政利権の引きはがしに動いたのは、竹中平蔵と菅義偉だった。麻生太郎は、あまり利権あさりに興味がなく役に立たないという評価だったので、本人の言うとおり郵政民営化のメインストリームから「外されていた」。
No2【matsudadoraemon twitter情報 4:27 PM Feb 27th 】
あの男は、郵政大臣秘書官当時から、それまで田中派・竹下派が牛じってきた「郵政利権」に目をつけていた。第三種郵便など、その巨大利権のほんのひとかけらでしかない。「郵政民営化」の大義名分の下、郵政を「清和会利権」にすることが、主目的だった。
No3 【matsudadoraemon twitter情報 3:58 PM Feb 27th 】
あの男は、石井議員が関与したように、塩田元部長と口裏合わせをし、自分が関わった日本郵政公社への働きかけをもみ消すため、村木さんを身代わりに仕立て上げた。郵便不正事件の共犯としては、残念ながら時効のカベの向こうにいるあの男こそ、村木さん冤罪事件の主役なのだ。
松田光世氏の「村木厚子元局長冤罪事件」レポート
上記3本のtwitterの短い記事だけでは全体像がわかりませんので、松田光世氏が「村木厚子元局長冤罪事件」の背景をまとめたレポートがあるブログ「低気温のエクスタシーbyはなゆー」様が引用されていますので下記のURLにアクセスしてお読みください。
http://alcyone.seesaa.net/article/142271869.html
私が読み解く「事件の真相」
このレポートを私なりに読み解いた「事件の真相」は次の通りです。
1.「清和会」は「郵政民営化」を好機に「経世会」が長年握っていた「郵政利権」を引き剥がしにかかった。
2.司令塔は「清和会」会長であった小泉純一郎首相であり秘書官飯島勲氏と竹中平蔵氏と菅義偉氏が尖兵として動いた。
3.障害者団体が、認可された格安な第三種郵便を使って企業のダイレクトメールやカタログの郵送を請負い莫大な利益を得る「郵便料金詐欺」行為が半ば公然と行われていたため、第三種郵便の資格取得を希望する障害者団体は郵政公社への口利きができる政治家を探していた。
4.倉沢被告の障害者団体が第三種郵便の資格認定をすんなりパスしたのは、小泉純一郎元首相自身か飯島勲秘書官が日本郵政公社に口利きしたためである。
5.飯島勲秘書官は自分達の口利きが発覚するのを恐れて、倉沢被告が渡した「石井事務所秘書」の名刺をマスコミに見せて、「口利きしたのは民主党の石井一氏である」というデマ情報を流し「石井一犯人説」の世論誘導を画策した。
6.昨年3月、佐久間東京地検特捜部長が政権交代阻止のために小沢民主党代表(当時)の逮捕・起訴を狙った「ゼネコン闇献金」事件をでっちあげたが、結局何の証拠も証言も出ずに大失敗した。
7.東京地検特捜部への対抗心と功名心に燃える大坪弘道大阪地検特捜部長は、飯島勲秘書官がでっちあげた「石井一犯人説」に検証もせずに飛びつき、村木厚子局長の上司であった塩田元部長と「石井議員が関与した」ように口裏合わせをして村木厚子局長を逮捕した。
8.大坪弘道大阪地検特捜部長は村木厚子局長が警察・検察の取り調べに対し、一貫して容疑事実を否認したため、塩田元部長の「口裏合わせ供述」と逮捕した部下の上村係長の「強制供述」を頼りに村木厚子元局長を起訴した。「石井一犯人説」が前提であった。
9.しかしながら肝心かなめの2人が検察の「供述」内容を公判で否定し「検察のストーリに沿って嘘の供述をした」ことを裁判官の前で証言した。
10.まともな裁判官であれば村木厚子元局長に「無罪判決」を出すのは当然である。
11.大坪弘道大阪地検特捜部長は佐久間東京地検特捜部長とともに繰り返される「検察による冤罪犯罪」の首謀者であり刑事訴追の対象とすべきである。
12.この冤罪事件の本質は「小泉純一郎元首相自身か飯島勲秘書官が日本郵政公社に口利きした」事実が濃厚であり、2人を「斡旋利得容疑」で強制捜査の対象にすべきなのである。
◇記者の「ブログ」「ホームページ」など
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【佐藤優の眼光紙背】村木厚子元厚生労働省局長に対する無罪判決
2010年09月10日16時19分
眼光紙背
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佐藤優の眼光紙背:第80回
9月10日午後、大阪地方裁判所は、郵便割引制度に関係した偽の証明書発行事件で、虚偽有印公文書作成・同行使罪に問われた厚生労働省の元雇用均等・児童家庭局長、村木厚子被告人(54)に対して無罪(求刑懲役1年6月)を言い渡した。
横田信之裁判長は「共謀があったとは認定できない」と明確に述べた。
この事件については、明らかになっていない点が多いので、事件自体について論評することが難しい。朝日新聞は事件の概要についてこう説明する。
村木元局長は2004年6月、自称障害者団体「凛(りん)の会」(東京、現・白山会)が郵便割引制度の適用を受けるための偽の証明書を発行するよう、担当係長だった上村(かみむら)勉被告(41)=同罪で起訴、公判中=に指示したとして、昨年7月に起訴された。
元局長は一貫して否認した。
検察側は今年1月の初公判で、証明書発行は凛の会元会長の倉沢邦夫被告(74)=一審・同罪は無罪、検察側控訴=が当時衆院議員だった石井一・参院議員(76)に証明書が発行されるよう頼み、石井議員が当時の障害保健福祉部長に口添えした「議員案件」だったと指摘。
元部長の指示を受けた村木元局長(当時、企画課長)が上村被告に証明書を不正発行させたと主張した。
ところが、捜査段階で村木元局長の事件への関与を認めたとされる上村被告や元部長らが証人尋問で「調書はでっち上げだ」「事件は壮大な虚構」などと説明を一転。
横田裁判長は5月、検察側が立証の柱とした上村被告らの供述調書計43通のうち34通について「調書は検事の誘導で作られた」などと判断し、証拠採用しない決定をした。
窮地に追い込まれた検察側は6月、推論を重ねる手法で論告。倉沢元会長が「証明書は村木元局長からもらった」と説明した公判証言などを根拠に「元局長の指示はあったと考えるのが合理的だ」と主張し、懲役1年6カ月を求刑した。
これに対して弁護側は「検察はストーリーに沿った調書を作成することに力を注ぎ、冤罪を発生させた」として無罪判決を求めていた。
〈郵便不正事件〉 障害者団体向けの郵便割引制度を悪用し、実態のない団体名義で企業広告が格安で大量発送された事件。
大阪地検特捜部は昨年2月以降、郵便法違反容疑などで強制捜査に着手。厚生労働省から自称障害者団体「凛の会」が同制度の適用を受けるための偽の証明書が発行されたことが分かり、特捜部は昨年7月、発行に関与したとして村木厚子元局長や同会の元会長ら4人を虚偽有印公文書作成・同行使罪で起訴した。(9月10日asahi.com.)
中央官庁の官僚が、課長名で偽造証明書を作るなどということは、あってはならない重大な犯罪だ。
筆者自身外務官僚だった。
外務省での相場観からすると、課長名で偽造外交文書を作成したことが露見すれば、それを行った職員は確実にクビだ。
課長も少なくとも管理責任を問われ、処分される。
今回、村木氏に無罪が言い渡されたが故に、厚労省官僚による偽造文書作成という犯罪の真相究明がおろそかになってはならない。
村木氏に関し、無罪が言い渡されることは、公判における証拠採用の段階で明白だった。
調書の信用性が否定されたわけだ。調書がどのように作られたかについて、9月10日発売の『文藝春秋』2010年10月号の手記で村木氏はこう述べている。
調書の作成というのは、検事さんとの交渉なんですね。
私は一度、弘中先生(引用者註*弘中惇一郎弁護士)から叱られたことがあります。
「なんでみんな、こんなに嘘をつくんだろう」と私が嘆いた時です。
弘中先生は、「みんなが嘘をついているわけじゃない。検事が自分の好きな調書をまず作ってしまう。そこから交渉が始まるんだ。調書とはそういうものだ」って。
どんなに説明しても、結局検事さんが書きたいことしか書いてもらえない。
いくら詳しく喋っても、それが調書になるわけではないんです。
話した中から、検事さんが取りたい部分だけがつまみ出されて調書になる。
そこから、どれだけ訂正をしてもらえるかの交渉が始まるんです。
なので、いくらやりとりをしても自分が言いたいこととはかけ離れたものにしかなりません。
がんばって交渉して、なんとかかんとか「少なくとも嘘はない」というところまでたどりつく、という感じです。
(村木厚子「私は泣かない、屈しない」『文藝春秋』2010年10月号)
もっともこういう取り調べは、いつものことだ。
村木氏を担当した特捜検察官からすれば、「特捜検察官はみんなやっていることだ。いつもと同じことをしていたのに何で俺たちだけがこんな目に遭わなくてはならないのか」と途方に暮れているのだと思う。
大阪地検特捜部は、この事件を通じ、当時野党だった民主党有力政治家と厚労省官僚の不適切な関係を暴き、世の中をもっときれいにしようと思ったのであろう。
検察官僚が望む正義を実現しようとした国策捜査だったのだと思う。
筆者は、鈴木宗男衆議院議員の疑惑に関連する事件で東京地方検察庁特別捜査部に2002年5月14日に逮捕され、512日間、「小菅ヒルズ」(東京拘置所)の独房に閉じこめられた経験がある。
このとき筆者を取り調べた検察官が、取り調べ3日目の2002年5月16日の取り調べでこの事件は国策捜査だと筆者に述べた。
「あなたは頭のいい人だ。必要なことだけを述べている。嘘はつかないというやり方だ。今の段階はそれでもいいでしょう。しかし、こっちは組織なんだよ。あなたは組織相手に勝てると思っているんじゃないだろうか」
「勝てるとなんか思ってないよ。どうせ結論は決まっているんだ」
「そこまでわかっているんじゃないか。君は。だってこれは『国策捜査』なんだから」(佐藤優『国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて』新潮文庫、2007年、277頁)
その後も取り調べのときに検察官と国策捜査について何度も議論した。あるとき、こんなやりとりがあった。
「これは国策捜査なんだから。あなたが捕まった理由は簡単。あなたと鈴木宗男をつなげる事件を作るため。国策捜査は『時代のけじめ』をつけるために必要なんです。時代を転換するために、何か象徴的な事件を作り出して、それを断罪するのです」
「見事僕はそれに当たってしまったわけだ」
「そういうこと。運が悪かったとしかいえない」
「しかし、僕が悪運を引き寄せた面もある。今まで、普通に行われてきた、否、それよりも評価、奨励されてきた価値が、ある時点から逆転するわけか」
「そういうこと。評価の基準が変わるんだ。何かハードルが下がってくるんだ」
「僕からすると、事後法で裁かれている感じがする」
「しかし、法律はもともとある。その適用基準が変わってくるんだ。特に政治家に対する国策捜査は近年驚くほどハードルが下がってきているんだ。一昔前ならば、鈴木さんが貰った数百万円程度なんか誰も問題にしなかった。しかし、特捜の僕たちも驚くほどのスピードで、ハードルが下がっていくんだ。今や政治家に対しての適用基準の方が一般国民に対してよりも厳しくなっている。時代の変化しか言えない」(佐藤優『国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて』(新潮文庫、2007年、366~367頁)
特捜部の取り調べは、はじめに筋書きが決められており、それにあわせた調書が作られていく。この特捜検察の常識が、村木事件では通用しなかった。国民の集合的無意識の部分で、検察の正義に対する信頼が揺らぎ始めている。
村木氏の弁護を担当した弘中惇一郎弁護士は、鈴木宗男氏の弁護人でもある。
弘中氏は、筆者に「村木氏の事件も、鈴木氏の事件も、検察のストーリーによって作られた冤罪だ」とはっきり述べた。
最高裁判所の司法官僚は実に頭がいい。
村木氏に対する無罪判決の後で、鈴木氏の上告を最高裁判所が棄却したら、世論はどう反応したであろうか? それをきちんと読んで、9月7日に上告棄却を決定したのだ。
村木氏と鈴木氏の違いはどこにあるのか。
大阪地検特捜と東京地検特捜の文化の相違、また厚生労働省が組織として村木氏を支援したなどの要因をあげる有識者もいるが、筆者はそれは副次的と考える。
もっとも重要なのは運だ。
村木氏は運が良かったが、鈴木氏は運が悪かったのである。
また、いつもと同じように仕事をしていたのに、「無罪を取られてしまった」(註*起訴された事件の99.9%が第一審で有罪になる。
無罪判決となった場合、担当した検察官の出世にマイナスになる。
それだから、検察官は「無罪をとられる」という表現をする)検察官は運が悪かったのだ。
それだけのことだ。筆者は村木氏の幸運を心の底から祝っている。(2010年9月10日脱稿)
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■プロフィール:
佐藤優(さとう・まさる)…1960年、東京都生まれ。作家・元外交官。日本の政治・外交問題について、講演・著作活動を通じ、幅広く提言を行っている。
近著に「特捜神話の終焉」、「誰が日本を支配するのか!?検察と正義の巻」、「誰が日本を支配するのか!?政治とメディアの巻」、「誰が日本を支配するのか!?沖縄と国家統合の巻」など。
http://news.livedoor.com/article/detail/5001707/
「血税で尻拭い」なんて冗談じゃないゾ
【政治・経済】
2011年10月19日 掲載
村木局長への3700万円損害賠償
<検察官が全員で身銭を切れ>
郵便不正事件で無罪となった村木厚子・厚労省元局長が起こした国家賠償請求訴訟で、実質的な審理に入る前に国が3700万円の支払いに応じることが明らかになった。
国賠訴訟で、国側が早々とメ負けモを認めるのは異例だ。
国は「証拠改ざんという特殊性を考慮した」と説明するが、賠償を認めたことで違法捜査の審理は公判で争われない。
事件の真相もヤブの中のままだ。
それよりも、なぜ、デタラメ検察の尻拭いを国民の税金でやるのか。
こんなことでいちいち税金を使われたらたまったもんじゃない。
「そもそもの事件の発端は検察の民主党潰しなんです。東京地検がやったのが『陸山会事件』の小沢一郎元代表の政治資金事件ならば、大阪地検が狙い撃ちしたのが、民主党の石井一・参院予算委員長が登場する村木事件といっていい。石井が自称・障害者団体の代表から依頼され、郵便料金が割引される障害者団体として承認されるように厚労省に依頼。意を酌んだ村木局長が部下の上村勉被告にウソの証明書を発行させた――これが検察の描いたストーリーで、民主党の大物政治家にかけ上がるつもりだったのです」(司法ジャーナリスト)
そもそもが不純な動機でスタートした事件だったのである。
案の定、裁判では検察のズサン捜査が次々と発覚。石井の無関係はすぐ明らかになり、実行犯の上村も法廷で証言を翻し、取り調べ検事の証拠品の改ざんもバレて逮捕、起訴される事態になった。
検察は「全面降伏」だったのだが、だとすれば検事一人一人が賠償金をカンパでもすればいい。
血税を使うなんて冗談じゃない。
副検事まで含めれば検察官は全国に約2700人いるのだ。1人当たり1万円ちょっとで済む話ではないか。
<事件の真相はヤブの中>
元大阪高検公安部長の三井環氏がこう言う。
「郵便不正事件における最大の問題は、強制捜査や村木さん逮捕に至った責任を検察組織が何ひとつ取っていないことです。現在、証拠改ざん事件の裁判中ですが、問われているのは犯罪行為そのものであり、郵便不正事件の捜査の責任とは全く別のモノです。検察は郵便不正事件の捜査の責任を証拠改ざん事件にスリ替え、組織としての責任を免れようとしている。そのツケを税金で払うというのは言語道断です」
もうひとつ忘れてならないのは、郵便不正事件のメ真相モが何ひとつ解明されていないことだ。
村木さんの代理人を務める弘中惇一郎弁護士は、早々と賠償を決めた国の姿勢について「一切の議論を封じ込めた」と批判した。
村木サイドの弁護人が言うのもおかしいが、それほど国と検察はいいかげんということだ。
「上村被告はノンキャリとはいえ、中央官庁の係長です。発覚すれば懲戒解雇が確実とわかっていて、何の意図もなくニセの証明書を作るはずがありません。本当の狙いは何だったのか。国が早々に賠償支払いを決めたことで、このナゾも残されたままです」(司法ジャーナリスト)
上村の動機を隠すために税金が使われるのかと思うと、余計に許せない話だ。
~2011年10月19日以前の記事~
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逮捕された部下は「自白」!、管理者は正直になるべきだ!~郵便割引不正
2009年05月28日 04時46分31秒 | 政治・自衛隊
http://blog.goo.ne.jp/torl_001/e/5fe4fc5b06b26bd9fd8e2976e18f6e18
そもそも管理者であった厚生労働省の元局長ではなく、その部下だけが「有罪判決」なのである。
管理社責任は無いのか?。
非常におかしな裁判だ。
又、民主党の石井議員も国会の議長をしている事自体おかしい状態だ。
障害者郵便利用・不正配送、昔からその手の業界では、「石井先生に頼む」と言うのが通例だ。
以前では、中小企業ならば、一回50万円、それ以上ならば、それなりの金額だ。
厚生労働省の元局長もこの事は「知っているはず」である。
業界企業はDM費用を安く出来たとは言え、「違法行為」を行っていたのだから、関係者は全て逮捕されるべきだと思うが。
闇の世界では許されるのか?。
このDM不正配送事件に関係している「裁判官ら」も、「毒まんじゅう」でも食わされているのであろう。
直感でそのように思える。
この事件では、大量のDM(ダイレクト・メール)を使用した多くの企業が、「正直に申し出てきており、その後、正しい金額を支払った」。
記事参照
厚労省文書偽造事件 逆転無罪判決
3月22日 12時44分
厚生労働省の元局長、村木厚子さんが無罪になった郵便の割引制度を巡る事件で、証明書を偽造した罪に問われた団体の元幹部に、大阪高等裁判所は、「検察に自白を誘導された可能性があり、事件への関与は認められない」として、1審とは逆に無罪を言い渡しました。
無罪判決を受けたのは、自称・障害者団体「凛の会」の元幹部、河野克史さん(71)です。
障害者向けの郵便割引制度を適用するためのうその証明書の作成を厚生労働省側に依頼したとして起訴され、1審で執行猶予の付いた有罪判決を受けました。
その後、元局長の村木さんの無罪が確定したのを受けて、検察は、証明書を偽造した罪で有罪が確定した上村勉元係長の共犯として起訴内容を変更し、被告は控訴して無罪を主張していました。
22日の判決で、大阪高等裁判所の的場純男裁判長は、「被告は、事件を捜査した大阪地検特捜部の検察官によって自白を誘導された可能性がある。
上村元係長が証明書を偽造するとまで被告が理解していたかについての証拠はなく、共謀は認められない」として、1審とは逆に無罪を言い渡しました。
この事件では4人が起訴されましたが、村木さんをはじめ3人に無罪が言い渡される異例の結果となりました。
判決のあと記者会見した河野さんは、「捜査段階では、検事から追及されて、責任を感じて『自分が依頼した』と言ってしまったが、検察には、捜査の基本線を取り戻してほしい」と話していました。
一方、判決について、大阪高等検察庁の松井巌次席は、「主張が認められず遺憾だ。上告するかどうか、内容を精査して対応したい」としています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120322/k10013891311000.html
凜の会元会員に逆転無罪
村木厚子元局長(56)が無罪となった厚生労働省の文書偽造事件で、有印公文書偽造・同行使罪に問われた自称障害者団体「凜(りん)の会」元会員河野克史被告(71)の控訴審判決で大阪高裁は22日、「捜査段階の自白調書は信用できない」として懲役1年6月、執行猶予3年の1審大阪地裁判決を破棄し、逆転無罪を言い渡した。
判決理由で的場純男裁判長は「取り調べをした検察官から、態度次第で身柄の拘束期間や保釈金が決まると言われ、自白を誘導された可能性がある」と指摘。
また河野被告が厚労省を訪れる前に別の団体から、証明書交付に必要な書類を発行されていた点を重視。偽の証明書を作成した上村勉・同省元係長(42=有罪確定)との間で「虚偽との認識を共有していたと認められる、やりとりも証拠もない」と、共謀の成立を否定した。
河野被告は村木元局長の「共犯」として上村元係長らと共謀、実体のない同会を障害者団体と認める証明書を偽造した、として虚偽有印公文書作成・同行使罪で起訴された。
1審は大筋で起訴内容を認め、2010年5月の判決で有罪となったが「事実誤認がある」として控訴した。
その後、文書の作成権者である村木元局長の無罪が確定。同罪が成立しなくなったため、控訴審で検察側は元局長の関与を除いた有印公文書偽造・同行使罪への訴因変更を請求し、高裁に認められた。
事件では起訴された4人のうち村木元局長ら3人が無罪となり、上村元係長だけ有罪が確定した。
(共同)
[2012年3月22日14時13分]
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村木厚子厚生労働省公文書偽造大阪高裁執行猶予
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp0-20120322-921355.html
同義記事
「凛の会」発起人に逆転無罪、大阪高裁
2012/03/21
http://www.youtube.com/watch?v=_3KRww-E61U&feature=player_embedded
障害者団体発起人に逆転無罪 村木さん無罪の郵便不正事件 大阪高裁
2012.3.22 11:56
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120322/trl12032211570001-n1.htm
団体発起人に逆転無罪=偽証明書「故意、共謀ない」-大阪高裁
(2012/03/22-12:05)
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc&rel=j7&k=2012032200054
郵便不正事件、団体元幹部に逆転無罪 大阪高裁 「自白誘導の可能性」と指摘
2012/3/22 12:19
http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C93819A91E0E0E2E39E8DE0E0E2E1E0E2E3E0E2E2E2E2E2E2
凜の会元会員に逆転無罪判決 「自白調書信用できず」
2012年3月22日 12時43分
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012032201000938.html
凛の会元幹部、逆転無罪 郵便不正控訴審
[ 3/22 18:45 読売テレビ]
http://www.news24.jp/nnn/news8893733.html
逆転無罪被告「作った話で取り調べ」と特捜批判
(2012年3月22日18時49分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120322-OYT1T00980.htm
凛の会元幹部に逆転無罪 「犯罪の証明ない」 郵便不正
2012年3月22日
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK201203220059.html
郵便不正 「凛の会」元会員に逆転無罪…大阪高裁判決
(2012年3月22日 読売新聞)
http://osaka.yomiuri.co.jp/zoom/20120322-OYO9I00717.htm
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20120322-OYO1T00722.htm
凜の会元会員に逆転無罪 厚労省文書偽造事件で大阪高裁判決
'12/3/22
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp201203220149.html
部下が逮捕され、管理監督し、上司であった木村氏が無罪なのは、今考えてもおかしい。
大阪地検の担当者らも、この村木のおかげで酷い事になってしまった。
本来、DM不正配送事件だったものが、途中からフロッピーディスク情報改ざん事件にすり替わってしまったからだ。
今考えても、日付が変わってしまったのは、「地検側が、意図的ではないが、結果的には故意になってしまった」と言う部分に、村木氏や支援者らがその部分について「集中的に追求し、本来、大阪地検が追求していたDM不正配送事件の追求力を弱め、逆転勝利した」と言う事だ。
個人的にはそれがハッキリと分かる。
又、この人は一度、退職し、多額な退職金を受け取っているが、再び、省に戻ると言う事は、この木村氏も「悪徳な天下り官僚」や、「渡り官僚ら」と「全く同じになる」と言う事が言える。
国が赤字な状態なのに「再び多額の退職金を得ようとしている」。
このような役人が多くいるので日本国は赤字になってゆくのだ。
旦那も厚労省なのだろ、木村厚子氏は引退すべきだ。
この事件については、テレビメディアも何故だか「非常におとなしい」。
放送局や通販などの関連会社なども「格安DM不正配送」を行っていた会社が多いのではなかろうか。
この「弱み」を「木村氏」等の関係者は把握している為に、「バラされると困る」と言う事で「シッカリとした報道が出来ない」と言う事ではなかろうか。
厚労省内で女性職員の評判が良くても、「本当の顔」、「政治家との繋がり」などは表には出さなかった、村木氏と言う事だ。
企業を助ける、DM料金を下げられるとは言え、民主党の石井議員とつるんで、法律を犯していたのは問題だ。
DM料金を下たいのであれば、全員に適用出来るように「法改正すれば良い」のだ。
それ無しで勝手に法律規定以上、以外な事を行う事は、その一つ一つの法律自体を崩してゆくと言う事だ。
政治家や官僚とは言え、「法律、きまり」は守らなければならない。
「国民への示し」がつかなくなる。
記事参照
政治 村木氏、3年ぶり局長に復帰 厚労省、女性局長2人に
(09/04 10:56、09/04 12:06 更新)
村木厚子内閣府政策統括官
小宮山洋子厚生労働相は4日、文書偽造事件で逮捕された後、無罪が確定した村木厚子内閣府政策統括官(56)を、生活保護を担当する厚労省社会・援護局長に充てるなどの幹部人事を正式に発表した。
発令は10日付。
女性の就労支援や少子化対策を担当する雇用均等・児童家庭局長には石井淳子官房審議官(54)が昇格。
小宮山氏は記者会見で「女性局長2人は10年ぶりで、厚生、労働それぞれ(の分野)に女性局長がいるのは初めて」と強調した。
村木氏が厚労省の現場に復帰するのは、雇用均等・児童家庭局長当時に逮捕された2009年6月以来、約3年ぶり。
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【関連記事】
【政治】厚労省人事、次官に金子氏 村木氏は社会・援護局長(09/03)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/401473.html
女局長の執念、蛇のような執念だ。
この事件は非常におかしな結末になった。
記事参照
ニュース詳細
厚労省局長事件で検察官の適格性を議決
3月12日 23時40分
検察官の適格性を審査する、法務省の「検察官適格審査会」は、厚生労働省の局長の無罪が確定した事件で、捜査に当たっていた検察官について、「適格性がないとは言えない」と議決し、ほかの4人については審査を行わないことを決めました。
法務省の「検察官適格審査会」は、法務大臣の請求や国民からの申し出を受けて、国会議員や弁護士、それに大学教授らの委員が、検察官の適格性を審査するもので、国民からの申し出を受けて、大阪地検特捜部に逮捕・起訴された厚生労働省の局長の無罪が確定した事件で、捜査に当たっていた検察官1人について審査を行ってきました。
その結果12日、「適格性がないとは言えない」と議決しました。
また、ほかの検察官のうち、すでに懲戒処分を受けたり辞職したりした検察官を除く4人については、審査を行わないことを決めました。
審査会は、議決や審査を行わない理由は公表しておらず、審査を申し立てた人に伝えるとしています。
法務省によりますと、「検察官適格審査会」が国民からの申し出を受けて審査を行ったのは、昭和23年の設置以来、今回が初めてで、審査会は谷垣法務大臣に審査の結果を通知することにしています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130312/t10013155811000.html
障害者DM郵便は通常郵便よりも「安く使用出来るようになっている」が、これを悪用した企業が問題を認識し、適正な金額になるように追加支払いをした企業もあるが、本筋の問題、「誰が中核で、そのようになったのか?」と言う問題が、消し飛んでいると言う事だ。
当時の大阪検察の調査官は、過去にも多くの難問を解決してきた能力のあるエリート調査官であったが、何故だか、フロッピ-ディスクの記録日付を変えてしまったのだ。
もう少しで「誰が中核で、そのようになったのか?」、と言う所まで追求出来そうであったが、一部の民主党の議員や、地方の知事の元被告への「不要な支援・協力の為」に本来追求すべき「誰が中核で、そのようになったのか?」、と言う事が誤摩化され、いつの間にか、主たる問題が「フロッピ-ディスクデータ改ざん問題」にすり替わってしまったのである。
テレビや新聞などのメディアも、異常なくらい「フロッピ-ディスクデータ改ざん問題」に固執して報道していたが、結局の所、「DM不正配送事件は、誰が中核で、そのようになったのか?」と言う、本質的な問題は追求完了しないまま、この事件は幕を閉じる事になった。
検察官が、フロッピ-ディスクのデータ改ざんを行ったのは、「事件解決に結びつけるまでに改ざんした方が都合が良い」と言う事からであったが、証拠の品に変更を加えたのは良くない。
個人的には「誤って日付が更新してしまった」のか?、と当時は考えたが意図的なものであったようだ。
これをチャンスと捉えた被告と弁護士側は、「誰が中核で、そのようになったのか?」と言う事を誤摩化す為に「フロッピ-ディスクデータ改ざん問題」だけをテーマに検察側に突きつけた。
暫くすると、検察側もくたびれ果て、「誰が中核で、そのようになったのか?」と言う事の追求は、その後は、なされなかった、と言う事だ。
非常におかしな事件!。
裁判でも、データ改ざんに焦点が集中し、本筋の、DM不正配送事件は、「誰が中核で、そのようになったのか?」と言う事はテーマは誤摩化され、話題にされなかったと言う事か?。
結果的には事件の中核者は、普通の人のように表に出てきており、部下の人間は刑務所行きになってしまった、と言う酷い状態だ。
「普通は、部下が責任が軽く、管理している上司の責任が重くなるのでは?」。
この事件ではそれ真逆なのである。
このくらいの誤摩化し、トリック加工が出来たので女性でも局長になれたのであろう。
「自分の責任を、部下や他人に擦り付ける」。
本当に疫病神のような人だ。
DM不正配送を無くすのであれば、法律を変えるのが先だ。
局長の気分次第で判断しているのは問題だ。
「誰が中核で、そのようになったのか?」決定権を持つ人間が、部下に責任を擦り付け「責任を取っていない」事が問題だ。
非常に質の悪い、悪質な人だ。
その反面、検察官は「真面目だと思う」。
あってはならない事だが、正義感が強いので、「事件解決をスムーズにする為」に、「日付をいじってしまった」、と言う事であろう。
厚労省局長の部下であった人も大変な事になってしまったと言う事だ。
しかし、事件を丸く納める為に、自分が犠牲になり「裏金でも貰った」のであろう。
そうでないと、「整合性は取れない」と思うが。
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この村木厚子氏は裁判でも何千万も獲得しているのだろ。
一回は辞めたので高額な退職金も得ている。
これでは、天下り官僚のように、同じ省で、また退職金を受け取ると言う事か!。
安倍氏が関ったと言う事は「安倍氏にも、何らかのメリットがある」のかもしれない。
障害者郵便・格安DM不正使用事件では、問題を認識しつつも、「仕事」と言う事で、恍けつつ、その事を実行した。
事件の中核者だったが、何故だか、部下の「ノンキャリアの職員」が、「犠牲の逮捕」と言う事になった。
上司の村木厚子氏は、関係する政治家などが裁判官に圧力をかけ、結果的には何故だか無罪と言う判決になった。
障害者郵便・格安DM(ダイレクトメール)不正使用事件は、途中から大阪地検のフロッピーディスクのデータ改ざん事件にすり替わってしまい、民主党の石井議員が親玉とされる、DM不正使用・配送事件の追求は途中で途絶えてしまった。
捜査途中でも、多くの企業が、この「障害者郵便・格安DM」を使用していた事で、「自白してきた」。
デパートや大手電化製品販売などは使用してきた事を自白した企業も多い。
この事を許可してきたのは、当時の厚生労働省の村木氏と言う事だ。
今でも、何故、責任の薄い部下だけが逮捕され、それを監督指示していた、上司の村木氏が無罪なのか?!。
究極の悪とはこのような事だ。
恍けて法を犯し続けた木村氏は、自らの罪をノンキャリアの部下に擦り付けた、と言う事だ。
このような法に抵触する事でも、厚生労働省は前任者から引き継いできている、と言う事が言える。
日本の省庁、官僚の深刻な問題として、「問題がある状態であったとしても、問題が無かった事のように処理している事実」がある。
日本の政治家はこの事を正す必要がある、と言う事だ。
今回の厚労省トップ、事務次官を村木厚子氏に推薦した安倍首相は「表面的な事にこだわる首相」なのかもしれない。
非常に中身の軽い、安っぽい安倍氏,と言うように見えてしまう。
記事参照
厚労次官に村木厚子氏…郵便不正事件で無罪
政府は、厚生労働省の金子順一次官(59)の退任を認め、後任に村木厚子社会・援護局長(57)を充てる人事を固めた。
同省で事務方トップの次官に女性が就任するのは、1997年7月から98年10月まで務めた松原亘子氏以来、約16年ぶり。
村木氏は、郵便不正事件で2009年6月に逮捕されたが、無罪が確定し、10年9月に復職した。
政府は、社会のあらゆる分野の指導的地位において女性が占める割合を「20年までに30%程度にする」との目標を掲げており、村木氏の起用で弾みをつけたい考えだ。
(2013年6月14日19時12分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20130614-OYT1T01038.htm
首相の意向反映 厚労次官に文書偽造事件で無罪の村木氏
政府は14日、厚生労働省の金子順一事務次官(59)を退任させ、後任に村木厚子社会・援護局長(57)を充てる人事案を固めた。
月内にも正式決定する。
村木氏は旧労働省出身。内閣総務官室によると、女性の事務次官は1997年の松原亘子旧労働事務次官以来、2人目。
「女性の登用」に積極的な安倍晋三首相の強い意向が反映された。
民主党政権時に就任した次官を早期に交代させ、民主党色を一掃したいとの官邸の思惑もあったようだ。
村木氏は、2009年に厚労省の文書偽造事件で逮捕、起訴されたが、後に裁判で無罪が確定した。
厚労省の雇用均等・児童家庭局長や内閣府政策統括官を歴任した。
12年からは社会・援護局長に就任し、生活保護などを担当していた。
金子氏も旧労働省出身。次官が2代続けて旧労働省から出るのは初のケースとなるため、厚労省と首相官邸で調整を続けていた。
首相は、自民党三役に女性を2人起用したほか、経済団体にも女性役員の登用を要請するなど女性の活躍を推進している。
女性国家公務員の登用にも意欲的で、村木氏はそのシンボル的な存在になる可能性が高い。
村木 厚子氏(むらき・あつこ)高知大卒。78年労働省。内閣府政策統括官などを経て、12年9月から厚労省社会・援護局長。57歳。高知県出身。
[ 2013年6月14日 19:41 ]
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生活保護費の不正受給 元巨人の藤崎容疑者を逮捕
金子順一村木厚子厚生労働省
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2013/06/14/kiji/K20130614006013560.html
女性の登用をアピール…厚労省次官に村木厚子氏(06/14 22:42)
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/35/ee764ee40f0b49eab8d2e90dd69b553a.jpg?random=777b369db12dd7f69c8740baf98c2ef2
政府は、厚生労働省の事務次官・金子順一氏が退任し、後任に村木厚子社会・援護局長を起用する人事を固めた。
今月中にも正式発表する見通しだ。女性の登用をアピールしたい安倍総理大臣の意向が反映されたものとみられている。
村木氏は2009年に、大阪地検が捜査した郵便不正事件で逮捕・起訴されたが、翌年に裁判で無罪が確定した。
その後、復職し、去年9月からは社会・援護局長を務め、生活保護や障害者福祉などを担当している。
厚労省の事務次官に女性が起用されるのは、旧労働省時代の松原亘子氏以来、2人目だ。
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http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000007172.html
*薬剤のインターネットの販売なども、スムーズに行えるように「何でもスルーな村木氏」に取り替えたと言う事も言える。
BSE汚染牛の米国産牛肉の月齢緩和も、「狂牛病検査無しで全てフリー」と言う事に使用としているのではなかろうか?。
国内の狂牛病の検査でも、農水省や、厚生労働省が、「各自治体に狂牛病の検査をしないように指示している」という、ショッキングな報道も伝えられている。
障害者のサポートについては費用を無理矢理削減したので、多くの障害者が悲鳴を上げる状態になっている。
このような、厚労行政ならば、更に地に落ちて行く事であろう。
解体して新しい組織に再構築した方が良い。
年金のストックも目減りしているし、どうしようもない省と言う事だ。
この厚労省は腐りきっている。
*そう言えば労働者の最低賃金の引き下げも「進めてきた」のも村木氏と言える。
日本の競争力レベルを引き下げている、と言う事だ。
日本の労働者の賃金を世界最低レベルに使用としているのではないのか?。
安い労働力と言う事で雇用は増える。
そのような政策を行おうとしているのではないのか?。
悪魔の政策、村木氏には早く交代してもらいたい。
関連する投稿
社会問題化する「生活保護費用削減」~これと連動して、「最低賃金も更に低い賃金」に!。
2013年01月30日 03時11分11秒 | 社会
http://blog.goo.ne.jp/torl_001/e/ac3e683dcd7ec7c552d81623617fe0ca
生活保護世帯、更に困窮!~厚労相「支払額、全体で引き下げ」と明言/NHKニュース7と武田アナウンサへ。
2013年01月17日 04時13分40秒 | 社会
http://blog.goo.ne.jp/torl_001/e/157b5dde64c633603451a6011c027fe0
エルピーダが経営破綻、負債4480億円、製造業で最大!~「円高をカバーできず?」、それだけか!。
2012年02月28日 05時11分11秒 | 経済
http://blog.goo.ne.jp/torl_001/e/962f976f13008880458324ef6a2853dc