人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

読響名曲シリーズ(8/31)指揮者変更 / 「最も心に残ったN響コンサート」中間発表 ~ 第4位までAプログラムが独占 / ジェイムズ・グレイ監督「アルマゲドン・タイム」を観る

2023年08月25日 06時57分41秒 | 日記

25日(金)。読響は公式サイトで、8月31日(木)19時からサントリーホールで開催予定の「第664回  名曲シリーズ」の指揮者変更を公表しました 「当初予定されていたローター・ツァグロゼクは、肺炎の診断を受け、医師からのしばらくの間の療養が必要とされたため、急きょ来日できなくなりました。代わりに、ドイツ在住の上岡敏之氏が緊急に一時帰国し、指揮します」としています 演奏曲目はブルックナー「交響曲第8番 ハ短調」で変わりありません 上岡氏は今年3月25日(土)に新日本フィルの特別演奏会で同曲を指揮しています 代役が上岡氏で文句は出ないでしょう と言うより、チケット完売でしょう

         

N響が2022/2023シーズン(2022年9月~2023年6月)の定期公演を対象に投票受付中の「最も心に残ったN響コンサート&ソリスト」のうち「最も心に残ったコンサート」の中間発表がN響サイトに掲載されました 第1位から第5位までの暫定順位は以下の通りです

第1位=10月 Aプログラム(22年10月15日、16日)①マーラー「交響曲第9番」=ヘルベルト・ブロムシュテット指揮

第2位=11月 Aプログラム(22年11月12日、13日)①伊福部昭「シンフォニア・タプカーラ」、②ショスタコーヴィチ「交響曲第10番」=井上道義指揮

第3位=9月 Aプログラム(22年9月10日、11日)①ヴェルディ「レクイエム」=ファビオ・ルイージ指揮

第4位=4月 Aプログラム(23年4月15日、16日)①リヒャルト・シュトラウス「ヨセフの伝説」から交響的断章、「アルプス交響曲」=パーヴォ・ヤルヴィ指揮

第5位=6月 Cプログラム(23年6月16日、17日)①ショスタコーヴィチ「交響曲第8番」=ジャナンドレア・ノセダ指揮

以上の通りベスト5のうち4位までがAプロで、5位にCプロが入りました いずれも会場はNHKホールですが、Bプロ(会場:サントリーホール)は番外でした これは会場の問題というよりもプログラミングの問題かもしれません Bプロはすべての公演に「協奏曲」がプログラミングされているので、好意的に解釈すれば「最も心に残ったソリスト」のベスト5に入ってくる可能性があります

私はAプロとBプロの会員ですが、Aプロでは11月の井上道義指揮による伊福部昭「シンフォニア・タプカーラ」が、Bプロでは4月のパーヴォ・ヤルヴィ指揮、マリー・アンジュ・グッチのピアノによるラフマニノフ「パガニーニの主題による狂詩曲」が最も印象に残っています

投票の締め切りは9月29日ですが、私はこの手の人気投票にはあまり興味がないので多分、投票しません

ということで、わが家に来てから今日で3146日目を迎え、ロシアの民間軍事会社ワグネル創設者エフゲニー・プリゴジン氏が所有するビジネスジェットが23日、モスクワ北西部で墜落し、プリゴジン氏の死亡は確定的とみられる というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

     

     プーチンは 裏切り者は絶対許さない 彼に逆らう者はどうなるか 国民に知らしめた

 

         

 

昨日、夕食に「焼きナス・ピーマンの煮びたし」「生野菜とツナのサラダ」「冷奴」「ジャガイモの味噌汁」を作りました 煮びたしは麺つゆを使ったので簡単に美味しくできました

 

     

 

         

 

本日から9月28日(木)まで東銀座の東劇で上映される「METライブビューイングアンコール2023」の特別鑑賞コンビニ券4枚セットを取りました 通常価格は@3,200円ですが、4枚で10,800円(@2,700円)と1枚当たり500円引きとなります 当面、リヒャルト・シュトラウス「カプリッチョ」(ルネ・フレミング他)とモーツアルト「皇帝ティートの慈愛」(エリーナ・ガランチャ他)を観る予定です

 

     

 

         

 

早稲田松竹でジェイムズ・グレイ監督による2022年製作アメリカ映画「アルマゲドン・タイム ある日々の肖像」(115分)を観ました

物語の舞台は1980年のニューヨーク。白人の中流家庭に生まれ 公立学校に通う12歳の少年ポール(バンクス・レペタ)は、PTA会長を務める教育熱心な母エスター(アン・ハサウェイ)、働き者の配管工でユーモアあふれる父アーヴィング(ジェレミー・ストロング)、私立学校に通う優秀な兄テッドとともに何不自由なく暮らしていた しかし、近頃は家族に対して苛立ちと居心地悪さを感じており、良き理解者である祖父アーロン(アンソニー・ホプキンス)だけが心を許せる存在となっている 想像力豊かで芸術に関心を持つポールは学校での集団生活に上手くなじめず、クラスの問題児である黒人生徒ジョニー(ジャイリン・ウェッブ)だけが唯一の心を許せる友人だった ところがある日、ポールとジョニーの些細な悪事がきっかけで、2人のその後は大きく分かれることになる

 

     

 

この映画は、ジェームズ・グレイが自身の少年時代の実体験をもとに監督・脚本を手掛けて撮り上げたヒューマンドラマです

ユダヤ系のポールは黒人のジョニーに誘われてトイレの個室で麻薬とは知らずに”薬”を吸っているところを教師に見つかってしまい、それがきっかけでポールは私立校に転校を余儀なくされ、ジョニーは学校を止めてしまいます ポールは学校の窮屈な生活に馴染めず脱出したいと思っています 一方、ジョニーも今の生活を脱し いずれNASAで働きたいという夢を持っています 今の生活から脱出するため、ポールは学校のパソコンを盗んで売却し脱出資金を作ることを思いつき、夜2人で学校に行き盗み出します ジョニーの馴染みの店に行き、主人と交渉するうちに警察に密告され2人は逮捕されてしまいます 警察官の尋問に対し、ポールは「自分が盗みを提案して2人で盗んだ」と自白しますが、ジョニーは「ポールは関係ない。自分が独りでやった」と言いポールを庇います ポールは父親がたまたま尋問した警察官と知り合いだったこともあり、無罪放免となりますが、ジョニーは収監されてしまいます このことについて、父親アーヴィングはポールに「世の中は不公平に出来ている しかし、今回は運よく放免されたのだから、そのチャンスを生かして生き延びるべきだ」と説得します これはユダヤ系の配管工として世間から冷たい目で見られてきたひとりの人間の経験から出た言葉です しかし、ジョニーは黒人であるがゆえに「自分独りで盗んだ」と言えば、何の疑いもなく「そうだろう」と信じられてしまう そこには救いの手は差し伸べられていません

「友人と組んで高価な物品を盗む」ということで思い出すのは、フランソワ・トリュフォー監督「大人は判ってくれない」(1959年)です こちらの方は、主人公の少年アントワーヌの父親の会社からタイプライターを盗むというストーリーです

この映画では何曲かクラシック音楽が使用されています 冒頭とエンドロールで流れていたのはモーツアルトの歌劇「フィガロの結婚」第4幕冒頭のバルバリーナのアリア「なくしてしまった」のメロディーでした 学校の教室でポールとジョニーが話している時、遠くの方からかすかにベートーヴェンの「運命交響曲」の有名なテーマが流れてきますが、2人はベートーヴェンを知らないようです 学校のパーティ・シーンではチャイコフスキーのバレエ音楽「白鳥の湖」の「ワルツ」が華やかに流れました また、ポールが私立の学校に転向した初日に流れていたのはJ.S.バッハ「ブランデンブルク協奏曲 第6番」第1楽章の軽快な音楽でした

私は映画を観ると、どうしても音楽が気になってしまいます 長い間かけて身についた習性だと思います

 

     

コメント
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