Tomotubby’s Travel Blog

Tomotubby と Pet の奇妙な旅 Blog。
でもホントに旅 Blog なんだろうか?

コマクサ 見ぃっけた~♪ (蔵王熊野岳)

2007-07-29 | Japan 非日常生活 遠征篇
コマクサ・マスターとの出会いは唐突でした。

ワサ小屋跡からお釜や刈田岳に向かう道が熊野岳山頂へ向かう道と分岐する手前で、黄色い人影を見かけました。全身を黄色いレインウェアに包んだそのお方は、どこかしら遠くを眺めているのでした。

性別も年齢も分からないまま、近づいて「こんにちは。コマクサ、見つかりますかぁ?」と尋ねたところ、「はい。コマクサ、ありますよ」 と、答えは女性の声でした。もしかすると、いやきっと、探し求めていたコマクサ・マスターに違いありません。

彼女は、こちらのあまりの軽装備を見てか、「それでは、見つけやすい場所をお教えしましょ。本当はもっといい場所もあるけど...」と、熊野岳の方を指差しておっしゃいました。「神社の手前、道の両側に咲いています」

熊野岳頂上にある蔵王山神社まではあとわずか。御礼を言ってから、教えられた通り道を急ぎました。そして難なく見つけました。コマクサの群生地です。




コマクサ・マスターをさがして

2007-07-26 | Japan 非日常生活 遠征篇
いっこうに山頂周辺の霧が晴れないため、蔵王のお釜(断っておきますがオカマではない)を見ることは早々に諦めて、高嶺の花、コマクサを探すことにしました。

コマクサの花は砂地にひっそり咲いていると聞きましたが、いまだかつてその花を目にしたことのない Tomotubby にとって、花を見つけることが至難の技であることは火を見るよりも明らかです。で、山で出会った人たちに聞いてみることにしました。ただ、台風のせいで登山客の絶対数が少ないので、行き交う人の数も少なく、情報量は圧倒的に少ないのです。

そうした中で、貴重な情報を得ました。地蔵山の山頂近くで、コマクサの咲いている場所をよく知っている女性に出会い、花の咲く秘密の場所まで連れていってもらった人たちがいたのです。想像するに、翌週末に行われる「コマクサツーデーマーチ」なるコマクサ探しの催しのため、ガイドさんが下見に来ているのではないでしょうか? 今や視界5m程度となった霧の中で敢えてコマクサを見つけようとするなら、このコマクサ・マスターの女性を探し当てるほか道はないと悟りました。
 
「もしかして、あなたはわたしの探し求めるコマクサ・マスターではないですか?」

すれ違う女性たちに、聞いてみようと思いましたが、あぶない人だと思われるとイヤなので、それとなく「こんにちわ~♪ コマクサって見つかりますかぁ?」と聞いてみました。しかし悔しいことに(何が悔しいやら?)女子たちはことごとく男子連れで、コマクサの存在など知らない人ばかりなのでした。

蔵王の尾根づたいに歩く

2007-07-24 | Japan 非日常生活 遠征篇
蔵王の尾根まで上ると、高木は勿論のこと、樹氷(Snow Monster)の正体であるアオモリトドマツの姿も少なくなります。高原植物の花々が咲き乱れる眺めを期待していたのですが、端境期なのでしょうか、見事に裏切られました。

無風に近いためか、辺りは静寂と霧に包まれています。道を失わないように杭が打たれた細い道にどこまでも石の階段が続く様は、どこか死後の世界の景色のようです。時折、風がひゅーっと吹き霧が晴れて現れるのは、賽の河原にあるような石積みであったり、雪山で犠牲になった登山家の慰霊碑であったり、はたまた遠くに霞む熊野岳の稜線に立つ鳥居であったり。

蔵王地蔵山へ

2007-07-23 | Japan 非日常生活 遠征篇
一夜明けると、台風4号は衰え、暴風域も消えて、房総沖を遠ざかっています。蔵王上空は依然雲が覆っていますが、雨は降っても霧雨のようなので、前日のリベンジをすべく山に上ることにしました。

前日は一歩も外に出られなかった樹氷高原駅に着いてみると、風はなく、雲の切れ目から太陽が覗くこともあります。幼稚園児の団体がハイキングに来ていたりして、なんだか調子が狂います。地蔵山頂は依然霧の中にあり全く見えませんが、上ってみることにしました。運さえよければ、霧が晴れてお釜の中を覗くこともできるかもしれませんし、それがダメでも、このシーズン花を咲かせている、「高山植物の女王」として名高いコマクサを見つけることができるかもしれません。

Funkadelic のステージ上に一つ目ピラミッドが...

2007-07-22 | RUGlad2BInAmerica?
8月頭、Bernie Worrell が、Bill Laswell 率いる ENTITY OF RUDE の一員として久々に来日、(前に Bitty McLean を観にいった)代官山 UNIT で、一夜だけのライブをするそうです。しかし、この頃は、個人的に予定が詰まっていて、ライブに行けそうもありません。がっかりです。

で 7/22日、今日は偶然にも御大 George Clinton の66回目の誕生日なのでした。それで、雑誌 waxpoetics の P-FUNK 特集などを眺めていたんですが、そうしたら下の写真を発見。ここではエイリアンの仮面をつけて歌う名ヴォーカル、 Fuzzy Haskins の背後に見えるのは、George Clinton が限定シングルCDのジャケ絵として描いた図像、紛れもなく1ドル札の裏に見られ、フリーメーソンの象徴とも言われている、あの目のあるピラミッドではないですか?


円錐・角錐の記事

2007-07-20 | サイト・マップ
「巨大円錐温泉」の夢を見たあたりから感づいたのですが、このブログには円錐や角錐に関わる記事がやけに多いようです。自分は無意識下で円錐や角錐に反応しているのかもしれません。円錐や角錐の外形というより、円錐や角錐の壁の裏側に沿った部分に対して強い思い入れがあるようです。ブログを長らく続けていると、このように普段気づかない、自分の潜在意識に潜む性癖のようなものに気づくことがあり、なかなか興味深いものです。

ということで円錐・角錐関係記事をまとめてみました。

【ピラミッド】
ギザ
チェチェンイッツア
メンフィス
ラスベガス
学習院大学中央教室(ピラミッド校舎)
岐阜羽島駅近く

【建造物】
モンサン・ミッシェル
オーストラリア記念館(元・日本万国博オーストラリア館、これは Pet 君の記事です)
三星美術館 Leeum
サンタ・マリア・デル・フィオーレ教会(フィレンツェ)
檀君墓(平壌近郊)
国立新美術館
鳩の塔」(エジプト)
クリスマスツリー(浜松)・(東京)

【地形】
韓国岳・大浪池
富士山

【料理】
タジン鍋(モロッコ)
ピッツア
十代辻屋鍋
シロノワール

【夢】
巨大円錐温泉の夢

【フリーメーソン関連】
George Clinton の日本盤シングルCD
ENDLICHERI☆ENDLICHERI

大平ホテルの源泉露天風呂 (蔵王温泉)

2007-07-19 | Japan 非日常生活 遠征篇

大平ホテル

今回泊まった大平ホテルは露天風呂に惹かれて選びました。名物料理「十代辻屋鍋」にも名を残す、前身の「辻屋旅館」が蔵王に初めて露天風呂を作ったそうで、そのお風呂が現在も残る「庭園露天の湯」。林の中、川の流れる谷に沿って、半分が男湯、半分が女湯で、間には塀があります。この隣には今回のお目当ての「最上高湯 辻屋の湯」があります。こちらは一回り大きく、やはり塀で二つに区切られ、半分は庭園露天の湯と行き来できる女湯、最奥の緑溢れる場所に貸切露天風呂があるのです。板張りの広い床に木の浴槽が自然にやさしく、源泉から涌き出す白く硫黄臭の強い温泉は最上質です。個人的には鹿児島の秘湯、新湯温泉を思い出しました。


最上高湯 辻屋の湯 貸切露天風呂(深夜~早朝は男湯)

アジアンリゾートのような環境の中で、森林浴と温泉浴が同時にできます。


蔵王温泉 第一号露天風呂 庭園露天の湯 女湯(左) 最上高湯 辻屋の湯 女湯(右)


夜の最上高湯 辻屋の湯 貸切露天風呂

ケロリンの風呂桶がちとダサ。

十代辻屋鍋

2007-07-17 | Japan 非日常生活 遠征篇
暇を持て余した二日目の夕飯は、待ってました、大平ホテル名物の「十代辻屋鍋」です。大平ホテルの前身である「辻屋旅館」の時代に開発されたこの鍋料理に使われるお鍋は、蔵王のカルデラ湖「お釜」を5万分の1サイズにした特注の巨大円錐鍋。巨大円錐狂の Tomotubby は、この料理(というか鍋)がかなり気になっていたのでした。


巨大円錐鍋「十代辻屋鍋」降臨

午前中、ロープウェイで上ろうとした斜面にあたる部分で、お肉や野菜をじゅうじゅう焼いて、8種類のたれ(しょうゆたれ、マヨしょうゆ、ゴマ、ゆずこしょう、梅肉、ぽん酢、にんにく、生姜)につけて頂きます(なぜかしょうゆたれが二鉢あった?)。この山肌の下は火力が強いので、焦げないように、焼き上がったものから、火力の弱い宮城県側に移しておくと、ゆっくり頂けます。鍋の中央の「お釜」の部分では、味噌味のだしで蟹や魚を炊いて食べます。味噌は、大きなへらの上で焼き上げられた山形名物の赤味噌が出てきます。


なぜか8種類のたれ

「十代辻屋鍋」は、巨大円錐鍋を前に二種類の料理を同時進行で食べるため、座ってなどいられないくらいに忙しいです。かなり目立ちます。バーベキューのノリです。そしてヴォリューム満点なので、いっこうに料理が減りません。休憩しながら食べても、食べ終わるまでたっぷり二時間はかかります。


食後の「十代辻屋鍋」

The-T で暇つぶし

2007-07-16 | Japan 非日常生活 遠征篇
台風4号の接近に伴い強風吹きすさぶ中、蔵王ロープウェイで樹氷高原駅に上がったはいいんですが、風は一段と強くなり、山麓駅まで下りるに下りられなくなりました。15分ほど前、山麓駅窓口で切符を買った際の情報では、樹氷高原駅周辺は、多少風が強くて足元が悪いけど、いろは沼や観松平を歩いて回れるはずだったんですが。

結局、前出のガスター10 西村さんに、バンで山麓駅ではなく、なーんとホテルまで送っていただくことになりました。蔵王・嵐のドライブ♪。西村さんは「お客様をめったに見れない所に案内します」とか言ってましたが、ホテルまでの道すがら特に目立ったものはありませんでした。

ホテルに戻り着いたのが午後12時半、何もすることがないので、部屋においてあった「The-T」という木製パズルで、ひつまぶしでなかった、ひまつぶしをすることにしました。このパズルは、四つの木片で与えられたいろいろな形を作るというもので、今までいろんなホテルや旅館で幾度となくお目にかかりましたが、どうせお年寄り向けのボケ予防ゲームなんだろうと高を括っていましたが、やってみたら、やはり簡単でした。11問全問の答えを見つけるのに一時間ともかからず、再び時間を持て余すことになりました。

比較的難しいのは下の二つです。



以下の三つはよく似ているので、ひとつできると他もできます。




ここから下は同じ二つの矢印を組合わせてできる変化形です。