Tomotubby’s Travel Blog

Tomotubby と Pet の奇妙な旅 Blog。
でもホントに旅 Blog なんだろうか?

【Pet の勝手に引用】 巨大カモノハシの置物 (四日市)

2005-11-26 | Japan 日常生活の冒険
Pet 久々の登場です。

以前に三重県四日市にあったコンビナートの廃墟について書いたことがありますが、その四日市に奇妙な建物がありまして、これが電車の窓からも見えたりするのですが、ブロントザウルスという首の長い恐竜のような外観なのです。ずうっと気になっていたのですが、あるとき、あれは「1970年のこんにちわ」の「日本万国博」でオーストラリア館だった建物をわざわざ千里から移築して展示館としたもので、その名を聞いて驚くなかれ「オーストラリア記念館」というのだよ(なんだ。まんまじゃん)と教えて貰いました。恐竜のように見えるアーチ部分は波を表していて、アーチが吊り上げているのは富士山らしく、元ネタは現在上野の国立博物館で開催中の「北斎展」でも展示されている「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」なのだよ。ああそうですか。ということです。





しかし、岡本太郎も丹下健三もお隠れになった今、35年前の展示館が、なお展示館として機能しているというのは、希有なことではないですか。「万博資料館」というサイトによると、閉会後全国に散らばった「万博遺産」のうち、原型を留めているのは、万博公園を除くと、四日市のオーストラリア記念館と宗教団体が長野県霧ケ峰に移したラオス館、それから、ラーメン屋になっていたウルグアイ館を池田に移築してできた万博ミュージアム(「お宝鑑定団」にも出ていました)くらいのようです。

「万博遺跡保存特別奨励賞」でも作ってあげたいくらいの四日市市ですが、今回、調子に乗って、よりによって、オークションでも買い手のつかなかった「愛・地球博」オーストラリア館の巨大カモノハシの置物「ジャイアント カモネ」を300万円で購入するそうです。市民もよく許しますね? 買う以上は35年後の2040年くらいまでは保存して欲しいですね。


ジャイアン?

そういえば、このブログの主 Tomotubby は「愛知・窮迫」だから愛知県財政が苦しくなるなどと言ってましたが、予想は大きくはずれ、東海三県の経済効果は1兆2000億円超というから大成功。さすがトヨタがバックにいるだけある。トヨタの年間利益くらいの効果ですか?これって大きいのかな。小さいのかな。

Pet は愛・地球博には行かず「カモネ」の現物を見れませんでしたが、写真の嘴部分の金属光沢と硬質感は、HRギーガーの「エイリアン」みたいで少しキモと感じたカモネ。

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雑記帳 巨大カモノハシの置物購入 三重・四日市市



万博のオーストラリア館に展示されていた巨大なカモノハシの置物。四日市市が購入することになった=愛知県長久手町で今年7月、中村宰和写す
 
◇三重県四日市市は、愛・地球博(愛知万博)のオーストラリア館で人気だった巨大なカモノハシの置物(長さ12メートル)を購入する。
◇同市内には、大阪万博(70年)のオーストラリア記念館が移築されており、この縁でカモノハシも購入することに。既にカモノハシをあしらうキャラクター「カモネ」のスタンプ台なども譲り受けた。
◇置物はインターネットのオークションで売りに出されていたが、買い手がつかなかった。購入額は300万円。高いか安いか、賛否は分かれるカモネ。【飯田和樹】

(毎日新聞) - 11月25日10時10分更新

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万博閉幕 ヤフオクで“展示品処分市”

オーストラリア館の巨大カモノハシも売り出し中



愛知県で3月から開かれてきた愛知万博(愛・地球博)の閉幕式が25日行われ、皇太子さまや小泉純一郎首相が出席した。期間中の累計入場者数は2204万9544人で、目標の1500万人を大きく上回る大成功を収めた。その成功の“立役者”ともいえるパビリオンや展示品、会場運営を支えてきた備品の気になる閉幕後の行き先は?

“万博処分市”と化しているのはヤフーのネットオークション。アメリカ館やオーストラリア館などの外国館が、展示品や備品を出品。掲示板にズラリと並ぶ。

その数は25日午後11時現在で200点超。中身は万博で使用したものなら「なんでもあり」状態だ。「アメリカ館のスタインウェイン製ピアノ」や「VIPルームの応接セット」などの高級品があるかと思えば「脚立」や「デスク」「メガホン」の日常品も。「閉館時間を知らせる看板」や「ビデオ監視装置」など会場運営を支えてきた備品も売りに出されている。

中には入場者を楽しませてきた「オーストラリア館 カモネ(カモノハシのマスコット)のコスチューム」も。「イス式階段昇降機」や「エレベーター」「ロッカー12人用」など、買い取った後、どう使うのか疑問に感じるものもあった。

それでも万博で実際に使われた“レア物”とあって入札者は殺到。「オーストラリア館の看板 英語版」は8万円(25日午後11時現在)の高値をつけている。

外国館は閉幕後1カ月以内にパビリオンを撤収させなければならないが、展示品などを送り返すと費用がかさむため、売却を急いでいるようだ。

一方、パビリオン内で直接、入場者に売却されている物も多い。ネパール館の「仏教寺院一式」は2億円で売り出し、ほぼ買い手が決定した。イラン館の1枚10万円から数千万円のペルシャじゅうたんは、「30%オフ」などの割引価格で売りに出されている。

【あらかると】<注目展示品>最大の呼び物「冷凍マンモス」は故郷のロシア連邦サハ共和国に帰国。映画「となりのトトロ」で主人公姉妹が暮らす家を再現した「サツキとメイの家」は、各自治体が誘致合戦を繰り広げたが結局、愛知県に無償譲渡。閉幕後も現地に存続する。大観覧車は周辺自治体の強い希望で愛知県が5年に限って残す方針。浮遊体験ができたヨルダン館の「死海の水」は愛知県内の高校に寄贈。

<モリゾーとキッコロ>協会は「森に帰ることになっていたが、お客様から残してほしいとの声が届いている」と説明。閉幕後1年間は協会が着ぐるみを所有し「自治体主催のイベントなど公の場所に限り、姿を現す可能性もある」。

<リニアモーターカー「リニモ」>そのまま残されるが、閉幕後の収支は不透明。累積債務の解消には1日当たり3万人以上の利用が必要。現在は1日あたり平均15万人が利用も、閉幕後は大幅な利用減が予想されている。

<会場>愛知県が新たな都市公園として整備。「サツキとメイの家」と「迎賓館」、会場を円で結んでいた空中回廊の一部をのぞき撤収される。

<経済効果>入場券収入は予想を150億円上回る400億円以上。グッズ販売も予想を200億円上回る800億円に達した。名古屋土産なども売れ、消費関連だけで効果は4500億円以上。愛知、岐阜、三重の東海3県の経済効果は1兆2000億円以上に上ったとの試算もある。

[ 2005年09月26日付 スポニチ 紙面記事 ]


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