Tomotubby’s Travel Blog

Tomotubby と Pet の奇妙な旅 Blog。
でもホントに旅 Blog なんだろうか?

【白南準一周忌】 ミスター・パイクはトップレス・チョゴリの夢をみるか? (3)

2007-01-29 | 好韓嫌韓・厭鮮
今日は早いものでナムジュン・パイク没後一周年。日韓で開催された展覧会のこと、ミニ・チョゴリやトップレス・チョゴリのこと、長々書き連ねてきましたが、そろそろ終わりにしようと思います。

前回、ナムジュン・パイクがNYの街でチェリスト、シャーロット・ムアマンと出会い、彼のパフォーマンスに欠かすことのできない存在となったことまで書きました。思うに、シャーロット・ムアマンはパイク芸術を花開かせたミューズ、彼が少年時代にソウルの街で出会ったシャーマン、媒介者のような存在だったのではないでしょうか?


「シャーマン」シャー(ロット・ムア)マン

しかし、パイクの数々のスキャンダラスなパフォーマンスで露出されたムアマンの裸体、とりわけ「TVブラ」に至る両胸に対する執拗なまでの拘りはいったい何だったのでしょう?


「TVブラ」

時には水風呂に浸かりずぶ濡れのままチェロを演奏する。時には裸体に氷でできたチェロを抱かせる。ムアマンに課せられた苦行は、かつて朝鮮の女性たちを悩ませ続けた苛酷な洗濯の労働を想起させはしないでしょうか。洗濯女たちのうちの何人かは、胸を露出させたチョゴリを着ていたのかもしれません。

種明かしになりますが、このような突飛なことを想像するようになったのは、パイクとムアマンのパフォーマンスのポスターに左下のような図像が使われていたからなのです。最初は、有名なマン・レイのヴァイオリンのもじりかな。と思ったんですが...右下が前出のトップレス・チョゴリの女性、ちょうどパイク一家が日本に逃れた朝鮮戦争時の写真なのですが、並べてみるとどこかしらよく似ているのです。


「アクション・ミュージック」のポスター(1968)

そしてロボット「K-456」も注意して見ると、両胸に(不ぞろいな)乳房が見受けられます。

「フルクサス」の文脈の中で語られるスキャンダラスなパイクのパフォーマンスは、想像だにしなかった彼の祖地、朝鮮の記憶に通底しているのかもしれません。(オチがエッチですみませぬ)



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泥酔の龍仁市長、ナムジュン・パイク氏一周忌行事で…

徐挺碩(ソ・ジョンソク)龍仁市長(58)が28日、京畿道龍仁市の現代美術館で行われた故ナムジュン・パイク(白南準)氏の一周忌追慕行事に泥酔した状態で現れ、醜態をさらした。この席には故人の夫人である久保田成子さん(70)と歌手の趙英男(チョ・ヨンナム)さん(62)など、韓国、日本、米国のアーチストや関係者40人余りが参加していた。
祝辞を読むことになっていた徐市長は、この日午後3時40分ごろ、予定より40分遅く美術館にやってきた後、「(ナムジュン・パイク氏の夫人の)名前は “しげた”でしたか?」と大声で参加者に聞きながら、演壇に上った後、「この中にわたしを支持してくれた国会議員が来ている」など20分間にわたり意味不明な演説をした後、夫人のコ某さんと補佐官らに手を引かれて演壇から降りた。徐市長は演壇で趙英男さんのヒット曲『つばめ』まで歌った。夫人のコさんは「飲み過ぎたようだ。一種のパフォーマンスと思って許してほしい」と話した。

キム・スヘ記者
朝鮮日報/朝鮮日報JNS

三溪園 重要文化財全10棟一挙公開

2007-01-28 | 横濱・中華街
「重要文化財全10棟 一挙公開します!! 今年国の名勝に指定されることとなった三溪園。これを記念し園内重要文化財全10棟を一挙公開します。一度に見られるのは、20年ぶり。3日間限りの公開です。お見逃し無く!」という告知を読んで、行かねばならぬ。と昨日行ってきました。開園百周年の横浜・三渓園。ぽかぽか陽気で最高でした。これで梅が満開に咲いていたら、なおいいんですが。Tomotubby は梅の枝が「カクカク」「クネクネ」してる形が結構好きです。今日が最終日なので、気になる人は行きましょう。


↑「臥竜梅」というネーミングがいい。水仙もあるし、ちょっとゴッホみたいではないか



↑「聴秋閣」 何故か見物客が「カクカク」している




三渓園は生糸で大儲けした原三渓という実業家が京都や鎌倉の歴史ある建物を横浜の地に移築して作った日本庭園で、1906年に一般に公開を始めました。ロックフェラー家がヨーロッパの歴史的建造物をNYに移築して作ったクロイスターズみたいなものかな。

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■期間
平成19年1月26日(金)~1月28日(日)
9時00分~16時30分(16時30分には建物から出ていただくようになります)

■公開する建物
臨春閣・月華殿・天授院・聴秋閣・春草廬・旧天瑞寺寿塔覆堂・旧矢箆原家住宅
旧東慶寺仏殿・旧燈明寺本堂・旧燈明寺三重塔(以上重要文化財)
その他 白雲邸・蓮華院・横笛庵

《建物内に入ることができる建物》
 臨春閣       玄関から入り三屋から出る一方通行での見学になります。
              安全上2階の見学はできません。
 月華殿       玄関から入り縁から出る一方通行での見学になります。
 天授院
 旧燈明寺本堂
 旧燈明寺三重塔  安全上2階以上の見学はできません。
 旧東慶寺仏殿
 旧矢箆原家住宅  安全上2階の見学はできません。(普段は公開しています)
 白雲邸

《建物内には入れない建物》
 聴秋閣
 春草廬
 旧天瑞寺寿塔覆堂
 蓮華院
 横笛庵
※上記の建物は、通常、解放していない窓・扉を開けて内部をご覧いただけます。
 なお、建物保護・事故防止のため立入不可とします。

■公開しない建物
 鶴翔閣
 通常、貸出施設となっており、特別公開期間中も貸出をおこなっています。
 ご利用の方以外は建物内に入れません。ご了承ください。

■入園料
大人 300円 中学生以下無料。(通常 大人500円、こども200円のところ)
※「横浜市内にお住まいの65歳以上の方」「障がいをお持ちの方(同伴者1名まで)」は無料です。
 長寿のしおり(横浜市発行)、障がい者手帳等をご提示ください。

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↑ 余談ですが「身体障害者」という言葉は差別的らしく「障がいをお持ちの方」と言わないといけないらしいです。「障害」の「害」という字も「害をなす」ような印象を与えるとかで「障がい」と書かなければならないようです。

麻豆代天府 (台南縣麻豆鎮)

2007-01-27 | 麻豆代天府・彰化八卦山南天宮
「麻豆代天府」本廟列為宗教紀念物觀光區。後苑大鯉魚池,地下不惜重資興建「十八地獄閻羅」。「水晶宮」地面上建有東南亞最高卅八公尺高,五十四公尺長,直徑五公尺巨龍,龍身内設「天堂勝景」供遊客登高,遠眺麻豆街景。



台南の街から足を伸ばして出かけた「麻豆代天府 (Matou Dai Tien Temple)」で撮った写真の Set を Flickr に作ってみました。

「麻豆代天府」は道教のお寺なんですが、その敷地の奥まったところにある巨大な龍のいる池がテーマパークになっています。龍の胎内が「天堂(天国)」、池の中には「地獄」と「水晶宮」が作られています。中でも「地獄」の部分は、同じ台湾国内の嘉義市にあるものと並ぶ規模を誇るそうです。

当日は生憎の天気でしたが、撮った写真は案外幻想的かも。 Flickr には「地獄」の写真から少しずつアップしていくつもりです。

以下の記事、後日発見したのですが、嘉義市の方の地藏庵閻羅殿は2006年8月20日に爆発事故を起こしていました。嘉義市始まって以来の惨事らしく、これぞ「地獄」です。壊れる前に見たかったです。

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警消全副武裝 不敵瞬間氣爆

〔記者丁偉杰、王述宏/綜合報導〕嘉義市地藏庵閻羅殿發生火警氣爆事件,首批進入火場的東區分隊18名警消全副武裝,結果3分之2竟均因公受傷;嘉市消防局表示,現場濃煙密佈,爆炸發生得太突然,防備不及。

消防署長黄季敏昨日上午指派副署長李明峰率員南下了解原因及慰問受傷同仁。

地藏庵屬宗教廟宇,變電箱置放於地下室閻羅殿的密閉空間,不知情的消防人員趕至現場時,濃煙密佈,但火勢不大,不料突如其來的爆炸,造成多位消防員被灼傷。

爆炸發生前,地藏庵執事人員一度欲關閉電源開關,但因高温而放棄,在台電人員抵達執行斷電前,在空氣不流通的環境中,碰上易燃氣體,爆炸因而發生。

由於受傷的消防員大部分是手部灼傷,引起外界質疑消防人員為圖方便而捨棄戴上笨重的防火手套,為此李明峰表示,一般使用防火手套的時機係在進入火場搜索及場内温度過高時,執行其他救災勤務則並未強制戴上手套,畢竟手套笨重確實會影響動作,這方面消防署將會檢討改進。但他強調,這次氣爆瞬間發生,絶非同仁未按安全手冊執行救災或訓練不足所致。

自由電子報-社會新聞

つづく

東京で味わうナポリ その2 (江東区)

2007-01-26 | 「東京で味わう」シリーズ
東京都現代美術館で「大竹伸朗 全景」展を観た帰りに、ナポリ・ピッツァを食べに「ベッラ・ナポリ」に立ち寄りました。このお店は昔「横尾忠則 森羅万象」展を観た帰りに「のらくろ」がマスコットの高橋商店街で見つけたんですが、狭い店内に似付かわしくない立派なピッツア釜があり、供されたピッツァも、協会認定こそありませんが、ナポリのあの味が見事に再現されていました。聞くと開業して日が浅く、場所に似合わぬ美味しい店は、当時まさに「めっけもの」だったのでした。

あれから4年。記憶を頼りに辿り着いたお店は今日も地元民?で満員でした。少し待たされましたが、予約なしにも拘らず座ることができました。かなり運がいいみたい。狭い店内における店員のテーブルセッティングはまさに神業、店内に置けなくなったテーブルが店の前に出されていたりするのもご愛嬌です。



一品料理は意外に値がはるので最初からひたすらピッツァをオーダーします。今回は二人で三種類。

最初はリピエノ。包み焼きのピッツァです。2520円。永福町の某店では焼いてくれなくなったので、試しにオーダーしたんですが、失敗でした。改善の余地あり。最初から手厳しい Tomotubby であった。最近だと、南青山の某店(ピザ職人が体を壊してピザが食べられない事態に陥っているらしい)で食べたのが美味しかったな。



次は当たり。ルッコラとプロシュートがたっぷり載せられた豪勢なピッツァ。2520円。またあの巨大円錐温泉の夢を思い出してしまった(しつこい?)。



まだ食べられそうだったので、もう一枚、シンプルなマリナーラを頼みました。トマトソースにニンニク、オレガノ。1260円。美味しかったぁ。コストパフォーマンスは一番かも。


「大竹伸朗 全景」終了から一ヶ月

2007-01-26 | Japan 日常生活の冒険
大竹伸朗の大規模な展覧会が終了してはや一ヶ月が過ぎ去りました。

画家の半世紀にわたる、私的なスクラップブックのような熱い作品群を一気通貫で目の当たりにしてから、未だ大竹熱から冷めやらないでいます。



展覧会は、規模と時間の制約上、極めて巨視的にしか視れなかったのですが、時間が経つと作品群の細部のイメージが気になりだし、いつもこの画家の作品に対して採ってきた自分の作法が甦って、微視的に視るようになりました。
これこそが視ることの快楽。
大竹伸朗はほかならぬ具象画家なのだ。と改めて認識させられました。


大竹特集本もいくつか買ってみましたが、どれにも、かつてない展覧会の規模とゴミでできた作品群に圧倒された。というお決まりの、まるで彼の絵を初めて見た素人のような感想ばかりが目につきます。


美術の玄人たちに作家論でなく作品論をぶつ人がいないうえに、大分量の図録*は未だに仕上がってこないので、いつも展覧会で買った図録の文章をブログに丸写しして悦に入っている人たちの書くことも、精彩に欠けます。
きっとみんな、大竹伸朗の扱いにはほとほと困惑しているんだろな。と意地悪く想像しているような次第。

実際、これが大竹を取り巻く日本の美術シーンの縮図というか、現実なんだろうな。と思います。
これまで彼の評価を保留し一種のイロモノ扱いをしてすごしているうちに、どこか別の場所で物量的に無視できない存在になってしまったのに気づき、未だ対処法を決めかねているという状況なのでしょう。



大竹さんのことですから、彼らが態度を決めかねているうちに、さらなる一歩を踏み出してくれるに違いありません。

*)図録は2007年3月31日発売とのことです。

↑いわゆるヒッキー・ママね

次の大竹伸朗関連記事へ

東京で味わうモロッコ その2 (世田谷区)

2007-01-25 | 「東京で味わう」シリーズ
桜新町駅から10分くらい歩いた住宅街の真ん中に古風な給水塔がありまして、昔のTV番組で秘密組織のアジトなんかに使われていたような気がします。その給水塔の近くに今回の目的地「弦巻茶屋」があります。広い庭を持つ木造平屋の一軒家、看板がなければ誰もここで食事ができるとは思わないでしょう。

玄関の引き戸を開けると、天井にはたくさんのモロッコランプが飾られています。土足のまま上がることのできる店内には至るところに木製のモロッコ家具が配されています。和の空間にエキゾチックな意匠がうまく溶け合っていて、とても新鮮です。



通されたのは奥の小部屋。二面が庭に面して床の間のある部屋には、細工の施された木製テーブルとソファーがありました。

「弦巻茶屋」では、スペイン料理とモロッコ料理が味わえるのですが、もちろん今回もモロッコ料理。お肉のタジンをオーダーして、クスクスにかけることにしました。


タジン


クスクス

前回「ル・マグレブ」で食べたタジンは小さくて少し物足りなかったけど、こちらのタジン鍋は大きくてボリュームたっぷり。クスクスのソースとしても美味しかったです。タジン鍋には料理をまろやかにする魔法が秘められているような気がしてなりません。


食後には今回も熱いミントティーを頂きました。今度はランチに来てみたいです。
それから前に kadoorie-ave さんに教えてもらった、世田谷線松蔭神社前駅近くの「チュニジアレストラン&バー Berber(ベルベル)」にも行ってみたいです。

ダリの「立体鏡作品」 (Figueres)

2007-01-24 | Europe ところどころ
年末に見た「ダリ回顧展」には有名な「立体鏡作品」が二組出展されていました。少し角度を変えて描かれ並べられた二枚の絵のうち、右の絵を右の目で、左の絵を左の目で見ると、両者が一体化して立体視できるというものです。

Tomotubby は立体視ってあんまり上手じゃないので、目の間に掌をかざしたり寄り目にしたり時間がかかるんですが、なんといっても超満員の展覧会ですから、我関せずの傍若無人なおばさんたちが前に立ちはだかってくれまして、悪戦苦闘していました。

ダリ展で「アンダルシアの犬」を観た」という記事に、昨日トラックバックとコメントをして頂いた猫姫さんが、立体鏡作品のうちのひとつの「太陽の後ろ遙か遠くに全裸で出現するガラを見るために雲の形をした金羊毛を開けるダリの手」という絵をブログに出されています。これを使ってやっと上手に立体視ができました。さんきゅぅです。

しかしダリの絵の題名は長いです。「太陽の後ろ遙か(以下略)」と略すことにします。前にも書きましたが、ダリの絵には「自作『ポップ、オップ、イエス、イエス、ポンピエ』の真上で反引力状態にあるダリを眺めているガラ、――そのダリ作品の中に、われわれは、隔世遺伝的冬眠状態にあるミレーの『晩鐘』の気がかりなふたりの人物を思いやることができ、そのふたりの背後の空は突如としてペルピニヤン駅の真中で巨大なマルタ(矢羽)十字に変形し、全世界がその一点に集中する。」というもの凄い長いのもあります。これって殆ど絵の説明。

この「太陽の後ろ遙か(以下略)」と、もうひとつの立体鏡作品「六つの本当の鏡のなかに仮に映し出される六つの仮想の角膜によって永遠化される、背後からガラを描く背後から見たダリ」は、ともにバルセロナの近くのフィゲラスにあるダリ財団美術館にあります。前に訪れたとき撮った写真を確認してみたところ、「太陽の後ろ遙か(以下略)」の写真はなかったんですが、「六つの本当の鏡(以下略)」の方は見つかりました。こんな写真撮ったことすら忘れていました。なんと鏡を組み合わせて↓こんなふうに見えるようにしているのでした。唖然。これでは立体視ができない。というか、する必要がない。


「六つの本当の鏡(以下略)」

Deep Forest 「Sweet Lullaby」

2007-01-23 | Africa Afrique
ピグミーの歌にハウス・ミュージックを重ねたもの。この手の音楽は、時を変えて何度も現れては消えていきますが、結構好きなのでいろいろ集めています。 Matt 君への増殖するレスポンス・ビデオでは結構ミックス違いがかかっていて、どのくらいヴァージョンがあったのか気になったので調べてみました。まずは手元にあるものから。12"持ってたかも。

Sweet Lullaby -2nd Single from 1st Album "Deep Forest"

Sweet Lullaby (Album "Deep Forest WORLD MIX" EPIC/SONY ESCA6122)
02. Original Mix (3:53)
10. Ambient Mix (3:47)
11. Round The World Mix (6:50)
12. Apollo Mix (7:20)

Sweet Lullaby (Single CD Epic 49K 74919)
01. Original Mix (3:55)
02. Remix (6:10)
03. Q-Bass Mix (5:57)
04. Round The World Mix (6:58)
05. Bonus A La Efx (3:08)





Sweet Lullaby (Single CD COLUMBIA 658877 2)
01. Natural Dancing 7" Mix (3:45)
02. Natural Dancing 12" Mix (6:01)
03. Natural Trance Mix (6:32)
04. Original Mix (3:15)
05. Remix (6:01)
06. Ambient Mix (3:47)



Sweet Lullaby (Single CD COLUMBIA COL 659924 2)
01. Radio Version (4:00)
02. Nature's Dancin' Mix (5:58)
03. Round The World Mix (6:58)
04. Appollo 440 Mix (7:55)
05. Filet-O-Gang Earth Mix (6:36)
06. Tribal As A Mojo Mix (4:10)
07. Ambient Mix (3:47)

Where the Hell is... Matt?

2007-01-23 | RUGlad2BInAmerica?
昔、よく聞いていた Deep Forest「Sweet Lullaby」にノって、
世界中でダンスをする Matt 君にナゴミます。
この場所、Tomotubby も行ったなぁ。というところだけアップしてみました。
↓写真クリックすると Matt 君のサイトに飛びます。


via Internet Weekly Report

実はこのビデオ、イースター島の写真の右肩にちょこっと出ているように「Stride」という名前のガムのCMなんですが、レスポンスとしてこのCMをいろいろともじったビデオが YouTube にあげられていて楽しめます。別に遠いところにいかなくてもいいんだなぁ。

最初↓は Matt 君の 2005年ヴァージョン。スポンサーがついてない頃かな?



以下はレスポンス
Re: Where the Hell is this train? 四人組がヨーロッパを回って踊る
Re: Where the Hell is Matt? これ好きです
Re: Where the Hell is Matt? ただのはしご酒かも
Response to Where the Hell is Matt ! これも結構好き。おサレさん
Where in Disco Heaven is Liz? おばさんのお蔵だしって感じ
Where are Alex and Isaac? 踊るのは子供二人。踊りはうまい方
Where the hell is lego? レゴランド
Snail's response to: Where the Hell is Matt ? 主役はカタツムリだけど...
Where the Hell is v1nch3nz0? CG
Where the Hell is Kosmyc? CG

しかし「Sweet Lullaby」はバージョンが沢山ありますね。そして、ピグミーの歌うメロディーがずっと頭の中に残りますね。まるで麻薬のよう。

美しき青き「汝窯」 (台北)

2007-01-22 | Asia 「圓」な旅
台北に行きたい。
行って、あの「青」を存分に見つめていたい。




北宋汝窯青磁橢圓洗

既に「芸術新潮」で特集されたりしていますが、台北の故宮博物院が昨年のクリスマスに新装オープンして、久しく見れなかった常設展示の名品の数々が一同に並ぶうえに、オープン記念の「大観展」が3月25日まで行われています。「大観展」は中国芸術の絶頂期ともいえる北宋期の書画、磁器、図書が展示されているのですが、今回の目玉はなんといっても「汝窯」の青磁です。きっと故宮博物院の一階では「汝窯」展示の前に人だかりができていることでしょう。

かつて河南省にあった北宋の官窯「汝窯」で焼かれ、永らく皇帝のみが愛でることが許された奇跡のような青い磁器は、今でも詳しい製造条件が判っておらず再現は不可能と言われています。芸術家皇帝・徽宗の治世の20年の間、宮廷御用達だった「汝窯」の伝世品は、手元にある「The Discovery of Ru Kiln」の巻末リストを見ると、世界に僅か69点しかないとのことで、まさしく至宝中の至宝です。そのうち最多の所蔵を誇るのが、台湾に持ち出された故宮博物院の持つコレクションで、今回その全てが展示されているのです。その数21点(リストを見ると23点所蔵していることになっていますが、展示に漏れた2点には、おそらくいくばくかでも「汝窯」と断定できないところがあるのでしょう)。これらが全品並んだことは未だかつてなく、今後もない。と言われています。さらに凄いのは、6点の「汝窯」を所蔵するロンドン大学パーシバル・ディヴィッド中国美術財団からも3点が特別出品されていることです。まさに空前絶後の「大汝窯展」が開催されているのです。

見つめていると吸い込まれそうになる。いつまで見ていても飽きがこない。実際、「汝窯」の「青」がどのくらい美しいかということは、筆舌に尽くしがたいものがあります。最近は現物に近い色で撮られた写真もありますが、それでもどこか違うように思えます。「雨過天青」(雨上りの空の色)と表現されたりしますが、「汝窯」の「青」はそれぞれ微妙に異なります。「The Discovery of Ru Kiln」でも、Sky blue、Powder blue、Egg blue と三種類の表現で分類されています。中でも Sky blue と表現された、数えるほどしかない青磁が最も美しいように思えます。世界一です。


北宋汝窯青磁無文水仙盆 これぞ「汝窯」の中の最高傑作。表面に嵌入がいっさいない