Tomotubby’s Travel Blog

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「十八地獄」の入口 (麻豆代天府)

2007-02-02 | 麻豆代天府・彰化八卦山南天宮


麻豆代天府の奥まった場所に「ぬっと」現れた巨龍、その腹の中に続く宗教テーマパーク「十八地獄」の入口です。因みに「ぬっと」という言葉は聞きなれないと思いますが、「ぬっとあったものと、ぬっとあるもの―近代ニッポンの遺跡」という巨大仏や巨大建造物について書かれた本(好著ですが、すでに絶版)で使われていた言葉です。

それから「十八地獄」というのは、その名の通り十八種の地獄のことですが、熱い地獄「八熱地獄」と寒い地獄「十寒地獄」を合算して十八地獄というようです。なお「八大地獄」というのもありますが、この場合は八熱地獄のことをさしているようです。「八熱地獄」には、「等活地獄」「繩地獄」「生地獄」「叫喚地獄」「大叫喚地獄」「焦熱地獄」「大焦熱地獄」「無間地獄 (阿鼻地獄)」があり、「十寒地獄」には、「厚雲地獄」「無雲地獄」「呵呵地獄」「奈何地獄」「羊嗚地獄」「須乾提地獄」「優玻羅地獄」「拘物頭地獄」「分陀利地獄」「玻頭摩地獄」があるそうです。

私たちの他に、観光客じゃなかった、参拝客は誰もいなかったので、係のお爺さんも暇そうです。昼寝の時間が近いので眠いのかもしれません。事務所の机に座ったまま昼寝をしている台湾の人たちを見て、ガス中毒か何かで死んでいるんではないかと思ったことがあります。

入口の両側には仁王と思しき像が立っていますが、まるで節分の赤鬼、青鬼ですね。きっと赤いのが八熱地獄に関係して、青いのが十寒地獄と関係しているのでしょう。天気図みたいです。しかし仁王というのは、金剛力士のことなので、仏教の外敵が建物に侵入しないよう見張っている守護神の筈。それが地獄の入口で門番などしているのは、ちと変ではないか?とケチをつけたくなります。

入場料代わりのお布施を「功徳箱」の中に入れ、さあ、地獄めぐりの始まりです。

つづく


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2 コメント

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赤鬼&青鬼? (rubicone)
2007-02-05 20:41:59
・・と思いましたら、んまぁ!!「仁王と思しき像」だったのですね。びっくり、です
門の上からぬっとのぞく目が赤くらんらんと輝くのは、だっ、誰?
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仁王?鬼? (tomotubby)
2007-02-07 02:01:21
角がないのとミエをきる姿から、仁王と思ったんですが、鬼かもしれません。
中に入ると角がある鬼ばかりだったので、やはり仁王なのかな?
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