Tomotubby’s Travel Blog

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ダリ展で「アンダルシアの犬」を観た

2006-12-27 | 映画・ロケ地訪問
先日、上野の森美術館でダリ回顧展を観てきました。今回の展覧会は、フィゲラスのダリ財団の美術館とフロリダのダリ美術館からの出展で、特に訪れたことのない後者の持つ大作が見たくて、混雑を我慢して行くことにしました(後で確かめたら、フロリダからの出展は、1999年に今は無き新宿三越で開催された「ダリ展」と殆どがダブっていました。あのときは館内ガラガラでゆっくり見物できたのに)。

館内は、次々と押し寄せる来場者で溢れ、美術展で美術鑑賞というより興行で野次馬という感じでした。シュールリアリストの中でも、最も「俗物」であろうとしたサルバドール・ダリにはぴったりの雰囲気かな。かくいう Tomotubby も中学生のとき「内乱の予感(茹でた隠元豆のある柔らかい構造)」という絵を見せられて、麻疹のようにダリ熱を発病した時期がありましたので、観に来る人たちの気持ちはよく判ります。

で、今回印象に残ったのは、ダリの絵じゃなくて、ルイス・ブニュエルとダリによる映画「アンダルシアの犬」でした。僅か15分程度の短編ですが、中学生のときこっそりブニュエル三本立てみたいなのを観て以来です。その後、DVDを見つけて何度か買おうとしたことがありますが、15分の映画に3,000円以上も出すのは如何なものか(200円/分以上)。と思い直して今日まで経ってしまいました。内容は、最初と最後のシーン、男がピアノを引っ張るシーン、手の中の蟻のシーンくらいしか覚えてなくて、改めて観るといろいろな発見がありたいへん面白く、二回観てしまいました。帰宅して調べてみると You Tube でも観れることが判りました。「黄金時代」も。ホント世の中便利になったなぁ。

まず超有名な最初のシーン。
有名すぎて他のシーンを忘れてしまうくらい。夜、(ブニュエルが演じる)男が窓辺で剃刀を研いでいます。バルコニーに出て見上げると空には満月が出ています。そして月を細長い雲が過るとき、男はすごく怖い想像をする.....手にした剃刀で.....

次回につづく


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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
明日行きます (ふる)
2006-12-28 01:09:46
TBありがとうございます。
いま泥酔して帰宅したばかりです。
明日、上野に見に行く予定です。
前回はあまりの混雑に断念したのですが、前売り券はあるし、もうすぐ終わってしまいますから。

と酔っ払いながら失礼します
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