このところ沖縄づいている。と言っても、観た映画の話。過日「ちむりぐさ」を観たが、昨日は同じドキュメンタリー映画「生きろ 島田叡 -戦中最後の沖縄県知事」を観た。
本土上陸を一日でも遅らそうと、沖縄を盾にと考える軍部に抗って、沖縄県民の命を守ろうと努力した沖縄県知事・島田叡。戦争の非人間性が浮かび上がる。観ていても、辛くなった。
この島田叡沖縄県知事と荒井退造警察部長の二人を主人公として実写版映画「島守の塔」も既に全国公開されている。岡山では9月23日から観てみたいMOVIX倉敷で上映される。観てみたいものだ。
ところで、映画には太田昌秀琉球大学教授(元沖縄県知事)が、画面に登場した。そこで、太田教授と作家・大江健三郎さんが共同編集者となって発行した雑誌「季刊 沖縄経験」を思い出した。この雑誌は1971年夏号が第一巻、そして73年秋号まで5冊発行された。
私はこの雑誌を定期購読をし、途中休刊という形となり、大江健三郎の字で印刷されたお詫びの葉書も届いた。少しだけ時間をかけて読み返そうと思う。