話は変わりますが

ギターやゴルフを趣味にのんびり暮らしています。ド田舎でのなんてことない日々を綴っています。

No,1443『誰かの背中』

2017年06月21日 | 思想・雑感
アクセス頂きありがとうございます。

場面緘黙症【ばめんかんもくしょう】という言葉を知ったのは去年。

-以下 wikipediaより引用-
『場面緘黙は、ある特定の場面でだけ全く話せなくなってしまう現象である。
子供が自宅では家族らと問題なく会話をしていても、学校や幼稚園など家の外では全く、
あるいはそれほど話さず、誰とも話さないという例は多い。そして、その子供は非常に内気な様子に見え、グループでの活動に入りたがらなかったりする。
たいていの場合、発話以外の、表情や動作やその他のやり方であれば、人とコミュニケーションを取ることができる。また、脳機能そのものに問題があるわけではなく、行動面や学習面などでも問題を持たない。
また、強い不安により体が思うように動かせなくなる緘動(かんどう)という症状が出る場合もある。
単なる人見知りや恥ずかしがり屋との大きな違いは、症状が大変強く、何年たっても自然には症状が改善せずに長く続く場合があるという点である。』

という症状です。

昨年、遊月亭いく藏で出前授業をさせて頂いた小学校で、どうやら僕が

「僕は人前で話す、歌うのが本当に苦手だけれど、なんとか頑張ってチャレンジしています。」

みたいな話をさせて頂いたようです。
その話を聞いて下さっていた一人の場面緘黙症の女の子が、感想文に

「いく藏さんも私と一緒で、人前でしゃべるのが苦手なんだと思いました。自分も、人前でしゃべれるようにチャレンジしていきたいと思いました。」

と書いてくれて、そういう気分にその子がなったこと自体がとても嬉しいという担任の先生からの御礼のお電話を頂いていました。

そして今日、また先生からお電話を頂きました。
昨日が参観日だったらしく、なんと、その場面緘黙の女の子が立派に父兄の前で発表をすることができたんですよと。

自分には華も派手さも、イェーイって感じも無いけれど、それはそれで、大人しい誰かの背中を後押しすることができたことが嬉しかった。
何より、自分どうこうはさておき、何かにチャレンジして乗り越えた人がいるというその事実に、勇気を頂いたというか。
自分も、日々心の中の「弱気」と戦いながら過ごしているだけに、また心引き締まる思いです。

先生、ご丁寧にご報告頂き、本当にありがとうございました。

話は変わりますが、娘が発熱でこども園早退。
園でどうも風邪が流行っている模様。
さて、家庭内感染がどうなるか…

終わり。