大きな事件を起こした予感をさせながら、映画は主人公の作家である母親の妊娠から息子の成長の過程を追う。
とにかく母親に対して幼少期から反発する態度を見せる。父親には全然違う表情をする。
何がこのような素質を形成させたのか、最後まで疑問が残る。
父親は、最初はおもちゃのアーチェリーを与えて庭で遊ばせていた。
おもちゃから本格的な弓で射るようになって、どんどん腕を上げる。
成長しても母親には反発の連続。
息子は、この写真のように目力がすごい。何を起こすのだろうとハラハラさせる目の表情。
最後に高校生になった息子が、父親と妹を弓で殺し、高校の体育館で大事件を起こす。
母親には危害を与えない。しかし、精神的な苦痛を最後まで負わせる。
考えても原因が分からない。消化不良のままで終わる。恐ろしい映画だった。
ジョギング約5キロ。暑い暑い。大いに汗を出す。