新宿の紀伊國屋サザンシアターで上演の「シャンハイ ムーン」を見て来ました。
井上ひさし作の芝居で、アジアを代表する世界的文学者の一人である、魯迅が主人公である。
1934年の上海を舞台に、国民党政府に追われる魯迅と彼をかくまう日本人たちの交流を描いたもの。
井上ひさしの作品は、社会風刺の中に、笑いあり涙あり、そしてセリフを楽しむ芝居が魅力。
この舞台も十分に楽しませてもらった。
最近は、ミュージカルにかなり出演が多い、村井国夫が魯迅を演じている。素晴らしい演技である。
ハプニングがあり、初日から3日目ということもあったのか、ある俳優がセリフが出なくなり、一瞬、緊張した。舞台は生でこのような場面も多々あることでしょう。しかし、俳優さんは冷や汗をかいたと思う。
暖かい日で、ジョギングも楽。
新国立劇場で上演中の「友達 Friends」を見て来ました。
新国立劇場演劇研究所の研修生の3年間の成果の舞台。
これから演劇界に向けて飛び出す俳優の卵。
芝居は、安部公房の作品。ある男が1人で暮らしているアパートに、ある夜突然見知らぬ一家が侵入してきて、そのまま居ついてしまう。それを拒む男に、他人だらけの都会で生きていくには友達が必要だ、と隣人愛を説く。そして、彼らは男の婚約者や兄まで巻き込んでいき、とうとう男は逃亡を図る。最後は悲しい結末で終わる。
パンフレットによると、出演者は、年齢はバラバラで学歴もバラバラ、しかし、これからスタート地点は一緒。どのように成長するだろう、エールを送りたい。
軽く、約3㌔ジョギング。爽やかな夜である。