京のたんぽぽ日記

夫婦共にリタイヤした後の生活を
大好きな旅行を中心に綴っていきます。

津和野・萩・宮島・広島の旅2

2007-02-11 13:13:16 |  国内旅行

2007・2・11(日)

     旅の始まりは  こちら

朝起きると、母の様子がおかしい。
「どうしたの?」と聞くと、
「腰が痛くて歩けない。。」と言う。

そういえば、昨日の夕食時、最後の方ちょっと寒かったせいか
部屋に戻った後、母が
「ちょっと腰が痛くて足が冷たい」と言った。
確かにレストランは、ちょっと寒いと私も感じたけど、
まぁ大丈夫かとそのままにしたのが悪かったのだ。
それで、もう一度お風呂に入って体を暖め、
温湿布を張って寝てもらった。
一晩暖かくして寝れば治ると思ったのは間違いだったのだ。

「昨日の夜中よりは、ましになったけど。。」
夜中トイレに行く時は、痛くて大変だったらしい。
「起こしてくれたらよかったのに。。。」
といいつつ、支えないと歩けない状態の母に温湿布を
多めに張り、痛み止めの薬を飲んでもらう。

こうなると、この旅館の売りでもある3000坪の広さが
朝食に行くにも結構歩かなければならない事になって、
かえって仇になる。
フロントに行って、車椅子を貸してもらえる様に頼んで
館内を車椅子で移動する事にした。

朝食はレトロで重厚な逍遥亭というお部屋で頂いたが
車椅子のままで食事できるようにセッティングしてあって
その心使いが嬉しかった。

       
   北門屋敷の朝食

母は薬も効いてきたのか、だいぶましになってきたようだが
歩いて観光できるとは思えず、フロントで相談したら
萩観光協会で車椅子の貸し出しをしてくれるという。
よかった~
せっかくここまで来たのに、街を見れないのは残念だもんね。

萩観光

まずは観光協会に行って車椅子を借りる。
トランクの中の荷物を全部前に入れて空け、そこに車椅子を入れる。
以前の車はワンボックスカーだったので、
車椅子だって簡単に入れられただろうけど、
乗用車に変えたが為に結構いっぱいいっぱいで、
車椅子って結構大きなものなんだ~と思った。

無事に車椅子も積めて、いざ、笠山椿群生林へ。
観光協会で車椅子でも周れて椿の花がきれいな所がありますよ
と、聞いていたのだ。

     
 
ちょうど椿まつり直前の見ごろの時季で、枝にも路にも椿の花がいっぱいで
とってもきれいだった。こんな綺麗なところを教えてもらってラッキ~
これは、車椅子を借りに行ったおかげやね。

昼食は萩の町に戻ってお食事所わらじで、主人はうに丼定食、
私と母はお刺身定食を。

      
      このうに丼のうには最高においしかった~。
      私も、うに丼にすればよかったな。。

萩の城下町をゆっくり車椅子を押しながら周った。
高杉晋作誕生地、伊藤博文勉学所。。。
幕末の頃の名高い長州藩士の名が並んでいる。
萩焼のショップで薄いピンク色の茶器を気に入り、
ちょっと高かったけど思い切って購入してしまった。

      
       美しい白壁の菊屋横丁

観光協会に車椅子を返し、次は宮島へ向かう。

宮島

萩を出て、山陽自動車道で宮島へ向かった。
宮島に今日行くか、明日に回すか迷ったが、
厳島神社に電話して聞いてみると、
5時半までに入ってもらったら拝観できると言う。
明日は京都に帰らないといけないし、広島宮島の二つは無理だろう、
行けるものなら今日中に行ってしまおうと決定。

主人はガンガン高速を飛ばし
おかげで余裕で5時半に間にあうように思えた。
が、高速を降りてからが問題だったのだ。
渋滞で車が動かない。ここまで来て間に合わないのか。。
宮島までフェリーで10分、宮島桟橋から厳島神社まで普通徒歩で10分。
本土のフェリー乗り場になんとしても5時には着いておきたい。
なのに、渋滞は続き、時間がなくなり、気ばかりがあせる。

結局フェリーに乗れたのは5時10分で、桟橋着が5時20分。
あと10分しかない。。
宮島観光案内で車椅子を借りて母を乗せ、私は車椅子を押していく。
主人は一足先に走って行って、拝観のチケットを購入し待つ。と
役割を決めて行動。

私と母が厳島神社に着いたのは、5時半を過ぎていたものの、
ぎりぎり拝観には間に合い、ほっとほっとだった。

     
    海中に立つ大鳥居

海中を敷地とする厳島神社は、私の予想を大きく超える規模で
朱塗りの本殿も美しく感激だった。ほんと、間に合ってよかった。

    

     友達のご主人が赤い衣装をまとい、 
     能面をつけて、能を舞ったことのある能舞台。
     これを見るのも楽しみだったのだ。

厳島神社拝観のあとは、お土産やさんがずらりと並ぶ表参道商店街を
通って帰った。その賑やかさに感動。一つ一つのお店を覗いてみたかったが
時間がなくて通り過ぎただけなのが残念だった。

そのあと、案内所に車椅子を返してフェリーに乗ったが、
母を座らせてあげる椅子がなく、階段を上るのも大変だし
どうしようと思っていたら、主人がかくれ客室を見つけてくれた。
鉄の扉を開けたら、なんと、ゆったりとしたソファーの客室だったのだ。
しかも3人座る分があいている。よかった。なんというラッキー~

なんか、あたふたした旅だったけど、楽しかった。
母の腰痛も車椅子のおかげで、だんだんと良くなっている
ようで、よかった~
それに、慣れない車椅子を押していて、手こずっていると、
「手伝いましょうか」と声をかけてくれる人がいる。
「ここを押すといいですよ」と教えてくれる人がいる。

人の優しさや温かさに触れた旅だった。
さぁ、これから今夜のお宿鴎風亭に向けて、また出発だ~


津和野・萩・宮島・広島の旅3へ続く












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