たかく良美のブログ

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硫黄島での艦載機離発着訓練を視察

2007年10月16日 | 基地、平和

 

10月15日、硫黄島での離着陸訓練を視察した。当日は厚木基地から米軍のC40に乗り2時間程度で硫黄島に着いた。

 

 私は大和市基地対策協議会の一員として参加したが、この一行のなかには、神奈川県職員、岩国市の市議、防衛省、外務省、民間人、アメリカ大使館員、などとともにケリー米横須賀司令官、や厚木基地司令官などの基地関係者が同行した。

 

 ケリー司令官の説明は、海に浮かぶ空母に着艦するには、パイロットの高度な技量が必要で、繰り返し訓練が必要であること、硫黄島の訓練と厚木基地の訓練違い、硫黄島は暫定訓練施設であり、本土から100マイル以内に訓練施設を要求していること、など日米同盟の重要性を強調していた。 米軍にとって、いたれりつくせりの日米関係は貴重だろうと感じた。

 

 空母の出港に際しパイロットは陸上で日中と夜間のFCLP訓練と洋上の空母に着艦するCQ訓練で合格する必要があり、この試験に合格しなければ空母には乗れない。実際に空母に着艦する洋上訓練は相模湾で行われている。仮に、艦載機部隊が岩国基地に移転しても横須賀に空母がいる限り相模湾でこの洋上訓練が行われる、安全のため艦載機には4割程度の燃料しか搭載していないとのことなので、訓練が終わった艦載機は厚木基地に来る可能性が高い。

 艦載機部隊が岩国に移転しても、厚木での爆音が無くなる事は無いと感じた。

 

  硫黄島は名前のとうり、所どころから熱風が噴出していたが、周辺の島と違って、比較的に平坦で周辺には何も無いため、360度で訓練の状況が見えた。旧日本軍が最後まで闘った壕や、すり鉢山、米軍が上陸してきた海岸にもよって慰霊をしてきた。


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