43マイクロワールド

1/43スケールのカーモデルキットの製作を中心に、模型の話・レースの話・クルマの話・なぜかサッカーや映画の話題など。

スピナー

2007-01-15 | Ferrari 250TR 58

もうひとつ、画像貼っときます。
ホイールにはスピナーが付きますが、実車は前が2本爪、後ろ3本爪。ところがキットには2本爪のパーツしか入ってませんでした。
この際だから3本爪のスピナーは自作してみました。こんなの作るだけでもすごく大変ですよ…細かい事苦手です。
しかも、写真で見るとスピナーっぽくないなあ…大きさも大き過ぎるみたいだし。
アルミで作ってみましたがアルミだと削ったあと磨いてもキレイに輝きませんね。シルバーで塗ってごまかしたけど洋白を磨き出したほうが良かったぽい。

ホイールはメタリックグリーンらしいんですけど、普通に銀色のほうがカッコいいかなと思って、メッキシルバーに塗りました。無塗装だと渋過ぎる色なもんで。

ところでこのワイヤーメッシュホイール、キットの物ですがなんと手編みですよ、て・あ・み 。
最近のものはエッチングを何枚か貼り合わせてあるのが多いと思いますが、これはちゃんと編んであります。一本一本は0.3ミリぐらいの細い金属線ですが、ちゃんとセンター出てますし頑丈です。
朴訥としたキットなのに、何このオーバークオリティ。でもこうゆうところがガレージキットの魅力なんですよねえ。
第三者からみるとトンデモなキットですけど、作って売ってるほうは真剣なんですよ。

しょぼい内容なのに高過ぎる(当時7000円ぐらい)と言う意見もあると思いますが、少量生産だからどうしても単価は高くなる。そのかわり手間をかければ出来ることで、素人に出来ないことはしておいてあげようというメーカーの気持ちが伝わってくるじゃありませんか…。
そのあたりを理解して真剣に作ってやればスタタのキットだってそれなりの完成品になる筈なんですよ。

キットメーカーと作り手がすごく近い存在なのが43の面白さでもあります。
まあこっちとしてはあんまり苦労したくはないんですけど、苦労を分かち合うことを楽しめるなら、43を作る事には特別な意義があると言えますね。
なにより、スタタやプロバンスが世に送り出したキットには未だに他では手に入らないレアなアイテムが無数にありますし。

(写真:スターター1/43 フェラーリ250TR LM58)
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とりあえず完成

2007-01-15 | Ferrari 250TR 58

まだ完全じゃないんですけど、一応全体像上げておかないとね。

ウィンドウはどうにかうまく作れたんですけど、イタイのはウィンドウ基部。
もともとボディーにモールドされていて、本来なら削り取って塗装後に金属素材などを貼り付ければ良かったんですけど、なにしろ48時間完成を目指して作り始めましたから…
結局2週間もかけるんだったら、ここにも手をかければ良かったと思っても後の祭り。
それ以外の部分はそれなりに満足してるだけに、ここだけが残念でした。

まあ今からでもシンナー風呂につけてやり直し出来るんですけどね、パーツは自作だしデカールなんてどうにでもなる個体ですから。

でも、2007年のお正月の思い出ですから、とりあえず今はこのままで完成としときます。

(写真:スターター1/43 フェラーリ250TR LM58)
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テールエンド

2007-01-13 | Ferrari 250TR 58

排気管の出口、苦労してラッパ型作ったんですけど、長さを詰めていったらそれほど目立たなくなってしまいました。メタルなんで開口しましたが薄くするのは厳しいので、あとで黒く塗ってごまかしましょう。

ミッドシップ時代になってからフェラーリはダックテールが当然になりましたが、それまでは丸いお尻。セクシーでなかなかいいです。
フェラーリって女性のボディーラインに似てると思いませんか?
だからこそ世界中の男を魅了するんだと思うんですけど。

さて、年越し・作り初めモデリングはこのへんで暫定的完成としました。
まだ細かいパーツとか付けたいので本完成とは言えないんですが、いい加減正月気分から抜け出さないといけないので…。

来年こそは48時間で完成させよう。もちろん、スタタのキットは止めときます。

(写真:スターター1/43 フェラーリ250TR LM58)
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楽しい塗り絵

2007-01-12 | Ferrari 250TR 58

ボディーや細かいパーツが全て一体形成されているスタタやプロバンスの場合、自作できない部分は塗り分けするしかありません。
すでに下塗りから数えると10層ぐらい塗り重ねているので境界線も曖昧になっていてマスキングも難しそうなので、筆塗りでどんどん塗っていきます。
この「立体塗り絵」を始めると一気にスタタらしくなってきます。
そもそもスタタなんて、フランスの模型好きが趣味が高じて自作したキットを発売してみましたって感じの牧歌的製品。工業国・イタリアのタメオやBBRのようなモダンさを農業国フランスに求めるのが間違い。
でも私はこの手作りっぽい雰囲気が嫌いではないです。

キレイに仕上げることは大事だけども、その中に工業製品とは違う、手芸品のような温かみを織り込んで行ければ面白いなあと思いますけど…
大抵は「イタイ」仕上がりになってしまいますね…。

フロント・ウィンドウの基部はシルバーで塗ってみたけど、実際は何色なのか分かりません。トノカバーやシートの色もほとんど想像。シフトレバーの位置は前過ぎたかな…ノブも大き過ぎますね。メーターはデカール無いし、どうしよう…。
ステアリングは、実車は十字型4本スポークなんだけど、キットのは3本スポーク。まあいいかー。

スタタを気楽に作るには、色んなこだわりを潔く捨ててしまうことですね。

(写真:タメオ1/43 フェラーリ250TR LM58) 
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ウインドウ・スクリーン製作中…

2007-01-10 | Ferrari 250TR 58

透明板をうまく曲げればどうにかなるかな…って考え、まず紙で作ってみました。

色々形を調整してみて、どうにかなりそう。
このあと、透明板を切り出して指でクセをつけて合わせてみたら、ジャストフィットしました。
早速接着したくなりましたが、まだ作業が残っているので最後に付ける事にしました。

あとは少し塗り分けをして、タイヤを付ければ完成です。

今回も素組みが基本でしたが、ついつい資料など漁ってしまい色々直したいところが出てきてしまいました。でも本来の趣旨に沿って、最低限にとどめます。
後日、余裕があったら小物パーツの追加などしたいと思いますが、まあこれが私らしい製作スタイルなもんで、大目に見てください。

このクルマに関しては、プロフィニッシャーのStudio_Rossoさんが、全く同じ個体を製作中。(キットはフェニックス)
私とは正反対の正確な考証、超精巧な仕上がりを目指しておられますので、参考にされたい方はソチラをドゾー
なるべく製作記公開されてる方とバッティングしないようにしようと思ったんだけどなー、よりによってプロフィニッシャーの方と同じクルマを選んでしまうとは迂闊ですた。;;

(写真:スターター1/43 フェラーリ250TR LM58)
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ヘッドライト

2007-01-09 | Ferrari 250TR 58

自作のヘッドライトとライトカバー。
ライトのほうは、スクラッチにしちゃまあまあかなと思いますが、ライトカバーはちょっと厳しいです…

元のパーツは黄色い透明レジンの塊。(左側)
コレを型にヒートプレスしたんですけど、なかなかうまく切り出せなくて何個も作り直す羽目に…。
多分、元の型からして形が合っていないのだ。
どうにか合う形になっても、うまく貼るのが難しい。
接着剤はみ出してますね…orz
こうゆう糊代のないのをキレイに貼るって難易度高いですね。

でもどうにかライトが付いて、クルマらしくなってきた。
いくらなんでも黄色いレジンの塊はめ込んでおいてもねえ…スタタ、恐るべし。

しかしこのあとウインドウ・スクリーンを付けてみたら、全然大きさが違うのだ。
いい加減でも元パーツが型に使えたライトカバーに比べて、ウインドウ・スクリーンはヒートプレスして作るなら型から作らなきゃならない。
平板を曲げて作ろうかと思ったけど、曲率が大き過ぎてとても平板では無理。

あーー48時間で完成予定に選ぶキットじゃないですよ、すでに240時間経ってるw

(写真:スターター1/43 フェラーリ250TR LM58)
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小物たち

2007-01-07 | Ferrari 250TR 58

仕事が始まってしまい時間がありません。
不思議なもんで時間がないほうがモチベーションアップ、今日は帰宅後だいぶ作ってました。
酒飲んでダラけてるとヤル気起きないのに、仕事してると無性に模型作りたくなるんですよね。

とにかく、小物パーツ作らないと進められないので今日はチマチマした作業。
イベントの趣旨に合わせてスピード製作しなきゃいけないので小物系は色々オミットさせてもらうつもりですけど、このスタタのキットの場合、ヘッドライトだけは放っておけない。なんたって、レンズもライトカバーも一体の透明レジンorz

まずレンズのリムはアルミパイプを輪切りしたものに。反射鏡はエポキシを詰めて銀色に塗りました。レンズは透明プラから削り出そうとしましたがうまく行かず、プロバンスのジャンクを流用。
ライトカバーはレジンのパーツを型にヒートプレスしました。うまく切り出せるかな…。

フェラーリの伝統的なミッションゲートは、メタルから捻り出しました。写真で見るとゲートがガタガタ…これでも4つ作ってやっと出来たんですけど…

あと、実車のマフラーエンドはラッバ型に広がったのが四つ並んでてなかなか迫力ある。
これは再現しなきゃと思いましたが、金属パイプをラッパ型に加工なんて出来ない。タミヤの面相筆に犠牲になって貰おうかと思いましたが、もったいないので適当なメタル棒から削り出してみました。
でも、キレイにテーパー付けるのって難しいですね。ドリル刺してリューターで簡易旋盤してみようかな…

こんなことしてるんじゃ、全然ソッコーモデリングじゃないですね…

(写真:スターター1/43 フェラーリ250TR LM58)
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新年明けまして

2007-01-04 | Ferrari 250TR 58

おめでとうございます。
って、遅すぎ…。

元旦から酔いが抜けない状態で、ついついブログ更新ほっといてしまいました、何はともあれ今年もよろしくお願いしますねー。

大晦日から年越しモデリング→作り初め してましたが、実際は酒飲んだり寝正月だったり新年会行ったり正月早々お通夜があったりで 全然完成しません。
本来、大晦日から元旦までの48時間でソッコーモデリングして、子供の頃の即日完成の楽しさを思い出しましょうという趣旨のイベントなんですけどね、新年4日目になってもまだボディーしか出来てない。

そもそも小物パーツがほとんどないスタタを選んだのは激しく失敗ですね、塗り絵作戦で済まそうと思ってたんですけど、結局ほとんどのパーツを自作・調達することになりました。

ボディーのほうは今日一日で4回クリアー吹き付け、丸っこいボディーのお陰でツヤは結構出てますんで、研ぎ出しの必要はなさそうです。

今回は最初だけクレオスのスーパークリアー、2回目からはガイアノーツのクリアーにしてみました。乾燥が速く塗膜が硬いらしいんですが、さてどうでしょう?

(写真:スターター1/43 フェラーリ250TR LM58)
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