43マイクロワールド

1/43スケールのカーモデルキットの製作を中心に、模型の話・レースの話・クルマの話・なぜかサッカーや映画の話題など。

情熱を止めるな!

2018-09-27 | 1/72AFV

今更ながらですが、話題の映画「カメラを止めるな!」観てきました。

さんざん報道などで取り上げられてましたから説明の必要も無いでしょうけど、低予算ながら面白いと評判で全国拡大上映中の映画です。

観てない人にはネタバレ禁止と言うのも強調されてましたが、驚くようなオチがあるわけで無く内容を聞いて観に行ってもじゅうぶん楽しめる映画ですけどね、
凝った作りの映画なのでやはり内容は知らないで観に行ったほうが色々考えながら観れるので楽しいでしょうね。という訳で内容に関してはここでも書かずに置きますが、とにかく面白いのでぜひ観に行って欲しいですね。

私も情報は極力入れずに観ました。作り手の狙い通り、前半きょとん、後半ニヤニヤ、あげく大笑いして最後はほっこり。しっかり楽しめました。

この映画が評価されるのは凝った作りや構成の妙から来る楽しさや笑いだけでなく、映画に対する情熱みたいなものが奥底に感じられるからなんでしょうね。
情熱で出来たものは、たとえチープな出来であっても伝わってくるものがあるものです。

こういった、有名俳優や有名原作や派手なアクションや豪華な道具立てに頼らない、物語本来の面白さや脚本の完成度や演者の熱演で出来上がった映画がちゃんと評価されるのは良い事だと思います。大手の映画会社も本当に作るべき作品とはどんなものなのか、もう一度見直して欲しいです。

 

 

さて、映画はほかにも色々観てるんですが、模型のほうはさっぱりです。

何かと野暮用が多いのもありますが、時間があってもなかなか模型に向かえません。まあこんな時期もあります。


ハンビーは色も塗らずに組み立てを進めてます。

いちおう、フルディティール、フルオープンに近いキットなのでもうちょっと丁寧に作らなきゃならんのですが・・・
今はただ組み立てたいだけ。
AFVなので色は雰囲気重視で良いのでは、とか・・・丁寧に塗らない言い訳にもなりませんな。
まあ、何とかなるでしょ。

模型は好きなように楽しめば良いのです。私の模型に対する情熱なんてそんなもんです。

つづく。

コメント

タイヤの話、と言えば・・・

2018-09-10 | 1/72AFV

今年は本当に災害が多い年ですね、日本・・・

被災された地域の皆様、お見舞い申し上げます。

自分の住む地域も、年初に豪雪の被害がありましたが地震や台風、豪雨の被害に比べたら積もった雪への対処が大変だっただけで、実害は少なくまだ幸いだったように思います。

天災がやってくるのはしかたありませんが、対応力を強化することで防げる被害もあると思います。
政府や自治体には災害に強い町づくりを考えて欲しいと思います。国を守るとは、そういうことでしょう?

 

 

さて、毎度ながら唐変木の映画鑑賞備忘録のコーナーです。

「ルームロンダリング」

悲惨な死亡事故などがあった、いわゆる事故物件の部屋に住むことで物件の過去歴を隠すというヤバいお仕事を請け負う主人公
彼女には幽霊が見える能力があります。

ホラーではなく、部屋に居付く前住人の幽霊とコミカルなやり取りで交流を持ち、幽霊たちの未練を解きつつ自分の人生も取り戻していくというハートフルな作品です。


主演の池田エライザちゃん、ちょっと前から興味を持って見てたんですけどね、ハーフらしいエキゾチックな雰囲気ながらベビーフェイス、なのにナイスバディー
たまらんですw

映画は重い内容を扱っていながら軽いノリで楽しく観れる娯楽作品に仕上がってます。
ややインパクトに欠けるかな・・・という軽さですが、自分としてはエライザちゃんを愛でるのが目的なので全然オッケー
残念ながら終始ざっくりした重たい感じの衣装だしサービスショットは着替えシーンと入浴シーンが一瞬ある程度でしたが、まあ可愛かったので良かったです。

大規模上映ではない映画なので、すでに上映を終えた地域も多いかもですね。
ま、備忘録なので悪しからず・・・

 

 

次は現在公開中の新作、「累(かさね)」

土屋太鳳、芳根京子ダブル主演の話題作

顔を入れ替われる能力を利用して、行き詰っている駆け出し女優が顔は醜いが天才的な演技力がある女と入れ替わって、演劇界をのし上がって行こうとするストーリー。
スマホとか出てくるので現代なんだけど、謎の能力とか演劇界とか忌まわしい過去とか奇病とか、おどろおどろしい設定が何となく昭和の雰囲気。
成功を巡って女同士のドロドロの争いが勃発するとかね、ほぼ予想通りの展開ですが映画としてはとても面白かったです。
演技や演出も昭和っぽいのが映画に合っていて良かったと思います。

ただ、土屋太鳳が美人設定なのは良いとして芳根京子が醜い女というのは無理がありますね。顔にひどい傷があることで醜いということにしていますが、特殊メイクをずっと見せられるのも辟易するし傷が無ければ美人なので設定がブレてしまいます。


まあそれでも、演技で頑張ってカバーしてましたけどね、二人の女優が二人の人格を演じ分けるのでその点は見応えがありました。
狂言回し役の浅野忠信もさすがベテランらしく映画に合った大げさな芝居で盛り上げてくれてました、
ただ、関ジャニの横山くん・・・神経質な舞台演出家の役で出てるんだけど、「まるで素人の芝居じゃないか!」と切れてる君が一番大根という皮肉・・・
私はバラエティー番組に出てる横山くんはすごく好きなんですけどね、どうして役者としてはああいう神経質な役が多いんだろうと不思議でなりません。正直、全然向いてませんよ・・・

と、まあいろいろとツッコミどころはありますが、そういうところも計算済みなのかなと思えるくらい全体がまとまっていると思いました。全然ふざけたところなどないシリアスなドラマなのに、なぜか笑えてしまう不思議な面白さです。

終盤の太鳳ちゃんの「サロメ」の踊りのシーン、これはほかの役者さんではなかなか出来ないのではないかなと思える出来の良さでしたよ。

 

さて、模型の話。

前回はCカーのタイヤについての悩ましい問題について書きましたけど、そもそもどうしてカーモデルではタイヤのパーツでいつも悩まなければいけないのか。

それはまず、カーモデルはゴムタイヤが使われることが多く、タミヤのプラモデルみたいにいちいち専用のゴムタイヤを用意してくれないことが多いんですよね。
ましてや43のガレージキットなんてゴムタイヤはほぼ使いまわしだったりします。

飛行機やAFVのプラモデルならタイヤも大体プラ成型なので悩む必要ありません、じゃなぜカーモデルだけゴムタイヤなのか?

四つの理由があると思います。

1・元々走行する玩具モデルから始まったので、伝統的にゴムタイヤ
2・ゴムの質感はゴムでしか得られないと言う迷信
3・カーモデルにとっては目立つパーツなので、正円を出すとか接地感を出すのにゴムの弾力が向いている
4・トレッド面全体にモールドを施すには柔らかい素材でなければ型から抜けない

1~3については、塗装と精度と考え方で解決する問題なので無視するとして
4のトレッド面再現に関してはプラパーツではどうしようもない部分があるんですよね。シリコンゴムの型から抜けるレジンとかなら難しいモールドも可能ですけど、正円が歪みやすいという問題もありますし。

ところが、プラパーツでは無理という考えをあっさりと捨てたのがこのパーツ。
なーんと、トレッド面を金型で再現!


六分割すれば抜けるんです。
こんな風に、サイドウォールと組み合わせていきます。


最後のパーツはほかより少し小さめになってます。ピッタリだとハマらなくなる恐れを計算したんでしょうか。


余計なお世話だったようです。大きなスキマが・・・w


少し緩めに組んでいくとちょうど良い感じです。
しかし、継ぎ目だらけだ・・・
これはアイデア倒れというヤツでしょうか

何とかしようという気合だけは評価します。

( GOOD YEAR が GOOD YEAP になっているのは、権利の問題からでしょうか? )

フレームも少ないパーツの組み合わせで精密に再現されます。
組むのは相当難しいです。

1/72のAFVはすごいことになってますなー

つづく かも

 

コメント (8)