43マイクロワールド

1/43スケールのカーモデルキットの製作を中心に、模型の話・レースの話・クルマの話・なぜかサッカーや映画の話題など。

PORSCHE911GT1 LM1997

2011-04-30 | PORSCHE 911GT1

ゴールデンウィークですね、いかがお過ごしでしょうか?
私ゃ連休は3・4・5日のみ、この春は何かといり用でお金もないし、なーんにも予定ないです。
自主的に自粛させてもらいます。皆さんはせいぜい楽しんでね。

さて、717Cと一緒に白く塗ろうと思ってた911GT1/'97なんですが、サフまで済んでたのでそのまま白く塗るつもりが、よくよくチェックしてたら

テールライト下の開口部、バッチリふさがってる…
96年型でもここには開口部があって、キットはふさがってたんですが、もっと小さい開口部だったので無視できたんだよね。
でも、こっちはかなりでかい穴、ふさがり具合も思いっきりだなー

実車はタイヤハウスまで抜けてて、リアタイヤが丸見えの状態…らしい。
実はこの97年型は実戦仕様の画像がなかなか見つからなくて、たまに見つけても上の画像みたいに中は黒く見えるばかりで、どうなってるか良くわからない。
ロードカー仕様だと、ルーバーが付いたフタが付いてるのも確認できるけど、たぶん実戦仕様はフタは無さそう。
ルマン仕様じゃないけど同じタイプのミニチャンプスのミニカーを見てみたら、しっかり抜けてます、タイヤが見えます、コレは抜かなきゃダメでしょう!

レジンなのでリューターでガリガリ削っても穴は開けられますけど、タイヤハウス側からは作業しずらいし、しかもタイヤハウス側のが広く開いてるんだよね、リアエンドにかけて絞り込まれてるので。

というわけで、ミニチャンプスの部品割りをヒントに、スッパリ切り離してしまいました。


このほうが掘りやすいw

一見、大手術に見えるけど、エッチングソウで切り離した場合は、そのまま戻して接着すれば元に戻るので、それほど大変な作業でもありません。
この状態で開口部を掘るのは簡単だしね。

で、しっかり抜いて元に戻しました。
切断面をまた貼り合わせるだけの簡単な作業ですが、慌て者の私はズレて接着してしまい、焦ってはがそうとしたらパーツが割れてバラバラになってしまってえらくツギハギだらけにしてしまい、整形作業にやたらと時間掛かってしまったと言うのは、慎重な諸氏にはまったく必要ない情報ですね。
新しくおろした瞬間接着剤はレジン同士の接着にはとんでもなく相性良いので、いきなり接着せず仮止めとかキチンとやりましょうw

ということで、無事白くなりました。

実は、白サフ→スーパーホワイト→次のデカール貼りの作業に備えて薄くクリアーを吹いたとこまで、717Cとともに進めたんですが、こっちだけ白さが足りなくて何だか透けてるように見えて、白サフの状態でじゅうぶん白くなってなかったのもまずかったかなと思って上からもう一度白サフ吹いてます。
白サフ状態でも、白いんだしコレでいいかなーとも思うんですが、何だか白さが違う気がするのでもう一度スーパーホワイト吹きたいんですが、こんな時に限って塗料が底をついてしまったので後日買ってきて塗り直します。

早くデカール貼りしたくてちょっと焦り過ぎでした。

ところで何となくカーモデルにはスーパーホワイトかなと思って使ってたんですが、クレオスの白って何種類かありますけど違うのかな?
1番の白でもいいのかも知れない。

 

 

コメント (6)

いっしょに作ろ!

2011-04-26 | 模型

4月は新しい年度に入る月ということで、ただでさえ忙しかったりするんですけど、そういう事とは関係なく色々あったりして余裕がない今日この頃。
今月は週末(日曜)ごとに県外に出掛けているという、ヒッキーな私としましては珍しくリア充。
かと思うと、突然の訃報があって心乱れたり。
友人のご子息が、20歳の若さで交通事故で亡くなりました。
赤ちゃんの時から、よく遊んであげた(遊んでもらった)子だったので、本当にショックでした…。
ひとりの死が、こんなにも大きく精神にダメージ与えるなんてね…。高齢や病死などでもそうですが、突然いなくなってしまうという現実は受け止めるにも重過ぎて、やっと落ち着きましたけど、改めて震災による膨大な悲しみを思いやると、その重さは計り知れないと思いました。

何かちょっとでも、被災者の手助けになれることをしたいと思ってチャリティーイベントに出掛けたりもしてるんですが、実はこのブログにもポイントで義援金を送れるサイトのリンクなどを貼っておきました。
が、どうやらそれが原因か、セキュリティーに反応したりするみたいなので、削除しました。
http://www.311flagman.net/

みなさん、ネットを利用していると知らないうちにポイントがたまって、使い道もなく放置してあることとかないですか?
さまざまなポイントサイトで、それを義援金として利用できるサービスを行っているようです。小額の募金でも集まれば相当の額になります。
ぜひ、ご自身のポイントを確認して、どうせなら片っ端から募金しちゃってください。

 

さて、模型作るにはいい季節だし、それなりに時間も取れるんですけどねえ、精神的に余裕がないと模型作りも捗らないっす。
先月の震災以来、色々考え込んじゃうことも多くて、そうゆう憂鬱から逃れたくて、模型に没頭したいとか思うのですが、「本業」のカーモデルは資料だとかに拘ってると却って悩み事が増えてちっとも手が動かない。

だからと言うので、「副業」の飛行機モデルに逃げたりしてる。


紫電改 (プラッツ 1/144)

いやー、良くできたキットでして、なーんも考えず組み立てて塗るだけ。精神的に楽だわー。
もっとも、飛行機に関しては知識も無いのでこだわろうにも全然分からないんですけどね。だから、楽。

1/144スケールのレシプロの場合、2機入りのセットというキットフォームが多いので、最近私は2機いっぺんに作っちゃいます。
だって、積んである箱を減らしたいのに1機だけ作ると箱はそのまま残っちゃうんだもん。
もし事故が起きたら、どっちかのパーツを犠牲にして使えばいいし。今はそれなりに値段高くなってますけど、それでもカーモデルに比べたら飛行機モデルは廉価なのでもったいないとか思わなくてすみます。
小さなレシプロ飛行機だからこそできることかも知れませんが、この2機セットというキットフォームは大歓迎です。メーカーにしてみても、インジェクション・キットの場合コストはそれほど負担かからないんだよね。

ただ、この紫電改の場合、デカールが同じ飛行隊のものばかりで、同じようなものしか出来ないのが残念。どうせなら違うマーキングを選べると良かったね。

零戦より遥かに高性能と言われた紫電改ですが、端正なゼロに比べるとスタイルは残念過ぎますね…。かつてちばてつやの「紫電改の鷹」という漫画を読んでて、紫電改には特別な思い入れがあったのですが、こんなカッコ悪いなんて今まで知らなかった。でもその残念さまで、なんだかいとおしい。
かつて日本を守るため、困難な時代に戦っていた機体。
こんな今だからこそ、日本を守るということを強く意識してしまいます。

 

 

とか言いつつ、かつての敵国、今は「友達」の米軍機。
すでにすっかり退役が進んで過去の飛行機になっちゃいましたトムキャットさんです。

手前のはアリイの1/144。
アリイ(現在のブランド名はマイクロエース)のF-14には2種類あって、LS金型のが秀逸で、これは買ってはいけないとされてるオオタキ金型。コクピット後ろと胴体との継ぎ目がグダグダなので、修正してますが難しい…。
ちなみにLS金型のも持ってますが、まあいずれも30年前の金型なので、今となってはそれほど褒められたもんでもないです。

向こう側はトムキャットのキットとしては現在最高品質なレベルのF-14D。ただし、韓国エースから発売されてるもので、デカールがやや貧弱です。
韓国エースはレベルの生産を請け負っているメーカーなので、プラパーツの品質は同じで、価格は半分(500円ぐらい)なのでお得。
デカールにこだわらなければ、違うマーキングが楽しめるし悪くないですよ。

なんで違うメーカーのキットを一緒に作ってるかというと、実はアリイのキットは初めて買った1/144でして、でもあまりにグダグダなので完成させずに放置だったんですが、レベルを参考にしながら作れば完成させられるかなーと思って。
一からパーツを作り直そうと思うと大変だけど、見本があればパーツの新造とか、造形の修正とかも目安があるので出来そうでしょ?
とか言いながら、なかなか進まないんですけど。w

 

そういえば、これは以前作りかけて結局やめてしまったトロンの126CKなんですが、
タメオから、とうとう発売されてしまっていたのね…

手前がタメオのCK。
奥がトロンです。やはり、タメオのほうが端正です。トロンのは何だか戦車みたいでいかつい感じですけど、これはこれでCKの雰囲気を協調してるようで、捨て難いです。
最近はキットのプロポーションも納得行くまで修正してやるというよりも、キットのカタチを尊重してある程度そのまま仕上げてあげたいという気持ちに変わりつつあります。
(実は修正が面倒になりつつあるのですがw)

左がトロン、右がタメオ。
コクピットの開口部やらボリュームがかなり違います。
いちおう、トロンも作る気でいますよ。トロンはスペインGP仕様で、タメオはモナコ仕様で。いずれもジル・ビルヌーブの名勝負だけに是非作りたい。

タメオのメタルパーツ。
このキット、正直言ってちょっとガッカリです。最新のタメオにしては、10年前のC2からほとんど工夫が見られない。というか、メタルパーツ化が進んで、ブレーキディスク&キャリパーも、リアウイングも一体成型のメタルだし、モノコックもメタル、ショックアブソーバー&スプリングもメタル…
かつてタメオがお得意としていたエッチング・挽き物によるディティールがすっかり諦められている。

実はこのほうが、作るには簡単でいいのですが、楽しくないですよね。
背景には、タメオが近年完成品を発売しているという事情があるようです。
フェラーリとなれば相当数も捌けるだろうし、完成品量産するにはパーツを簡略化して生産性を高めなきゃいけない訳ですね。
タメオもだんだん、魂を失ってゆくような気がする…。

ちょっと気になったのが、このゼッケンのデカール。字体がずいぶん斜めになってるんですけど、資料画像だとこんな斜めじゃないんですけどね。
貼るとまっすぐに見えるようになるんだろうか?

まあ、そのうち作ってみます…トロンのエンジン関係のショボ過ぎるのをどうするか悩み中。
タメオのパーツから複製するか?うーん、面倒そう。

 

車種は違うけど、717Cを白く塗ってて、そういえばこんな作りかけもあったなーと。
どうせ白く塗るんなら、こっちもいっしょに塗っちゃおうかなと、またまた登場911GT1(w

去年の祭りアイテムも進まないでいるのに、またおととしに戻るんかい!(殴

 

いっしょに作ったら、きっと楽しいしたくさん作れるよ?という提案でしたが
これってもしかして、いやきっと間違ってるような気がするので、甘い考えに心動かされて罠にはまったりしないで下さい。

まあ、甘い罠にははまってみるのも、楽しいかも(ry

 

コメント (3)

ロータス78

2011-04-13 | 模型

タメオのロータス78買ってみた。

なんだか、あちこちでJPSカラーのマシン作るのが流行ってるみたいでねー、
まあ私も最新のタメオあたりで参戦してみようかと思った わけでもないのですが、
ふだんチープなキットばかり作って遊んでるので、たまには高級なキットも楽しみたいなと思いまして。

スタイルが好きな78ですけど、これはスーパーキット。いわゆるフルディティールですね。

カウルやパネルが外せて、中が見えるというのは楽しいかもですけど、このマシンやたらパネル多い…。
思えば、56B作った時もパネル脱着のストレスに負けて、「二度とフルディティールは作らないぞ。」と誓ったのも忘却の彼方、
もし作るとしても今度はパネル全部接着しちゃうぞとか考えてんですけど、それにしても細かい工作多過ぎで、買ったはいいけど作る気力は萎えちゃってるのでした。

シェルビーだとか、そら豆とか、ちょこっとずつ弄ってはいるんですけどね、ネタにするほどの進展もなくブログ放置しちゃってるので、まあちょっと話題に上げてみただけですな。

このロータス78は、ウイングカーの元祖などと言われてますが、キットを検証してみるとウイングカーとはいうもののサイドポンツーン下面の跳ね上げはごく僅かなんですね。
しかもエンジン/リアタイヤ周辺にはメカがごちゃごちゃ露出していて、模型的には面白そうなんですが空力的にはまだまだ洗練されてません。
後発の79になると、このへんは徹底的に煮詰められているんですが、こうゆうアイデアの原初のスタイルというのもいいですね。
ロータスって、いつも面白いアイデアを具現化してきたチームだから昔から好きでしたねー。

ウイングカーといえば、82年を最後に禁止されましたからこの91がロータス最後のウイングカー。
これはずいぶんむかーし、まだ43の作り方も良く知らない頃に完成させたタメオのキットです。
わざわざカウル無しのモナコGPバージョン作ってるのに、エンジンにはファンネルメッシュもフュエルラインも付けていないという…
今見ればかなり残念な出来ですな。予備のデカールは残ってるので、いつか組み直しとか出来たらいいな。多分、しませんけどw

さすがに最後のウイングカー、空力の洗練度はすごいですね。
78ではサイドポンツーンにしかなかったフロアパネルの跳ね上げですが、このマシンではリアエンドまでフロアが延びて跳ね上がってます。
両サイドのトンネルに空気の流れを邪魔するものはドライブシャフトと低い位置のロアアームのみ!
地面に吸い付くように走るウイングカーは、その構造ゆえにいったんバランスを失うと一気にグリップを失うという危険性もはらんでいて、ジル・ビルヌーブ(フェラーリ)の命を奪うことになったのをきっかけに翌年から禁止されることになってしまいました。

 

こちらはロータス97T。
91よりもさらに昔、たぶん43の三台目か四台目に作ったキットだと思います。
タイヤのバランスも狂ってるし、考証もいい加減で今から見るとホント適当に作ってたなーって思う。
でもまあ、昔はもっと熱心に作ってたような気はする。サスアームや整流板も作り直してあるし、リアウイングのフラップの隙間も一応抜いてあるもの。

うわー、ステアリングロッドが不思議なカタチに曲がってるwww
タイヤは油が染み出してきてて、それがサスアームまで伝ってきてベッタリ濡れてますw
ホイールはシルバーで塗っておいたのですが、油を拭き取ったらグレーになってしまいました。ついでにタイヤもグレーに…。

ロータスのJPSのゴールドラインは、実はレモンイエローというかクリーム色みたいな色が正解らしいですが、このキットに付いてたのはベージュでした。青空の下で撮影された画像だとベージュに見えるので、私はなんとなくこの色のが見慣れた感じで好きです。現在発売されてるのはクリーム色になってるみたいです。
ついでに、クリーム色のはなぜか文字が太っていてシャープじゃないらしい。ベージュのデカールが付いたセコハン品があったら、私的には「買い」ですな。

78のデカールは、さいわいシャープな印刷です。クリーム色もやや薄くて、まあ好ましい色かも。

なお、ロータス91のキットは現在ペキモさんが、ロータス97Tのほうは新米パパさんが、今日的な技術で鋭意製作中ですので、参考にしたいかたはご覧になってみて下さいね。

78? うーん、今んとこ作る予定にはなってませんw
どなたか作ってる人探して、参考になさって下さいませペコリ。

 

 

 

コメント (7)