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京大iPS、知財戦略の番頭

2015年12月08日 | 戦略商品
京大iPS、人に生かす壮大な知財戦略 

山中氏は、ノーベル賞は確実ともいわれていた時期、考えていたのは知財戦略でした
知財戦略を任せられる人材として、山中氏は、高須氏をヘッドハンティング
iPS細胞の実用化を目指す山中を実務面で支えてるのが、番頭高須氏です
産経新聞ニュース参考&引用








京大iPS(ネットより引用)

iPS細胞の知財が利潤を優先する企業などの手に渡れば?
山中氏が考えていたのは、iPS細胞を、企業に独占させないことです
一般の企業にとって特許は、技術を独占するためのものです
企業などの手に渡れば、高額な特許料が発生して研究が停滞する恐れがある

山中氏は、米国生活で特許の重要性を熟知していた
研究と知財の両方に精通した人材が是が非でも必要と考えていた
高須氏とは、山中氏が特許の出願を手伝ったことから面識を持っていた
山中氏は、高須氏に「知財部門を任せたい」と伝えた
高須氏は「iPS細胞の知財戦略といえば国家プロジェクト」魅力的なチャンスと考えた
高須氏は、知財の仕事の面白さ知っていたが、恐ろしさも知っていた

高須氏の成果と業績
京都大学のiPS細胞の特許は、現在約90件の特許を保有
知的財産管理室長に就任した高須氏は、研究者をつかまえては質問攻めにした
早く特許を出願しなければならない研究成果を把握するためです
研究者らはも研究途上でも特許を視野に入れるようになり「スピード感が変わった」

高須氏は、知財をめぐる脅威に直面していた
米国での特許の取得をめぐり、米ベンチャー企業と紛争になる寸前だったのだ
米国の特許事務所とのやりとりは、時差の関係で深夜から早朝に及ぶことも珍しくなかった
対決やむなしという局面で先方から「特許を無償譲渡したい」との申し出があった
山中氏は時間と労力、費用を考慮し「これでノーサイド」と決断・宣言した
高須氏は、納得できず「それなら仕事を辞めます」と言い放った
一歩も引かない姿勢と緻密に練り上げた戦略が、相手の譲歩を引き出したのは間違いない
 
高須氏は、現在「再生医療用iPS細胞ストックプロジェクト」を手掛ける
iPS細胞による、再生医療の実用化へ向けて山中が最も重視する取り組みだ
山中氏は、知財の確保に一定のめどがついた段階で、次なる最重要課題を高須氏に託した

再生医療用iPS細胞ストックプロジェクトとは
再生医療では、患者の皮膚や血液からiPS細胞を作れば移植するときに拒絶反応はない
作製に数カ月かかり、移植や治療に間に合わないことあり、患者ごとに作ると費用も膨大だ
あらかじめ拒絶反応が起こりにくい特別なiPS細胞を作って備蓄すれば、更に用途も広がる
iPS細胞を使った治療の普及の鍵を握るといっていい
iPS細胞ストックを初めて臨床用に製薬会社などに提供するところまでこぎつけた

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