隊長のブログ

元商社マン。趣味:ヒップホップダンス、ジャズダンス、日舞(新舞踊)、旅行、映画、スポーツ観戦。阪神タイガースのファン。

街歩き 第21回 『東京大学の銅像』 (その1)

2014年07月09日 | まち歩き

    =写真をクリック・タップすると拡大画像が表示されます=

 

隊長の地元:東京都文京区内や近隣を散歩する「街歩き」シリーズの、第21回は『東京大学の銅像』をお送りします。

 

東京都文京区本郷の「東京大学の本郷キャンパス」構内を歩いていると、いたるところに銅像があることに気がつきます。その数は、屋外に設置されている銅像だけで13点になるそうです。 

 

また、屋内に設置されていたり、保管されているなどの理由で、目にすることができない銅像の数を合わせると、東京大学にはおよそ80点の銅像があると言われています。 

 

今回、屋外に設置されている銅像巡りをしようと思ったのは、『ジョサイア・コンドル博士の像http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/6e38578380f77763d5e24195efc306c2  を探しに出かけてからです。

 

天気の良い日に、頂いた“東京大学本郷地区キャンパスマップ”を頼りに、銅像探しに構内を廻ってみました。

 

最初に訪れたのは、「チャールズ・ウェスト像」です。

Dsc_0011

 

東大の「正門http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/780ae83bc27114fcd10db69f110a1817 を入り、左側に50メートルほど歩いて行くと、工学部11号館が左側に見え、その右側に「コンドル像」があります。

 

「コンドル像」の先、工学部6号館前にあるのが「チャールズ・ウェスト像」。

Dsc_0012

 

チャールズ・ウェスト(Charles Dickson West)は、1847年にアイルランドのダブリンで生まれ、ダブリン大学で機械工学を修め、ベルケンヘット製鉄所で働くかたわら造船技術を修得。1882年に来日し機械工学、造船学を教えました。そのまま日本に留まり、1908年に没しました。

Dsc_0009

 

コンドル博士、ウェスト博士の像が、工学部の敷地に建てられているのも、それなりに理由があるのですね。

 

次に訪れたのは、安田講堂の裏手、理学部1号館前にある「山川健次郎像」です。

Dsc_0016

 

山川健次郎(1854~1931年)は、会津若松の山川重固の三男として生まれ、少年時代に白虎隊士を経験したのち、米国エール大学で物理学を学び、学位を得て帰国。東京大学設立後は、日本人初の物理学教授になりました。その後、1920年まで東京帝国大学(東大)の総長を務めました。

Dsc_0013

 

御殿下記念館の脇を通り、“構内バス通り” 手前にあるのが、「ダイバース像」です。

Dsc_0022

 

Dsc_0021

 

エドワード・ダイヴァース(Edward Divers)(1837~1912年)は、英国で教育を受け、1873年に化学の講師として来日。工部大学校、理科大学で教鞭を執りました。ヨーロッパの理学・化学研究の最先端に立つ人物の一人でした。日本滞在は26年の永きに渡りました。

Dsc_0018

 

“構内バス通り” を渡り、医学部の建物の前にあるのが、「佐藤三吉像」と「青山胤通像」です。

Dsc_0024

 

佐藤三吉(1857~1943年)は、幕末に大垣藩士の子として誕生。明治15年(1882)に東大医学部を卒業したのちドイツへ留学して最先端の医学を学びました。帰国後は医科大学教授として後進の育成に努め、明治34年(1901)には東京帝国大学付属病院の院長に就任。外科の権威として、日本の医学界の近代化に尽力しました。

Dsc_0023

 

Dsc_0027

 

青山胤通(たねみち)(1859~1917年)は、江戸に苗木藩藩士・青山景通の三男として生まれました。1882年東京大学医学部卒業後、同大病理学教室助手就任。ベルリン大学留学等を経て、東京帝国大学医科大学教授、東京帝国大医科大学校長、伝染病研究所(現東京大学医科学研究所)所長等を歴任しました。

Dsc_0026

 

 「佐藤三吉像」と「青山胤通像」が仲良く並んで、“構内バス通り”を行きかう学生達を見ているようです。

 

Dsc_0030

 

 ★続きは『東京大学の銅像』(その2)で★

 

 

===「街歩き」バックナンバー===
http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/c/c2c437caab6ac1e2be19246ef261eea9

第1回~5回  省略

第6回  2012/10/8 『京華通り・越中おわら』http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/d/20121008

第7回  2013/3/21 『伝通院』http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/d/20130321

第8回  2013/3/24 『東大の桜』http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/d/20130324

第9回  2013/3/30 『江戸川公園の桜』http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/d/20130330

第10回 2013/8/30 『迎賓館赤坂離宮』http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/d/20130830 

第11回 2013/9/10 『小石川寺町散歩』(その1) http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/d/20130911

第11回 2013/9/11 『小石川寺町散歩』(その2) http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/d/20130912

第12回 2013/9/28 『東大の門』(その1) http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/d/20130928

第12回 2013/9/29 『東大の門』(その2) http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/d/20130929

第13回 2013/10/16『円乗寺“八百屋お七の墓”』http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/d/20131016

番外編 2013/10/14『湯島・上野の地図』http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/d/20131014

第14回 2014/1/8  『湯島聖堂』http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/d/20140108

第15回 2014/1/23 『ニコライ堂とお茶の水』http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/d/20140123

第16回 2014/2/13 『東大構内のコンドル博士像』http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/d/20140213

番外編 2014/2/27 『美和中国語学校クラス会』http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/d/20140227

第17回 2014/3/22 『湯島の坂と妻恋神社』http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/d/20140322

第18回 2014/4/4  『播磨坂桜並木と小石川植物園』http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/d/20140404

第19回 2014/6/15 『サッカーミュージアムへの道』http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/d/20140615

第20回 2014/6/24 『旧岩崎邸庭園と三菱資料館』http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/5729611c2651987ee1d05353d9aca0e2


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 音楽 30曲 『平原綾香:明日』 | トップ | テレビ Vol.54 『ぐるっとブ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿