隊長が、これまでに鑑賞した「映画」を紹介するシリーズの第15作品目は、『失恋33天』をお送りします。
『失恋33天』 (英文題名:Love is Not Blind) は、2011年制作の中国映画 。日本では、未公開。中国語で “天” は一日の意味です。
尚、「隊長のブログ」で紹介した、中国映画の記事一覧は、こちらを参照ください 。
この映画を初めて観たのは、2011年11月に中国河南省信陽市の映画館でした 。
中国映画と言うと、“歴史物”、 “アクション映画” 、“戦争映画” 、“カンフー” や 『きれいなおかあさん』 の様な “社会派ドラマ” を思い浮かべますが、『失恋33天』はそれらとは全くジャンルの違う “ラブコメディー” でした。
そのユニークな内容に、ぜひもう一度観たいと思っていました。
既に中国のネットでは、この映画を無料でダウンロードして観る事も出来ますが、どうしてもDVDが欲しくて、その後 中国に行くたびにあちこちで探しましたが見つかりませんでした。
やっと手に入れる事が出来たのは、去年の11月に上海のDVDショップででした 。
映画の内容は、大学を卒業して北京のブライダル会社にウェディングプランナーとして勤める、27歳のOL・ 黄小仙の失恋から33天 (33日間) の物語です。
黄小仙を演じるのは、中国で人気の若手女優「白百何(バイ・バイホ)」。
毒舌家で “オネエキャラ” の同僚を演じるのが、若手人気俳優の文章(ウェン・ジャン)です。
ウェン・ジャンの他の主演作品は、『海洋天堂』 を、取り上げています。
監督は、第6世代監督と呼ばれる新鋭監督の一人・滕華涛(テン・フアタオ)。
この映画は、2011年11月8日に封切られると、同世代の若者の支持を受け、同年11月の週間ランキングで2週連続トップをキープし、興行成績も3億元(約36億円)を突破したそうです。
低コストで撮った映画が、こんなにヒットしたのは、現代中国の若者が共感出来るストーリーと、主演の二人の飾らない演技に理由があるのではと思います。
例えば、携帯電話やiPadがごく普通にドラマの小道具として使われ、愛情表現も実にストレートです。
ユーモア溢れるシーンだけでなく、ドラマの最後では黄小仙が金婚式をプランニングしていた老妻が、式直前で病死してしまうなど、ホロリとさせるシーンもあります。
今後、中国でもこの様なジャンルのドラマが増えていくでしょうね。
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