甲子園きっぷ  yama’s stadium☆彡

~球児たちの あしあと~

2014 秋季高校野球 兵庫県大会 ~4強をかけて 姫路南vs報徳学園~ 観戦記

2014-09-28 | 2014 秋季高校野球



兵庫の秋、準々決勝 姫路南と報徳学園の対戦を観戦しました。

このカードは春の決勝戦と同じ対戦で、あの時の先発は現在報徳学園のエースナンバーを背負う主島投手でした。

2014春季高校野球兵庫県大会 決勝~報徳学園vs姫路南~観戦記

継投したエース中村投手にも3安打と抑えられて後一歩春の頂点に立てなかった姫路南だったんですよね。

主島投手は知り合いの中学硬式チーム出身の選手で、報徳学園に入学し1年生で春の大会先発を任され好投を続けていて

楽しみに観戦したあの春の決勝戦、三振の山を築き素晴らしいピッチングを観せてもらいました。

みんなで凄いなぁ~これからも楽しみだなぁ~って言ったんですが、

新チームで背番号1、伝統ある報徳学園でエースナンバーを背負いマウンドに立つダイゴの堂々たる姿に

今後が更に楽しみで、ご一緒に観戦したダイゴの育ての親コーチも目を細めて居られました。

私がこの対戦で一番感心したのはダイゴの謙虚さ。

先輩たちの中でエースとして活躍するダイゴですが、例えばタイムを取り伝令が出て内野手がマウンドに集まる時、

帽子を脱いでタイムの時を過ごすんですよね。

そんな選手を今まで見たことないです。

勝利して整列する特も勿論後方に。

ダイゴのこの謙虚さがとてもいい。

自分でちゃんと考えわきまえて、そしてマウンドでは堂々と・・・。

充実した表情をしていましたし、マウンドでは先輩たちからの声に笑顔も見えていて、

とてもいい環境で大好きな野球が出来ているんだろうなぁと観ていて嬉しくなりました。

やっぱり素直な謙虚な気持ちで野球をしている選手を見ると応援したくなりますね。

応援したい!とみんなから思ってもらえる選手に・・・そう思いますね。




前置きが長くな
りましたが・・・試合の方は、主島投手の立ち上がりは抜群で、6回までは2塁を踏まさない好投、

3回、4回にかけて、5回、6回にかけては4者連続三振を取るなど圧巻のピッチングでした。

姫路南は前半主島投手を攻略できず打ちあぐねていた感がありましたが後半1得点差まで詰め寄る良い対戦となりました。


~準々決勝 姫路南vs報徳学園~観戦記


先行は姫路南、後攻 報徳学園

姫路南先発はエース近藤投手、4回より三木投手(16)に継投し、強打の報徳学園を8安打に抑える好投でした。


三木投手(16)


報徳学園先発はエース主島投手、姫路南打線を7安打3失点完投で勝利。


姫路南の中盤までの攻撃を振り返ってみます・・・

初回1番萱島選手が四球で出塁しますが後続抑え無得点。


2回、3回は三者凡退

4回先頭から2者三振(3回から4者連続三振)を取った後、4番首藤選手がセカンド強襲ヒットでチーム初安打

しかし3ー4間に挟まれ無得点に終わります。




5回、6回三者凡退、〈5回から4者連続三振) 主島投手圧巻のピッチングです。


前半終了し姫路南は1安打無得点。

報徳学園前半の攻撃は・・・

3回までを近藤投手が投げ、5被安打4四死球2失点、3回はボール先行で苦しいイニングとなってしまいました。

3回裏、2巡目に入った報徳打線は近藤投手を捉えて爆発していました。

先頭2番波田選手(16)がレフト前ヒットで出塁し、3番端岡選手がヒッティングで送ります。






1死2塁で4番森井選手 2Bから先制のセンターへツーベースヒット!




5番東本選手(14)はフルカウントから四球で1死2、3塁


6番正木選手が1Bからこれもセンターオーバータイムリーツーベースヒット!で2得点目




更に7番多鹿捕手が四球で1死満塁となりますが、ここは近藤投手の踏ん張りで3者残塁となりました。




4回裏 姫路南は三木投手(16)へ継投となります。

先頭1番井上選手セカンドゴロ、三振、死球、三振の立ち上がり。


5回裏 報徳学園の攻撃


5番東本選手がライトへツーベースヒット!




6番正木選手のキャッチャーゴロからサードフォースアウトを狙いますが東本選手の足が勝りバッターの正木選手ともオールセーフとなり無死1、3塁




7番多鹿捕手のセンターへの犠牲フライで1得点






チャンスを確実に得点へ結び付けていく報徳の攻撃は素晴らしいですね。

姫路南0ー3報徳で折り返した後半戦・・・


7回表 姫路南の攻撃 2死から4番首藤選手が初球をライトへ2本目のヒット!


首藤選手は主島投手を捉えています!

2死1塁 5番川崎捕手 1B2Sからセンターへ待望のタイムリーツーベースヒット!1得点を返します。









あれあれ~南スタンドに野球の息子 お~ちゃん?宮田くんも発見

上から3列目は3年生球児たちじゃないかぁ~

なんか3年生球児たちに似てるなぁて思ったんですよね・・・^^;笑

ちゃんとユニホーム姿がいいね!ここにも南らしいチーム力が見えるなぁ♪


でも写真見てビックリ!応援に来ての知らなかったーぁ!

コーチも来てたのに~お~ちゃん連絡してよね~

試合に戻りましょう~^^;

7回裏 報徳学園の攻撃


1死から5番代打 長谷選手(12) レフトへツーベースヒット!初球を狙ってナイスバッティングでした。


そして続く6番正木線手はライトへヒット!正木選手当たってますね~


1死1、3塁となり7番多鹿捕手が初球をスクイズ、取られた1得点をすぐさま取り返し1-4








初球をきっちり決めれる所はさすがだなぁ~と思いました。

8回姫路南の攻撃は2死から死球と1番萱島選手のヒットで2死1、2塁とチャンスでしたが2者残塁。






8回裏報徳の攻撃は三者凡退、三木投手のがんばりが光ります。


3得点を追う9回表姫路南の攻撃

私がキーマンとする3番八木選手が先頭、セカンドゴロが内野安打に!




そして今日、最も主島投手を捉えているさすが4番首藤選手の打席


無死1塁 1B2S ライトへタイムリースリーベースヒット!首藤選手ナイスナイス!バッティングgoodです^^






5番川崎捕手のセンターフライは浅く首藤選手走れず、ここは残念。キーポイントとなった一打だった様に思います。




1死3塁となり6番友久選手のセカンドゴロ間に1得点。3-4 









2死ランナーなくなり1得点差 緊張の一瞬、打席は7番玉越選手 レフト前へヒット!2死1塁同点のランナーが出ました!




8番には代打三木選手が送られましたが、主島投手12個目の三振で締め3-4報徳学園の勝利となった対戦でした。










初めて姫路南を応援に行ったのは2010年だったでしょうか・・・

それからこのチームの雰囲気がとても好きで、毎年秋、春、夏と時折応援に行っています。

この夏は野球の息子、おーちゃん(大賀選手)や哲(玉田選手)が居たこともあって本当に楽しませてもらった夏の大会でした。

神港戦、土壇場で八木選手のヒットから大逆転をし勝利した対戦がありましたが、

この新チームもまた魅力あるチームで、最後まで粘りの野球を観せてもらい春がまた楽しみになりました。

昨春は21世紀枠推薦校に選ばれましたが、最終的に甲子園へ立つことはなかった姫路南です。

春準優勝と、今秋も8強入りを果たし、来夏は悲願の甲子園へ☆彡

ぜひぜひがんばって欲しいチームです。





報徳学園は、滝川第二との対戦となりました。

4年連続秋の頂点を目指しがんばれ!!報徳学園


2014 秋季高校野球兵庫県大会 ~4強をかけて 明石vs津名~観戦記

2014-09-28 | 2014 秋季高校野球





準々決勝 明石と津名との対戦を観戦しました。

明石は3回戦、市川を7-6で下し8強進出、それぞれの選手が持ち味を発揮し後半連打で得点を重ね勝利。

津名は、2回戦東洋大姫路を初回からパワーで打ち崩して勝利した星稜との対戦、

相手ミスから上手く流れを掴んで8-1(7回コールド)圧勝で8強進出したチームです。

その両チームとの対戦の行方は・・・

中盤まで取っては取られての展開となり、9回3-2 ツーアウトの土壇場で津名1番地行選手の同点タイムリーで延長戦へと入って行きました。



~準々決勝 明石vs津名 観戦記~

先行は明石 先発谷口投手


後攻 津名 先発 潮崎投手


スターティイングメンバーです。


1回表 明石の攻撃

1番稲岡選手がショートゴロ・・・この場面稲岡選手がベースを駆け抜けアウトコールがあったのですが、

えっ?ランナーとなっている???と思ったらエラーランプが・・・

エラーには見えなかったんですけどね~先頭からちょっと分からない^^;

無死1塁で2番平山選手は死球で無死1、2塁




後続のスリーバント失敗と三振で2死1、2塁となり5番藤原選手 1Sからライトへ先制のタイムリー!1-0








更に6番坂元選手が四球で2死満塁 初回から試合がどんどん動きます。


大チャンスの明石でしたが3つ目の三振で3者残塁、津名は大ピンチを1得点で抑えます。


1回裏 津名の攻撃

1番地行選手のサードゴロが内野安打に、津名も先頭出塁です。

このサードゴロ、ファウルとなるか・・・と待ってしまったんですが結果フェアになったんですよね。

試合が終わってみれば、地行選手はこの対戦のキーマンとなった選手、このラッキーな出塁が得点に結び付きます。

2番菅本選手の打席、地行選手が盗塁、菅本選手が送り1死3塁。

そして3番原選手のライトフライでタッチアップ 取られた1得点をすぐさま取り返します。1-1




2回表 明石の攻撃

1死から9番吉ケ江選手が四球で出塁

1番稲岡選手のショートゴロはフォースアウト 

2死1塁となり2番平山選手の打席 稲岡選手が盗塁を決め2死2塁

平山選手がライトへヒット!2死1、3塁 追加点のチャンスでしたがここも潮崎投手が三振で締め2者残塁となりました。


2回裏 津名の攻撃

先頭5番登日選手はセンターへヒット!


6番山形選手が初球を送り・・・初球をきっちり決めれるところは練習の成果、さすがですね^^


7番佐藤選手はライトへ2ベースヒット!






1死2、3塁と津名も追加点のチャンスでしたが2者連続三振で2者残塁。






どちらの投手も譲らずいい対戦です。

3回表 明石の攻撃

先頭4番碓永選手がセンターへヒット!


5番藤原選手は2球を送る構えで見送り3球目をヒッティング  サードへ一直線、サードライナーで1死1塁




6番坂元選手の打席 碓永選手がスチールを決めセンターフライからタッチアップで2死3塁・・・しかしPゴロで残塁。








3回裏 津名の攻撃 三者凡退

4回表 明石の攻撃 三者凡退

4回裏 津名の攻撃

4番潮崎投手のレフト前ヒット! 5番登日選手が送り1死2塁




6番山形選手が初球をレフトへ勝ち越しのタイムリー!ショートの頭上を大きくバウンドしヒットとなった一打でした。1-2




5回表 明石の攻撃

先頭2番平山選手がサードへ上手く打ち返し内野安打で出塁


3番林本選手が送り1死2塁


4番碓永選手がセンター前へ同点タイムリー!2-2 取られた1点をすぐさま取り返します。










5回裏 津名の攻撃 2死から2番菅本選手のライトヒットと盗塁で2死2塁と攻めますが無得点。

6回表 明石の攻撃

先頭7番小間選手がセンター前ヒットで出塁、8番吉ケ江選手が送り1死2塁




9番谷口投手は1B2Sから2球粘りレフトへヒット!谷口投手の粘り勝ち。




1死1、3塁となり1番稲岡選手 レフトへの犠牲フライでタッチアップ 1得点3-2と勝ち越します。






ここまで両チームの得点イニングを見ると全ての回で先頭バッターが出塁しています。

先頭バッターの出塁が大事なことがよく分かりますね。

6回裏 津名の攻撃 1死から5番登日選手のセンターへのヒット1本に留まり、続かず無得点。

7回表 明石の攻撃

先頭4番 碓永選手がレフトへ2ベースヒット!さすが4番!碓永選手3本目のヒットです。


5番藤原選手も続きセンターへヒット! 2者連続ヒットで無死1、3塁


6番坂元選手のショートゴロ 碓永選手は3⇔本塁に挟まれ1死1、2塁と替ります。




その後2死2、3塁としますがキャッチャーゴロで二者残塁。


対戦結果を見るとここでもう1得点欲しかったキーポイントのイニングとなった様に思います。

7回裏 津名の攻撃 2死から1番地行選手がフェンス直撃レフトオーバー2ベースヒットと

2番菅本選手 ショートゴロ・・・一度ピッチャーを弾いてしまったのでタイミング遅れて投げれず内野安打に。




2死1、3塁と攻めましたがショートゴロフォースアウトで2者残塁。

8回は両チーム無得点

裏の明石の守備では、セカンドゴロを藤原選手がグラブトスでアウトを取り、守備の上手さが光りました。





9回表 明石の攻撃 津名は村西投手(10)へ継投します。




4番碓永選手が4本目のライトヒットで出塁し2死3塁と攻めますが無得点。

碓永選手、この対戦5打席4安打1打点、素晴らしいバッティングセンスの持ち主ですね^^




9回裏 津名の攻撃

7番佐藤選手が相手エラーで出塁 先を狙い攻めた結果1-2塁間で挟まれランナーを無くします・・・ん~ここは惜かった。




その後2死となり9番中尾選手が初球をライトへヒット!再度同点のランナーが出塁!


1番地行選手の打席 中尾選手がスチールを決めて2死2塁 ナイス走塁です!




そして~地行選手 2B2Sからレフトへ同点タイムリー!ナイスバッティングでした^^




サヨナラのランナー地行選手が出ましたがサヨナラならず、しかし9回2死2塁からの土壇場で振り出しに戻し延長戦へと入って行きました。

津名はこの流れで守り抜きたい10回表 明石の攻撃 


2者連続三振の後、1番稲岡選手がライトへヒット! 稲岡選手も4安打目ナイスバッティングです!


2番平山選手は四球で2死1、2塁 








仲間の声かけに笑顔も見えている村西投手です。

さぁ~守り抜けるか・・・


明石は勝ち越しのランナーを置きましたがセカンドゴロ、2者残塁となった10回表の攻撃でした。

再度サヨナラを狙う10回裏 津名の攻撃 今度は明石が守り抜きたい・・・


先頭3番原選手 初球をライトオーバーのスリーベースヒット!無死3塁大チャンス!原選手ナイスバッティングです^^








原選手は1回の同点打の犠飛1本の後フラストレーションが溜まっていたのでしょう^^;

この一打に全てをかけて素晴らしいバッティングを魅せてくれました。

そして4番潮崎投手と、当たっている5番登日選手の2者を敬遠し無死満塁とします。








そして、4回裏に勝ち越しタイムリーを放った6番山形捕手との勝負の時。






1球目ファウル・・・B・・・3球目をライトオーバーのサヨナラ打で津名が勝利となりました。









明石は11安打、津名12安打、お互い流れを取りながらの対戦で、少しの差で勝敗を分けた対戦だった様に思います。


明石はいつの代もとても落ち着いた雰囲気があって、もっと観たいなぁと思わせてくれるチームです。

準決勝でもまた観たいチームだったので残念ですが、来春を楽しみにがんばって欲しいなぁと思います。






津名は戦歴を見ると記録の残る限り、初の4強入りだと思います。

準決勝は神戸国際大との対戦、優勝目指しがんばって下さい


click2014 秋季高校野球 兵庫県大会~4強をかけて 明石vs津名~観戦記 my photo album2にUPしました