もぐ菜のみっしり茶匣(はこ)院

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破れナベに綴じフタ (10) 鬼畜眼鏡 佐伯×片桐

2009-07-30 01:06:58 | 腐女子の御伴
         *ご注意*


*腐女子や同人誌の意味が解らない方や気分を害される恐れのある方は此処で御帰院してくださいませ。*


一個人の妄想なのでSprayとは一切関係ありません。腐女子や同人誌の意味をご理解頂けた方だけ此処から先へどうぞ。



破れナベに綴じフタ (9)




         破れナベに綴じフタ (10)


片桐は酔いが醒めて目を覚まし見慣れた天井を見る。ピッタリと寄り添う様に恋人と寝ていたのはいつもの事だが脱いだ覚えはないのに隣で寝て居る恋人と自分も全裸になっている事に気づいた。

ベッドの下には脱ぎ捨てた衣類が二人分脱ぎっぱなしになって散らばっていた。隣で恋人はぐっすりとよく眠っている‥ 起きる気配はない。

いつもの習慣で時間が気になり時計を見ると17時を過ぎていた。 片桐は小さく欠伸をした恋人が起きるのを待つ事にした。寝る時間が一緒なので起きる時間もだいたい一緒で起きる頃と思っていたが恋人は起きるそぶりはない。

隣で眠っている恋人の横顔に見とれる。抱かれている時は快楽の真っ只中で恋人に縋りそれだけで必死になり後は何も覚えてない。

恋人の素裸に触れる‥年若いのでその肌はみずみずしく弾力があり触りだすと手が止まらなくなり存分にその感触を愉しむ。

恋人が起きない事を良い事に片桐は恋人の胸元に唇づける。たまには恋人の素裸を堪能する夢中で恋人の素裸と戯れた。

これ以上イタズラをすると恋人が起きてしまい現行犯で怒られてしまいそうなので最後に恋人の口唇に唇づけてベッドから起き脱ぎ捨てられたいたワイシャツを拾い羽織りワイシャツを着た。

特に何も考えずに拾い羽織り着たワイシャツの釦を止めるとよく見ると佐伯のワイシャツだった片桐が着るとミニワンピースの様でややぶっかとしてるが調度よかった。

出掛けた時に持って行った鞄は佐伯のデスクに置いてあり片桐は鞄から国内観光旅行雑誌を取り出し佐伯のデスクチェアーに座り雑誌を読む。

国内観光旅行雑誌の表紙には恋人と愉しむホッこり連泊の癒しの旅♪巻頭大特集・家族で楽しむ穴場花火☆スポット特集と書かれていた。

(真夏の花火か~癒しの旅も良いなぁ‥熱海へ新婚旅行と言っても商店街の福引きで当たった一泊の宿泊だった。克哉君は忙しいですし‥でもゆっくり新婚旅行したいです。)

片桐が国内観光旅行雑誌を読んでいると佐伯が起きて片桐の方を見つめていた。恋人の視線に気づき片桐は読んでいた国内観光旅行雑誌を綴じた。

「お目覚めですね。気持ち良さそうに寝てたので起こしませんでした。」

「良い所だったのにあんなイタズラするなんて稔さん??」

「えっ、気づかれていたなんてごめんなさい。」

「あんな気持ちイィ事を寸止めして‥」

佐伯もベッドから起きて立ち上がり脱ぎ捨てたワイシャツを拾い羽織り袖を通したが片桐のワイシャツなのでサイズが小さい。

片桐を一旦デスクチェアーから立たせて佐伯がデスクチェアーに座るまごついてる片桐を自分の膝の上に座らせた。

直に触れる恋人の熱い素肌に片桐はドキリとした。思わず動こうとすると臀部を擦りつけてしまい余計に刺激となり片桐の素肌はしっとりと濡れ恋人の素肌はひんやりとして心地良い。

片桐がそんな刺激と動きに気を執られていると佐伯は片桐のワイシャツの釦をいつの間に全て外し開けたワイシャツの間から手を差し入れて片桐の平たい胸を揉み小さく感じやすい飾りを指で弄る。

「くぅ‥あっっあぁん…そこはイャぁん。」

佐伯は片桐を弄びながら綴じられていた国内観光旅行雑誌を開き何も無いそぶりで読んでいる。片桐は自分の胸元を弄る恋人の手を必死で阻むと手は片桐の下半身に伸ばしてきた。

片桐の自身のモノは既に熱くなり佐伯の手が触れるだけで熱く脈打ち今にもそれだけで達してしまいそうになりグッと堪える片桐。

片桐は後ろを振り返り背後の恋人の顔を見ると恋人はいつもと何等変わらない冷静な表情の眼差しで国内観光旅行雑誌を読んでいる。その冷静沈着な気配は佐伯の膝の上で痴態を曝している片桐の存在さえも消す様な気配。

(僕は克哉君に触れられるだけで躯は舞い上がっているのに…)

そう思うと片桐は泣き出してしまう、佐伯はその泣き声がいつもと違う事を気づく。背後から哀しみを消し去る様に恋人を抱きしめる。

「稔さん。」

「離してください。イヤだ、イヤです。」

「俺がこんなにも稔さんが大好きなのに??」

「僕も大好き…」

「貴方は俺を無意識に誘っていつも理性ギリギリ寸前の戦いなのにダメですよ。」

「僕そんな…事してるんですか??」

「俺はそんな稔さんにぞっこんなのにヒドイです。」

恋人の甘く憂いの言葉に弱い片桐は自分勝手過ぎた事を悔やんだ。

「克哉君、ごめんなさいね。つい‥」

「だって稔さんがあんまりにも可愛く俺を誘うから俺も…じゃぁ仲直りにベッドで続きをしたい。」

「あのぅ、僕お腹空いちゃいました。克哉君もお腹ペコペコなりませんか??先に夕飯にしましょう。」

「俺はお腹が空くよりも稔さんが全然足りません。今すぐ稔さんを食べたいです。」

「お腹空いてると僕は美味しくないです。」

「じゃ後で、ゆっくりと稔さんをいただきますからね。」



破れナベに綴じフタ (11)

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