*ご注意*
*腐女子や同人誌の意味が解らない方や気分を害される恐れのある方は此処で御帰院してくださいませ。 一個人の妄想なのでSprayとは一切関係ありません。*
Valentine's-Mix.(2)
御堂と霧島は残業を済まし、執務室を出る。いつもなら、誰かしらおり人の気配(けはい)がするのに、廊下は閑散(かんさん)とし他の部門のオフィスも早々に電気が消えていた。
「こうも、人が居ないとはな。」
「えぇ、藤田君も早々に、同僚達と帰りました。」
御堂と霧島はスタッフパスをスキャンし、社員通用口のドアのセキュリティを解除する。
霧島は腕時計で時刻を、確認すると時刻は20時だった。空を見上げると重々しい雪雲が東京の空に、裾(すそ)を拡(ひろ)げちらほらと粉雪が降る。
「冷えると思ったら、雪か……」
「雪の降り始めは、綺麗ですね。」
二人は見上げ空模様を見る。空と地上の間はいつしか、雪で真っ白になり雪は大きく羽根を広げ舞い降りる。
霧島は手にした傘を広げ持つ、片手には鞄(かばん)と岩永の置き土産(みやげ)の手提(てさげ)の中型の紙バック。御堂は傘を持っている霧島の腕に自分の腕を絡めた。そんな、御堂の大胆な行動に霧島は驚く。
「誰も私達の事など、誰も気にも留めない。」
「…‥孝典様。」
霧島はやや困った笑顔を浮かべ、御堂を見つめるが当の御堂は楽しいそうにしている。二人は歩き出し、夕食をするレストランに向かう。
二人で歩道を歩いて居ると、コンビニの前を通りかかる。霧島は御堂を見つめ言う。
「孝典様、コンビニで、もう一本傘を購入……」
「必要ない。」
霧島を見つめ返し、きっぱりと返答する御堂。
主人が不要と言うなら、不要である。いつもの金曜の夜の、この時刻は街を行き交う人は多いが─────── 今日は街を行き交う人は見かけない。
さっきよりも御堂の身体が霧島に密着してきて、御堂はご機嫌そうに鼻歌を謡(うた)っている。今日は一体何が、あるのだろうかっと思い霧島は深(しん)呼吸(こきゅう)をした。
向かうレストランは、地下にあるが環境は良い店内は落ち着いており適度に静かで雰囲気に合う、音楽がセレクトされお互いの会話も気にならず寛(くつろ)げる。霧島は古くからこの店の常連客でレストランのメニューは、和と洋を上手に織り交ぜた、創作料理も出し典型的な和と洋の料理も出す。
夕食を食べて居る時の御堂は特にいつもと変わりなく、会話をしながら二人は遅い夕食を食べ終わる。食器は片付けられた。
男性は身長は霧島と差ほど変わりなく、五十代前半で細身で髪の毛はこざっぱりと短く黒のフレームの眼鏡をし、服装は白のワイシャツに首元に黒茶の蝶ネクタイをしており全身をすっぽろと包み込む黒のカフェエプロンに黒のズボン。男性店員は食器を片付け終え、霧島に話しかける。
「霧島様、何かお飲み物をお持ち致しますか??」
御堂は足元にある荷物籠から緑色の小さな手提(てさげ)げの紙バックを取り出しテーブルに置くと、緑色の小さな手提(てさげ)げの紙バックからラッピングされた小さな箱を二つ取り出す。
そんな御堂を霧島は見つめて居ると、男性店員は二人を見て合点した。
「霧島様、甘美(かんび)なチョコに似合う、ほろ苦いエスプレッソをお持ち致しましょうか??」
「えぇ、孝典様は、エスプレッソで宜しいでしょうか??」
「あぁ、甘いチョコとマカロンに合う、美味(びみ)なエスプレッソを頼もう。」
「では、エスプレッソお二つを、ご用意致して参ります。」
そう言うと御堂と霧島に、男性店員は一礼をし去って行く。
ラッピングは緑色で、薔薇とハートの絵柄が描かれている。テーブルに置かれたラッピングされた、小さな箱を霧島は悩ましげに見て御堂を見つめる。
「嬉しくないのか?? 私が秋彦の為に作ったのに。」
「私?? 孝典様は─────── 」
「だから、秋彦に内緒(ないしょ)にして、今日は出掛けたのだ。」
そう言うと御堂は目元を色っぽく赤らめ、ぷいと照れ隠しに顔を横を向ける。今すぐに、霧島は御堂を力いっぱい抱きしめたい衝動に駈(か)られる。
テーブルに置かれた、緑色のラッピングされた小さな箱に霧島は触れた。
まさか、主人である御堂からバレンタインチョコとマカロンを、贈られるとは思いもせず霧島は驚いた。
(勿体なく、食べれそうもない……)
霧島がそう心の中で呟くと──────────
御堂は正面を向き直り、真剣な表情で霧島を見つめ言う。
「良いな?? 秋彦、残さず全部食べろ。」
Valentine's-Mix.(3)
*腐女子や同人誌の意味が解らない方や気分を害される恐れのある方は此処で御帰院してくださいませ。 一個人の妄想なのでSprayとは一切関係ありません。*
Valentine's-Mix.(2)
御堂と霧島は残業を済まし、執務室を出る。いつもなら、誰かしらおり人の気配(けはい)がするのに、廊下は閑散(かんさん)とし他の部門のオフィスも早々に電気が消えていた。
「こうも、人が居ないとはな。」
「えぇ、藤田君も早々に、同僚達と帰りました。」
御堂と霧島はスタッフパスをスキャンし、社員通用口のドアのセキュリティを解除する。
霧島は腕時計で時刻を、確認すると時刻は20時だった。空を見上げると重々しい雪雲が東京の空に、裾(すそ)を拡(ひろ)げちらほらと粉雪が降る。
「冷えると思ったら、雪か……」
「雪の降り始めは、綺麗ですね。」
二人は見上げ空模様を見る。空と地上の間はいつしか、雪で真っ白になり雪は大きく羽根を広げ舞い降りる。
霧島は手にした傘を広げ持つ、片手には鞄(かばん)と岩永の置き土産(みやげ)の手提(てさげ)の中型の紙バック。御堂は傘を持っている霧島の腕に自分の腕を絡めた。そんな、御堂の大胆な行動に霧島は驚く。
「誰も私達の事など、誰も気にも留めない。」
「…‥孝典様。」
霧島はやや困った笑顔を浮かべ、御堂を見つめるが当の御堂は楽しいそうにしている。二人は歩き出し、夕食をするレストランに向かう。
二人で歩道を歩いて居ると、コンビニの前を通りかかる。霧島は御堂を見つめ言う。
「孝典様、コンビニで、もう一本傘を購入……」
「必要ない。」
霧島を見つめ返し、きっぱりと返答する御堂。
主人が不要と言うなら、不要である。いつもの金曜の夜の、この時刻は街を行き交う人は多いが─────── 今日は街を行き交う人は見かけない。
さっきよりも御堂の身体が霧島に密着してきて、御堂はご機嫌そうに鼻歌を謡(うた)っている。今日は一体何が、あるのだろうかっと思い霧島は深(しん)呼吸(こきゅう)をした。
向かうレストランは、地下にあるが環境は良い店内は落ち着いており適度に静かで雰囲気に合う、音楽がセレクトされお互いの会話も気にならず寛(くつろ)げる。霧島は古くからこの店の常連客でレストランのメニューは、和と洋を上手に織り交ぜた、創作料理も出し典型的な和と洋の料理も出す。
夕食を食べて居る時の御堂は特にいつもと変わりなく、会話をしながら二人は遅い夕食を食べ終わる。食器は片付けられた。
男性は身長は霧島と差ほど変わりなく、五十代前半で細身で髪の毛はこざっぱりと短く黒のフレームの眼鏡をし、服装は白のワイシャツに首元に黒茶の蝶ネクタイをしており全身をすっぽろと包み込む黒のカフェエプロンに黒のズボン。男性店員は食器を片付け終え、霧島に話しかける。
「霧島様、何かお飲み物をお持ち致しますか??」
御堂は足元にある荷物籠から緑色の小さな手提(てさげ)げの紙バックを取り出しテーブルに置くと、緑色の小さな手提(てさげ)げの紙バックからラッピングされた小さな箱を二つ取り出す。
そんな御堂を霧島は見つめて居ると、男性店員は二人を見て合点した。
「霧島様、甘美(かんび)なチョコに似合う、ほろ苦いエスプレッソをお持ち致しましょうか??」
「えぇ、孝典様は、エスプレッソで宜しいでしょうか??」
「あぁ、甘いチョコとマカロンに合う、美味(びみ)なエスプレッソを頼もう。」
「では、エスプレッソお二つを、ご用意致して参ります。」
そう言うと御堂と霧島に、男性店員は一礼をし去って行く。
ラッピングは緑色で、薔薇とハートの絵柄が描かれている。テーブルに置かれたラッピングされた、小さな箱を霧島は悩ましげに見て御堂を見つめる。
「嬉しくないのか?? 私が秋彦の為に作ったのに。」
「私?? 孝典様は─────── 」
「だから、秋彦に内緒(ないしょ)にして、今日は出掛けたのだ。」
そう言うと御堂は目元を色っぽく赤らめ、ぷいと照れ隠しに顔を横を向ける。今すぐに、霧島は御堂を力いっぱい抱きしめたい衝動に駈(か)られる。
テーブルに置かれた、緑色のラッピングされた小さな箱に霧島は触れた。
まさか、主人である御堂からバレンタインチョコとマカロンを、贈られるとは思いもせず霧島は驚いた。
(勿体なく、食べれそうもない……)
霧島がそう心の中で呟くと──────────
御堂は正面を向き直り、真剣な表情で霧島を見つめ言う。
「良いな?? 秋彦、残さず全部食べろ。」
Valentine's-Mix.(3)