双日・丸紅・長谷工による千葉市おゆみ野地区への巨大マンション建設に断固反対するブログ

千葉市緑区おゆみ野。20年間をかけて築き上げてきた住環境が今、双日丸紅長谷工の巨大マンションにより破壊されようとしている

作業休日を巡る攻防~第3回5者会議

2007年12月07日 | 工事協定

12月1日(土)

第3回目の工事協定を巡る5者会議を実施。

結果から書きますが、話し合いは平行線をたどり、双方で納得のいく内容にはなりませんでした。問題となる点は、工事作業時間と作業日。

問題箇所の事業主・施工者から提示された内容は、
・土曜日については5ヶ月目から12ヶ月目までの間特定建設作業を行わない
・コンクリート打設後のならし作業は、常時時間を延長してできる
というもの。

土曜日については、最も騒音が発生するであろう1~4ヶ月目は作業を行うことや、コンクリート打設作業は、特定建設作業には入らないため、土曜日も可能となるといった、土曜日について譲歩したように見せて、実は住民側を欺こうとするような内容であった。

また、コンクリート打設後のならし作業も、計画どおりに進まなかった時のために延長できるという、まれに起きる場合の措置といったニュアンスから、常時可能とできるといった内容に変更されていた。

この点を住民側は了承できず、次回への会議へ持ち越しとなる。
双方で、さらに歩み寄りができないかを探ることとなります。
次回は、12月22日(土)の予定。

 一言志士さんからのコメント投稿にもあったように、双日、丸紅側から提示された騒音、振動、粉塵の具体的な防止策は以下の4点です。

・敷地境界際に鋼製の高さ3メートルの仮囲いを設置し、騒音の軽減を図ります。
・大型重機の足元は鉄板敷きとして振動の軽減を図ります。
・使用重機は極力低騒音型を使用するように努めます。
・騒音、振動のおそれのある作業については関係作業員に無駄な騒音・振動を出さないように指導致します。

論評については、一言志士さんのコメントを参照願います。

マンションの高さ、規模を巡る調停の中で、双日側は住民の意見、要望を一切無視して自分達の要求を押し通しました。
そして、工事を巡ってもまた同じく、双日、丸紅側の要求を押し通そうとしています。
工事に関しては、住民は一方的に迷惑をこうむる側です。
それを迷惑をかける側の要求を押し通されてしまうとは。
大企業とは何をしても許されるところなのだろうか。

 

 


2つの工事を巡る攻防

2007年11月22日 | 工事協定

2つの工事とは、マンション建設の事前工事の杭抜き工事と、マンション建設工事で、事業主が違い工事協定(約束)も各々と締結するため2つを分けています。

11月18日(日)すずかけ街集会所において、第2回目の工事協定に関する5者会議が開かれました。

出席者は、以下
すずかけ街自治会及びなかの道自治会の住民代表
双日1名、丸紅1名、長谷工1名、日本開発2名

前回会議で、ペンディングとなった事項の再確認が今回の主旨であり、内容としては
1.詳細な工事工程表の提示。
2.コンクリート打設後の床ならし作業の詳細。
3.工事作業時間
4.休日

1の詳細な工程表については現時点では提示できないとの回答。住民側は協定締結においては特にこだわらないとし、詳細な工程を把握しだい住民側に提示することとした。

2,3について。
重機を使用する音の出る作業については8:30~17:00とし、大型車両の搬出も17:00にはほぼ全てが搬出終了し、ポンプ車2台とミキサー車1台のみ例外としてほしい旨の回答があり、住民側は前向きに検討することとした。

4休日については、土曜日の重機を使用する作業についてペンディングとなる。
住民側は、土曜日は騒音振動の工事を行わないことを主張。

その他、現場事務所の設置場所等の申し入れを行う。

今回の会議では協定合意には至らず、次回へ持ち越し。建築主側の回答待ちとなる。

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続いて、杭抜き工事について。
11月17日の会議での住民側の主張を事業主が承諾し、土曜日も工事休日となることが決まりました。騒音、振動の迷惑が住民に掛かることは変りないが、わずかな前進かと思われます。

土曜日に作業を行うことが一般的というのは、労働基準法を基とした労働者保護のための決まりごとであり、迷惑を被る側の住民に対する考慮は全く抜け落ちています。
事業主、施工主は、第1に迷惑をかける住民のことを考え、その次に労働者のことを考え、自分たちの都合(工事進捗等)は劣後するはずです。

そういった意味で、今回の土曜日を作業休日とすることは当然かと思われます。

双日、丸紅も、この点を考慮し、続いてほしいものです!

 

 


杭抜き工事その2

2007年11月17日 | 工事協定

突然の杭抜き工事開始通知から1週間経過し、事業主であるセボン(株)と施工業者である(株)ANZAIコーポレーションより、すずかけ街集会所で工事についての説明がありました。

説明の概要は以下
・杭が残っていることは判っていたが、5月に買主である双日へ引き渡しを行った。
・杭の本数が想定外に多かったため、どの杭の引き抜きを行うか双日との協議が遅れてこの時期の工事となった。
・一般的な不動産取引であり、新規に双日から発注を受けたものではない。
発注は、セボンがANZAIコーポレーションに行ったものである。

なぜ、この時期に行うのか、なぜ杭抜き工事が判っているのに家屋調査の事後調査を行ったのか。その直後に工事を開始するのはなぜか。
この点に関しての明確な回答はなし。

住民側から、これは解体工事の継続に見せかけた、建設工事の事前着工ではないかとの声があり、セボン側は否定するものの、明確な根拠はなし。
そのように考えると、全ての動きが納得いくのだが・・・。

突然の工事開始理由はグレーのまま、19日月曜日から工事が始まることとなりました。

抜き取る杭の数は、なんと約240本!

ついに、あの騒音と振動の日々がやってきます。
これから約20ヶ月間の騒音と振動と粉塵の日々がやってきます。

仕方の無いこととあきらめず、少しでも騒音、振動を小さくするよう訴えていくしかありません。
忘れてならないのは、私達住民は、一方的に被害を受けるのみであることです。

 

 

 


工事協定書を巡る会議その1

2007年11月04日 | 工事協定

2007年10月27日

工事協定書に関する5者会議を、すずかけ街集会所で実施。
5者とは、住民(すずかけ街自治会、なかの道自治会)、双日、丸紅、長谷工、日本開発の5者。

突然の台風の中、5時間近くに及ぶ会議で、工事協定書の内容についての双方の言い分を出しあう形で進行。
ベースとなった協定書案は住民側から建築主へ提示したもので、これに対し、建築主より受け入れられる部分と受け入れられない部分とが色分けされて、会議の場で提示されました。

双方で、大きな隔たりがある部分は、工事時間及び休日という、工事協定書の根幹部分であり、建築主が持ち帰って再検討となりました。

建築主、施工主から提示された工事計画は、その根拠となる数字が一切示されず、過去にこの時間この休日で工事を行ってきたからというアバウトな論拠で示された数字であり、全くのどんぶり勘定。なぜこの工事時間と工事日数が必要となるか、住民側を説得するものは全くありませんでした。
これでは、会議がまとまるはずもなし。次回(日程は未定)には、まともな工事計画が提示されることだろう。

工事が始まると、ダンプカー、ミキサー車等の工事車両が1年以上に渡って毎日100台以上工事現場に出入りするとのこと。特に2ヶ月目から3-4ヶ月は1日140台もの工事車両が出入りする。
想像を絶する数字ですね。
改めてその巨大さを実感。

           

今回、長谷工、丸紅は初めて会議の場に顔を出し、双日も出席し、始めて会議らしい形となりました。
こちらからの問いかけにも、まともな返答があり、やはり実際の建築主がいると違うと感じる会議となりました。持ち帰った部分については、真剣に検討してくださいよ、双日さん!

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会議の冒頭で、日本開発O氏より、このブログに対するクレームがあったと聞きました。
このブログに書いた工事の日程が同業他社に知れてしまうとのこと。
情報の公開は当然のこと。今後騒音、振動、そしてマンション完成後は日照やプライバシー侵害などさまざまな被害を被る住民側に、現状が一切知らされていないのであるから、その情報を公開するのは当然のことでしょう。
それに、あの場でのO氏の発言は、公(おおやけ)の発言であったはず。
それとも、雇用主の前でいいところを見せたかったのだろうか。

いづれにしても、書くべきことは書いていきます。