双日・丸紅・長谷工による千葉市おゆみ野地区への巨大マンション建設に断固反対するブログ

千葉市緑区おゆみ野。20年間をかけて築き上げてきた住環境が今、双日丸紅長谷工の巨大マンションにより破壊されようとしている

第3回調停会議に向けて

2007年06月12日 | 調停会議

13日は、第3回調停会議が開催されます。

第1回、第2回の調停会議においては、マンションの規模、階数、戸数について住民側から縮小を求め、これを建築主が一切拒否するという内容で推移してきました。
マンションの規模は確かに最重要であり、時間をかけて協議するものであるが、調停を求めた内容は規模だけでなく、風害対策、駐車場の形状、電波障害への対策等あり、これらの問題についてはほとんど触れることなく進んできました。

マンション規模について、これ以上の進展がみられなくなった今、住民側の最後の要望としての個別部分の要望です。

・風害対策
ビル風の影響について、風洞実験や数値シミュレーションを実施し明確なデータを示し、適切な対策を講ずる。

・電波障害
万全の対策を建築主負担で行う。地上デジタル放送の受信障害が起きた場合も同様。

・駐車場の形状について
すずかけ街寄りの部分を平置きとし、南側へ階段状の形状とする。

・工事協定書の締結

以上について、調停の場で話し合いが行われる予定です。

多くの人間が、この会議のために時間を費やしてきました。
住民側も調停委員にしても、仕事を休んでこの会議に臨みます。
(双日、日本開発はこれが仕事であるのだから出ることが当然)
双日は全て自分達の都合だけで進めようとせず、住民側の要望にも耳を傾けてほしい。そして、今回こそ住民側に実りのある会議となってもらいたい。

尤も、最重要であった規模について一切拒否されているのだから、今回が実りあるものになったとしても、それはわずかな実りにすぎないが。

今回の会議で、反対運動(幟、横断幕、看板、ブログ)の中止が双日側から提示される可能性もあります。

反対運動は、全面的な合意に至るまで終結はしません!
         

 


第2回調停会議その2

2007年06月05日 | 調停会議

第2回調停会議が終了してから間もなく1週間が経とうとしています。

ここで、あっせん及び調停について考えてみたいと思います。

マンション建設に対して、住民説明会後の2月初旬に千葉市長宛てに、「要望書」を提出し、この中で、中止を含めた大幅な計画の見直しを千葉市から双日へ指導するよう要望しました。この要望書に対して千葉市長からの回答は以下のものでした。

・住民と話し合いをするよう建築主に伝えた。
・話し合いによる解決が困難な場合は条例に基づき「あっせん」および「調停」を行う      制度がある。
・環境保全、環境悪化の防止手段として「建築協定」「地区計画」の制度があるので活用してほしい

という内容で、千葉市都市局建築指導課からの回答がありました。

今になって読み返してみると、実に白々しい内容であきれてしまいます。

建築協定、地区計画はマンション計画が持ち上がった後から始めても手遅れで、マンション建設を止めることは出来ない。

あっせんにしても調停にしても、建築主がNOと言えばそれを覆すことができない。

特に、調停に関しては、学識経験者からなる調停委員が仲立ちを行うこともあり、我々の要望が少しでもとおることに望みを抱いていました。
しかし、現実には建築主のNOのひとことで終了したようなものです。
調停委員が如何に華々しい肩書きを持っていようと、何の権限もなく調停案すら提示することができず、この調停制度についても全くの業者よりの制度であったわけです。

結局、全てが双日のアリバイ作りに利用されたわけです!

         

双日は言えるでしょう。住民側の要望に出来る限り応じました、と。
あっせんにも応じ、調停にも応じ、階数も下げ、総戸数も減らした、と。
それが、双日の当初からのシナリオどおりであったのに。
千葉市に対してもこのことを主張し、千葉市であるいはおゆみ野で新たなマンション計画も立てられるわけです。
株主総会で、マンション反対が起きていることについて聞かれても、出来る限りのことをしました、と答えられるわけです。

結局千葉市の制度が、業者のアリバイ作りに利用されただけでした。

            
第3回調停会議は6月13日に開催されます。
基本的な部分(階数、総戸数)はすでに双日拒否で終わっており、それ以外の個別問題についての調停となります。
双日がもし個別問題についても拒否するようであれば、それは住民も調停委員をも完全に無視したことになり、全てを敵に廻すことになります。
金儲けには直接関係のない部分なのだから、この要望は受け入れてもらわないと。

       


第2回調停会議

2007年06月01日 | 調停会議

2007年5月30日(水)13時より、千葉市役所紛争相談室において第2回目の調停が行われました。

出席者は、以下
調停委員4名(大学教授2名、弁護士2名)
住民側(申し立て人)10名(すずかけ街自治会7名、なかの道自治会3名)
建築主5名(双日2名、日本開発2名、設計1名)

会議概略
・第1回調停において建築主(双日)側から提示された最終案に対し、さらなる規模縮小   を求める住民側は、さらなる譲歩案を提示。

・双日は住民側の要望を拒否し一切の譲歩をみせようとしなかった。

・住民側は調停委員に対し、調停案を作成し両者に受諾勧告を発動するよう迫った。

・調停委員は「両者合意の可能性が見えない中では、調停案を作成するわけにはいかない」として、調停案の作成を拒否。

・結果としては、双日は住民側の規模縮小を拒否し、階数、規模についての調停は終了(中止)となった。

・ただし、住民側から要望のあった規模以外の問題点(ビル風、工事協定、駐車場の設置位置の変更等)について、第3回調停を開催し、改めて協議することが決定。

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壁。
法律の壁。
双日の壁。壁のようなマンション。
調停の場においてさえ、常識論と請願しか武器を持たない住民側は、調停委員から「心情は理解できる」との言葉を得ただけで、一切の要求を拒否されました。

建築基準法という法律により、住民の環境も日照も全てが拒否されてしまいました。
法の目的は、「最低の基準を定め、国民の生命、健康及び財産の保護を図り、もって公共の福祉の増進に資することを目的とするものである」とあるが、結局この条文は何の意味も持たないものなのか。
最低の基準のはずが、結局は建築主の良心まかせになってしまい、双日のような業者に逆に悪用されてしまっている。

行政にもひとこと。
このブログにおいては、行政への不満はあえて最小限にとどめてきました。
しかし、よくわかりました。地域住民のことを体を張ってでも守ろうというような気概が全くないことが。結局は「お役所仕事」以外のなにものでもないことを。

法も行政も味方ではないことがわかった今、頼れるのは自分だけです。
ここをスタートとして、更なる戦いの始まりでもあります。
おゆみ野の住環境よりもなによりも、自分達のために戦いましょう!


最後に中島みゆきの「ファイト」の一節を応援歌として。

暗い水の流れに打たれながら  魚たちのぼってゆく
光ってるのは傷ついてはがれかけた鱗が揺れるから
いっそ水の流れに身を任せ  流れ落ちてしまえば楽なのにね
やせこけて そんなにやせこけて魚たちのぼってゆく

勝つか負けるかそれはわからない それでもとにかく闘いの
出場通知を抱きしめて あいつは海になりました

ファイト! 闘う君の唄を
闘わない奴等が笑うだろう
ファイト! 冷たい水の中を
ふるえながらのぼってゆけ

(中略)
ああ 小魚たちの群れきらきらと 海の中の国境を超えてゆく
諦めという名の鎖を 身をよじってほどいてゆく

ファイト! 闘う君の唄を
闘わない奴等が笑うだろう
ファイト! 冷たい水の中を
ふるえながらのぼってゆけ

ファイト!


第1回調停

2007年05月18日 | 調停会議

http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/01/93abffbb31bef2a585afdf88a9e161de.jpg

5月17日(木)千葉市による第1回目の調停が行われました。

朝からの雨の中、午前中に調停委員による現場視察があり、すずかけ街から約50名 なかの道から約20名の方々が、調停委員へのアピールを行うべく集まりました。
雨は、この視察の時間帯だけ降り止み、天も味方してくれたようです。
調停委員に見えるよう横断幕をかかげ、たとえ声はあげなくとも私達の真剣さ、切実さは調停委員の方々に伝わったと思います。


そして13時30分からの調停。

千葉市コミュニティセンターの調停室において開催。
出席者は、住民側は、すずかけ街およびなかの道より9名、建築主側は㈱日本開発
の他、双日㈱の都市開発部部長補佐及びもう1名が出席。

調停委員は、5名(大学教授2名、弁護士2名、建築士1名)

冒頭より、双日から変更案が提示されました。(これが双日の調停での戦術なのでしょう。この件については、後述します)

変更案の主な内容は以下。
1.総戸数の変更  355戸 → 346戸(9戸減)

2.バス通りへの出入り口の追加

3.東棟1スパン削除

4.機械式駐車場取り止め、その分は平置き駐車場とする

住民側の申出内容(要望)は、総戸数210戸、南棟の高さを9階とするという内容でしたから、その開きはかなりあります。

ただし、この開きは想定内でした。ここから調停委員を間に双方が歩み寄ることが
調停の主旨のはずです。

住民側は、総戸数の縮小、建築物の規模縮小を求めてこの変更案が許容できるものでないことを主張。

建築主は、これが最終案であり、住民側がこれを受け入れないならば調停打ち切りを主張。

調停委員の仲介により、次回5月30日に第2回調停を行うことで終了しました。 

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調停の場の冒頭にいきなり変更案を提示するという双日の戦略にひとこと

住民側は、調停申出時に、要望案を千葉市へ提出してあり、当然双日側もこの内容は把握しているはず。対して今回の変更案は調停会議の場で初めて双日より提示されたものである。これはあまりに不公平、アンフェアではないだろうか。

限られた時間の中にいきなり新しい変更案を提示されても、この案に対して冷静な判断などできるはずがないし、会議そのものを意味のないものにしてしまう。

あらかじめ判っている住民側の要望のうち、実現が比較的容易な部分のみを取り入れ「我々は、これだけ譲歩した。譲歩しないのは住民側だ」という主張を調停委員へ向けて行ったということなのであろう。

重ねていうが、これはあまりにアンフェアである。

次回の調停は、5月30日。
総戸数の縮小という根本の要望は変わりませんが、調停を無駄にしないためにも、我々は柔軟に対応する準備はできています。
住民側の要望を無視して、あくまで営利を主張するのか。双日の真の姿がそのときにみることが出来るでしょう。

 


明日は調停会議

2007年05月16日 | 調停会議

明日(17日)は調停会議が13時30分より千葉市コミュニティセンターにて開かれます。

すずかけ及びなかの道の代表の方々よろしくお願いします。

相手である双日は、調停の場にも慣れていることでしょう。ここが彼らの仕事場なのですから慣れていて当然です。相手にひるむことなく、相手のペースに乗ることなく、イニシアティブを取ってください。

5月13日付で、双日は委任状のみでまたもや出席しないらしいと書きましたが、なんと出席するらしいという情報が入りました。いよいよ登場です。
いままでのように、会議にも入れない状況は回避できそうです。

明日、どういった文章を載せられるか楽しみにしています。

とりあえず今日は、

出てきた! 双日!!

 

 


戦いは調停の場へ

2007年04月29日 | 調停会議

すずかけ街自治会、守る会およびなかの道自治会の連名で、4月23日に千葉市長宛てに調停申出書が提出されました。
双日側より調停に応じる回答があり、第1回調停会議が5月17日(木)に行われることが決定しました。

千葉市で定める「中高層建築物の建築に係る紛争の予防と調整に関する条例」のなかで「あっせん」および「調整」について定義されており、「建築主と近隣住民が話し合いを持ったにもかかわらず、その解決が困難となった場合に紛争調整の申し出を行うことができる」とされています。

前回不調に終わった「あっせん」は、自主的な解決を基本に市職員が公平な立場で話し合いの手伝いをする、というものでした。

対して、今回申出た「調停」は、建築、法律、学識経験者で構成される「調停委員会」が調停を行うもので、あっせん以上に進展に期待が持てるものです。

戦いは、調停の場へと移され、学識経験者の考えを仰ぐこととなります。
調停委員会の判断がどうなるかは判りませんが、私達の主張は首尾一貫しており、ぶれることのないものといえます。
双日は、調停委員会からの調停には従うように!
それが大企業のプライドでしょう!

リニューアルした横断幕、幟がそろいました。
すずかけ街のマンション反対の声は以前よりもはるかに大きくなってきました。
近いうちに、すずかけ街中に幟がはためく光景が見えるかと思われます。
目の前に住む人たちからの猛烈な反対運動のなか、誰もこのマンションに住もうとは考えないのではないかな。双日さん!