会津八一&団塊のつぶやき

会津八一の歌の解説と団塊のつぶやき!

会津八一 1564

2017-10-11 19:24:56 | Weblog
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村荘雑事・十七首(会津八一) 2014・8・17(日)

 会津八一 鹿鳴集・村荘雑事(十七首)
           大正十一年九月より同十三年に至る

 親戚筋にあたる市島春城(しゅんじょう)の別荘「閑松庵」を無償で借りた八一は秋艸堂と名づけ、14年間ここで生活した。下の不動谷を加えると3千坪もあった下落合秋艸堂は学問、芸術が成熟するのにとても役立った。ここで詠まれた村荘雑事17首を植田重雄は「平淡の世界」と言っている。

村荘 
 作者は、これより先久しく小石川区豊川町にて星島二郎君の貸家に住みしを、この時より落合町三丁目一二九六番地なる市島春城翁(1860-1944)の別荘を借りて移り住みしなり。(自註鹿鳴集より)
   
市島春城(1860~1944)
 政治家・文筆家。新潟県北蒲原郡生まれ。本名謙吉。ジャナーリスト、衆議院議員、早稲田大学図書館初代館長として活躍した。八一の親戚にあたり、住居の借用など、学業から生活まで手助けした。