今から1252年前、天平勝宝4年(752年)、大仏開眼が行われる。聖武天皇、光明皇后をはじめ文武百官が控え、さらに1万を超える僧侶が集まるという大イベントだった。
聖武天皇は災害や疫病(天然痘)が多発したため、仏教に深く帰依し、743年に東大寺大仏建立の詔(みことのり)を出した。建立の労役のため人民が苦しんだとも言われるが、詔の気持ちはわかる。とりわけ、イラクの現状を思う時、仏教徒の気持ちは如何にと考える。
会津八一は大仏と仏教の宇宙観を詠んだ。
おほらかに もろて の ゆび を ひらかせて
おほき ほとけ は あまたらしたり 八一
聖武天皇は災害や疫病(天然痘)が多発したため、仏教に深く帰依し、743年に東大寺大仏建立の詔(みことのり)を出した。建立の労役のため人民が苦しんだとも言われるが、詔の気持ちはわかる。とりわけ、イラクの現状を思う時、仏教徒の気持ちは如何にと考える。
会津八一は大仏と仏教の宇宙観を詠んだ。
おほらかに もろて の ゆび を ひらかせて
おほき ほとけ は あまたらしたり 八一