カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

小堀君の修行日記(デリー編)⑥

2009年12月14日 22時35分15秒 | デリーNCR / DELHI NCR
お土産を買いたいと言う小堀君に同行した時に、
この男の凄さを見たような気がした。

通常(私なら)、人間関係の深さなどを考慮して、
△△さんには▲▲円位の物を買おうとか、
○○さんには餞別に●●円もらったので、
お返しは◎◎円位にしようとか、考える物である。

しかし、この男・・・・
  『この店で最高級の物をください。』とか、
  『この店で一番高い物を見せてください。』とか、
とにかく値段には一切こだわりを見せないのである。
こんな人は初めてだったので、驚きであった。

パシュミナのショールを購入したい、と言うので、
ニューデリのコンノートプレイスからジャンパト通りにある、
チベタンマーケットの土産物屋を片っ端から当たった。
幸いにも時間があったので、じっくりと交渉する事ができた。

小堀君は根っから人が良いので、
全く値切りもせずにインド人の言い値で購入してしまう。
現に私が付き添っていない時に一人で買い物に行って、
相場の10倍もの値段で買ってしまった事があった。

3ヶ月間の一人旅の間も(私があれ程言い聞かせたのに)、
いつもインド人の言い値で購入していたらしい。

                       

  『この店で最高級の物をください。』とか、
  『この店で一番高い物を見せてください。』とか、
言われたインド人が商売根性を見せない訳がないので、
かなりの値段を提示されたのだった。
しかも私たちは買った事がないので相場を知らない。

一応、保護者である私が付き添っていたので、
言い値の2/3程には値切ったのだが、
果たして安かったのかどうかは解らない。

後日、私の友人がこの界隈で同じ物を購入しようとしたそうだ。
値段を聞いた所によると、
私たちが購入した倍の値段から全く下げなかったそうだ。
きっとお金持ちに見えたのだろう。

それを聞いて私もホッとした。
保護者としての責任を果たした・・・と安堵した。

最高級のパシュミナを首に巻く小堀君だが・・・
・・・ううむぅ・・・最高級に見えないのが不思議だ。
  (失礼しました。)

   
コメント (2)
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