カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

【インドの結婚式】その⑬

2005年05月08日 22時10分59秒 | 北インド / NOUTH INDIA
2日目の夕方、家にヘナ師がやってきた。
ヘナは結婚式には、なくてはならない縁起物だ。

カニカのヘナが始まった。花嫁は両手両足にするようだ。
まるで、肘までの手袋をして、ブーツを履いているように見える。
写真は描き終わったばかりの、花嫁のヘナ。
右腕には「卍」左腕には「オーム」の文字も見える。

■ メヘンディ① ■ (ヘナあるいはヘンナとも言う。)

インドでは手のひらに絵を描くと運気を招くとされ、
結婚式やお祭り事などでも描かれている。
原料は、ミソハギ科の低木の葉を粉にしたもの。
未婚の女性は良き夫と巡り合うことを願って、
既婚者は夫の健康や長生きを願って、こうした吉祥紋を描くそうだ。

ヘナ師(正式な呼び名ではないかもしれないが・・。)は、
自前のヘナ・ペーストを持って来ていて、
それをケーキをデコレーションするときに使う円錐形の容器に入れる。
ちょうどクリームを絞る容器の様に、先に小さな穴が開いている。

適量を絞りながら、フリーハンドでスラスラと描き始める。
さすがはプロである。下書きなどするはずがないのである。

家に来ていた親戚や近所の女性達も、こぞって手のひらに描いてもらっていた。
いったい何人の手足に絵を描いたのだろう?
そして、報酬としていくら払ったのだろうか?

それにしても、花嫁は大変だ・・・。
乾くまで、じっとしていなければならないのだから。

to be continue.
コメント
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