文明のターンテーブルThe Turntable of Civilization

日本の時間、世界の時間。
The time of Japan, the time of the world

前章、日経夕刊の記事は、何を意味しているかと言うと…。

2011年04月26日 22時21分32秒 | 日記

前章、日経夕刊の記事は、何を意味しているかと言うと、中国政府は、例えば、韓国のGDPに対して、最大、4分の1にあたる、20兆円を、中国政府系ファンド=国家が運用しているファンド=ここ数年、一気に積み上げた国富を国が運用するためのファンド=に、瞬時に供与した。
それも、CICが、オフショア投資=タックスヘブン国を活用した投資=諸外国の様々な市場に投資して得た利益を、儲けさせてくれた国に税金として払うべきものを大幅に軽減して、自国の国富を増進させる=に対して、1,000億ドル(100円換算で10兆円)の割り当て=投資の実行を終えた途端に追加で同額、いな、最大、その2倍の投資の為に国富を出したと言う事です。

一方、我が国は、20年超、1日の如くに、消費税増税云々とやっているのです。
現預金として800兆円もの、お金が、金融機関に漸増していながら。
簡単に言えば、この富の使い方を知らない日本。
共産党一党独裁で有りながら知っている中国。
結構な学者や、論説員達やキャスター達、及び国会議員達…自他称、論客と称せられる人たちは、掃いて捨てるほどいるが。
また、彼らは、皆、日本最高給取りであるが。
本当の頭は止まってる。


CIC(中国政府系ファンド)追加資金 中国政府が供与…今日の日経新聞夕刊から。

2011年04月26日 20時59分36秒 | 日記
中国政府が政府系ファンド、中国投資(CIC)に対して新たに1000億~2000億ドルの資金供与を行うことが明らかになった。
 
オフショア投資向けに総額1100億ドルの手持ち資金の割り当てを完了したばかりのCICが新規供与を受けるのは、中国政府が米国債への投資比率軽減を図るためだ。中国人民銀行(中央銀行)総裁らは外貨準備高が「合理的必要性」の水準を超えたことを繰り返し表明してきた。
(26日付)=英フィナンシャル・タイムズ特約

*この本当に小さな記事を読んだ人は殆どいないだろうし、その意味合いの重要性に気が付いている人も殆どいないだろう。

芥川が、一昨日、OECD本部に送ろうとして検索し、先に出て来たOECD東京センターに送った論文は、芥川の、メルマガ、「21世紀の戦争と平和」、を読んで頂いている方なら、知っているはずです。

昨日、やっぱり本部に送るべしとクリックしようとしたら、OECD東京センター所長から、返信が届いていた。

「この度はOECD事務総長の来日中の発言についてご意見を賜り、誠にありがとうございます。

事務総長のメッセージをまとめた資料(4月22日付日経経済教室および対日経済審査報告書サマリー)を御参考までにお送りいたしますので
ご高覧いただければ幸いに存じます。と、サマリーが、PDFで送られてきた。

これに対する、芥川の返信、…サマリー読ませて頂きましたが、これまで財務省官僚たちや、それに追従して来た論説員たちと学者たちが為し続けて来た論説と何ら変わりなく、この20年超の間に為され続け、「日本の失われた20年」、を作り、上下900兆円もの国富の大損失を招いた論説そのものだと思う。

として続けられた、芥川の「本質的にして簡潔な短観」も、メルマガ読者の方には、号外で読んで頂いているのですが。

今日の日経夕刊、冒頭の記事は、何を意味しているのかと言えば、日本は、共産党の一党独裁である中国に、国が稼いだお金…中国の場合は国家の金、
日本の場合は、莫大な個人資産…の運用において、致命的に負けている、と言う事。

何と言う情けない事か!

資本主義を基盤として、民主主義を築き上げている日本(このアンバランスの本質的な弊害と言うべきか)は、共産主義、或いは共産党一党独裁を基盤として、資本主義を築き上げ…人間にとって最も大事な自由、と民主主義の無い国…中国に、資本主義的才覚で、圧倒的に負けている、と言うことを告げているのである。

何のことか分からない、と言う人は、中段に書いた「芥川のOECDへの返信」を、段落と句読点を整理して、極めて読みやすくした、芥川の「本質的にして簡潔な短観」を、今から30分後に、メルマガ号外として、発行しますから、読んで下さい。…メルマガ号外、22:20分発行としました。

わたし達の20年を脱却できるかどうかの分かれ目と言っても良い、とても重要な文章です。

これについての、何故、「日本の失われた20年」、が存在し、今もまた、同じ事を繰り返そうとしているのか、
誰も明らかに出来なかった、極めて、短く、重要な論文を、今日、明日の感覚で号外として出しますから、
必読して下さい。

芥川は、「文明のターンテーブル」、第一章で提起した問題に対する答えを、自ら、見事に、発見しました。
だから、必読なのです。

日本が、何故、中国共産党に、国富の運用…市場から生まれた富は、市場に還元して更に大きくする…に於いて、大人と子供ほどの差をつけられているのか。

その答えは、メルマガを読んで下さい。明日までには分かる。

昨日、OEDC東京センターであれ、OECD本部であれ、そこに詰めている、中国政府からの出向者が、芥川の極めて簡潔な哲学的短観を読んで、
更に、自らの政策の正しさを認識・確認して、早速、…更に、この10~20兆円を投下したか、と思った程(笑)

「政治家とジャーナリスト」

2011年04月26日 18時12分27秒 | 日記
先日、□■メルマガ■□号外として、発行した文章を読み返していて驚いた。

梅原猛が、故・高橋和己との対話の中で、ジャーナリズムについて語っていた事…該当の章をご参照ください…と、全く同じことを芥川は書いていたからです。…その部分は以下では黒字化します。

号外は無料サービス(笑)ですから、ここに掲載しても、芥川の、□■メルマガ■□、「21世紀の戦争と平和」、の読者に成って頂いている方への背信行為にはならないと思うので、
以下に出稿します。

「政治家とジャーナリスト」

政治家というのは職業政治家な訳である。つまり政治を自分の人生の職業とした人たち。

ジャーナリストというのも職業ジャーナリストな訳である。つまりジャーナリストであることを自分の人生の職業とした人たち。

政治とは何か?…為政と国の統治を為す事。

政治家については、既に定義した通り…選挙に勝ち、選挙民=国民の声を施策に反映させる人の事である。と

ジャーナリズムとは何か?…正確な事実を国民に提供するもの…事実が隠されている時は、とことん、自らの頭脳で考え、自らの足で検証するもの…例え、対象が世界の果てであっても。そこには危険が常に伴うものでもあるから敬意も表されるものだろう。

これは重大な指摘なのだ。

この20年超のマスメディアは、ジャーナリズムであることを忘れて…その始まりであろうロッキード事件だって、アメリカに飛んで、当時のアメリカの航空機産業の情勢、世界の政治情勢、ロッキード社が世界では、どのような事を為して、それに対して、他国は、どの様な対処を為したのか?

世界的な事件であったのに、記者クラブから流される情報のみを良しとして、まるで、日本だけで起きた大事件の様な書き方、取り上げ方をして、…あたら、戦後日本に登場した天才政治家を牢獄に送ってしまう様な事だけを為して、ロッキード社が、何故、この様な事を為したのかを、解明し、他国は、どのように対処する事にしたのかは、報道しなかった。

多国間の事件だったのに、国内の事件…田中角栄=悪という幼稚園児の様な…正に精神年齢12歳に相応しい大騒ぎを連日連夜為した事が、今の日本のジャーナリズムを作り上げたのだと芥川は確信している。

今だけを追いかけ、今日と明日の事だけを考え、100年の計を忘れたジャーナリズム。

芥川が、この章に於いて、伝えたい、簡単な結論とは、以下の事。

新聞よ、テレビよ、しばらく、自分が政治家であるかのような錯覚は止めたらどうか。

政治は、職業政治家たちの本能に任せてみたらどうか。…勿論、そこに、由々しき、反・民主主義が存在するなら、糾せば良い。

貴方がたが政治家の様な立場で、政権選択や増税路線に世論を誘導する様な、今の有様は止めた方が良い。と芥川は明瞭に指摘する。

ジャーナリズムには、事実、真実の追求のほかに、社説に代表される様な言論という部分もあると言うのなら、自分の立ち位置…政権選択なら、自分たちは、この党を支持する…その理由は、こうである。…首相選択なら、自分たちは誰それを支持する、その理由は、こうである、と明確に告げて、論を為すべきだと、戦後60数年経って、初めて、芥川が、明瞭に糾す。

間違っても、自分たちが正義なのだ等という、これ以上ない夜郎自大で、物を言ってはならない。

政治を語るなら…どの党が、国富を富ませ、国力を増大させるのに相応しいか、首相としては、誰が一番、相応しい能力を備えているのかを、とことん人物研究を為した上で、明確に、自分たちの支持する政党と、首相候補者の名前を上げるべきだろう。

間違っても、今の様な、痴呆テレビ=本当の事実は何も伝えないテレビに映った回数、テレビ映りの良し悪し、そこで話されている…「瞬間芸に過ぎない表面的な事」、を基準として、読者や、視聴者に、「次の首相候補者は、誰が良いですか」、等と言う、呆けた世論調査で、国の為政者、統治者を決めようとする、今の在り方は、即刻、やめなアカン。

何故?…国の命運、国民の幸・不幸に関わることだからだ。

「狭き門」 アンドレ・ジイド著。について。

2011年04月26日 17時04分02秒 | 日記

先日、梅原猛と高橋和己の対話…お互いが40代の時のものですが…を読んでいた時に、アンドレ・ジイドの名前が出て来た事と、この間、今回の大災害で死んだ人たちの名前が、毎日、新聞に掲載されていた頃、私の同級生に間違いが無いと思う男性の名前が在った。
閖上中学校、3年3組の私が、校内誌への執筆を依頼されて書いた、ジイドの「狭き門」の書き出しは、以前に、御紹介したのですが、この全文を、「文明のターンテーブル」、第二章。
「21世紀の戦争と平和」、の中に挿入しようと思った。
世界文学は若い内に読めとは言い尽くされて来た事…日本文学は幾つになっても、読めるが、世界文学は、社会人となってからでは、読み難いものだから。
私が、この文章…あまりに長過ぎて、校内誌には掲載不能となって、その代わりに、以前に、御紹介した「野の百合となって」という詩のようなものを執筆した(笑)…を、挿入しても良いと思ったのは、いかにも中学生らしい生真面目さで、懇切丁寧な感想文を書いていたからです。
今から、ジイドの「狭き門」を読むのは、ちょっと、と思われる方が圧倒的に多いのが社会人としての人生でしょう。
私の、この感想文は、この本の、とてもいい案内文、紹介文に成っていると思う…書いた当人ですら、「狭き門」は、こういう内容だったんだ、と思ったぐらいでしたから。
勿論、私の場合は、この頃の自分の全てが、一瞬で蘇っていて、この頃からなら、何時でも、「21世紀のアンナ・カレーニナ」、は書けるという確信も在るのです。
何故なら、私は、この頃、まさに、「アンナ・カレーニナ」の世界を生きていたから。
過去の事を書くのは、全く気が進まないのですが、この頃から書くのなら、私は、それこそ、明日にでも、「21世紀のアンナ・カレーニナ」、が書けるのです。
それではメルマガに出稿致します。「21世紀の戦争と平和」、5月17日号…5月17日に届きます。


原発国有化で悲劇は防げるか…4/20号、ニューズ・ウィーク日本語版から。

2011年04月26日 13時00分27秒 | 日記

福島第一原発の事故の影響拡大を見て「やはり原発は民間にはリスクが大き過ぎる」と 投資家は言い始めたが本当の問題は別にある。
放射性物質の拡散や低濃度汚染水の海中放出など、被害が広がり続ける福島第一原子力発電所の事故。
ただ事故の影響はこれだけにとどまらない。
同原発を運営する東京電力の負債も、どこまで膨らむか想像がつかない。
原子力損害賠償法に基づき救援に乗り出すはずの政府も態度を明示できないままだ。
これを見て、世界の投資家は「やはり、民間企業が原発を運営するのは無理なのか」と疑問を新たにしている。
その計り知れないリスクゆえに、原発はかつて市場からも拒絶されたことがある。
1989年、当時のマーガレットーサッチャー英首相は国営の独占電力企業、中央電力庁を複数に分割民営化しようと考えた。
うち1社は火力発電のほか原発も引き継いで、株式上場をすることになった。
だが、この会社の適正な公開価格をめぐってロンドンの金融街シティーはもめにもめた。
一方には、原子力発電は儲かるから高くても買うという投資家がいて、他方にはリスクもコストも高過ぎてとても買えないという投資家がいた。 
結局シティーは、原発を持つ会社を上場させるのはとても無理だとサッチャーの注文を断った。
規制緩和と民営化を強力に推し進めた「鉄の女」でさえ、原発の民営化には失敗したのだ。
「このとき、市場には原発は荷が重過ぎるということがはっきりした」と、関西学院大学経済学部の野村宗訓教授は言う。

このときの教訓が今、繰り返されようとしているのだろうか。
東電の株価は震災前の7分の1になり、ムーディーズの信用格付けは5段階引き下げられた。
デフォルト(債務不履行)リスクもある「投機的」段階まであと3つだ。
政府支援への期待があるため辛うじて投資適格の地位を維持しているが、そうでなければ市場から拒絶されていたかもしれない。
…以下略。
千葉香代子(本誌記者)
黒字化は私。


それで、貴方は、どんな意見を語ると言うのか?

2011年04月26日 12時47分38秒 | 日記

前章の様な、世界中の人間=人類が読むべし記事を書くニューズ・ウィーク日本語版の発行部数が、たった9万部、週刊朝日の発行部数は29万部。
一方、先日は、鹿児島の77歳の爺様、今日は福井の78歳の爺様に、彼らが刷り込んで来た小沢一郎悪役像に、則った意見を、声欄に、何故か、立て続けに掲載している朝日新聞や、その他の新聞は、何百万部の発行部数。
テレビは全国民レベルで見ている。
それで、貴方は、どんな意見を語ると言うのか?
貴方の知性とは何なのか?


インド流「デタラメ」原発の悪夢…4/20号、ニューズ・ウィーク日本版から。

2011年04月26日 12時40分27秒 | 日記

インド政府は世界最大の原発に意欲を燃やすが、管理体制も規制機関も問題だらけ
インド西部マハラシュトラ州シャイダフールの沿岸部に、世界最大の原子力発電所が建設されるーその話題になると、ビジャイニフウトは声を荒らげ、当局とインド原子力発電公社(NPCIL)は地元の反対を無視していると興奮気味に語る。
3月、ラウトら反対運動家19人は「暴動」を起こしたとして地元警察に拘束された。
「これが民主主義か? 当局者たちは住民に詳しい説明もせずに調査を始めた。06年と07年に、彼らいわく『土地接収の交渉』に来たときも、私たちが一致団結して発言することを許さなかった。各農家を呼び寄せて、農地を接収すると宣告しただけだ」
住民が反発するのには、それなりの訳がある。
そして事態に不安を感じるべきなのは、地元の農家や漁師だけではない。
08年、インドとアメリカは民生用原子力協定に調印し、世界に論議を巻き起こした。
当時アメリカ側か最も懸念していたのは、インドが核拡散防止条約(NPT)の批准を拒否しているにもかかわらず協定を結んだことで、ほかの国も核兵器開発に意欲を燃やすのではないかということだった。
…中略
「(日本と)対照的に、管理や備えに問題があるインドは深刻度が低い緊急事態にも対応できない」と、インドの原子力規制委員会(AERB)のコパラクリシュナン元議長は指摘する。
インドは深刻化する電力不足に悩まされている。
電力不足率は10%前後に上り、全世帯の半数近くが電気のない生活を送る。
その一方で、工業化と収入増加によって、電力需要は年平均10%以上の伸びを見せている。 
だが原子力発電は、果たして真の解決策なのか。
NPCILは昨年、シャイダフールに建設予定の欧州加圧水型炉(EPR)6基のうち最初の2基の建設契約を、フランスの原子力大手アレバと結んだ。
1基当たりの出力は165万キロワット。
すべて完成すれば、世界最大の原子刀発電所が誕生する。 
これは壮大な計画の手始めにすぎない。
…中略。
事故の前例と怪しい技術
この拡大スピードには、恐ろしさを感じる。
インドの原発で何度か「ニアミス」が起きている事実を考えれば、なおさらだ。
国立シンガポール大学の助教で、エネルギー技術などに詳しいベンジヤミン・ソバクールの報告によれば、「タラプール原発は79年に部分的なメルトダウンを起こし、ナローラ原発1号炉は93年に火災で全電源を喪失した。95年には、ラジヤスタン原発が2ヵ月にわたって湖に放射能汚染水を放出していたと判明した。06年12月には、ジヤドゥゴダのウラン鉱山のパイプラインが破裂し、有毒廃棄物が100キロ先まで広かった」。
福島第一原発の危機以来、インド当局は懸念を打ち消そうと躍起になっている。
AERBのシュリ・サティンダー・シン・バジヤジ議長は「インドの原発では、公有地への放射能放出につながる事故は起きていない」と電子メールで回答した。
とはいえインドの場合、懸念すべきは安全性だけではない。
批判派に言わせれば、米印の原子力協定をフランスが支持する見返りとして、アレバは競合相手不在のまま建設契約を手に入れた。
おかげで、建設コストが跳ね上がる可能性がある。 
インドでは、原子力業界と原子力規制機関の関係も曖昧なため、第三者的な視点でのリスク評価が難しい。利害対立がジャイタプール原発をめぐる放射線 影響評価を左右しているとの批判があるなか、インドのシャイラム・ラメシュ環境・森林相は4月上旬、「原子力庁から独立した規制機関を設置すべき時期ではないか」と語った。 
福島第一原発事故の前から、シャイダフールの計画は国内の反核団体の疑問の声にさらされてきた。
核軍備縮小・平和連合(CNDP)は「実地に試されていない」技術だとして、アレバが開発した加圧水型炉そのものに疑いの目を向けている。
問題の原子炉はイギリスやアメリカの原子力規制機関から、事故防止システムに問題があると指摘されている。
アレバがフィンランドやフランスで手掛ける同様の原子炉建設計画は延期が続く。
原因は基本的な建設ミスにあるようだ。
「アレバが(90年代末にフランスで建設した)旧世代型原子炉には設計上の欠陥があったが、それが判明したのは完成後だった」と、英グリニッジ大学のスティーブン・トーマス教授(エネルギー政策)は言う。
「アレバの建設実績や運用実績が確実になるまで待てばいいのに、なぜインドはリスクを冒すのか」アレバ側か電子メールで寄せた回答によれば、設計上の問題について各国の当局者は「EPR自体の総合的な安全性に疑問を差し挟む」ものではないと明言したという。
フィンランドやフランスでの建設計画の遅れに関してはっきりとした答えはなかったが、同じ問題がインドで起こる可能性は少ないと主張する。
中国でのEPR2基の建設は「予定の工期とコストの範囲内」で進んでおり、「この事実はEPRシリーズにおける驚くべき学習能力の向上を物語る。インドの工事も順調に進むはずだ」。
独立性のない規制委員会
パリ在住のエネルギーコンサルタントで、原子力利用に反対するマイクル・シュナイデルは 「世界最大の原子力複合企業が…これほど初歩的な問題を論じていることに驚く」と語る。「原子力は成熟した技術と言われている。それなのに40年の原発運営経験と建設経験をもってしてしても、いまだに初歩的問題を乗り越えられないのか?」
シャイダフールの住民にしてみれば、なぜ自分たちの土地がアレバの原子炉の「試験場」にされるのか、納得がいかない。
原発建設予定地にある町や村は経済的に潤っている。
地元の土壌は建材として国内各地へ送り出され、ブランド品のマンゴーの栽培も盛んだ。
自然な経済発展を遂げている地域だからこそ、地元農家2000軒強のうち112軒しか、資産接収に対する政府の補償金を受け取っていないと、地元の原発建設反対運動家のミリンド・デサイは言う。
 NPCILは、シャイダフール原発が環境に深刻な打撃を与えることはないとしている。
建設地の地理的条件や技術革新のおかげで、旧世代型の原子炉を持つ福島第一原発より自然災害に強いと、アレバも主張する。 
だが強硬に原発建設を推し進める当局やNPCILのやり方を見る限り、計画に当たってコストや地元住民の権利、環境の影響や原子炉の安全性を考慮したとは思えない。
AERBには、独立機関としての機能が欠如していると見る向きは少なくない。
シャイダフール原発建設に反対する地元のNGOによれば、ある会議の際に当局者が「AERBはフランス政府から圧力をかけられている」と発言した。
環境保護団体のグリーンピース・インディアは先頃、情報公開法を通じて入手した文書から、シャイダフール原発の建設予定地での地震の起きやすさを、インド地質調査所が「レベル4」と判断していたことが分かったと発表した。
当局者が「レベル3」だと言っていたにもかかわらず、だ。
お抱えの顧問に都合のいいデータをでっち上げさせるのが地震工学に関する(NPCILの)戦略だ。第三者による検証は事実上存在しない」と、AERBのゴパラクリシュナン元議長は言う。「(原子力庁への)報告を義務付けられ自由を奪われているAERBが、インドの原子力安全管理体制を無意味にしている
そんなインドが今後40年間で原子力発電を100倍に増やすのは……悪夢でしかない。ジェイソン・オーバードーフ(グローバルポスト・ニュデリー特派員)


メルマガ号外、8:00分、発行しました。

2011年04月26日 07時19分44秒 | 日記

メルマガで」ご購読下さい。
これに書き忘れた事は、前者は、既に国と被災者に大きな損失を与えただけではなく、日にちが経つごとに国の評判を落としている。
後者は、朝日新聞に大きな損失を与え続けて来ただけではなく…部数減、広告減に一番力があっただろう…口を開けば開くほど評判を落としている。
ということ。


今週号の週刊アエラ、特に、大鹿靖明氏の仕事は、ジャーナリストの鏡と言うべきであり…。

2011年04月26日 03時46分26秒 | 日記

今週号の週刊アエラ、特に、大鹿靖明氏の仕事は、ジャーナリストの鏡と言うべきであり、日本版ピュリッツアー賞が与えられるに相応しい仕事である。
先般、私は、現在の菅直人内閣は「人殺し内閣」であると命名したが、実態は、それにとどまらず、もはや「悪の巣窟」内閣。大嘘つきの内閣で在ると断じる。
私が、ビジネス人生で、何人かの悪人と遭遇した事は既述の通りだが、
現内閣が、為し続けて来たことは、彼らと同等の許し難い醜悪、「下品」。
このような物を作り上げた論説員達やキャスター達は、知恩院の七不思議の一つとして今に伝えられる「五味金右衛門夫妻」の故事を考えるべきだ。
彼等は、今、国宝として認定され、400年を経た今もなお、全ての訪問者を、感嘆させる芸術の極致の様な作品及び建築物を完成させたにも関わらず、徳川家忠に命ぜられていた予算をオーバーしたからといって…最高の物を作ったのに、予算を超過したのは、プロとしての恥だとして、夫婦そろって自決したのである。
論説員等の言論人達は、切腹する事は出来ぬだろうし、
現代では、無論、誰もその様な事を要求はしない。
しかし、言論のプロとしては、全員、責任を取って、表舞台から去る。
それが言論で飯を食って来た者の、職人魂というものであろう。
これらの事実を見れば、現内閣が国民からの支持を圧倒的に失っているにも関わらず、
もはや面妖なほどに居座ろうとするのは、彼らが恥を知る心を欠いているだけではなくて、
これらの数々の悪を追及、暴かれるのを恐れている、免れたい一心だからではないのか。
3月11日の、朝日新聞の大スクープ記事…明白な政治資金規正法違反事件の相手に「逃げてくれ」と頼んだやりかたと、
東電の清水社長が突然、入院したやり方には、同じものが在るのではないか


これこそ、全国民必読の書。今すぐ買って読むべしです。…5.2-9号、アエラから。

2011年04月26日 01時48分54秒 | 日記

「一民間企業の社長を…」

黒字化は私。
東電の資料によれば、清水社長が渋滞に巻き込まれている間、1号機ではすでに内部の水蒸気を外部に排気して圧力を下げる「ベント」の作業に取りかかっている。
社長が本店に入ったころの午前10時17分には「圧力降下操作が開始されたものと認識」と記されている。
だが、時既に遅しだった。
注水しても圧力が高くて水が入っていかず、午後3時36分、1号機で水素爆発が起きた。
原発爆発という未曽有の事故が起きる危機的な状況なのに、防衛省は清水社長の乗った輸送機に小牧への帰投を命じた。
東電の鈴木和史広報部長は、「交通システムに滞りがありました。自衛隊機に乗ろうとしましたがうまくいかず、翌日の12日に来ることができました」としか語らない。
鈴木氏の重い口に代わって東電関係者は、「政府の有力者が『一民間企業の社長を自衛隊機に乗せるとは何事か』と怒り、それで引き返したと聞いています」と打ち明ける。
防衛省事態対処課に4月19日、経緯をたずねると、職員から最初に返ってきた言葉は、「東京電力の清水社長を輸送した事実はございません」だった。
-では、乗せましたか。
「……搭乗はしました」
では、なぜ戻ったのですか。
「そのー、大臣との報告と同時並行的に輸送の準備を開始していたのですが、そっちよりも被災者支援の輸送を優先すべきだという指示をいただいたものですから、部隊にその旨を連絡したという経緯であります」
被災者支援の輸送を優先せなさいと言ったのは、北沢大臣ですか。
「はい、はい、そうですね」
-では最初に乗せてもいいといったのは、どなたの指示だったのでしょうか。
「これは、あのー、えーと、えーと、これはー、そうですね。あのー、部内の、あのー、ちょっと、これは……どこまで了解をとったのかわからない、部内の判断で」
-部内の判断というのは、大臣の指示ではないのですか。
「大臣まではあがらなくて。ちょっと当時は震災直後でバタバタしていましたから。大臣も官邸に行っていたので」
防衛省のスタッフの間で清水社長の輸送を決めたのに、北沢俊美防衛相の指示で送り返したというのである。
「大臣ではなく私か…」
 事態対処課の井上一徳課長は4月21日、こう補足説明をした。
「あのときは並行的に作業を進めてぃまして。準備を進めていて、大臣にその旨を報告にうかがったところ『被災者に救援物資を届けるのを最優先に』ということでした。それで私か伝えたのです。すでに飛び立った後でしたので、それだったら私の方から『戻ってくれ』と…
…中略。
国会答弁をすり合わせ
…後略。
*読者の方は、既にお分りかと思うが、原発の初動における経緯についての私の推測は、全て正しかった訳ですが、
それだけではなく、実に、許せない事が在った訳です。
東電の清水社長が、突然、雲隠れの様に入院したのは、この事の隠蔽のためだったのだと私は確信するし、菅直人が東電に乗り込んで、怒鳴りこんだという、あの阿呆な報道も、実は、この自分たちの大失態を隠蔽する為の演技だったとも確信する。
肝心の東電の決定権者は、東京に運ばず致命的な状況とさせ、何の役にも立たない菅直人を現地に運んだ、この内閣は、即刻、退陣させ、国会で証人喚問を為して、…筆者である編集部 大鹿靖明氏が結論で言っている通りなのだ。
…これこそ、全国民必読の書。今すぐ買って読むべしです。
それで、全ての謎が明瞭に分るはずだから。


東京電力、初動の迷走 清水社長「空白の10時間」…5.2-9号、アエラから。

2011年04月26日 00時56分09秒 | 日記

震災当日。
社長も会長も不在だった東京電力。
当日夜、清水社長は戻る算段をしていただが、帰京は翌日朝。
そうなったのは、民主党の政治家のせいだった。

編集部 大鹿靖明
航空自衛隊のC-130Hは、完全武装の空挺隊員なら64人が乗り込むことができ、積み荷や人員など70トンも搭載できる大型の輸送機である。
東日本大震災が発生した3月11日の午後11時半ごろ、航空自衛隊小牧基地の第一輸送航空隊に属する1機のCーI30Hが、愛知県の同基地を飛び立った。
機内には大勢の自衛官がいるわけでも、搬送すべき物資があるわけでもなかった。
乗っていたのは、丸腰の東京電力の清水正孝社長(66)である。
自衛隊機は彼を乗せて一路、埼玉県狭山市にある入間基地をめざしている。
経産省を通じて依頼
福島第一原発はこの日午後2時46分、大地震の発生とともに原子炉が緊急停止した。
外部電源が故障停止し、非常用ディーゼル発電機が自動起動したものの、午後3時41分にはそれも止まった。
全交流電源を失い、原子炉を冷やす仕組みが次第に麻痺していく。
午後7時すぎ、史上初の原子力緊急事態宣言が発令され、午後8時50分には福島第一原発1号機の半径2キロの住民1864人に避難指示が出されている。
清水氏が自衛隊機に乗り込んだのは、事態が次第に悪化していくそんな緊迫したときだった。
清水社長はこの日、本店のある東京を不在にし、関西にいた。関西財界人との会合のため出張していたのである。
地震発生と同時に、東海道新幹線は運転を見合わせた。
羽田空港は封鎖され、伊丹や関空から飛び立とうにも、たどり着けない。
午後3時以降、伊丹、関空、神戸から羽田に向かう便はキャンセルされている。
東海道新幹線の下りは午後6時26分以降、順次再開したが、東京へ向かう上りは運転を取りやめた。
このとき清水氏は、名古屋空港まで行き、そこから東電と中部電力が出資する新日本ヘリコプター社のヘリに乗って東をめざそう、と考えた。彼がどういう経路で名古屋までたどり着いたかはまだはっきりわからないが、少なくとも名古屋空港に着いたときは夜になっていた。
誤算だったのは、新日本ヘリ所有の小型ヘリは、夜間飛行ができなかった点だ。
新日本ヘリ新日本ヘリの広報担当者によると、夜間の計器飛行に必要な機材がそもそも備わっていなかったという。
あわてた東電は、名古屋空港に隣接する航空自衛隊小牧基地の自衛隊機に乗り込むことを思いつく。
東電によると、経済産業省の原子刀安全・保安院を通じて自衛隊機への搭乗を願い出た。
防衛省事態対処課の職員は「官庁問協力で」と、経産省から依頼があったことを認めた。
「引き返せ」という指示
そのまま入間基地へ着陸すれば、おそらく12日の午前2時すぎには東京・内幸町の東電本店に着いていただろう。
本店2階に設けられた対策本部で、彼は指揮を執れたはずだ。
ところが社長を乗せたC-130Hは離陸後、推定約20分経過した時点で反転し、飛び立った小牧基地に逆戻りした。
東京の防衛省から「引き返せ」という指示があったからである。
せっかく東京をめざしたのに、日付が変わった12日午前零時すぎ、社長を乗せた輸送機は小牧基地に舞い戻った。
福島第一原発の2号機では、その数十分後に燃料溶融が始まっている。
1号機でも格納容器の圧力が異常上昇し、東電の内部資料には、午前2時半、1号機の格納容器内の圧力(D/W圧力)が最高使用圧力427キロパスカルの2倍の840キロパスカルに達した、とある。
そんな決定的なときなのに、清水社長は本店の対策本部で指揮が執れない。
東電の広報責任者は「電話で逐一連絡をとっていた」と言うが、通信網がパンクするなか、十分意思疎通できたかどうか定かでない。
結局、彼は名古屋で一夜をすごし、新日本ヘリのヘリコプターで午前7時に名古屋空港を発ち、午前8時15分に東京・新木場の東京ヘリポートに到着した。
そこから車に乗ったものの今度は渋滞に巻き込まれた。
東電本店にたどり着いたのは午前10時ごろだった。
…続く。


東京電力をつぶす男…5.2-9号、アエラから。

2011年04月26日 00時39分03秒 | 日記

日本型ベスト&ブライテストの絶頂と限界
「カミソリ」と呼ばれた男が、安定企業の代表格だった東京電力を創業以来の危機に陥れた。
輝けるエリートは、守勢に回ると弱かった。
東京電力の勝俣恒久会長(71)にとって、3月11日は運命を暗転させた忌まわしい日となった。
その日まで勝俣の権勢は揺るぎないものだった。
子飼いの清水正孝を後任社長に抜擢し、3年を迎えようとしていた。
世論の反発が予想されたにもかかわらず、あえて資源エネルギー庁長官だった石田徹を顧問に招き、この天下りを副社長に起用するつもりでいた。
かつて東電を統べた王たちー木川田一隆や平岩外四ーと同様に彼の「院政」は長く続きそうだった。
〝凶報″を知ったのは中国・北京でのことである。
現地時間の午後3時前(日本時間の午後4時前)、移動中のバスのなか、前席の元木昌彦・元「週刊現代」編集長からiPadを渡された。
元木はアサヒコムのニュースで大地震を知った。
後ろにいる東電の鼓紀男副社長に、かなり大きいよ、と・iPadを手渡すと、2人はじっと画面を見つめていたようだった。
天下り指摘に激高
勝俣はこのとき、自身が団長の訪中団を率いていた。
団員はマスコミのOBたちだった。
後に「週刊文春」は「中国ツアー『大手マスコミ接待リスト』を入手!」と報じたが、団員にはその「週刊文春」元編集長の花田紀凱もいた。
花田は「やましいものではない」と言うが、7日間の訪中旅行の「参加費は5万円。
全部まかなえるとは思っていません」とも語る。
団員名簿には、毎日や西日本、信濃毎日各紙のOBや中日新聞相談役ら26人が名を連ねる。
東電はマスコミに気前が良かった。
勝俣と鼓は携帯電話で連絡を試みたが通じない。
気は焦っただろうが、成田空港は封鎖され、その日のうちに帰れない。
帰国したのは翌12日だった。
その日、福島第一原発1号機は水素爆発した。
瞬く間に人類史に残るチェルノブイリ級の災厄へと広がっていった。
つい1週間前まで勝俣王朝に衰微の兆候は微塵も無かった。
…以下略。
編集部 大鹿靖明


多様・小ぶり・分散・が経済社会の道標…浜矩子。 5/6-13号、週刊朝日から。

2011年04月26日 00時20分26秒 | 日記

はま・のりこ 1952年生まれ。
同志社大学大学院ビジネス研究科教授。
近著に『1ドル50円時代を生き抜く日本経済』(朝日新聞出版)
…前略。
理想的なリーダー像は何かとか、格好いいリーダーとは何かとか、そういうことばかり考えていてはダメです。
政治家は国民に仕える、という感覚が必要で、一見控えめに見えることが結果的にはリーダーシップになるのです。
「復興税」として消費税を増税する話が出てきています。
これは、被災者には二重の負担になりますし、被災者に還付するにしても、その線引きは難しい。
東京電力の無計画な「計画停電」と同じです。
それに、「暫定」や「時限」と言っても、税は一度上がると下がることは考えにくい。
復興税から名前を変え、恒久的に続くでしょう。
ドイツでは、東西が統一した後、東ドイツ再建のため「連帯税」が課されましたが、今だに続いています。
日本でもガソリンの暫定税率は事実上、恒久化しています。
増税には十分な議論が必要なのに、震災のどさくさにまぎれて、菅首相の「念願の増税」をするのはナンセンスです。
「増税もやむなし」という国民の気持ちを乱用してはいけません。
…後略。


科学は政治と関わるとデタラメになる 池田清彦…5/6-13号、週刊朝日から。

2011年04月26日 00時01分27秒 | 日記

いけだ・きよひこ 1947年、東京都生まれ。
東京都立大学大学院理学研究科博士課程修了。
生物学者。現在、早稲田大学国際教養学部教授。主な著書に 『環境問題のウソ』、『ほんとうの環境問題』(養老孟司氏との共著)など。
黒字化は私。
科学や技術というのは本来は政治とは無縁のものなのだ。
あるものはあるし、できないものはできないし、絶対安全な巨大技術などというものもない。
まともな科学者や技術者にとってそんなことは当たり前である。
事実を口舌によって曲げることはできない。

しかし、幸か不幸か、科学技術は金儲けの道具となる。
金儲けは政治と深く結びついている。
そこで話はややこしくなる。
原発は巨大技術であると同時に大きな利権である。
政治を使ってこれを推進したいという人がいる一方、絶対反対という人もいる。
原発が政治問題化してしまったので、安全性の議論が抜け落ちてしまったのだ。
そう指摘したのは養老孟司である。
事実、福島第一原発にかかわった技術者の一人は、補修した方がよいのはわかっていたが、それを言うと、やっぱり原発は危険じゃないか、と反対派から突っ込まれるのが恐かったと話したという。
学校で不祥事が起こる度に、教育委員会や校長が出てきて、起きてはならないことが起きたと頭を下げる。
しかし、不祥事も交通事故と同じで、ある確率で必ず起きる。
重要なのはそれを認めた上で確率を下げる方途を考えることである。
あってはならないと強弁した所で、あるものはあるのだから、まずはこれを認めない事には話は始まらない。

以前、外来種問題で、駆除不能なブラックバスの殺戮に多大な税金を投入するのはアホであると発言して、外来種排斥原理主義者たちの激昂を買ったことがある。
ブラックバスは日本に生息してはならない、と叫んでも、技術的に完全な駆除は不能なのだから、適当な共存を考える他はない。
多少のブラックバスがいても在来種が滅びることはあり得ない。
物事が政治問題化すると、コストも考えずに、一匹残らず殲滅してしまえ、という主張が声高に叫ばれることになる。
人為的地球温暖化問題も、完全に政治問題化してデタラメになった。
C02を削減することが金科玉条になって、コストもデメリットも考えずに、何兆円という税金をドブに捨ててしまった。
日本人が律儀に京都議定書を守ったところで、百年後の地球の温度を○・○○四℃ほどしか下げられないのに、C02の削減に反対するのは未来の人類に対する罪だなどと言って、温暖化対策利権に群がり、原発の推進に邁進した。
原発がクリーンエネルギーだなんて、ブラックジョークにも程がある。
ダーティーなC02は少なくとも人は殺さないが、多量の放射能は人を殺す。
クリーンかもしれないけどね。