3月11日

　もうあの日から6年なんですね。
　娘を幼稚園にお迎えに行った時に友達から「大きな地震があったって」と聞いて、娘を連れて帰ってテレビをつけると、そこには想像のつかない事態が映っていたのでした。
　あの時年長だった娘が今年は小学校を卒業します。
　確実に時間は流れているんだけれど。
　未だに時間が止まっている方も、いるんだろうと思うと、心が痛いです。
　
　今日は新旧役員会。今日をもって、私の役員だった一年が終わります。
　新しい役員さんへ引き継ぎ、全部荷物を渡しました。ああ、スッキリです。
　あれだけ役員が決まって帰宅してから「やりたくないよーウギャー」と言っていた（往生際の悪い…が、この役に付いたら皆そんな感じなんですよ）一年間、終わりました。特に大きな問題もなく、任期中落ち着いてできて良かったです。
　去年、「やりたくないよー」と言っている私に、息子が言いました。「そんなにやりたくなかったらやらなきゃいいじゃん」と。
　ああ、そうだね、そうなんだけどもね。大人にはやりたいやりたくないに関わらず、やらねばならない時がある。
　「そうだねーそうなんだけどね。決まったことはやらなきゃいけないんだよ」と話したことを覚えています。
　子供は、あれほど嫌がっていた仕事をやり切った母に何かを感じてくれたかしら。
　娘の、参観日のお手紙には、学級役員もし、地域役員もやった母に「すごいなと思いました」と書いてくれました。何かあるごとに開いたファイルの前で悩み、地域の方へ連絡をし、調整をつけてやっている私を見てくれていたのだな、と嬉しく思いました。
　まあ、役員が決まって、往生際が悪くギャーギャー言ってる姿を子供に見せるなという話なんですが。

　そして明日は私の誕生日です。
　ああ、誕生日か。もう〇〇歳だ。数字だけ見るともう立派な大人だが、相変わらず変わらない自分がいる（ような気がする）。
　ここまで来たら、自分で「ああ大人になったな」と主観で感じる（社会的な責任は果たしますが）ことは人生においてないような気がする（歳を取った実感はあるのに）
　明日は行きたかったカフェに旦那と行きますよ。
　娘は朝から予定があるみたいだし、どうせ息子も付いてこないさね。
　もうすっかり親と行動を共にしてくれなくなりましたよ。
　
　美味しいもの、食べてやる