嫁の巣

このコーナーは嫁に乗っ取られております。 基本的にはエビと関係ありましぇん。嫁の巣(過去版)はブックマークから。

息子の柔道

2012年08月19日 | けいちん
 けいちん、柔道を始めて一年になりました。
 今はすっかりはまって、楽しくやっています。
 柔道が好きで好きで、いつも練習したいそうです。
 その素直なところがすごいなあ、と思います。
 先生たちに叱られることもあるし、痛いこともある。
 でも、とても楽しいそうです。

 柔道、子供によっては幼稚園から始めている子もおり、3年生から始めたけいちんはやはり不利。
 それでも勝てていたんですが、最近は負け試合が増えてきました。
 長年やってる子は分かるんですよね。
 もう風格がある。
 強そうな、オーラがあるんですよ~。
 けいちん、まだそんなオーラを出すような風格はなく。
 身体も小さい方なので、なかなか厳しい試合が多い。

 で、昨日も試合だったのですが。
 初めて県外の試合に出たのですが、やはり壁は厚い。
 けいちんも負けましたが、普段県内の試合では結構勝てている子供たちも負けるんですよ。
 うまい子はうまいんですね。
 どの試合に行っても感じることは、柔道人口の多さ。
 一つの市町村には必ず一個以上柔道教室があるのではないか、と思う程の柔道教室の数、そして練習生の数。
 男の子も女の子も、それはわらわらと、いるのです。
 これの全てに勝たないと、そしてもっと大きい大会、もっと大きい大会、全部勝たないと、オリンピックなんて出られないのですよ。
 この途方もない道のり。
 すごいですね。

 今回は団体戦。一番体重の軽いけいちんは先鋒。一番最初に試合をするのです。
 この先鋒は景気づけ、というか、ここで勝てばチームは活気づくし、負けると次の次鋒くんにプレッシャーがかかる・・・と結構大事なポジションなんです。
 が、今回は2回ともけいちん一本負けしてしまいました。
 が、皆、負けても「頑張ったじゃん!!」と励ましてくれるのです。
 そして、試合に臨む時も、皆が背中をバンバン叩いて「よし、行けよ!」と気合を注入してくれる。
 いいなあ、と思います。
 皆の期待に応えることはできなかったけど、精一杯の頑張りを皆が認めてくれ「次はまかされた!」とばかりに次鋒、中堅、副将、大将と自分の番が来たら精一杯頑張る。
 団体戦だから、自分が勝っても相手チームに勝ち数が負けたら次には上がれない。
 でも、皆すっきり。
 「だって頑張ったから」
 いいなあ、こういうの。
 
 今は皆、人とのぶつかり合い(精神的にも、肉体的にも)を知らない、と言われています。
 だから、成長してから起きるトラブルに対処する能力が弱い、と。
 デジタル化された今だからこそ、人とぶつかるのも、人と戦うのも、ゲームの中。
 それではわからない。
 人にぶつかっていく勇気。
 投げられた時の痛み。
 仲間を思いやる気持ち。
 すべて、自分で体験しないとわからないこと。
 
 スポーツ、ていいなあ、としみじみします。

 試合ではわが子だけではなく、同じ柔道教室の子も応援します。
 必死な姿が可愛くて。
 皆可愛いです。
 負けて泣く姿も可愛いです。

 今、この経験をさせてやれて良かったなあ、と思います。
 けいちんが、柔道を大好きになってくれて良かった。

 親も保護者会に役員に、とちょっと(いや、結構?)大変なのですが、けいちんの頑張ってる姿を見たらいくらでも応援してやりたくなります。

 頑張れ~けいちん。

 P.S なぎもやっておりますが・・・。
   「痛いのいや~ん」といつも逃げ回っており・・・(-_-#) 。
   マイペースもここまで行くとね~(●`ε´●) 。
   
 

終戦記念日

2012年08月16日 | 思うこと
 昨日は終戦記念日でしたね。
 今年はオリンピックがあったり、いろいろニュースもあったせいか、少し影が薄いように感じてしまいました。
 我が家も、祖父母が亡くなってしまって、戦争を肌身で知っている人がいなくなってしまいました。
 これからも、どんどん戦争を知っている世代がいなくなり、戦争の怖さも非道さも、全て想像で語らなければならなくなる時がいつか来ます。その時が怖いです。
 やはり、実感で知っている恐怖を語るのと、人から聞いた恐怖を語るのとでは重みが違って来てしまうでしょうから。
 私は幼い頃、よく一人でこの時期に祖父母宅へ来ていました。
 原爆の日も、終戦記念日も、黙祷する祖父母を見てきました。
 祖父母の黙祷は、とても心のこもったものでした。
 じっと目をつむる祖父母の、戦争で亡くなった方々への哀悼の気持ちがにじみ出ていました。
 戦争で亡くなった方と同じ時代を生き、同じ体験をし、沢山の人がなくなった中、生き残った。
 その体験はやはりすさまじいものだから。
 それを実感として知っているのといないのとでは、違ってしまいますよね。
 でも私たちはまだいい。
 大好きだった祖父母が戦争を知っていたから、時々話を聞いたり、黙祷の姿を見て、感じることができたから。
 私の子供世代では、身近に戦争を肌身で知っている人がいないのです。
 
 祖父母にとっては、今平和に暮らせている、それだけで幸せだったのだと思います。
 
 祖父母は孫を本当に可愛がってくれた。
 子供である私の母も、とても大切に、可愛がられて育ったのが分かります。
 
 祖父母は時代の流れで、結婚が遅くなりました。
 待望の娘を授かったのは、祖父36歳、祖母29歳。
 結婚の早かった当時のことを思うと、それはかなり遅い第一子の誕生だったでしょう。
 その歳で授かった娘はそれは可愛かったことでしょう。親になった今なら分かります。
 一年後にまた娘を、そして息子も授かりましたが、この長男は残念なことに病気で3歳で亡くしてしまいます。
 待望の長男を亡くした、その辛さを祖母は時々話してくれましたが、祖父は長男のことは一切話しませんでした。思い出すのも辛かったのでしょう。

 それから、日本の貧しい時代を田舎で精一杯生き、家族を築き、自分の人生を懸命に、正直に、まっすぐに生きてきた祖父母を、私は誇りに思っています。

 その祖父母の背中を知っているからこそ、平和のありがたさ、今の日本を作って頂いた感謝も感じています。
 
 これからは、私たちが子供に伝えていく番です。
 私は時々祖父母のことを子供に話します。
 祖父母のおかげで、今があること。
 おいしいご飯を食べられて、何の心配もなく学校へ行けて、家族皆で楽しく暮らせている、それは当たり前ではないんだよ。
 戦争という悲劇を生き抜いた世代の方々が、身を粉にして働いて、今の日本に育ててくれたからこそ、なんだよ、と。

 これからも話します。いつか会えたら、孫にも話します。
 
 戦争は風化させてはいけない。絶対に。

 私は大好きだった祖父母との思い出がたくさんある。
 それはとても幸せなこと。
 
 これからも、たくさん、話していきます。
 
 
 
 
 

島へ

2012年08月14日 | 日常
 今お盆休みの真っ最中ですね。
 ぶら家はお父さんがお盆に仕事のため、夏休みを一週間前倒しで取ったので、旦那は昨日からお仕事。先週末に実家でのお盆をすませ、子供たちも昨日帰宅し(私は旦那と先に帰ってたので、姉一家が帰宅途中に送ってくれました)、今日から日常が始まっております。
 旦那が土日を入れた9連休というまとまった休みが取れたので、久しぶりに家族でゆっくりできました。
 
 久しぶりの家族旅行、島へ二泊三日のキャンプです。

 瀬戸内海で、橋がつながってない島で、今回初めて行ってみました。

 島、てやっぱりいいですね。
 海も本当にきれいで、久しぶりにシュノーケルをして遊べました。
 熱帯魚のようにきらびやかなお魚が・・・というわけにはいかないけれど、澄んだ海の中で泳ぐ魚を見るだけで充分気持ちよかった。

 けいちんは大好きな生き物がたくさんで、泳いだり網で取ったりと大忙し。すごく楽しそう。
 なぎも、ずっと言ってた念願の海水浴なので、嬉しそうにはしゃいでました。

 浮きベストをつけて、波間に漂いながら泳ぐ魚と、水面を通して底砂に写る光を見ていたら、気持ちが癒されていきます。
 沖縄にいた頃を思い出しました。
 やっぱり海はいいですね。
 久しぶりに青い海を見ることができました。

 家族皆で沖にある浮島へ行きました。旦那と子供は浮島にサクサク上がります。
 少し疲れ、フィンも着けてるので、浮島になかなか上がれない私に旦那が、
 旦「・・・お前の後ろにある、あの白いの何?」
 子「・・・お母さんの後ろに、何かいるよ・・・」

 
 私「!!!」

 火事場の○○力とはこのことか!というくらいの勢いで、フィンをつけたまま浮島に駆け上がった私。
 浮島から見ると・・・ちょっと深いところをゆらゆらとたゆたうように進む白いもの。
 
 「・・・あれ、ビニール・・・いや・・・違う・・・」
 その瞬間皆で「ヒエー!!」と。

 それはかなり大きいクラゲだったのです。
 
 あんなのに追いかけられてたのかと思うとゾッとしている私を尻目に、好奇心いっぱいの旦那。
 旦「見てくる」
 と止めるのも聞かずに海に飛び込み、クラゲの方へ。

 しばらくして上がってきた旦那は嬉しそうに「大きかったよ!!!」と。
 旦「あれ、相当でかいわ~越前クラゲくらいありそうだったよ~。
   すごい触手がいっぱいブワ~って広がっててさ~。
   あれはやばいわ~刺されたらホントやばそう。
   てか、お前あれに追いかけられてたんだね~。だってお前の真後ろにもう迫ってたもん。
   すごい・・・面白かった・・・」

 私「怒!!!」

 それから皆その話でもちきり。
 しかも、必死に上がってきた私の様子も爆笑ものだったようで・・・。

 ひどー!!

 あんなのに追いかけられたのかと思うとこっちはトラウマもんだよ!!

 そう。ここはのどかな瀬戸内の島。
 海水浴場に浮かぶ「ここまでよ~」みたいな浮き。
 私たちはてっきり、そこに網があり、海水浴場は囲われて安心と思っていたのですが。
 そこまで行ってみてびっくり。
 網がない。浮きしかない。
 これじゃ何でも入ってきまくりじゃないか~~~!!

 まあ、無事刺されずに、今元気なのですが。
 これ幸い。
 しかし、私の頭の中はその瞬間ジョーズの曲が鳴り捲りですよ。
 深い海の中、「あ、お前の後ろに何か・・・」なんて言われてみなさいよー!!
 マジ怖かった。

 スマホの恩恵。
 すぐ調べたら、この時期に多い「ゆうれいクラゲ」なるものだそうで。
 そして、刺されたら、やっぱり結構痛いそうで・・・。

 皆様も海水浴ではお気を付けください。

 ご飯はずっとバーベキュー。
 ご飯を作らなくてよい、それだけで主婦的にはパラダイス。
 しかも、キャンプなるもの、すべての片づけは旦那、でしょ~。
 
 最終日、旦那がいないな~と思いつつ、海でずっと子供と遊んでた私。
 気が付けば全て片付いておりましたとさ。

 お盆前で人も少なく、とてもいいキャンプ・海水浴場でした。
 
 また行きたいな。