プレッシャー ・・・・ それと戦う 「日本ダービー」

一般の人は大晦日で一年の締め括りを迎える訳だが、競走馬の生産者・馬主・調教師・騎手達を始めとする競馬に携わる方は、一年の締め括りを本日の「日本ダービー」で迎える。この日本ダービーなどの勝負は、ジンクスと言う存在が得てして重要な部分もある。画像は牝馬でありながらダービーを優勝したウオッカ。



例えば牝馬の三冠クラシックレースは、桜花賞・オークス・秋華賞とあるのだが、牡馬と言えば皐月賞・ダービ－・菊花賞となる。現在はそれぞれの一冠目が終了し、イタリアからやってきている「デムーロ騎手」の弟クリスチャンが桜花賞と、兄ミルコが皐月賞を制している。他のレースだが、ゴール前で両手を放してお茶目にフィニッシュしたことで罰金５万円を払ったＭ・デムーロ騎手。



牝馬二冠目のオークスは、どなたでもご存知の武豊騎手の弟である「武幸四郎」が涙の優勝となった。弟・兄・弟・兄の順に行けば当然として今日のダービーは「兄」の「武豊騎手」の１枠１番キズナ号が優勝しても良いはずだ。ファンは、こう言う下世話な推測と言うか予想は好き勝手に行うことが当たりまえ。そこに「武豊騎手」にプレッシャーは無いのだろうか？ いえいえ・・・・彼の人生そのものがプレッシャーであるのだ。先代若乃花・貴乃花が生んだ「若貴」もそうだが、名手「武邦彦騎手」の息子として良い結果だけを求められた新人時代の豊騎手・・・・そのまた弟として同じ苦労と兄の両方をプレッシャーとした「武幸四郎騎手」。デムーロ騎手でも例外ではなく、クリスチャンはミルコの背中を見て励んできたのだろう。



一般レベルでも、兄ちゃんのほうが出来たのに・・・とか、お父さんのように良い学校を・・・とかも言われた方は多いと思う。そんな比ではないレベルのプレッシャーを与え続けられるのだから大変だ。今年の「ＮＨＫマイルＣ」で、10番人気のマイネルホウオウが勝ったのは、記憶に新しいところだが、手綱を握ったのは「柴田大知騎手」でＪＲＡ通算200勝は男泣きの中で表彰された。それを見て感動した某オーナーから、柴田大知騎手への騎乗依頼が増えたと言う。初めての平地ＧⅠ制覇で、しかも史上２人目の障害及び平地の各ＧⅠダブル達成をやってのけたのだ。



柴田大知騎手も、決して順風満帆の騎手人生をおくって来たのではない。双子の弟である柴田未崎元騎手と同時デビューだったので較べられることは日常で、活躍しなくてもどちらが？どう・・・・などと記事にもされてきた。ところが同期には、もっと凄い二世騎手が存在したのだ。その男は親父に「福永洋一元騎手」を持つと言う肩書きを生まれたときから背負っている男「福永祐一騎手」だ。何をしても有名になって行くように見える男と、そうでもない苦労男の騎手人生が同時にスタートを切る形となって18年目のことだったのだ。



それぞれのプレッシャーを、逆に糧として成功した騎手は偉いが、勝った馬はもっと偉い。さて本日の「日本ダービー」の勝利は誰の手に渡るのか・・・・興味が尽きないところだ。今回は一年の締め括り「日本ダービー」の話題で、料理抜きでこの場をお借りした。

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【クイズの回答】 田舎のお便所は、外での作業着のままで済ませるため、外に設置されているのでした。tomatoさんが見事正解でした。

■本日のクイズ
この魚は何でしょう？　焼いた形で売っているので、追い討ちをかけるように焼くと素敵なお酒の肴に・・・・・。