■「東京とタッグ、国を変える」 橋下知事と石原知事会談
朝日新聞 9月4日
大阪府の橋下徹知事は3日夜、東京都の石原慎太郎知事と都内の料亭で3時間にわたって非公式に会談した。橋下知事は会談終了後、「都知事の政治力を借りて東京と大阪でタッグを組み、何とか国の仕組みを変えたい」と朝日新聞の取材に語った。
橋下知事によると、猪瀬直樹・都副知事も同席し、道州制や教育問題など「すべてありとあらゆることを話した」。また、「空港問題から何から何まで、都知事のお力をお借りしながら、がんばっていきたい」と意欲を語り、石原知事も「全部、こちらに言ってきてくれ」と全面的な支援を約束したという。
労働者の「生きさせろ」の根底的な決起が、社会保障費削減、公務員の大量首切りを進めてきた福田政権を打倒しました。みんな勝利感にわいています。
日経連・自民党は、生き延びるためには、200万公務員を首切りして「国家」を丸ごと民営化する以外にありません。敵はますます追い詰められ、自治体労働者が職場でこの攻撃を打ち破れば資本主義を倒すことができる、すばらしい情勢です。
福田が辞任して危機感を感じているのが、日経連の意向を受けた橋下・石原両知事だ。橋下は6月に「大阪府維新プログラム」で「府県を越える広域的行政組織の実現をめざす」「大阪府の発展的解消をめざす」と「道州制」=民営化を宣言し、さらに石原と手を組んで、国をも変えようというのだ。こんなもの許せるか。公務員バッシングを強め、330億円の賃下げを強行し、「破産会社なら首切り・賃下げ当たり前」、「教員評価支援チームを派遣」して、企業や国家に忠実な子供をそだてることが「もっとも重要な投資」とぬけぬけと言う。
これに対して、ついに大阪府の公務員労働者は府労連闘争に決起した。6月7000人、7月5000人。すごい数で橋下打倒の闘いを開始したのだ。もうこれまで折り合いをつけてきた古い組合指導部も抑えられない。新しいうねりが始まった。
11月2日の労働者集会は、「道州制」=民営化に反対する全世界の労働者とつながります。自治体労働者、教育労働者を先頭に1万人の結集を実現し、2008年を歴史の転換点にしましょう。