末光道正のブログ  八尾から日本の政治を変えよう

労働者・市民・学生の団結を強めるコーナーです

中川いくこさん勝利へ 泉州住民の会総会で団結

2018-03-29 19:51:41 | 労働運動



■中川いくこさん勝利へ 泉州住民の会総会で団結
前進 速報版 2018年3月29日 18:29

 「私の信念はただ一つ、この社会を動かしている労働者が人間らしく生きられる社会をつくることです」――5月泉佐野市議選に立候補する関西新空港絶対反対泉州住民の会代表の中川いくこさんの鮮烈な決意が参加者の胸を打った。
 3月21日午後、泉佐野市・泉の森ホールで関西新空港絶対反対泉州住民の会総会が行われ、55人が集まった。司会を務めた小林順子さんが「国賀さん、井上さんの遺志を継いで新たな闘いをこの場から始めましょう」と宣言して開会。三里塚反対同盟、動労千葉などのメッセージが紹介され、関西労組交流センター、ス労自主、全国水平同盟、八尾北医療センター労組、婦人民主クラブ全国協、革命的共産主義者同盟の連帯あいさつが行われた。

 拍手の中、中川いくこ代表が登壇し市議選に挑戦する決意を表明。「戦争と改憲、労働法制改悪の安倍を打倒する闘いとして選挙を闘えることは喜びです」と笑顔で切り出し、「泉佐野に来て32年の闘いの中で労働者の不屈さを確信しました。この確信をもって『とめよう!たおそう!かえよう!つくろう!』という四つのスローガンで市議選を闘います。労働者のための政党、働いて、生きて、それを大事にする政党を共につくりたい。ゼネスト、革命を成し遂げる闘いの始まりです」と訴えた。
 2月にクリーニング会社SOCで分会を立ち上げた関西合同労組の小松美由紀さんは、「職場の現実は安倍の『働き方改革』の先取りそのもの。こんな職場を変えるためにも中川さんと共に泉州のあらゆる職場に労働組合をつくりたい」とアピールした。
 会場から、「社会保障など情勢は厳しい。中川さんを先頭に笑顔で生きられる社会をつくっていきたい」「戦争を止める力は労働組合のストライキにある」など、中川さんの市議選挑戦への熱い思いが次々と語られた。
 最後に関西合同労組の黒瀬博匡委員長が、「戦争・改憲を阻止し安倍を打倒する闘いを泉佐野から始めよう。働く者が人間らしく生きられる社会を共につくりましょう」とまとめた。
(関西 泉谷徹)



   

許さんら三人の起訴を弾劾する

2017-06-02 06:21:05 | 労働運動
■許支部長ら三人の関合労組合員の起訴を徹底弾劾する!直ちに釈放せよ!
全国水平同盟ブログ 2017年6月1日

 神戸地検、兵庫県警・西宮署は、6月1日、許しがたいことに許支部長と二人の関合労阪神支部の組合員2人を起訴しました。断じて許すことはできません。この弾圧は、朝鮮侵略戦争切迫情勢の下で、労働運動・労働組合をを潰そうとする国家権力の不当な治安弾圧であり、全ての労働者にかけられた弾圧です。さらに共謀罪の先取り弾圧です。絶対に許さないぞ!
神戸地検・兵庫県警に労働者人民の怒りを叩き付け、三人の保釈を勝ちとろう。


5月29日勾留理由開示公判に元気に出廷、兵庫県警と裁判所を徹底弾劾!5月29日、神戸地方裁判所大法廷で開かれた拘留理由開示公判。当初、3人一緒の統一公判を了承していた裁判所は、当日朝突然に1人ずつのバラバラの公判に変更しました。3人の団結を恐れた許しがたい暴挙です。
午後1時からの30分ずつの一人一人の公判に、多数の仲間は全力で激励を行いました。
裁判官は、弁護士の追及に対し、何一つ「拘留の理由」を説明せず、警察の言いなりで延長を決定したことを暴露しました。

 三人の仲間は、元気に出廷し、大法廷を埋め尽くした支援の傍聴団と感動的な合流を果たしました。
 法廷では、許支部長が、怒りに燃えて渾身の意見陳述を行い、労働運動への警察権力の不当な弾圧を絶対に許さない、不当弾圧に加担する裁判所を徹底弾劾しました。

写真は、勾留理由開示公判後の総括集会の写真です。



  




都庁レストラン解雇を許さない 東京西部ユニオン副委員長・北島邦彦さんの訴え

2017-05-22 22:05:47 | 労働運動


■都庁レストラン解雇を許さない 東京西部ユニオン副委員長・北島邦彦さんの訴え
前進 速報版 2017年5月22日 13:17

共謀罪粉砕!戦争と改憲の安倍・小池をぶっ飛ばせ!
都議選で必ず勝利する
 5月19日、衆議院の法務委員会で共謀罪法案が強行採決されました。本当に許せません。共謀罪は戦争と改憲のための「現代の治安維持法」です。労働者民衆が団結することを恐れ、これを「共謀」罪とみなして労働組合や大衆運動団体の解体を狙う攻撃です。
 でも、安倍政権に対する労働者民衆の怒りはかつてなく高まっています。私も19日の国会行動に参加しましたが、追い詰められているのは安倍政権だと強く思いました。暴かれた加計学園の不正は、森友学園の比ではありません。愛媛県今治市の37億円相当の市有地を「総理の御意向」という安倍の一声で無償で譲渡させた上、県民・市民の税金96億円を支出させようとしています。安倍は自分が指示した事実を必死にもみ消そうとしています。官房長官の菅は、暴露された役所の文書を「怪文書だ」と言って開き直りました。こんな腐りきった連中をのさばらせておいていいのか。こういう連中を一掃し、共謀罪と戦争・改憲の攻撃を何がなんでも粉砕しなければなりません。都議選はそのための重大な決戦です。

そのためにも、小池都知事による、女性労働者への解雇攻撃を許してはなりません。小池知事は4月初め、議事堂レストランで働いていた非正規の女性労働者の首を切りました。彼女は福島原発事故の避難者の命を守ろうと、職場の仲間に福島の真実を伝え、被曝と帰還の強制に反対する署名を集めていました。ところが、3月末で自主避難者への住宅支援を打ち切った小池都知事は、彼女の闘いを恐れて、「はなまる」資本を使って首を切ったのです。本当に許せません。小池知事は安倍政権と一体となって福島の怒りを圧殺し、動労水戸や自治体労働者の被曝労働拒否闘争を圧殺し、オリンピックを強行しようとしているのです。
 同時にこれは、東京交通労組をはじめ都の労働組合を解体する攻撃と一体です。この攻撃を許さずに闘うことが、小池都政による都労連解体、非正規職化攻撃を根本からうち破る道です。今回の都議選でこの闘いを訴えて、絶対に勝利したい。
新しい労働者の政党を
 小池都知事は安倍首相とまったく同じ日本会議のメンバーで、戦争と改憲、核武装を主張する極右政治家です。戦争と民営化を進める小池都知事を批判する勢力が都議会にまったくいない中で、私はこれを絶対に許してはいけないと思い、立候補を決意しました。
 築地市場の豊洲移転、待機児童対策といわれる保育園の問題、オリンピック、都営交通の改革、これら全部を貫いているものは外注化・民営化の攻撃です。小池知事は、「政府は改革の動きが遅い、鈍い」と批判して、非正規化と貧困と社会保障解体を進める新自由主義政策を先頭で進めようとしているのです。だから、小池都知事は自民党と対決するようなことを言っていますが、やろうとしていることは安倍政権とまったく同じなのです。
 小池都政の大きな柱は「働き方改革」です。これは民営化・外注化で膨大な非正規労働者を生み出し、労働者からなお一層搾り取る体制をつくることです。このことを徹底的に暴いて、多くの労働者の怒りと結びつくことが、都議選の課題だと思います。
 小池都政の反人民的正体を暴いて、都で働く労働者の闘う団結をともにかちとりたい。ストライキで闘う労働組合をつくりたい。そのために都議選を全力で闘いたいと思います。
 都議選は国政レベルの闘いです。大きく構えて、安倍政権をぶっ飛ばす闘いをやりましょう。安倍と小池を倒せば、一気に労働者人民の怒りが爆発して、韓国の人民が闘っているように、日本の社会を根底から変革するきっかけになります。そのためには、力ある政治勢力、新しい労働者の政党が絶対に必要です。
 安倍政権も小池都政も危機を深めています。公明党や共産党などは、人民の味方のふりをしながら戦争・改憲に人民を屈服させる勢力です。こういう勢力の化けの皮をはがす絶好のチャンスです。新しい労働者の政党をつくりあげるために全力で闘いましょう。私はその先頭で闘います。




兵庫 共謀罪先取りの労組弾圧 春闘行動で3人逮捕

2017-05-15 22:13:56 | 労働運動
■兵庫 共謀罪先取りの労組弾圧 春闘行動で3人逮捕
前進 速報版 2017年5月15日 12:32

5月12日、兵庫県警は、5月12日、兵庫県警は、関西合同労組阪神支部の支部長と2人の組合員を不当逮捕した。春闘統一行動で行われた「かねひろ運輸」での門前行動を建造物侵入罪だというのだ。この弾圧は、労働者国際連帯闘争を先頭で闘いぬいてきた関西合同労組阪神支部支部長と阪神支部への弾圧だ。しかし、連日の弾圧粉砕行動は労働者との団結の拡大を生み出している。
 この弾圧は、同時に共謀罪の先取り攻撃だ。労働組合の争議行為、つまり労働者が団結して行動することそのものを「犯罪」にデッチあげ逮捕する。こんな国家や資本は絶対に許しておけない。
 5月13日、裁判所は3人の勾留を決定した。絶対に許せない。全国の力で即時奪還を実現しよう。

都議会食堂解雇許さない! 都庁前で抗議に立つ

2017-05-11 23:33:59 | 労働運動




■都議会食堂解雇許さない! 都庁前で抗議に立つ
前進 速報版 2017年5月11日 17:54

 5月8日、都庁議事堂レストラン解雇撤回の団体交渉と、3回目の都庁前抗議宣伝行動が40人で闘われた。解雇された非正規の女性労働者の訴えが都庁一帯に響き渡った。
 「私は、目の前の都庁議事堂レストランの厨房(ちゅうぼう)で働いてきた非正規労働者です。解雇から1カ月以上たった今日、団体交渉で会社は『解雇ではない。雇い止めだ』の一点張り。まったく不誠実です。私は子どもをもつ母子家庭です。小池都政は3月31日をもって福島の原発事故避難者への助成金を打ち切って、放射線だらけの所に帰れと言っている。同じことを非正規労働者にやっている」

 「私は職場で、福島の避難解除と常磐線延伸による被曝と帰還の強制に反対して署名を集めました。会社は『ほかの労働者が迷惑している』などと言いました。会話するのも大変な職場でなぜビラを渡し署名を集めたのか。新聞もニュースも見られない毎日の労働、メディアもほとんど報道しない福島の現実。知らなきゃダメでしょう。つい先日の浪江の山火事を10日間も消せなかったのは放射線量が高過ぎて山の中に入っていけなかったから。火事の影響でセシウムが風に乗って関東・東京まで来ていると言われているが真実は隠されています。福島の子どもの甲状腺がんは185人。こんなことが3・11から6年続いている。一人ひとり大事な命でしょう。国や肌の色や言葉が違っても大事な命です。3・11をなかったことにしてお前ら死ねと平気で言う。それが安倍や小池じゃないですか。本当のことを知って、みんなで声を上げ、韓国のように闘う労働組合つくってこんな社会ぶっ倒しましょう。ぜひ力を貸してください!」
 「日の丸・君が代」強制反対を闘う教育労働者は「今、都教委は指示命令に現場を黙って従わせようとし、日米の軍隊が北朝鮮を挑発する中で、戦争をあおる通知を生徒にまで出しています。そして非正規労働者を解雇する。原発から命を守ろうと言ったら解雇だなんて許されません。一緒に支援しましょう」と訴えた。自治体労働者は「これは都労連をはじめ労働者全体への共謀罪と同様の攻撃だ」と決起を呼びかけ、労働争議を闘う民間労働者も怒りを爆発させた。都庁前行動では、1時間で40筆近い「被曝と帰還強制反対署名」が集まり、闘いへのカンパが寄せられた。
 同日午後、都が外注している「はなまる」資本との団体交渉が、東京西部ユニオンを中心に行われた。都庁内外で解雇への怒りが日々拡大する中、小池と資本は追いつめられ、戦々恐々としている。団交会場には資本の代理人、弁護士が3人も現れ、これに怒りの追及がたたきつけられた。

奈良市従 下水道委託強行に怒り 元の職場に戻せと集会

2017-05-11 23:30:13 | 労働運動


■奈良市従 下水道委託強行に怒り 元の職場に戻せと集会
前進 速報版 2017年5月11日 12:51

 奈良市下水道民間委託反対の闘いは、これまで1年1カ月にわたり、5回も民間委託を阻止してきました。しかし当局はついに5月1日からの民間委託を強行しました。本当に悔しい思いでいっぱいです。
 下水道を金もうけの道具にし、非正規職は解雇、正規職は不当配転。住民には下水道料金の値上げをもたらし、安全は崩壊していく。当局自身が団交の場で「委託して、何十年か後、問題が出たら直営にするかもしれない。その時はお願いします」と、あらかじめ破産を認めるふざけきった対応です。
 JRと同じで、民営化は尼崎事故や地域切り捨てと同じことが必ず起きます。さらに森友学園や姫路こども園のように、政治腐敗・癒着・偽装が起きることも必至です。

労組の絶対反対の旗の下に団結
 この現実との徹底的な闘いは、労働組合の存在なしにできません。動労千葉や動労水戸のように、労働組合が絶対反対の旗を立てれば、地域や住民の怒りをひとつにした団結をつくることができます。その挑戦と委託への怒りを突きつけるため、市従組合は4月26日午後3時から、奈良市役所前で集会を行いました。
 雨の中、組合員と地域、他労組から85人もの仲間が集まり、「水道は命の問題。市長は住民や労働者の生活を真剣に考えろ! 市はライフラインを守れ!」と怒りがたたきつけられました。
 主催者を代表して市従労組委員長からのあいさつの後、当該第三支部長からの経過報告が行われました。続いて、第一支部、第二支部、第四支部、女性部からの発言があり、さらに、ともに闘う日教組奈良市、大阪市職、動労西日本からのアピールを受けました。どの発言も、攻撃への怒りと実践の苦闘からつかんだ中身が出され、感動的な集会となりました。市長部局・企業局への申し入れ書を提出した後、執行委員による団結ガンバローで締めくくられました。この集会の団結を武器に、民間委託撤回と不当配転撤回の新たな闘いに入っていきます!
民間委託と不当配転を撤回せよ
 絶対反対で最後まで闘いぬいたことにより、嘱託職員の仲間も含めて全員が同じ職場に配属されました。委託強行をもって終わるどころか、この勝利をもって、「委託撤回、元の職場に戻せ!」とさらなる団結拡大に打って出ていくということです。
 現在、国会で地方公務員法の改悪が狙われ、非正規公務員がさらなる「解雇自由」にされようとしています。まさに奈良市従の闘いは18年決戦の最先端の攻防です。国鉄闘争と自治体労働運動の攻防は、誰が見ても同じ闘いだとわかるようになってきました。
 朝鮮半島での侵略戦争が切迫する情勢の中、国鉄闘争を軸とした階級的労働運動がこれほど健在なのは、世界史的にも初めてです。だからこそ私たちの位置、責任は大きいと思います。みなさん、あらゆる攻撃を団結にかえて、ともに闘っていきましょう!
(竹内奈緒)

関西に闘うメーデーが登場! 戦争は労働者の団結がとめる!

2017-05-05 06:48:40 | 労働運動




■関西に闘うメーデーが登場! 戦争は労働者の団結がとめる!
前進 速報版 2017年5月 4日 17:56
 
 5月1日、動労西日本の呼びかける5.1メーデー集会が、大阪市役所に隣接する中之島女神像前広場で行われた。集会は「朝鮮侵略戦争阻止!総非正規職化・労働法制改悪絶対反対! 労働者の国際連帯で闘おう!」をスローガンに勝ち取られ、主催のあいさつに立った動労西日本の原田さんは「民営化は完全に破産した。闘う労働組合の力で戦争と民営化を絶対止めよう!」と訴えた。
 会場ではメーデー宣言を採択。提起した大阪市職の赤田さんは「国鉄闘争の継続・拡大が、一切の階級関係を規定している」とした上で、自らの入れ墨調査拒否の闘いから「民営化・外注化はたった一人の闘う労働者が登場した瞬間に、現場労働者の団結を生み出した」と提起した。また「われわれには韓国・アメリカなど、世界の労働者との国際連帯がある。この力で戦争は止められる。労働組合の闘いで、世界戦争を止めよう!」とまとめ、参加者全体の拍手で確認された。

闘う旗の登場が待ち望まれている!
 戦争と革命の時代に、労働者階級は闘う旗を求めて大流動を開始している。今回の5.1メーデー集会でも「ビラを見て参加した」という労働者や、「街宣を聞いてひきつけられた」という青年など、多くの労働者との結合が始まっている。連合本部が100時間残業を認める中で、現場では階級的労働運動の登場が何よりも求められているのだ。
 集会に先立って、午前中に大阪城公園で行われた「5.1連合メーデー」での街宣では、2000枚を超すビラと1000部もの『前進』が参加者に手渡された。何よりの特徴は『前進』への圧倒的な注目だ。「『前進』ください!」と手を伸ばす労働者や「頑張っているね!」と声をかけてくる労働者など、朝鮮戦争が切迫する情勢の中で、『前進』が労働者に展望を示す武器となっているのだ。
 さらに、集会後の御堂筋デモでは、街頭からは声援が飛び、飛び入り参加者も出るなど、圧倒的な注目と共感が広がっている。戦争の時代は、膨大な労働者が革命を目指して決起する時代だ。闘いの旗が立てば、必ず労働者との合流が始まるということを、闘う5.1メーデーの登場は確信させた。
 今こそ、あらゆる場面に闘う労働者の部隊を登場させ、朝鮮戦争と労働法制改悪に突き進む、安倍政権を打ち倒そう!

奈良市従下水道委託強行に怒りたたきつける

2017-05-04 17:43:13 | 労働運動


■奈良市従下水道委託強行に怒りたたきつける
前進 速報版 2017年5月 4日 10:29

 これまで1年1カ月に渡り、5回も民間委託を阻止してきた奈良市下水道民間委託反対の闘い。しかし当局はついに5月1日からの民間委託を強行しました。本当に悔しい思いでいっぱいです。
 下水道を金もうけの道具にし、非正規職は解雇、正規職は不当配転。住民には下水道料金の値上げをもたらし、安全は崩壊していく。当局自身が、団交の場で「委託して、何十年か後、問題がでたら直営にするかもしれない。その時はお願いします」と、あらかじめ破産を認めるふざけきった対応です。
 JRと同じで、民営化は尼崎事故や地域切り捨てと必ず同じことが起きます。さらに森友学園や姫路こども園のように、政治腐敗・癒着・偽装が起きることも必至です。
労組の絶対反対の旗で団結
 この現実と徹底的に闘うためには、労働組合の存在なしにはできません。動労千葉や動労水戸のように、労働組合が絶対反対の旗を立てれば、地域や住民の怒りを一つにした団結につくっていくことができます。その挑戦と委託への怒りをつきつけるために、市従組合は、4月26日午後3時から、奈良市役所前での集会を行いました。
 雨の中、市従組合員と地域、他労組の85人もの仲間が集まり、「水道は命の問題。市長は住民や労働者の生活を真剣に考えろ! 市はライフラインを守れ!」と怒りがたたきつけられました。
 主催者を代表して市従労組委員長からのあいさつの後、当該第三支部長からの経過報告が行われました。続いて、第一支部、第二支部、第四支部、女性部からの発言があり、さらにともに闘う日教組奈良市、大阪市職、動労西日本からのアピールを受けました。どの発言も、攻撃への怒りと実践の苦闘からつかんだ中身が出され、感動の集会となりました。市長部局・企業局への申し入れ書を提出した後、執行委員による団結ガンバロウでしめくくられました。
委託撤回、元の職場に戻せ!
 この集会の団結を武器に、民間委託撤回と不当配転撤回の新たな闘いに入っていきます! 絶対反対で最後まで闘いぬいたことにより、嘱託職員の仲間も含めて全員が同じ職場に配属となりました。委託強行をもって終わるどころか、この勝利をもって、委託撤回、元の職場に戻せ! と、さらなる団結拡大に打って出ていくということです。
 現在、国会で地方公務員法の改悪が狙われ、非正規公務員がさらなる「解雇自由」にされようとしています。まさに奈良市従の闘いは18年決戦の最先端の攻防です。同時に、国鉄闘争と自治体労働運動の攻防は、誰が見ても同じ闘いだとわかるようになってきました。
 北朝鮮をめぐって、トランプと安倍がいつ戦争を発動するかわからない緊張状態が続いています。戦争情勢の中、国鉄闘争を軸とした階級的労働運動がこれほど健在なのは、世界史的にも初めてです。だからこそ、私たちの持っている位置の大きさ、責任は大きいと思います。みなさん、あらゆる攻撃を団結にかえて、ともに闘っていきましょう! (竹内奈緒)

5・1メーデーに結集しよう

2017-04-30 09:44:25 | 労働運動



■5・1メーデーに結集しよう
全国水平同盟ブログ 2017年4月30日

朝鮮侵略戦争阻止!総非正規職化・労働法制改悪絶対反対!

             労働者の国際連帯で闘おう!

朝鮮侵略戦争が切迫しています。戦争を止める力は労働運動にこそあります。
国鉄闘争30年をつらぬいてきた力と、国際連帯で戦争を阻止し、民営化を阻止し、労働者の総非正規職化をうちくだこう!動労西日本の呼びかけにこたえて、わたしたちは、大阪市役所南の中之島公園女神像前にあっまって、闘うメーデーの集会とデモを行います。ふるってご参加ください。



奈良市従 下水道民営化阻む 「義務付け訴訟」始まる

2017-04-24 16:59:28 | 労働運動


■奈良市従 下水道民営化阻む 「義務付け訴訟」始まる
前進 速報版 2017年4月24日 12:13

 4月13日、ついに奈良市下水道民間委託阻止の「義務付け訴訟」の裁判が始まりました! 大法廷いっぱいに集まった傍聴者と原告団による意見陳述。その後の総括集会では「下水道は人間の命の問題! 非正規職員の1カ月任用許さない!」と、参加者の団結が一気に深まりました。
4月委託を粉砕
 下水道の維持管理業務に従事する嘱託職員に対する3月末での解雇攻撃に対して、夜11時を過ぎる団体交渉を繰り返し、ついに4月からの委託と解雇を阻止しました! 委託を阻止する5回目の大勝利です! しかし、当局は嘱託職員に対して1カ月の任用という、ふざけきった脅しの攻撃をしかけてきました。本当に許せません!

この間、水道法改悪が国会で問題となり、安倍政権が「水を金もうけの道具」にする実態が日々明らかになってきています。4月からの大阪市下水道職員の民間会社クリアウォーターへの転籍の強行、さらに大阪市営地下鉄・バス民営化攻撃が本格化する中で、ますます奈良市従の闘いが決定的になってきました。
解雇許さぬ裁判
 今回の裁判は、これまでほとんど例のないもので、何度も議論をして、みんなの団結で挑戦する決断をしました。
 下水道の維持管理に従事する5人のうち、2人が正規職員、3人が非常勤嘱託職員です。嘱託職員は原則的に1年更新です。ところが市当局は、民間委託を理由に3人を3月31日以降は任用しないと通告してきました。
 この時、「下水道民間委託は間違っている、だから委託するな」ということを裁判のテーマにするのは難しいという問題がありました。しかしそもそも非常勤職員の解雇は許されない、その怒りと結びつくこと、制度の根本問題と向き合うことに重点を置きました。
 国鉄分割・民営化以降、急増した「非正規公務員」は、民間労働者に比べても不安定な雇用に突き落とされています。奈良市でも非常勤職員は38%もの割合で任用され、日々現場をまわしています。法律上「雇用ではなく任用だから」という口実で「解雇ではなく任用期間の満了」とされ「短い雇用期間を何回も繰り返していい」かのようにされています。そのことは今や大社会問題になっています。
 自治労本部は「民間委託は管理運営事項。公務員は民間は違って雇用ではなく任用。裁判や法律で争って勝つのは無理。だから雇用を守ることが優先」という立場で委託を受け入れ、配置転換や委託先での雇用について条件交渉で合意することを方針としてきました。こういう形で民間委託と現業つぶし、非正規公務員の解雇が全国で進められてきたのです。
 公務員の非常勤職員は「任用という行政処分」の形をとっています。今回の義務付け訴訟は「住民の不利益になるでたらめな下水道民間委託のために、労働者の生活が破壊させられる任用打ち切りはおかしい」「裁判所は奈良市に対して、3人の任用という行政処分をせよ」という判決を求める画期的裁判です。
不当配転するな
 また、民間委託は労働組合をつぶしたいということを目的にした違法な不当労働行為だということも論点にしています。
 同時に、2人の正規職員に不当な配置転換・職種変更をさせるなという「差し止め訴訟」も一体で行っています。そういう意味では義務付け&差し止めの裁判です。これまで長年、下水道の現場で働いてきた労働者をまったく違う職種に配置換えするのは、労働者の誇りを奪うような攻撃です。同時に現業労働者の根底からの怒りと結びつく闘いです。
 裁判と同時に、現場の攻防は毎日、激しく動いています。先日の団体交渉で、当局はついに5月1日の民間委託の強行を宣言してきました。ますます怒りでいっぱいで、労働組合としての行動が問われています。
 次回の裁判は6月15日です。ぜひ集まって下さい! ともに闘いましょう!(竹内奈緒)