末光道正のブログ  八尾から日本の政治を変えよう

労働者・市民・学生の団結を強めるコーナーです

11・30植木団地裁判に集まろう

2015-11-30 06:42:56 | 生きさせろゼネストへ

全国水平同盟ブログ 2015年11月30日

11月30日(月)午後3時大阪地裁201号大法廷
        午後2時半から裁判所別館前で傍聴券の配布があるので、2時半には集まって下さい。


11・22植木団地一周年闘争-11・26高槻市役所弾劾闘争に連続決起





全国水平同盟高槻支部・植木団地労働組合の代表が、11月30日の一周年への戦闘宣言、以下の「報告と決意」を読み上げた。



全日建連帯労組関西地区生コン支部の地域の労働者も参加、ともに闘った。


全国水平同盟は、本部を先頭に、西郡支部、杉並支部、京都・東三条の仲間も決起。









11・26高槻市抗議行動



高槻市に対して植木団地の使用料を受け取れと申し入れようとしたが、高槻市は庁舎に入ることを妨害し、受け取りも拒否した。断じて許すことはできません。植木団地の労働者使用料を供託して新たな闘いに立ち上がっています。.

IJBS労組解雇撤回裁判 不当判決弾劾!!解雇撤回に向け更なる闘争を!!

2015-11-29 23:17:11 | 生きさせろゼネストへ





■IJBS労組解雇撤回裁判 不当判決弾劾!!解雇撤回に向け更なる闘争を!!
前進 速報版 2015年11月29日 22:50

 11月24日、沖縄県の那覇地方裁判所で日本IBM・ビジネスサービス労働組合(略称:IJBS労組)の仲宗根書記長に対する雇止め=解雇撤回裁判の判決が行われました。
 IJBS労組は、昨年の3月末に仲宗根書記長が雇止め=解雇されて直ぐに解雇撤回闘争を開始し、沖縄県内外の労組を回り解雇撤回に向けての署名や支援を呼びかけてきた。非正規職99%・外注されたコールセンターという職場から、『非正規職撤廃・外注化反対・解雇撤回』を掲げ闘う青年労働者・非正規労働者の労働組合があるということと、基地の島=非正規職の島である沖縄の現状を変えるには労働運動で非正規職撤廃を行うしかないと訴え続けてきました。
 当日は、午前8時から午前10時までの2時間うるま市のJCBS社前でのビラ撒きを行い、職場の労働者に対して11月の労働者集会の報告と地裁で不当判決が下されようとも解雇撤回闘争は継続すると訴えました。午前11時45分から、那覇地方裁判所前でのビラ撒きと拡声器をつかった街宣を結集した県内の支援者と一緒に1時間ほど20151129a-3.jpg行いました。街宣では富田晋委員長から、裁判において森鍵(もりかぎ)裁判長が行った強権的な訴訟指揮や、労働組合の書記長に対する雇止め=解雇について不当労働行為を全く審議しないという那覇地裁の対応を弾劾しました。当該の私は、「半失業状態ともいえる非正規職で働いている労働者が沖縄県全体で44%以上もいる。この多くの労働者に対して、非正規でも闘える、労働組合なら闘えるのだ!いうことを示す為にも、どんな判決が下されようと闘い続ける」と訴えました。
 午後1時には、ビラ撒きと街宣を終えて裁判所内に入りました。裁判所では、第7回公判で森鍵裁判長が、裁判長の強引は訴訟指揮を大声で弾劾した傍聴人に対し退廷命令を出してから、弾圧体制が取られています。今回も、傍聴席に屈強な男性職員を配置し、傍聴席に入る人間をチェックする目的で傍聴希望の人間一人一人に、別室で整理券を配るなどの緊迫した状況でした。午後1時10分に森鍵裁判長を筆頭とする3人の裁判官が出廷した。傍聴席にいた支援者は、全員座ったままで裁判長を睨みつけました。
 森鍵裁判長は「原告の請求を全て棄却する」という不当判決の主文を読み上げ、逃げるように退廷しました。読み上げられた瞬間、傍聴席からは逃げる裁判官に向け「不当判決だ!!」と怒号を飛ばし、法定は一時騒然となりました。
 判決後は、裁判所前の空き地で総括集会を行いました。集まった十数名の支援者一人一人から裁判の感想や仲宗根書記長に対しての激励などの発言がつづきました。私は「不当判決に対して、やはりという思いとだからなんだという気持ちです。解雇を撤回するまで闘い続ける」と発言し、富田晋委員長からも「今、職場では那覇地裁で不当判決が出る前提で、部署の解体などの合理化が進められている。書記長の解雇撤回闘争は職場闘争と一体だ、本日の判決は終わりではなく、新たな解雇撤回闘争の始まりだ」と述べました。
 最後は、私の掛け声で「不当判決弾劾!解雇撤回まで闘うぞ!」と那覇地方裁判所に向けてシュプレヒコールを上げて終了しました。
(日本IBM・ビジネスサービス労働組合書記長・仲宗根光洋)


非常事態宣言を打ち破りパリで交通労働者がスト

2015-11-28 06:54:32 | 世界の闘い

■非常事態宣言を打ち破りパリで交通労働者がスト
前進 速報版 2015年11月27日 12:45

11月17日に突入
 11月17日午後10時、 フランス・パリ交通公団(RATP)のバス労働者4万3千人が24時間を超えるストに突入した。パリとその近郊のバス(4500台、347路線)は、4台に3台が止まり、ストは19日朝8時まで貫徹された。
 CGT(労働総同盟)、SUD(連帯労組)、FO(労働者の力)、Unsa(独立組合全国連合)の4組合がスト指令を出したのは、11月10日。
 その直後の11月13日、パリでISによる銃撃・爆発事件があった。非常事態宣言が発せられ、交通当局は、これをテコにスト中止の圧力をかけてきたが、Unsaを除く3組合はスト決行を決定し、突入した。ストの実行を躊躇(ちゅうちょ)した本部に対し、現場労働者の強い怒りがぶつけられ、スト実行に至ったと伝えられる。しかし、集会禁止の政府命令に屈服して、パリ交通公団前のデモは中止された。
 組合は、「生産性」を口実にしたバス部門での人員削減、現場への重圧に対する反対、具体的には、「要員の最小限までの切り詰め」「運転士と車掌が勤務中の職場においても車庫での休憩時間中でも、分離・分断されていること」「職場での政治的弾圧や処分」に対するバス労働者の怒りによって、ストへの決断を迫られたのである。
 このバス運転士のストに先立ち、パリ交通公団のバス運行センターの労働者が6月12日から17日までストライキを闘った。運転中のバスに情報・指示を伝えるバス運行センター業務の合理化による人員の40%削減、労働強化に反対するもので、この職域の労働者のストとしては初めてであった。
 さらに、パリ交通公団の労働者は、10月7〜9日、「生産性向上の名による雇用破壊反対」「団体交渉の再開」「公共サービスの確保」の3点を掲げてストに入った。
 こうした闘いを引き継いで、今回のバス運転士のストが行われたのである。
 フランスでは、鉄道改革法案(1997年以来の民営化の促進法案)が2014年7月に国民議会で成立し、今年1月施行となった。法案阻止の闘いは、同年6月11日をピークとし、パリ首都圏の近郊列車の3分の2が運休、高速鉄道TGVは半数の路線がストップ、ローカル線では3分の2を止めるという2010年以来最大のストを貫徹した。しかし、その後、反対闘争は後退、法案成立を許してしまった。いくつかの交通労組の中でSUDが民営化=外注化反対の姿勢を堅持している。
 SNCF(フランス国鉄)の鉄道労働者を含む交通労働者が12月には全日ストを決行しようと構えている。
病院にスト拡大
 非常事態宣言下でのバス労働者の決起に呼応し、11月23日、フランス西部の都市レンヌの病院勤務者センターの労働者が、入口を閉鎖、時限スト・部分ストから全職場のストへ拡大すると宣言した。医療条件の悪化、人員削減、労働強化、そしてこれはすべて患者の待遇の軽視となる。
 このような現実に対決して病院労働者はすでに11月3日から闘争を開始していたが、経営側の対応の冷淡さに怒って、ストに突入したのである。これは、新自由主義のもとにおけるフランスの医療破壊との闘いの一端を示すに過ぎない。
 オランド政権の外へ向かっての侵略戦争は、国内で労働者の側からの階級戦争に直面せざるをえない。交通労働者と病院労働者が、現在その最先端で闘っている。帝国主義と大国(ロシア・中国)の戦争策動を粉砕する力は、労働者のゼネストと国際連帯だ。
(川武信夫)

15万デモへの大弾圧許すな 民主労総 12・5第2次民衆総決起へ

2015-11-28 06:08:04 | 世界の闘い

■15万デモへの大弾圧許すな 民主労総 12・5第2次民衆総決起へ
前進 速報版 2015年11月27日 16:59

 11・14ソウルでの民衆総決起闘争の爆発は、パククネ政権に大打撃を与え、一層の危機にたたきこんだ。追いつめられたパククネは、闘いの中心軸を担う民主労総(全国民主労働組合総連盟)を何がなんでも破壊し圧殺しようと、今や常軌を逸した凶暴な弾圧にのめり込んでいる。断じて許してはならない。
 新自由主義を打ち砕く号砲となった11・14闘争をともに闘ったわれわれ日本の労働者は、パククネによる14日当日のデモ隊への殺人的な暴力と、続く民主労総への弾圧を徹底的に弾劾する! 不屈に闘う民主労総と固く連帯し、朝鮮侵略戦争阻止、パククネ打倒・安倍打倒へと突き進もう。

 21日朝、韓国の警察は民主労総本部を始めソウル地域本部、金属労組、公共運輸労組、建設労組の組合事務所など8団体・12カ所への一斉家宅捜索を強行した。労組事務室への強権的な一斉捜索は、民主労総結成直後の1996〜97年のゼネスト時以来19年ぶりとされている。
 警察権力は事務室内にあったハンマーやロープ、果物を切るのに使っていたナイフなどを無理やり押収し、14日のデモ隊を「暴徒」にデッチあげようと必死のキャンペーンに出ている。その一方で、警察が光化門の集会会場へ向かおうとした労働者や農民の整然たる行進に、いきなり暴力的襲撃を加えたこと、その中で農民ペクナムギ氏が警察の殺人的な放水銃の直撃を浴びて今なお意識不明の重体であることについては、一言の言及もない。逆に「過剰鎮圧ではない」と、公然と居直っているのだ。
 24日にはパククネが閣議で、民主労総の集会やデモをこともあろうにISによるテロと同列に扱い、「覆面デモを禁止すべきだ」と発言した。これを受けて翌25日には与党議員が集会・デモ時のマスク着用を禁止する法案を発議した。これには外国人記者団や国際社会からも驚きと怒りの声が一斉に上がっている。
弾圧にはゼネストを ハンサンギュン委員長が檄
 この弾圧は、11・14闘争の歴史的な爆発によって打倒寸前に追いつめられたパククネ政権の、絶望的な焦りと悲鳴を示している。
 パククネは11・14の現場でハンサンギュン民主労総委員長の逮捕作戦を組み、70人の特別部隊を編成して襲いかかったが民主労総の防衛隊によってものの見事に粉砕されて敗北した。ハンサンギュン委員長はその後、大韓仏教曹渓宗の総本山であるチョゲサ(曹渓寺)に入り、僧侶たちに守られつつ、そこから公然と次の闘いへの檄(げき)を飛ばしている。権力は寺を包囲しながら突入することもできない。今や、パククネと民主労総と、どちらの側に正義があるかが誰にも明らかとなり、パククネ打倒が全人民の声となっているからだ。
 ハンサンギュン委員長は17日、「民衆総決起の力と怒りで公安弾圧を打ち破り、ゼネスト戦線へ立とう」という訴えを全国に発した。彼はそこで「私たちはともに集まったすべての力を集め、ともに闘えば勝てるという確信を得ました。何よりも挫折と屈従を拒否し、今こそ闘うという私たち自身の姿を目の当たりにしました」と11・14闘争を総括し、「弾圧には大きな闘争で、不正義の権力をひっくり返すゼネストで迎え撃ちましょう。労働改悪阻止ゼネストは新しい世の中を切り開く第一歩になるでしょう」と、職場と街頭でさらに闘い、12月ゼネストへ突き進むことを訴えた。
 パククネにとって残された道は、軍事独裁政権時代と同じむきだしの国家暴力の発動しかない。だがそれは、労働者権力の樹立と社会の根底的変革を求める韓国人民の総蜂起を、より決定的に引き寄せるものとなるだろう。日本の労働者階級も続いて総決起しよう。

植木団地追い出し絶対反対1周年闘争 自主管理で誇り高く 高槻市の暴挙と徹底対決

2015-11-28 06:01:44 | 生きさせろゼネストへ



■植木団地追い出し絶対反対1周年闘争 自主管理で誇り高く 高槻市の暴挙と徹底対決
前進 速報版 2015年11月27日 16:25

 11月22日、「植木団地追い出し絶対反対!自主管理闘争で誇り高く生き抜くぞ!1周年闘争」が、120人の結集で、高槻市の追い出し攻撃をうち破って植木団地のど真ん中で開催されました。植木団地の仲間と地域の労働者が朝から集会場を整備し、全国水平同盟高槻支部や植木団地労働組合などののぼりが林立する中で、全国の仲間が結集してきました。
 全国水平同盟西郡支部、京都の崇仁(すうじん)支部準備会、杉並支部、北摂地域を始め関西の労組がかけつけました。立ち退き期限の昨年11月30日から1周年の自主管理闘争の勝利の地平を、労働組合―労働者階級の団結の勝利として意気高く確認しました。

代表が報告・決意
 冒頭、植木団地労働組合・全国水平同盟高槻支部の代表が報告と決意を述べました。
 「高槻市は3月の議会で水平同盟高槻支部・植木団地労働組合を結成し闘っているから協議を打ち切ると言っていますが、くじけず諦めず労働者階級の団結に生きることを決意した真紅の荊冠旗・労働組合旗が植木団地に翻っていることが高槻市を追い詰めているのです。私たちはゼネストをめざした自主管理闘争という新しい闘いに踏み出しています。私たちは必ず勝利します」
 関西地区生コン支部は組織決定で参加し、植木団地の闘いを「みなさんの雇用・仕事の確保の闘いと富田(とんだ)地域のコミュニティーの破壊をやめさせていく闘いとして位置づけ、連帯していきたい」とあいさつしました。
 全国水平同盟本部は、「労働組合と一緒になって仕事や住宅を奪い返していく拠点をつくる闘いの第一歩を切り開いた」と、かちとった解放運動の新たな地平を明らかにしました。また、西郡や高槻に続いて京都・崇仁や東三条、奈良でも大きく前進していると報告しました。
地域の仲間から
 10月12日に植木団地労働組合とともに北摂地域労働者集会を共催した高槻医療福祉労働組合と大阪北部ユニオンや婦人民主クラブ全国協議会大阪北摂支部も、団結して闘うことを表明しました。
 半世紀にわたって自主管理闘争を闘ってきた全国金属機械港合同は、11・1労働者集会の主催団体としてお礼を述べるとともに、11・14韓国民衆総決起闘争を動労千葉訪韓団としてともに闘ったことを報告しました。そして、民主労総と連帯し、国鉄闘争を軸に労働運動に結集して闘おうと訴えました。
 関西合同労組は「全国水平同盟や闘う労働組合が団結を崩さず闘いぬいてきたから今日がある。植木団地の広大な敷地を全関西・全国の闘う労働者のコミューンにしていこう」と決意を表明しました。動労西日本近畿支部や広島連帯ユニオンも発言しました。大阪星野文昭さんを取り戻す会は6月に植木団地で星野絵画展を行い、地域との交流を深めたことを報告しました。
当該全員が発言
 植木団地労働組合の仲間が登壇し、集会は最高潮に達しました。
 「この1年、組合に助けられて頑張ってこれた。これからも闘います」「今日という1周年、すばらしい仲間たちとともに迎えられてよかった」「これからもみんなで頑張っていきます」と組合員全員が発言しました。
 最後に、植木団地の仲間が、「優しさをもって、ちょっとずつでもいい、団結という言葉をかみしめて前へ進んでいこう」とまとめを提起しました。
 その後、鏡割りをして酒を酌み交わしながら、にぎやかに和気あいあいと交流を深めました。(北摂労働組合交流センター・上園耕作)

写真は〈上〉組合事務所の前で団結を守りぬいた1年間の勝利を確認。
    〈下〉集中して発言を聞く参加者(11月22日 高槻市・植木団地)

11・14ソウル 15万人がパククネ打倒へ進撃 民主労総を先頭に権力の壁を実力で破り

2015-11-22 08:36:52 | 世界の闘い










■11・14ソウル 15万人がパククネ打倒へ進撃 民主労総を先頭に権力の壁を実力で破り
前進 速報版 2015年11月21日 13:06

 「今日は労働者民衆の大反撃の日だ。ソウル中を労働者の街にし、パククネ政権の心臓部、青瓦台(大統領府)に進撃しよう」――11月14日、10万組合員を前にハンサンギュン民主労総委員長が呼びかけた。ソウル市庁前のチョンテイル烈士精神継承2015全国労働者大会後、民衆総決起の会場である光化門(クァンファムン)へ一斉にデモに出た。行く手を阻む警察の阻止線を突破する激突が深夜まで続いた。農民・露天商・学生・市民も合流し、15万人の怒りの総決起が実現した。すべての怒りを糾合し、新自由主義を打ち砕く労働者階級の歴史的登場の瞬間だった。動労千葉訪韓団100人余も、民主労総ソウル本部の旗のもとで行動し、この歴史的闘争に立ち会った。
 11月14日、全国からソウルに1400台のバスが到着、市内各地で建設労組、公務員労組など産別労組ごとの事前大会、さらに農民大会や歴史教科書国定化に反対する集会などが開かれた。
 ソウル市庁前広場では学校非正規職労組の事前大会の後、午後3時すぎ、チョンテイル烈士精神継承2015全国労働者大会が始まった。広場を見下ろす国家人権委員会階ビルの電光掲示板には「キア車非正規職の正規職化/チョンモング(現代グループ会長)は責任を負え」と書かれた垂れ幕が下がり、起亜自動車支部華城(ファソン)分会社内下請け分会の2人の労働者が6月から長期高空籠城(ろうじょう)中だ。手を振る2人の姿が見える。
ハン委員長登場
 4・24ゼネストを指導し6月23日に指名手配されたハンサンギュン民主労総委員長が各産別労組の委員長とともに登壇し、「勝手に解雇、生涯非正規職の労働改悪を中断しろ! 全国民が反対する韓国史教科書国定化の告示を廃棄しろ! 財閥独占の経済体制を廃棄し、労働者の権利保障、最低賃金1万ウォン、常時業務正規職雇用を法制化しろ!」と叫び、「今日の闘いで自信をつかんで12月、全面的なゼネストでパククネ政権を揺さぶり、勝利しよう」と呼びかけ、全参加者の熱い共感を得た。
 また、ハン委員長は、韓国労総の労使政野合に反対し韓国労総傘下の金属連盟、化学労連、公共労連、さらにかつて激しい争議を闘い、集中的な弾圧を受けた現代重工業、サンヨン自動車、マンドの組合員と委員長が参加していることを紹介。「チョンテイル烈士の温かい連帯を自分の工場から実践し、2千万労働者の真の代表になろう」と訴え、新自由主義による分断を超えて「正規職5万と非正規職5万がともに集まり闘う歴史的な闘いだ」と胸を張った。
 ハン委員長は、大会に先立ち午後1時からプレスセンターで緊急記者会見を行い、「政治ストライキに対するパククネ政権の不法な脅迫など恐れない。拘束を覚悟してゼネストと第2次総決起を率いる」と宣言した。この場で私服警官がハン委員長を逮捕しようと襲いかかったが、数十人の労組員らがこれを阻止、委員長を守りぬく場面もあった。保守マスコミは「警察、目の前で逮捕失敗」と悔しがった。
光化門へ行こう
午後4時30分、ソウル広場の4方から民衆総決起の会場である光化門(クァンファムン)に向かって一斉にデモが始まった。ソウル本部を先頭とする一団は、乙支路1街から普信閣(ポシンカク)へと迂回して光化門に迫った。すでに先頭では行く手を阻む警察バスと対峙する戦いが始まり、警察は放水銃の発射を開始している。この日、配置された警察部隊は2万5千。これと果敢に激突し、阻止線を突破して前に進む攻防が夜11時まで続いた。この過程で70歳の農民が放水銃で倒れ重体となり、52人が連行され、負傷者は140人に及んだ。
 たいまつが赤々と燃える中、ハンサンギュン委員長は「民主労総が12月ゼネストを組織し、農民も露天商も闘争を準備している。12月5日の2次民衆総決起は、今日よりももっと大きな喊声(かんせい)を日本でも続こう見せつけよう」「パククネを退陣させる時まで2次3次民衆総決起闘争を組織して闘おう」と呼びかけた。
日本でも続こう
 動労千葉訪韓団は、ソウル本部の指示のもと、整然と闘い、午後7時をもって集約し、田中康宏委員長が訪韓団を前に闘いの意義を提起した。
 「新自由主義の崩壊を前にして10万、15万の労働者の怒りを組織する民主労総の原則性と大衆性、これが社会を動かす力だ。戦争までしようという安倍政権の攻撃に日本の労働者も底力を示した。国会前は12万人が集まった。だけど必要なのは今日ここにある力だ。つまり、一人ひとりの労働者が団結した力が社会を変革し、歴史を動かすこと、階級的労働運動を取り戻し、民主労総のような闘いをつくること、これを学んだことが、一番の総括だ」「30年間、非妥協的に国鉄分割・民営化と闘いぬいたことは誇るべき獲得した地平だと確認したい。この闘いが日本の労働者全体の権利、団結を土台で支えている。この地平で労働者の怒りの声と結びつく力を得て、階級的な労働運動、階級的な学生運動をつくる。そうすればすべてが動き始める。最後までがんばりましょう」
 最後に全学連の斎藤郁真委員長の音頭で団結ガンバロー!
 動労千葉訪韓団は翌15日、動労千葉と動労総連合は鉄道労組の現場を訪問、合同・一般労組全国協を軸に争議組合を激励訪問。16日には民主労総ソウル本部で韓日労働者理念交流を行い、国際連帯を深めた。
 11・13パリ事件の対極にある闘いこそ、民主労総のゼネスト決起であり、民衆総決起だ。11・14ソウルから労働者民衆の新たな世界史が確実に動き出した。

11・14ソウル ハンサンギュン民主労総委員長の訴え 1千万非正規時代終わらせよう

2015-11-22 06:53:19 | 世界の闘い

■11・14ソウル ハンサンギュン民主労総委員長の訴え 1千万非正規時代終わらせよう
前進 速報版 2015年11月21日 13:00

 労働者民衆みんなが生きられないと叫んでいるのに、この国は、すべての歴史、理念、階級戦争が常軌を逸している。
 清算できていない権力がよみがえった。断罪できなかった歴史が繰り返されている。
 資本とセヌリ党政権は民衆を弾圧し、永遠に君臨するための戦争を開始した。その行く手に立ちふさがる民主労総を弾圧し、歴史を改造して維新(独裁政治)を復活させようとするパククネ政権に対抗するために、私たちは総決起する。
 同志のみなさん、今、私たちには2種類の自信が必要です。
 第一には、45年が経ってなお多くのチョンテイルがもがいている野蛮な世界を変えるために、自信を持って叫ばなければなりません。死ぬほど働いても人間らしく生きられない世の中は私たちが望む世界ではなく、その権力は私たちのための権力ではないので、労働者民衆のための世界は、私たちがつくるということだ。労働者が立ち上がらなければ、世界はけっして変わらない。
 第二には、1人で凄絶(せいぜつ)に闘う覚悟ではなく、一緒に闘えば勝利し、不正義の政権もすげ替えることができるという自信を持とう。闘っても変わらないという敗北のくびきをふり捨てよう。
 今から夜遅くまで、ソウル市内のいたるところを労働者の街にしましょう。いつでも労働者民衆が怒れば、ソウルを、いやこの国全体を麻痺させられることをはっきりと示してやりましょう。
 それでも変わらなければ2次、3次の総決起をして、ゼネストで決着をつけるべきだと思いますが、同志のみなさん、同意してくださいますか?
 民主労総は20歳の青年になり、今日、正規職5万と非正規職5万が一緒に集まり闘争する歴史的な日を迎えました。1千万非正規職時代を終わらせ、労働が尊重される世の中をつくる覚悟で闘ってきた同志たちの歩みが感動であり、希望です。
 同志のみなさん、私は今日、民主労総委員長として、パククネ政権に明確に要求します。
 第一に、勝手に解雇、生涯非正規職の労働改悪を即刻中断しろ! 第二に、全国民が反対する韓国史教科書国定化の告示を今すぐ廃棄しろ! 第三に財閥独占の経済体制を廃棄し、労働者の権利を全面的に保障せよ!
 同志のみなさん! われわれの要求をかちとるために、すべてをかけて闘争しましょう。本日の総決起闘争で自信をつかんで12月、全面的なゼネストで政権を揺さぶり、必ず勝利しましょう。
 2015年11月14日は労働者民衆の大反撃の日です。闘争のすべての責任は、民主労総委員長が負います。恐れずにソウルのすべての街頭に出て市民たちと会い、必ず不正義の政権の心臓部、青瓦台(せいがだい)に進撃しましょう​​。
 国民に権力を! 労働者に権利を!