ひよりの音楽自己満足

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DADA

2008-01-13 22:47:13 | 70's J-プログレ
 20世紀初頭に起きた、それまでの芸術の概念を破壊しようという運動をバンド名にした<DADA>。<カリスマ>の<泉陸奥彦さん>と、<飢餓同盟>の<小西健司さん>の2人が意気投合し、1977年暮れに結成されました。78年より始動し、7月には自主レーベルより1stアルバム「浄」を発表。ライブ活動も精力的に行い、また<“読経”とシンセサイザーのジョイント>という実験的なコンサートも行ったそうです。翌79年もコンサートやコンテストにも出場して高い評価を得たとか。またこの年には「城壁」と「鏡の中の家」という約30分の超大作を収録したテープを自主販売したそうです。
 今回のアルバムは81年に発表され、93年にCD化されたものです。とっても綺麗でしかもなにか意味ありげなジャケットですね。 1曲目は「パーペチュアル・モーション」。サウンド的にはシンセによるテクノかな。アップテンポで、どんどんと展開していく楽しい曲ですね。 2曲目は「ステンレス・ママ」。幻想的なゆったりとした曲です。洞窟のなかで水滴の音を聴いているような感覚かも。 3曲目は「アメリカ」。タイトルとは違ってアメリカというよりもEU方面かな。アップテンポの綺麗なメロディのスリリングな感じの曲ですね。 4曲目は「飛行船パート3」。ミドルテンポの重厚な感じの8分強の大曲です。ギターの16部のリフ、そして中盤のギターソロ、めちゃめちゃかっちょいいです。 5曲目は「A・T・B」。いろいろな音が飛び交うアバンギャルドなテクノですね。まさしくあの頃のシンセ・ミュージックです。 6曲目は「ジロ君のお誕生日」。ネコの鳴き声を変化させたような音から始まる不思議な遊び感覚のテクノポップですね。 7曲目は「アルルの太陽」。荘厳な雰囲気のクラシック調の神秘的な曲ですね。壮大でドラマチックな10分弱の大作です。 透明感たっぷりで奥行きの感じられるシンセ・ミュージック、いいですねぇ。こういうのは久々なもので、なんか新鮮に感じられて嬉しいっす。DADAのその後は・・・まだ調査中です。このアルバムの他にもそれまでの音源を集めたアルバムがあるようなので、捜してみようと思います。

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2 コメント

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Unknown (K)
2008-07-29 11:38:09
もう1枚は城壁~スペシャルイシュー~ですねー
http://www.konamistyle.jp/customfactory/izumi_1st/index.html
泉氏SIDEの経歴ならこんな感じですね
今は音ゲーの曲作ってます

音ゲーついでにこれも
http://www.konamistyle.jp/ecitem/item16114.html
小川文明とか難波弘之をゲストに招いていたりして侮れなかったり…
ありがと! (ひより)
2008-07-29 13:17:03
 Kさま、いらっしゃいませ!
コメントしてくださってありがとうございます。そして泉さんのサイトも教えてくださってありがとうございました。
もう1枚のCDは以前某オクに出品されてたんですけど、すごい高額(定価の6倍以上!)だったので手がでませんでした。
泉さんはいまは音ゲーをやっておられるんですね。ぜひ聴いてみたいです。
キーボードのアルバムも紹介していただけて嬉しいです。いつか聴いてみたいです。

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