一般ゲーマーのサカつく欧州記

欧州6大リーグで頂点を目指す

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プロサッカークラブをつくろう! EU 1899 ドイツ編

2018-10-31 17:30:00 | 日記

 レンジングが代表招集を受けた。前もって試合に出しておいて良かったと思う。更にバウアーが選ばれなくて助かってる。

 出場停止になったヤン・バーデの代役は21歳のマルク・アンドレ・クルスカが入った。クルスカは代役をきっちりこなしたが、52分に光プレイからマインツに先制ゴールを許してしまう。更にPKを与えるが、キッカーがポストに当てたため追加点は免れた。マンシャフトは猛攻からユングニッケルのゴールで同点に追い付き、更にアディショナルタイム、大きく左にボールを出して、走り込んだトレコフがセンタリングを上げるも、GKレーマンに抑えられて逆転はできなかった。

ドイツ1部リーグ第6節

マインツ 1-1 マンシャフト

(得点) 52分 モハメド・ジダン(マインツ)

     73分 ラルス・ユングニッケル(マンシャフト)

【基本情報】  来場者数 24225人

 そして3日後、ヴァントは雨が降る空を恨めしそうに見ていた。

「なぜ、私たちがホームゲームの時に雨が降るのか。マインツと試合をした時には、あんなに晴れていたのに・・・」

 この日はヨーロピアンカップ、グループリーグ開幕日でマンシャフトのホームゲームなのだ。リーグ第5節ボーフム戦でのホームも雨だった。このゲームは、そういう嫌らしいところがある。チケット料金の設定を誤っているだけに、観客の入りも心配だ。何とか1万人は入って欲しいが、厳しいかもしれない。

 初戦の相手はアイスランドのレイキャビクだ。ドイツ2部リーグで上位を伺えるくらいの実力で、今のマンシャフトなら確実に勝ち点3を取っておかなければならず、取りこぼしができないところだ。それに、チケット収入がアテにできないので、勝利ボーナスを手にしておきたいのもある。案の定、スタジアムには空席がポツポツと目立っていた。

 CKを起点とした攻撃から幸先よく先制したのに、何でもないグラウンダーをシェファーが逸らしてしまって同点に追い付かれてしまう。それでも38分にトレコフのゴールで再び1点リード。前半を2-1で折り返したが、こんな戦いをしていると今後が不安で、それ以前に、この試合もどうなるか分からない。

 心配通り、後半立ち上がりからレイキャビクにシュートを打たれてシェファーが倒れたところをもう一度狙われるが、これもシェファーが抑えた。フライスのゴールで突き放して3-1と2点リードしたが、最後はCKでピンチを迎えるなど不安と不満の残る試合となった。

ヨーロピアンカップ・グループA第1節

マンシャフト 3-1 レイキャビク

(得点) 22分 マルティン・ベック(マンシャフト)

     31分 ボヴァール・シグルドション(レイキャビク)

     38分 レネ・トレコフ(マンシャフト)

     69分 セバスティアン・フライス(マンシャフト)

(警告) 58分 マーコス・ラーション(レイキャビク)

 MOMはバウアーで、これが意外にも移籍後初。同グループ他の試合はグラーフのいるPSVはハイファを2-0で順当に下し、サンプドリアがデポルティボ・ラ・コルーニャを2-0で完封。そして、観客動員数は・・・。

【基本情報】  チケット料金 7600円

        来場者数   9470人

【収入】    チケット収入 7197万2000円

        勝利ボーナス 3000万

        施設収入     951万7333円

【支出】    試合運営費    482万9700円

【合計】          1億665万9633円

【資本金】 10億6469万9300円

 思ったよりも入ってて、少しはホッとしているが、来月になると資本金は更に厳しい額になることが見込まれる。


プロサッカークラブをつくろう! EU 1898 ドイツ編

2018-10-30 17:30:00 | 日記

2011年9月

 ヨーロピアンカップの組み合わせが決まり、マンシャフトはグループAに所属。レイキャビク(アイスランド・クラブランク245位)、ハイファ(イスラエル・クラブランク112位)、PSV(オランダ・クラブランク14位)、サンプドリア(イタリア・クラブランク56位)、デポルティボ・ラ・コルーニャ(スペイン・クラブランク26位)が同居する。クラブランクを考えれば、マンシャフトはグループ5位。展望としてはグラーフのいるPSVが1位通過すると見られている。2番手にはデポルティボ・ラ・コルーニャが来るというのが大半の予想だが、ハイファ、マンシャフト、サンプドリアが絡めば4チームで2つの椅子を争う感じか。レイキャビク戦では勝ち点3を取っておきたい。

 苦しい台所事情もあり、改装中に臨時で使用しているスタジアムでは溢れるほどのお客さんが来てくれると思います。というコメントを基準に、チケット料は7600円と破格の値段にした。これだと30000人収容になった時に怖いが、それでも15000人以上は見込めるはず。一時しのぎの感はあるが、協力費含むとしてヴァントは割高のチケット料でサポーターや観客にお願いした。

 早速、ヴァントの元には面談希望者が今月も現れる。第2GKのレンジングだった。ヴァントは、すんなりとにかく試合に出すと約束。レンジング程の選手ならシェファーと大差無いので問題無かった。ただ、今回は1人では済まず、マーク・スタイン選手までもが不満を申し出たのでレンジングと同じように約束した。

 だが、タイミングが悪かった。9月も2週目に入る頃に新しいスタジアムが完成してしまったのだ。何とかヨーロピアンクラブカップで15000人以上は入ってくれることを願うしかない。それが見込めればホーム1試合で1億2000万円くらいの収益が見込める。

 前の試合から2週間も間隔があって、第5節ボーフム戦は新スタジアムで行われる。

 ただ、生憎の雨で満員御礼は見込めそうにない。嫌な感じだ。この試合は前節に2失点したシェファーをベンチスタートにして、約束通りレンジングをスタメンで出場させた。21分に猛攻からフライスのシュートを弾いたこぼれ球をトレコフが蹴り込んで先制ゴール。だが、その2分後にヤン・バーデが一発退場でマンシャフトには簡単に勝たせてくれない何かがある。更に1分後にマルティン・ベックがイエローカードで本当に嫌な感じだ。

 1人少ないと膠着した感じになるが、82分にトレコフがシュートをゴール右上に決めて、この試合2点目のゴールでダメ押し。

ドイツ1部リーグ第5節

マンシャフト 2-0 ボーフム

(得点) 21分 レネ・トレコフ(マンシャフト)

     82分 レネ・トレコフ(マンシャフト)

(警告) 24分 マルティン・ベック(マンシャフト)

(退場) 23分 ヤン・バーデ(マンシャフト)

【基本情報】  チケット料金 4800円

        来場者数   17354人

【収入】    チケット収入 6782万4000円

        勝利ボーナス 3000万

        施設収入   1665万9800円

【支出】    試合運営費    876万3766円

【合計】         1億572万33円

【資本金】 9億5803万9666円

 屋根が無いだけで、こんなに落ち込むとは思ってもみなかった。とは言え、今の状態では屋根までの建設にこぎつけるのは厳しい。


プロサッカークラブをつくろう! EU 1897 ドイツ編

2018-10-29 17:30:00 | 日記

 確かな手応えがあったのに、ゲルゼンキルヘンに逆転負けを喫して、ヴァントは悔しくて仕方が無かった。

「いくら監督が優秀でも、ゲルゼンキルヘンのように選手も強くなければ、欧州の頂点は無理なのか」

 ヘネバイラー監督は昨季までバイエルンでコーチをしていたが、ヨーロピアンリーグ優勝を逃し続けていることを理由に解任されていた。そんな時にバウアーのマンシャフト入団の記事を新聞で見て、マンシャフトが更なる強い監督を求めていることを聞きつけていたことから人伝にリストに載せてくれるように頼んだのだ。

 ヘネバイラー監督の第2戦目も難敵でハンブルクと対戦。アウェイだけに経営のためにも勝利が欲しい。

 トレコフのセンタリングからフローマーが中央でボールを受けてシュートを左上に決めるが、カウンターからベラートにシュートを決められて同点とされる。フライスのゴールで再び1点リードするも、FKからクリアミスでオウンゴール。

ドイツ1部リーグ第4節

ハンブルク 2-2 マンシャフト

(得点) 26分 ニコ・フローマー(マンシャフト)

     54分 ベラート(ハンブルク)

     58分 セバスティアン・フライス(マンシャフト)

     84分 オウンゴール(ハンブルク)

(警告) 49分 ハリド・ブラルーズ(ハンブルク)

     56分 ギー・ドゥメル(ハンブルク)

 ヘネバイラー監督2戦目で初の勝ち点も、勝利は次にお預け。前から思うんだけど、ライバルマッチで勝った方は、そこで力を使い果たすのか、次からしばらく調子が悪い。昨シーズンもSCベルリンがマンシャフトに勝ってから5戦くらい勝ってないので。

【基本情報】  来場者数 37620人

【2011年8月末収支報告】
【収入】    グッズ     1627万7733円
【支出】    選手人件費   2億8万3333円
        スタッフ人件費 8216万6666円
        施設維持費   2250万
        ユース維持費    518万7500円
        広告費     3000万
【合計】            -3億2365万9766円
【資本金】 8億5231万9633円
【2011年8月収支報告】
【収入】    入場料     1億177万4400円
         (チケット料)  1億177万4400円
        賞金      3000万
                      (勝利ボーナス)  3000万
        施設関連利益  4477万7733円
         (グッズ収入)      1627万7733円
         (スタジアム関連収入)  2850万
                
【支出】    施設関連費       2250万
         (施設維持費)    2250万
        人件費    2億8743万7500円
         (ユース維持費)   518万7500円
         (選手月給)   2億8万3333円
         (監督月給)          3366万6666円
         (コーチ月給)       2366万6666円
         (ユース監督月給) 391万6666円
         (スカウト月給)  2091万6666円
         宣伝広告費     3000万
         その他支出   1500万
         (試合運営費)  1500万

【合計】          -1億7838万5366円

 資本金がバウアー獲得直後よりも少し安くなる。このペースだと厳しいか。


プロサッカークラブをつくろう! EU 1896 ドイツ編

2018-10-28 17:30:00 | 日記

 ヘネバイラー監督の初陣は未だ対戦未勝利のゲルゼンキルヘンだ。しかも、ユングニッケルが練習中の怪我でベンチスタートとなる。それでも、選手全員がヘネバイラー監督のポリシー濃い青の範囲に入っていて、ポリシー6と真逆だったマルティン・ベックまでも8付近まで移動して入っているくらいだ。ヴァントは誰が試合に出ても負ける気がしておらず、清々しい表情をしていた。

(今度こそゲルゼンキルヘンに勝てる気がする。いや、優勝も夢ではなくなったきた。私は経営で踏ん張るだけだ)

 だが、そんなに甘くなく、就任したばかりということもあって、ポリシーは成熟型Lv1まで。さすがに、いきなりMAXとまではいかなかった。それに雨が降っていて、借りているスタジアムに屋根は無い。経営までも邪魔する試練は容赦無かった。トレコフが出場停止でダニエル・ブリンクマンがスタメンで出場。ユングニッケルはベンチスタートでニコ・フローマーがスタメンで入る。

 ヘネバイラー監督の影響か、フローマーのロングスルーパスからフライスが抜けだしてゴールを決める。あのゲルゼンキルヘン相手に3分で先制だ。ゲルゼンキルヘンにサッカーをさせてはいなかったが、選手の力の差で43分に遠くからのFKをハミト・アルティントップが蹴る。

アルティントップ(このまま直接決めてやる)

 アルティントップの蹴ったボールは枠をギリギリ捕えている。シェファーは微かに触ってバーに当たるが、こぼれ球をクリスティアン・パンダーがシュートで蹴り込み、同点とされる。

ヴァント(ゲルゼンキルヘンも手強い。簡単には勝たせてくれんか)

 そして、後半は防戦一方となり、ゲルゼンキルヘンからシュートの雨を浴びる。DFがブロックしてクリアしてはいたが、クロスからヘッドを決められ逆転。その後にマンシャフトも猛攻を仕掛けて攻める。最後はブリンクマンがセンタリングを上げるもGKがキャッチ。

ドイツ1部リーグ第3節

マンシャフト 1-2 ゲルゼンキルヘン

(得点)  3分 セバスティアン・フライス(マンシャフト)

      44分 クリスティアン・パンダー(ゲルゼンキルヘン)

      70分 ミルコ・セレーニ(ゲルゼンキルヘン)

 ヘネバイラー監督の初陣は、まさかの黒星スタートとなってしまった。

【基本情報】  チケット料金 4800円

        来場者数   15000人

【収入】    チケット収入 5188万3200円

        施設収入   1395万

【支出】    試合運営費    765万

【合計】           5818万3200円

【資本金】 11億7597万9400円


プロサッカークラブをつくろう! EU 1895 ドイツ編

2018-10-27 17:30:00 | 日記

 数的優位を生かせずに、開幕戦を5年連続白星で飾れなかったマンシャフト。第2節は、早くもSCベルリンとのライバルマッチ。7戦目となるこの戦いとリーグを白星先行させるようにしたい。

 対戦成績2勝2分2敗でのエストデーラのコメントは、こんな感じだった。

「ダービーマッチの勝敗が2勝2敗だそうだが、全く興味が無いね。皆さんが騒ぐのは構わない。しかし、私はマンシャフトを特別なクラブとして見ていないし、ましてやライバルなんて思ったことも無い」

 五分の対戦成績だったら、こういうセリフになるのを初めて知った。おそらく向こうが勝ち越しても同じだろう。

 FWにマット・ムシルーはいたが、GKニエミは見当たらない。あれだけの記者会見を開いておきながら在籍が無いのは、バグだったのだろうか。

 トレコフのクロスからヤン・バーデがジャンピングボレーを決めてマンシャフトが先制。しかし、そのトレコフは56分に一発レッドで退場して今度はマンシャフトが数的不利になる。だが、フライアーが相手選手とのボールの取り合いを制してクロスからフライスがゴール右隅にシュートを決めて追加点。

ドイツ1部リーグ第2節

SCベルリン 0-2 マンシャフト

(得点) 32分 ヤン・バーデ(マンシャフト)

     67分 セバスティアン・フライス(マンシャフト)

(退場) 56分 レネ・トレコフ(マンシャフト)

 SCベルリンにシュートを1本も打たせず完封。対戦成績を3勝2分2敗として白星を先行させた。

【基本情報】  来場者数 37905人

【収入】    勝利ボーナス 3000万

【合計】           3000万

【資本金】 11億1779万6200円

 経営が苦しい時の勝利ボーナスは嬉しい。そして、マンシャフトにかなり大きな動きが出てきた。

「ヴァントさん、見てください、これを」

 監督リストを作成していたスカウトは興奮しているようだ。

「どうかしたのかね・・・おぉ、これは!」

 ヴァントは凄く驚いていた。この時点でこんなことが起こるとは思っていなかったのだ。なんと、ヘネバイラー監督がリストにピックアップされたのである。しかし、彼を監督に迎え入れることはスラマー監督の辞任を意味することでもあった。そう思うと、ヴァントは何ともやり切れない気持ちになってしまう。

 だが、それを傍で見ていたスラマー監督は、そっとヴァントに声を掛けた。

「遂に来たんだよ、オーナー。マンシャフトが欧州で頂点を目指す戦いの入口に入る時がね。私は覚悟していたよ。すぐにこうなるんじゃないかと思っていた。なぜかと言うとね、バウアーが来てからヘネバイラーが導かれるように来るんじゃないかって思ってたんだよ。

やはり、超一流の選手には超一流の監督が似合う。迷うことは無い、彼と契約すべきだよ。今、このチャンスを逃したら次はいつになるか分からない。私のことなら心配いらないさ、サッカーがある限りどこかでまた監督をやっているだろうから。そうでなくても、マンシャフトの戦いぶりはずっと見させてもらうよ」

 ヴァントの目から熱い物がこみ上げてきて、それが頬を伝わった。

「スラマーさん・・・私たちは、一生あなたのことを忘れない」

 スラマー監督は軽くヴァントの肩を叩くだけで、これ以上は何も言わなかった。こうして、新監督にヘネバイラー(44)氏を迎えることになる。世界的に名を知られた稀代の名将。連携指導では右に出る者はドイツ国内ではいないだろう。勿論、世界でも。ヴァントはヘネバイラー監督と3年契約、年棒4億400万円で契約した。

スラマー「これでいい、この方がバウアーも本領発揮が出来るし、私のサッカーの方向性で不満を漏らしていたモリツ・フォルツも気持ち良くサッカーができるだろう」

 これには本当に驚いた。もしバウアーを獲らなかったらヘネバイラー監督はリストアップされなかったかもしれない。

 ドイツ国内でしか名前が知られていないトーマス・キルステン監督の大仕事だった。それは世界で名を知られている程度のクリスティアン・ヤーンにしても同じである。バウアー獲得に1年以上かかったが、それでもバウアーとの交渉にこぎつけてくれた。この2人のスカウトはマンシャフト名誉スカウトとして定年まで契約することが決定。2人には今後、ユース選手リストと選手リストの作成に従事してもらう。

 だが、良い事ばかりでもない。新監督の練習が厳しいのか、ユングニッケルが全治2週間の怪我で来月頭くらいまで離脱することになった。


プロサッカークラブをつくろう! EU 1894 ドイツ編

2018-10-26 17:30:00 | 日記

2011年8月

 広報部長がまた1億円を使ってPRしないかと持ち掛けてきたが、今は1億円でも使いたくなかった。

 マンシャフトにとって5年目のドイツ1部リーグが開幕。対戦相手はロベルト・エンケのいたハノーバーだ。普通に考えれば順当勝ちと言いたいところだが、ハノーバーはレバークーゼンからGKシューマイヤーを獲得。これにはスラマー監督も懸念していた。

「ハノーバーか・・・開幕から厳しい相手だな」

「ですが、監督。シューマイヤーはレバークーゼンで控えだった選手ですよ。ウチのクラブなら・・・」

 コーチの1人が言い掛けたところでスラマー監督は口を挟んだ。

「いや、君は分かっていない。シューマイヤーはレバークーゼンのサッカーは合わなかったから控えになってただけで、ハノーバーのサッカーは抜群に合っている。反応が早く、タイミングの良い飛び出しで決定的なピンチは回避。それに1対1の強さは特筆ものだ。ウチのFW2人では敵わんだろう」

「そうなんですか・・・」

 コーチは愕然としていたが、スラマー監督はこうも言った。

「ただ、過激な言動でしばしば問題を起こすこともある。レバークーゼンで控えだった理由はそれだけではないんだ。綻びが出ればチャンスは訪れるだろう」

 そうは言っても、マンシャフトにとっては開幕から厄介な相手と当たることになった。資金が苦しい今季は特に上位で優勝争いくらいはしておきたいところ。マンシャフトは今季こそ開幕を白星で飾ることができるのか。

 8分にメルテザッカーが退場し、マンシャフトにとっては大きい。それで得た直接FKで先制のチャンスにバウアーはシューマイヤーを警戒したのか力が入って直線で壁を直撃。

スラマー(バウアーほどの男でもシューマイヤーは意識してしまう。ましてや昨年まで一緒のチームにいたなら互いのことも知っているだろう)

 その後もマンシャフトはフライアーが切り込んでシュートもシューマイヤーが止める。何回攻めてもシューマイヤーの牙城を崩せないマンシャフト。1人少なくなって点を取るチャンスも彼の前では歯が立たない。

 前半アディショナルタイム、CKからのチャンスをクリアされて、ボールを拾ったトレコフがロングシュート。シューマイヤーにとっては余裕で取れそうな感じだったが、シュートが偶然にもユングニッケルに当たり、コースを変えてゴールへ。

シューマイヤー「そんなバカな」

スラマー(今のはシューマイヤーでもどうしようもない。それにしてもラッキーだ)

 ラッキーなゴールで先制したマンシャフトは1点リードで後半に臨む。

 だが、58分に右からのクロスをスライディングボレーで決められて同点に追い付かれてしまう。

スラマー(今年のハノーバーは、やはり違う。シューマイヤーがゴールを守っていることによって伸び伸びと攻めている)

ドイツ1部リーグ第1節

マンシャフト 1-1 ハノーバー

(得点) 45分 ラルス・ユングニッケル(マンシャフト)

     58分 コスタ・ウィヒェヴィーツ(ハノーバー)

(警告) 83分 イェンス・イェレミース(マンシャフト)

(退場)   8分 メルテザッカー(ハノーバー)

 1人少ない相手にドローで今季も開幕白星はならなかった。

【基本情報】  チケット料金 4800円

        来場者数   15000人

【収入】    チケット収入 4989万1200円

        施設収入   1455万

【支出】    試合運営費    735万

【合計】           5709万1200円

【資本金】 10億8779万6200円


プロサッカークラブをつくろう! EU 1893 ドイツ編

2018-10-25 17:30:00 | 日記

 ヴァントはスカウト2人にユース選手の探索を命じた。選手リストを作っても移籍金を出せそうにないからだ。それが終わるとフリー検索を始める。昨年は、この時期に探索をしてオヴォモエラ、ラウらが移籍したが、そんなことは気にしなかった。89人もピックアップされてリストを見てみる。

 GKはサブ候補しかおらず、DFはレアル・マドリードのラウ、バイエルンのアンドレアス・ゲルリッツ、そしてレバークーゼンのオヴォモエラと昨年に狙った途端移籍した2人が今年もいた。MFはエルンストくらいで、検索した途端に契約延長とかなるんだろうな。そう思いながらもヴァントが重要視していたのがFWだ。マンシャフトにはFWが3人しかおらず、もう少し欲しいところだ。今年もいないのかと思ったが、ゲルゼンキルヘンのアサモアがいた。ポリシーは少し遠いが、即戦力としては魅力である。他には彼らが獲れなければサブ候補は何人かいたくらいだ。

【2011年7月末収支報告】
【収入】    グッズ     2598万9100円
【支出】    選手人件費   2億8万3333円
        スタッフ人件費 7633万3333円
        施設維持費   2250万
        ユース維持費    518万7500円
        広告費     3000万
【合計】           -3億811万5066円
【資本金】 10億3070万5000円
【2011年7月収支報告】
【収入】    スポンサー料 19億1920万
                   入場料      4億4784万9600円
         (シーズンチケット収入)  3億7584万9600円
         (チケット料)     7200万
        施設関連利益    4143万9100円
         (グッズ収入)      2598万9100円
         (スタジアム関連収入)  1545万
                
【支出】    施設関連費    2250万
         (施設維持費)    2250万
        人件費       57億8160万4166円
         (ユース維持費)   518万7500円
         (選手月給)    2億8万3333円
         (監督月給)         2783万3333円
         (コーチ月給)      2366万6666円
         (ユース監督月給) 391万6666円
         (スカウト月給) 2091万6666円
           (移籍金)       55億

         宣伝広告費      3000万
         その他支出   1億6280万4166円
         (試合運営費)       765万
         (キャンプ遠征費)1億3403万2500円
         (その他臨時支出)   2112万1666円

【合計】          -35億8841万9633円

 資本金は10億まで減り、今後の経営が心配される。


プロサッカークラブをつくろう! EU 1892 ドイツ編

2018-10-24 17:30:00 | 日記

 ヨーロピアンリーグ予備予選の初戦はマンシャフトのホームで行われ、2-1と1点リードで相手選手が1人退場。バウアーもいるし、このまま勝つかと思われたマンシャフトだったが、終了3分前にボレーを決められて2-2の同点で試合を終えた。2戦目は、勝つか2点以上取って最低でも引き分けるしかないマンシャフト。スラマー監督は、ここからどのような采配を見せるのか。

 ヴァントも、この予備予選で勝つか負けるかでは違うという見方をしていた。勝てば確実にホームで3試合行われるが、負ければヨーロピアンカップのグループリーグからで、そこでホーム3試合が行われる可能性は半々。少なくて2試合だが、上を目指したいヴァントはヨーロピアンリーグの頂点しか見ていない。バウアー獲得で相当無茶な経営をしてきた分を何とか取り戻したいと思っている。

 ヨーロピアンリーグ予備予選第2戦。フェレンツバローシュでは雨が降っていた。

 ユングニッケルのスルーパスからフライスが上手く抜け出すもロングシュートは枠とは違う方向へ飛んでいく。

スラマー「打つのが早すぎる。焦らなくてもいいんだ」

 だが、フライスはその後にシュートを一度止められたものの、また打ち返してゴール左上に決める。このまま勝てれば良かったが、フェレンツバローシュに立て続けに2点を取られて1-2と1点ビハインド。前半アディショナルタイムにフライスがエリア内に切り込んでシュートも左に逸れる。

スラマー(これで分かりやすくなった。後半に1点取ることだけを考えればいい)

 後半、マンシャフトは攻めた。ユングニッケルがダイビングヘッド、フライスがシュートを放つもゴールをこじ開けることはできない。73分、CKでピンチになった時にトレコフに替わってダニエル・ブリンクマンを入れる。彼のスピードを生かして点を取る作戦に出たのだ。ピンチを切り抜けてカウンターからユングニッケルがエリア内まで突破してシュートもGKに阻まれて、こぼれ球も抑えられる。

ヴァント(能力ではウチのクラブが上のはずだが、経験の差が出てしまっているのか)

 何とか1点が欲しいマンシャフトは84分、フライアーが右からドリブルで突破してクロス。これをユングニッケルがシュートも当たりが弱くてGKに取られそうになる。だが、GKが雨で足を滑らせてボールを弾いた。

スラマー「よし、今だ。ここで押し込め」

 ユングニッケルが押し込んでマンシャフトは2-2の同点に追い付く。これで点を取られなければ負けない。それが分かっているフェレンツバローシュは点を取りにくる。左サイドハーフのロレンツォ・ナルディーニにボールを集めてきた。一度目のクロスはシェファーが抑えて、二度目のクロスはバウアーが冷静にオーバーヘッドでクリア。90分を戦って2-2となり、試合は延長戦へ。

スラマー(アウェイでの延長戦なら、こちらが有利だ。1点取ればフェレンツバローシュにとっては重くなる)

 延長前半、マンシャフトはパスを繋いで相手の出方を伺うが隙が無い。103分にフライスがエリア内に切り込もうとしたところでFKとなり、大きなチャンスを得る。だが、バウアーの蹴ったボールはかなり右に逸れた。

スラマー(皇帝とは言え、まだ19歳。若さが出たか)

 後半も両者互角の攻防で、最後はマンシャフトがチャンスを作ろうとするが、結局2-2で試合は終了してPKへと縺れ込む。

 ユングニッケル、モリツ・フォルツは相手にコースを読まれながらも決めたが、イェレミースはバーを直撃、フライアーはゴール右の角にぶつけてしまい、5人目のバウアーに回ることなく敗退。

「経験の差か・・・」

 ヴァントは今のマンシャフトの実力を目の当たりにして呟いた。

ヨーロピアンリーグ予備予選AWAY

フェレンツバローシュ 2-2 マンシャフト

         PK  4-2

(得点) 15分 セバスティアン・フライス(マンシャフト)

     32分 ラズロ・フィトス(フェレンツバローシュ)

     39分 ラズロ・フィトス(フェレンツバローシュ)

     84分 ラルス・ユングニッケル(マンシャフト)

(警告) 52分 ヤン・バーデ(マンシャフト)

【基本情報】  来場者数 36668人

 マンシャフトはヨーロピアンカップに回ることになる。


プロサッカークラブをつくろう! EU 1891 ドイツ編

2018-10-23 17:30:00 | 日記

 キャンプを終えると、早速、選手から面談の要望があった。どうせ試合出場に関する不満だろう。ヴァントにしてみれば慣れたものだった。

 初期メンバー最後の1人、ロベルト・バスラーだ。レンタル移籍に出すことを約束してくれと言ったが、ヴァントは応じなかった。なぜなら移籍リストに掲載するからだ。だが、ロベルト・バスラーが移籍金5000万円しか相場が無いことにヴァントは愕然とし、それならレンタルに出してやろうとドイツ2部のアーレンに送り出す。

ヴァント「大丈夫だ、必ず切り抜けてみせる」

 そして、リュディガー・タルナート(36)のユース監督就任が決まった。国内では名が知られていた彼は3年契約、年棒4700万円でマンシャフトと契約する。

 ヨーロピアンリーグ予備予選が開幕。マンシャフトの対戦相手はハンガリーのフェレンツバローシュだ。クラブランクは158位とマンシャフトよりも上だが、注意する選手がイタリア人MFロレンツォ・ナルディーニくらいで、他は殆どがハンガリー国籍の選手ばかりのクラブ。それでも、予備予選の常連で本大会にも出場経験があるハンガリーNo.1クラブだ。

 普段は高いレベルの選手ばかりだが、この大会になると世界十分レベルになるフェレンツバローシュ。戦力ではマンシャフトが全てで上回っているものの、コメントは互角と言われていた。

 マンシャフトのホームで行われる試合だが、ベルンシュタインスタジアムという借りている中規模スタジアムが戦いの舞台となる。主将のバウアーは、この大会をレバークーゼンで2度も経験している頼もしい存在だ。

 早くもフライスのゴールでマンシャフトが先制するが、スラマー監督は表情を変えずにピッチを見つめている。

スラマー(ホームで最も大事なのは失点をしないことだ。それが最後に響くことも少なくない)

 スラマーの心配するようにCKからヘッドを決められて1-1の同点に追い付かれてしまう。FKでバウアーの蹴ったボールは枠を捕えていたが、GKが片手で辛うじて弾く。マンシャフトはバウアーだけが経験豊富でも他の選手はそうではない。強いて言えばイェレミースがバイエルンで経験があるくらいだ。前半は1-1で終了して後半へ。

「スラマー監督、相手に点を取られたら、その後はどのように戦えば良いのですか?」

 コーチの1人が対策は無いかと思って質問した。

「そう考える前に、この試合を勝つことが大事だ。また点を取って勝てばいい」

「確かに・・・仰る通りです」

 質問したコーチが恐縮している。スラマー監督の言ったことが伝わったのか、フライアーのシュートを弾いたGKが倒れた隙にフライスが押し込んでマンシャフトが再び1点リード。

スラマー(それは向こうも分かっている。だから有利にするためにここからでも点を取りにいくはずだ)

 79分にフェレンツバローシュの選手が1人退場してマンシャフトが数的優位に立った。しかし、それ以前に3点目が取れないマンシャフトは10人の相手にも手こずる。そして87分、右からのクロスをボレーで低い弾道をゴール右下に決められてマンシャフトにとっては大きな失点。

 3点目を狙いにスラマー監督は全面的に点を取りに行く指示を出した。トレコフのセンタリングからフライスがシュート。GKは取れないが、バーを直撃。跳ね返りのルをユングニッケルがシュートでゴールを狙うが、これはGKの真正面。

ヨーロピアンリーグ予備予選HOME

マンシャフト 2-2 フェレンツバローシュ

(得点)  3分 セバスティアン・フライス(マンシャフト)

      10分 イムレ・サビッチ(フェレンツバローシュ)

      55分 セバスティアン・フライス(マンシャフト)

      87分 リカルド・チェブレギ(フェレンツバローシュ)

(退場)  79分 アコス・タカックス(フェレンツバローシュ)

【基本情報】  チケット料金 4800円

        来場者数   15000人

【収入】    チケット収入 7200万

        施設収入   1545万

【支出】    試合運営費    765万

【合計】           7980万

【資本金】 9億6297万466円

 シーズンチケットは4606枚売れて3億7584万9600円の前収入となった。ようやく10億円を超えたものの、これからの経営は大丈夫なのか。

【資本金】 13億3882万66円


プロサッカークラブをつくろう! EU 1890 ドイツ編

2018-10-22 17:30:00 | 日記

 次世代の皇帝バウアーの入団会見が行われた。背番号は大きいのしか空いていなくて、フランス編を通じてから今までつけてない45番とした。皇帝の入団会見はスケールも大きく、スター選手としてスラマー監督と1対1での特別会見となった。これには、ヴァントも驚き半分、当然かといった気持ちが半分だった。何せ今までこんな入団会見を開いたことが無いのだから。

 バウアーの入団会見後すぐにスラマー監督はセネガルのダカールへとキャンプに向かう。テーマは連携にした。当然バウアーも連れて行くことになる。

 その一方で、SCベルリンにも動きがあった。エストデーラがニエミを獲得したのである。ニエミはフィンランド代表GKでイングランド1部を主戦場としており、そこで下位に沈むクラブの救世主として貢献してきた。昨季リーグ11位のSCベルリンにしてみれば、うってつけの選手と言っていいだろう。

「今日はここでニエミ選手の入団を発表する。前回のマンシャフトの補強に対抗して、我々も即戦力を獲得した。マンシャフトがクラブを強化すれば、我々は更に上を行く。我々のクラブがマンシャフトに遅れをとることは絶対にないということが、これで再確認されただろう」

 さすがに冷静なレティシアも、これを見て怒っていたが、ヴァントは平然としていた。

「いや、バウアー以上の戦力なんて考えられない。大丈夫だよレティシア、遅れどころか、まだまだ我々が先を行ってるさ」

 セネガルでは地元ジャンヌとのプレシーズンマッチが始まる。控え組が主体となるが、バウアーがスタメンで、しかもいきなり主将として出るのだ。それだけでなく、FKとPKなどもスラマー監督は全て任せている。バウアーの他には普段ベンチに入ることも無い選手ばかりだ。これにはスタジアムの観客も注目。皇帝はどんなプレイを見せるのか。

 早速、バウアーが魅せる。相手の決定的な場面を冷静にカットしてボールを前線に繋いだ。そして、右サイドハーフに入ったマーク・スタインがゴール左上にシュートを決める。バウアーの効果は凄いのか、ユングニッケルもシュートを決めて差を広げる。守っては相手のクロスをバウアーは難無くカット。ジャンヌのショートコーナーもヘッドでクリアするなど、安心して見ていられた。

プレシーズンマッチ

ジャンヌ 0-3 マンシャフト

(得点) 14分 マーク・スタイン(マンシャフト)

     35分 ラルス・ユングニッケル(マンシャフト)

     90分 ヤン・バーデ(マンシャフト)

 控え主体とは言え、これだけやれたのは大きい。MOMは初期メンバー最後の1人、ロベルト・バスラーが選ばれた。

【基本情報】  来場者数 14948人

 ワールドクラブカップで苦戦したカイロとの試合はヨーロピアンリーグ予備予選の調整のためにベストメンバーで臨む。その中で主将はイェレミースではなくバウアーだ。その結果、スタメンを外れたのはアレクサンダー・クリズペラである。

 スルーパスを通されたが、バウアーは一歩も動かない。

「よし、先制のチャンスだ」

 カイロの選手がシュート態勢に入った時に笛が鳴り、オフサイドの判定だ。

スラマー監督「なんて奴だ、本当に19歳か。オフサイドになるって分かってて動かないなんて、普通はできるもんじゃない」

 前半は0-0だったが、シュート数1-6、ボールポゼッション38-62とマンシャフトが有利に試合を進めている。

プレシーズンマッチ

カイロ 0-0 マンシャフト

 しかし、決定力不足が祟ってスコアレスドロー。点が取れなければ、守りが固くても仕方が無い。

【基本情報】  来場者数 15776人

 ダカールキャンプより戻り、連携をテーマにすると、まずまずの内容。


プロサッカークラブをつくろう! EU 1889 ドイツ編

2018-10-21 17:30:00 | 日記

 マルクス・バッベルはアーレンに選手としてではなくコーチとして(ゲーム上ではない)在籍しているらしい。タルナートの盟友ムニル・ドナートはタルナートの引退に倣うように引退した。フュルトのクリスティアン・プレルもいなくなっている。ミヒャエル・ゴルツは36歳でもドレスデンで今季もレギュラーとして出場する見込みだ。

 ユングニッケルが主将としてD.ブカレスト戦に出場。それでも、控え組が主体で試合に臨んだ。いきなりPKを与えてピンチを迎えるが、ポストに助けられた。相手はドイツ2部で下位レベルだが、控えで経験の無い選手たちは動きが固くてシュートに持ち込めない。後半はユングニッケルからフライスに交代して主将マークを引き継ぐ。

プレシーズンマッチ

D.ブカレスト 0-1 マンシャフト

(得点) 54分 ニコ・フローマー(マンシャフト)

 フローマーがシュートを決めて、これが決勝点に。実力の差で順当勝ちといったところだ。

【基本情報】  来場者数 11700人

 そして、翌日。スカウトのクリスティアン・ヤーンからメールが来ていた。

「再交渉の甲斐あって、レバークーゼンは移籍金55億円でバウアー選手の完全移籍に合意しました。近々、バウアー選手と契約内容についてのお話をしていだたく事になりますので宜しくお願いします」

 つまり、バウアーとの交渉にまでこぎつけたのだ。ヴァントはホッとして、次世代の皇帝との交渉の場に赴く。

(契約交渉)

 DF バウアー(19) 年棒高騰は覚悟していたが、4年契約希望で妥当年棒は1億700万円だった。皇帝と呼ばれるドイツが生んだ史上最高のリベロで、正確な技術と戦術眼を備えて司令塔として攻撃陣を操る。熱い闘志を胸に秘めた真のリーダーとなる男だ。スカウトの予想上限でも1億2800万円である。よく見ればパラメータこそマンシャフトのレギュラークラスであるものの、感じ的に現状で世界レベルだ。

 ヴァントは4年契約を提示し、年棒を1億2000万円で提示する。

「契約成立ですね。これから宜しくお願いします」

 すんなり了承した。これが本当に皇帝と呼ばれる男なのか。ヴァントは少し拍子抜けした。そして、移籍金55億円をレバークーゼンに支払うと、資本金は85%も減って10億円を割ってしまう。

【資本金】 8億8317万466円

 ヴァントは覚悟した。

「さぁ、これからは人事改革だ。もしかしたら、メッツェルダーを手放すことになるかもしれん・・・。だが、バウアーにはそれだけの価値がある。後悔は無い」

 そして、ルーマニアでのキャンプも大詰めとなり、今度はD.ブカレストより格上のR.ブカレストとの対戦を迎える。実力的には1部降格争いをするくらいか。今度はベストメンバーで臨む。

 押していたのはマンシャフトだが、シュートを外す場面が多い。次第にR.ブカレストも攻めるようになってきた。よく考えればマンシャフトは1部下位のチームにも1-0で辛勝とか珍しくなかった。それでもリーグ3位になり、ヨーロピアンリーグに出場できるかもしれない。予備予選で敗れてもヨーロピアンカップに出場できるが、それでいい訳ではない。バウアーも入ったし、欧州の頂点を今季獲るチャンスなのだ。

 前半は0-0で決定力不足が露呈。しかし、後半に入るとマンシャフトが素早いパスワークからフライアーのクロスをユングニッケルがヘッドで決める。

プレシーズンマッチ

R.ブカレスト 0-2 マンシャフト

(得点) 50分 ラルス・ユングニッケル(マンシャフト)

     89分 ニコ・フローマー(マンシャフト)

(警告) 47分 ヴァレンティン・ネグル(R.ブカレスト)

     74分 イオヌト・アリン・ラダ(R.ブカレスト)

 終盤に途中出場のニコ・フローマーも切り込んでゴールを決めた。

【基本情報】  来場者数 14866人

 こうして、ブカレストでのキャンプが終わり、充実した内容となった。


プロサッカークラブをつくろう! EU 1888 ドイツ編

2018-10-20 17:30:00 | 日記

2011年7月

 今季も、まずはメインスポンサー契約からだ。21フレッシュマーケットは契約金33億円は有難いが、条件が今のマンシャフトには、まだ厳しい。2番目に契約金の高いフェルナルフーズも条件はあるものの、トップリーグ残留なら今のマンシャフトは問題無いので契約。13億3100万円の契約金を14億円で交渉して成功。2年契約を結んだ。サブスポンサーはスタジアム建築の関係で今季は4社だけだが、ヴァントは問題無いと考えている。サプライヤーはピノンが新しく参入して契約金も1億3200万円とランドンより5000万円以上高い。迷わずピノンを選んで3年契約を結んだ。北中米が誇る、世界最大規模のスポーツブランド。斬新なデザインで、全世界の若者から絶大な人気を集めているらしい。

 シャツは最初に設定された柄選択24のままにした。

 結局スポンサー合計入金金額は19億1920万円と20億円に僅かに届かず。

【資本金】 65億3832万4633円

 背番号はイェンス・イェレミースを16→13、マーク・スタインを19→17、マルク・アンドレ・クルスカを23→20に変更。

 主将だが、候補は5人いる。シェファー、フォルツ、イェレミース、フライアー、メッツェルダーだが、この中から経験が一番豊富でタルナートと同い年のイェレミースに任せることにした。

 年間広告費を2億4000万円から50%増の3億6000万円とした。チケット料金は前年より400円増の4800円とする。シーズンチケットは前年より1000枚増の4700枚を販売予定。

 Eary Elettricoさんのお陰でトリノ(イタリア)が新たにキャンプ地として使用できることになった。

 今季はキャンプを2ヶ所で行い、その後にヨーロピアンリーグ予備予選に臨む。キャンプは組織力向上でダカールとルーマニアのブカレストに行くことにした。ブカレストは4709万2500円、ダカールは8694万円の費用が掛かる。

【資本金】 64億429万2133円

(入団)

 DF ニルス・カウフマン(21) 169㎝、68kg 背番号19

  小柄だが、両サイドとセンターバックをこなせる器用さがあり、バイエルン連覇の一員で優勝の味を知っている。

 GK ロベルト・エンケ(33) 185㎝、83kg 背番号12

  昨季は最終節でゲルゼンキルヘンを完封し、ハノーバーの1部残留を置き土産に入団してきた。

 どちらも世界十分レベルだ。

 最初はブカレストでキャンプ。中盤の組織力がウリなので、戦術重視をテーマにした。

 そして、スカウトのクリスティアン・ヤーンからバウアー獲得の返事が来た。ヴァントは、また空振りかと思ったが、いつもと様子が違う。ヤーンのメールには次のように綴られていた。

「レバークーゼン(ドイツ)は、バウアー選手を完全移籍で放出する気はないようです。私としては、47億1000万円から68億6000万円前後が移籍金の相場ではないかと考えています。再度、妥当な移籍金を提示すれば、放出を考えてくれるかもしれません」

 ヴァントは驚いたと同時に感心した。これが低いメールの効果なのかと。確かに前回はスカウト最低予想額が45億円くらいでヴァントは44億円で提示していた。だが、なぜもっと早くそのような返事にならなかったのか。こんなことならスタジアム建設に踏み切らなかったのに・・・。スカウトの範囲で上限が68億円では資本金マイナスでゲームオーバーだ。もうすぐ、シーズンチケットの前収入が入って来るし、68億円は無理だが、中間の57億8500万円・・・それも厳しい。こんなチャンスは滅多に無く、ここで外してしまったら、次はいつになるか分からない。今までの傾向からしたらジリ貧で赤字寸前になってしまう。それに、バウアーの年棒は3億円どころの話ではないかもしれない。55億円なら10億円弱残って何とかなるかもしれないが、確実性に乏しい。とは言っても、スカウトの範囲内じゃないか。無理はできないし、55億円を提示した。

 世界クラブランクは206位と今回はあんまり上がっていなかった。欧州リーグランクは5位と変わらない。試合数が少ないのが原因なのだろうか。

 グッズはサポート旗(小)、半袖ユニフォーム(ホーム)、ロゴ入りボールを各5000個、イヤーブックを2000個販売する。

【資本金】 63億8317万466円


プロサッカークラブをつくろう! EU 1887 ドイツ編

2018-10-19 17:30:00 | 日記
【2010-2011シーズン終了報告】
【収入】 スポンサー料 13億7110万
     入場料    21億7224万4800円
         (シーズンチケット料) 2億7676万
         (チケット料) 18億9548万4800円
     賞金       28億2500万
         (勝利ボーナス)  7億1000万
         (順位賞金)  21億1500万
     施設関連利益   6億4289万4000円
         (グッズ収入)     1億6251万433円
         (スタジアム関連収入) 4億8038万3566円
     移籍金      1億2000万
         (移籍金) 1億2000万
     その他収入  1億
【支出】 施設関連費  42億1680万
         (スタジアム購入・改築)38億5000万
         (施設維持費)     3億6680万
     人件費    31億9260万6666円
         (ユース維持費)    5694万
         (選手年棒)     22億5966万6666円
         (監督年棒)     3億6800万
         (コーチ年棒)    2億8400万
         (ユース監督年棒)     1700万
         (スカウト年棒)   2億700万
     宣伝広告費  2億4000万
     その他支出  4億9万9400円
         (試合運営費)    2億4427万7733円
         (キャンプ運営費)   8694万
         (その他臨時支出)   6888万1666円
【合計】        -8億1826万7266円
 
 クラブ成績は23勝11分5敗と負け数が少ないのは良かった。来季は引き分けを1桁にしたい。
 
 ラルス・ユングニッケルが22得点で2位マカーイに6点差をつけて2年連続リーグ得点王。一方でフライスは8得点と2桁得点に届かなかった。トレコフが8アシストでリーグ5位タイ。ベストイレブンにはGKラファエル・シェファーとFWラルス・ユングニッケルが選ばれている。ユングニッケルは22得点で欧州でも3位タイにランクアップされている。

(引退)

 MF リュディガー・タルナート(35) マンシャフト在籍5年

  マンシャフト初期からのメンバーで長く主将としてチームを纏め上げたリーダー。ポジションは右サイドハーフでオフェンシブハーフとボランチもこなせる器用さを持つ。柔軟性も高く、SCベルリン戦ではGKがエリアから飛び出しているのを見てロングシュートを決めた。点を取るよりアシストすることが多いが、バイエルン戦で1得点を上げている。闘志の高さ故に退場も4回と多かったが、衰えても途中出場して主将マークを付けて試合を締めることも多く、チームの躍進に貢献した。来季よりチームスタッフとしてマンシャフトに携わる。

(リーグ通算) 132試合3点19アシスト MOM1回、警告5回、退場4回

(カップ通算)   10試合1点1アシスト

(欧州通算)      1試合0点

(その他大会)   12試合0点4アシスト

(総合通算) 164試合4得点27アシスト MOM1回、警告5回、退場4回

 そして、早坂美里が深刻な表情でヴァントに退職を申し出た。

「ヴァントさん、ちょっとお話があります・・・事情があって、退職を考えているのですが・・・。ヴァントさんさえ良ければ、本日をもって退職させていただきたいと思います。自分なりに色々と悩んだ末の結論です。よろしいでしょうか?」

 ヴァントは少し驚いたような素振りを見せたが、ある程度は想定していたことだ。美里は5年間もよくマンシャフトのために仕事をしてくれた。普通なら引き留めるのかもしれないが、これ以上、自分の夢に突き合わせることもないだろう。そう考えて美里の退職を承諾した。

「ご承知いただき、ありがとうございます。ヴァントさんのことも、そして勿論、マンシャフトのことも、ずっと応援しております。いままでお世話になりました。ありがとうございました」

 ヴァントは今まで有難うとお礼を言って、美里に優しく微笑みかけた。

「私の最後の仕事になりますが、私が推薦する次の秘書を何名か紹介させていただきます」

 それを聞いたヴァントは、感心するように相槌を打った。

「どの方も有能ですので、きっとヴァントさんのお役に立てると思います。それでは失礼いたします」

 ヴァントは美里にリストを渡される。そこには3人の候補がいた。イギリス、フランス、スペイン・・・か。ドイツ国籍の秘書はいないことを残念に思ったが仕方が無い。その中でも自分の右腕となってくれそうな印象のレティシア・トゥリーナを新秘書として迎えることにした。あまり多くを語らない知的そうな印象である。

 こうして5年目のシーズンを終えた。


プロサッカークラブをつくろう! EU 1886 ドイツ編

2018-10-18 17:30:00 | 日記

 ヴァントはトーマス・クレセナーと2度目の交渉をしていた。2年で前回より1000万円増の1億9000万円で怒っていたからヴァントは2億円を提示すると、何とか納得してくれたようだ。

【2010-2011成績】

  1 GK ラファエル・シェファー(30)  34試合0点

12 GK シュテファン・ヴェヒター(31)   1試合0点

22 GK レンジング(25)        出場なし

  2 DF モリツ・フォルツ(26)     34試合0点

  3 DF メッツェルダー(29)      34試合2点1AST

  4 DF アレクサンダー・クリズペラ(33)33試合1点1AST

  5 DF トーマス・クレセナー(33)     3試合0点

14 DF ロベルト・バスラー(30)    出場なし

21 DF ベンヤミン・ベルク(19)    出場なし

24 DF カイ・ガイスラー(20)     10試合0点

29 DF ヘイコ・ブツチャル(29)    14試合0点1AST

  6 MF マルティン・ベック(25)    34試合1点

  7 MF レネ・トレコフ(30)      34試合3点8AST

  8 MF ヤン・バーデ(26)       32試合1点3AST

10 MF パウル・フライアー(30)    25試合1点4AST

15 MF マルクス・フリック(29)    出場なし

16 MF イェンス・イェレミース(35)  34試合1点1AST

17 MF リュディガー・タルナート(35) 17試合1点1AST

19 MF マーク・スタイン(25)       6試合0点

23 MF マルク・アンドレ・クルスカ(22)出場なし

25 MF ダニエル・ブリンクマン(24)    2試合0点1AST

  9 FW  ラルス・ユングニッケル(28)  34試合22点4AST

11 FW  セバスティアン・フライス(25) 33試合8点6AST

18 FW  ニコ・フローマー(31)       3試合0点1AST

 年棒300万男、トルステン・シューマンは今季もイングランド2部のハルに在籍して未出場。デュースブルクのピョートル・ブランクは10試合出場で出番を増やした。マインツのアンドレ・カイザーは逆に5試合の出場に終わり、出番を減らしている。アーレンに今年より移籍したマルクス・バッベルは16試合出場1得点1アシスト、ダニエル・バックハウスは3試合だけの出場に終わった。タルナートの盟友ムニル・ドナートはブルクハウゼンで31試合出場して途中出場が多かった。ドレスデンのミヒャエル・ゴルツはスタメンで全38試合出場して5得点と35歳にして一番活躍した。フュルトのクリスティアン・プレルは5試合出場と相変わらず機会に恵まれない。パーダーボーンのマリオ・マーシャルは3試合だけの出場で不満は相当なものだと思うが、今シーズンで3年目の在籍となる。ウンターハヒンクのローラント・ブルマーは16試合出場とそれなりに出ている。グラッドバッハからスペイン1部のオサスナに移籍していたデニス・ベーエは4試合出場でドイツ、スペインの1部リーグを経験。オランダ1部のデンハーグで2年目のシュテファン・ショーバーは21試合出場2アシストと活躍してデンハーグを1部11位の健闘に貢献した。

【2011年6月末収支報告】
【収入】    グッズ        91万5166円
【支出】    選手人件費   1億9608万3333円
        スタッフ人件費    7175万
        施設維持費      2250万
        ユース維持費       494万2500円
        広告費        2000万
【合計】            -3億1436万666円
【資本金】 46億1912万4633円
【2011年6月収支報告】
【収入】    施設関連利益  91万5166円
         (グッズ収入)     91万5166円
         
【支出】    施設関連費  38億7250万
         (スタジアム購入・改築)38億5000万
         (施設維持費)      2250万
        人件費      2億7277万5833円
         (ユース維持費)      494万2500円
         (選手月給)   1億9608万3333円
         (監督月給)           3066万6666円
         (コーチ月給)        2366万6666円
         (ユース監督月給)  141万6666円
         (スカウト月給)   1600万
         宣伝広告費     2000万

【合計】         -41億6436万666円


プロサッカークラブをつくろう! EU 1885 ドイツ編

2018-10-17 17:30:00 | 日記

 2010-2011シーズンの戦いが終わった。来季より加入するハノーバーGKロベルト・エンケは最終節でゲルゼンキルヘンに1-0で勝ち、15位で1部残留を決めた。ドイツ2部はフライブルクが優勝し、1年おきでここ5年のうち3回優勝している。他にはロストック、ボーフムと昨季に降格したクラブがそのまま昇格する形となった。

 ドイツ2部のブルクハウゼンにレンタル移籍しているマルク・アンドレ・クルスカは20試合に出場して1得点。今年より移籍したマルクス・フリックは12試合に出場して1得点1アシスト。

【2011年5月末収支報告】
【収入】    グッズ          829万7800円
【支出】    選手人件費   1億9441万6666円
        スタッフ人件費    7175万
        施設維持費      3130万
        ユース維持費       494万2500円
        広告費        2000万
【合計】            -3億1411万1366円
【資本金】 87億8348万5300円
【2011年5月収支報告】
【収入】    入場料     1億8006万1200円
         (チケット料)  1億8006万1200円
        賞金      16億8000万
                      (勝利ボーナス)  6000万
         (順位賞金)   16億2000万
        施設関連利益  5626万1266円
         (グッズ収入)      829万7800円
         (スタジアム関連収入)  4796万3466円
                
【支出】    施設関連費     3130万
         (施設維持費)    3130万
        人件費    2億7110万9166円
         (ユース維持費)      494万2500円
         (選手月給)   1億9441万6666円
         (監督月給)           3066万6666円
         (コーチ月給)        2366万6666円
         (ユース監督月給)  141万6666円
         (スカウト月給)   1600万
         宣伝広告費     2000万
         その他支出   2357万2033円
         (試合運営費)  2357万2033円

【合計】         15億7034万1266円

2011年6月

 第2GKレンジングがドイツ代表に選ばれて招集される。

 6月中旬、ヴァントは今のスタジアムを中規模から大規模にすることを会議で発表した。

「ここ1年、バウアー獲得をレバークーゼンにお願いしましたが、一度も首を縦に振ってくれることはありませんでした。バウアーの移籍金相場も把握しましたし、このタイミングで大規模スタジアムの建設に踏み切っても問題無いと判断しています。それから、この後にフリー移籍選手の検索をしてみたいと思います。まだ獲得の価値があると思った選手がいれば、これから声を掛けるつもりだ」

 フリー検索をかけたところ、まだ36人もいた。だが1人も獲得に踏み切る選手がいないので、自クラブで唯1人契約更改していないトーマス・クレセナー選手と交渉することにした。

(契約更改)

 DF トーマス・クレセナー(33)

  1年・1億8000万→2年希望・妥当年棒1億7100万円→2年・1億9000万円を提示したが、合意しかねると怒ってしまった。

 クレセナーとの交渉に失敗したが、ヴァントは気持ちを切り替えて大規模スタジアムの建設に踏み切る。費用は38億5000万円で、維持費は月1500万円。完成予定は約3か月後で9月初旬になりそうだ。最大収容人数は今のスタジアムより5000人多い30000人。

【資本金】 49億3348万5300円